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マイクロソフトの製品や技術を楽しく、分かりやすくお話しするPodcast番組、WoodStreamのデジタル生活です。
第632回目の配信になります。お届けしますのは木澤です。よろしくお願いします。
はい、今週もお聞きいただきありがとうございます。この配信は、クラウドファンディングキャンパーへのコミュニティにより、皆さまもご視聴いただいて配信しております。
今回、メセリさん、ホワイトカラーさん、はじめ合計9名の方にご視聴いただいております。ありがとうございます。
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ということで、第632回目、ブログだと何回目か分かりませんけども、配信、またYouTubeとPodcastを同時収録させていただいております。
今週はですね、マイクロソフトが開発者イベント、ビルドというのを開催しました。
ちょっとこの内容についてお話をしたいと思っております。
マイクロソフトは毎年この時期にビルドという大規模な開発者向けのイベントを行います。
Appleで言えばWWDCみたいな感じなんですけども。
かといって新型サービスの発表があるとか、そんなことはないんですね。
本当に重点的な開発関係の発表ということになります。
マイクロソフトはこれ以外にイグナイトというインフラ系だとかOA系だとかというようなイベントがあったりとか、
いろんなイベント、もちろんサービスの発表イベントもあるんですけども、やっぱりマイクロソフト的には一番大きなイベントかなと思っております。
実際ビルド自体はですね、マイクロソフトのサイトの方でアーカイブとしても見ることができますので、
このサティアナデラのおじさんの基調講演とか聞くこともできます。
いろいろお話があるんですけども、今回私の方からお話をさせていただこうかと思っているのは、
開発系のDevBoxとARMのネイティブ対応の話とか、
あとですね、ちょっとハードウェアが一個発表されているんですね。
プロジェクトボルテラ、呼び方っているかなと思うんですけどプロジェクトボルテラとかにですね、
ドットネットマウイというやつの正式発表がありました。
これ以外にもですね、ネタはあるんですが、
まずその準備に時間がかかる、本当に最初のビルドを作るところまでに結構手間がかかって、
そういったね、もっとすぐに取り掛かる環境を用意したいなっていうのはあると思うんですが、
そういったね、マイクロソフトはこういった状況で、すぐにですね、
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このマイクロソフトが、これクラウドベースのWindowsなんですが、
もう全部パッケージングされているという状態。
ビジュアルスタジオとかいろんなツールとかでも、
Windowsごと全部セットで用意してすぐ使えますよというものがDevBoxになります。
実際これ、クラウドとかでも使うことになるんですけども、
これはマイクロソフトの言葉をそのまま使いますと、
マイクロソフトのDevBoxを使うと、
開発者は自分だけが傷つける行動に集中できるため、
ワークセッションの構成やメンテナンスを禁止せずに、
必要なツールやリソースに簡単にアクセスすることができます。
開発チームは特定のプロジェクトやタスクに対して、
開発ボックスを事前に、これ開発ボックスの役者のDevBoxですね。
事前に構成して、開発者が数分でアプリをビルドする環境を
利用することができると。
するとですね、このDevBoxのオーナー、
Windows 365というのを活用しているので、
WinTuneとかいった管理の仕組みとか、
エンドポイントマネージャーとかの仕組みを合わせて、
統合的にビルド、あとセキュリティにも守られたものを
用意しますということになります。
実際そのDevBoxそのものはですね、
プライベートプレビューということで、
ごく一部の方が試しているんですが、
数ヶ月後にパブリックプレビューとして
公開されるということになっています。
正式リリースはその後ということになるんですが、
実はこのプライベートプレビューの申し込みというのも、
リンクを押すとですね、
まだ申し込みができる状態になっていますので、
実際開発者の方がまず、
これからの、どういった形で使えるのかというのと、
あとはこれからどうしてほしいというフィードバックを
するためにもですね、用意されていますので、
ぜひその開発者の方で興味がある方はですね、
このプレビューの申し込みね、
されるといいんじゃないかなと思っています。
確かにこの開発環境をこうやって用意するのって、
まあ大変ですよね。
私もその、実際私のコードを書くということは
