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2022-08-11 04:05

「アリのかぞく」~世の中にあふれる不思議

アリは子供たちにとって最も身近で最初に関心をもつ昆虫です。幼い時期から地面に動く黒い点を目で追い、手で触れたり追いかけたりして関わっていきます。

平成29年に福音館書店から科学絵本として刊行された『アリのかぞく』(島田拓文、大島加奈子絵)は、1匹の女王アリが家族を作るところから描かれます。

【語り】相川由里


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絵本と歩むス世の中にあふれる不思議ス
アリは子供たちにとって最も身近で、最初に関心を持つ昆虫です。
幼い時期から地面に動く黒い点を目で追い、手で触れたり追いかけたりして関わっていきます。
平成29年に福音館書店から科学絵本として刊行された「アリの家族」
島田拓文・大島かな子絵は、一匹の女王アリが家族を作るところから描かれます。
黒王アリの女王アリが公園の地面に巣を作り、卵を産みました。
女王アリは卵を培菌から守るために舐めたり、自分の体に貯めていた栄養を吐き出し、幼虫に口移しで与えたりして世話をします。
こうして働きアリが誕生すると、今度は働きアリが女王アリや卵の世話をして巣を広げていきました。
ところが巣が硬い土や石に囲まれていたため、アリたちは卵や幼虫をくわえ、女王アリを案内して新しい巣に引っ越します。
働きアリが誕生して1年がたったころ、家族は100匹くらいまで増えていきます。
女王アリは20年近く生きて卵を産み続け、アリの家族は力を合わせて生きていくのです。
アリの姿や営みが観察を通して丁寧に、緻密に描かれています。
この本を読んだ子どもたちは、地面の断面の描写に関心を持ちました。
土の中はこんな風になってるんだ、と見えない世界を面白がりました。
女王アリはお母さんだったんだ。みんなで助け合って暮らすんだね、とアリの営みを自分たちの暮らしと重ねていきました。
支え合う小さな命の営みに大人も驚かされます。
でもお父さんがいないのになんで卵が生まれるの?と子どもから新たな問いも生まれました。
生き物独自の方法で命を受け継いでいくことは子どものみならず大人の知的好奇心を刺激します。
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この世の中はたくさんの不思議に満ちあふれていることに気づかされる一冊です。
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