あまりなくなっちゃったんですけども、
じゃあ準備します、
パソコン用意してたっけ、
ビジュアルスタジオ入ってたっけとかね、
あれがいるんだっけ、これがいるんだっけとかね、
まあそんなことでいろいろ悩むとかね、
準備に時間がかかるということもあるし、
中には開発環境を壊しちゃいました、
というケースもあるんですよね。
いろいろ開発案でいろいろやるんで、
そういうところで開発環境を壊してしまったところで、
すぐ復旧して、
コードを書くとかっていう作業に戻れるかっていう時間を
できるだけ短くするっていうのでもね、
こういったデブボックスっていう提供の仕方は
すごくいいんじゃないかなと思っています。
とにかくWindowsごと、開発環境ごと、
丸ごとセットでマイクロソフトが用意して
すぐ提供できるというものがデブボックスになります。
そしてですね、次の話なんですが、
ARMネイティブのアプリケーションの展開ということも
発表しています。
ARMプロセッサーっていうとね、
Surface Pro Xのシリーズになるんですけども、
Surface Pro Xというかね、
ARM版のWindows11とかなんですが、
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今やっと使えるようになりましたけど、
IntelのコードをARM上でエミュレーションして
動かしているということで、
それでIntelのコードを動かせるっていう仕組みになっているんですね。
ところが今まではですね、
32ビット版のIntelコードでしか動かすことができなかったんです。
やっと今Windows11で60ビットのコードが動かせるようになったんですが、
それまでですね、
例えばVisual Studioについてもそうなんですが、
最新のものを使うとしても、
最新どうだったかな、
60ビットネイティブになったのはつい最近なんですけどね、
いろんなコードは、
まず32ビット版を持ってきて使うってことをしてたんです。
もちろんARMプロセッサーネイティブに
作られたものだったらよかったんですけども、
結構ですね、
32ビット版を使っているってケースがあったんですね。
今回そのマイクロソフトは、
このARMプロセッサーの開発環境周りで、
これをARM1ネイティブにしました。
具体的には今スナップドラゴンで動かす形になるんですけども、
今回そこで発表になったのは、
フルバージョンのVisual Studio 2022と、
あとVisual Studio Code、
これをARMネイティブにしました。
それとVisual C++、
.NET 6とJavaですね。
あとは昔からの.NETフレームワーク、
そしてWindows Terminal、
DOSMADもすごいいいやつですけども、
Windows Terminalと、
あとはこれLinuxですね、
WSL、Windows Subsystem for Linuxと、
W3って言うとWindows Subsystem for Androidですかね、
これがLinuxもAndroidの環境も
エミュレーションでARMネイティブで動かせるようになりました。
これで開発環境で結構Surface Pro Xで、
やっぱりARM1のコードを開発したい、
評価したいっていう時にはね、
やっぱりSurface Pro X使ってる方、
私の周りにも何か言う方いるんですけども、
そういった方がエミュレーションで我慢して
32ビット版使ってるんじゃなくて、
これからはARMネイティブで使えるということになりますので、
やっぱりパフォーマンスも上がるんじゃないかと思いますね。
Macで言うとロゼットみたいなことやってるんですけども、
結構アプリの立ち上がり遅いんだよね、
Visual Studioとかって言ってましたけど、
今回これでARM完全対応になることで、
結構パフォーマンスが上がるんじゃないかなと思っております。
ということで高尾さん良かったですね、
っていう感じなんですけども、
そういったことがありまして、
これからもARM版の開発環境っていうのも、
結構マイクロソフトがやる気だなと思っております。
だからSurface Pro Xでちょっとパフォーマンス的な話はしてたんですけどね、
これからまだまだやっていくのかなっていう感じがしてます。
Surface Pro Xは多分次にですね、
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スナップドラゴン8CXの第三世代を搭載した、
多分マイクロソフトSQ3になるか分かりませんけども、
そういったプロセッサーを搭載したものが、
おそらく出てくるでしょうから、
ここら辺はですね、
ARM版のWindowsっていうのもね、
今後ちょっと注目していきたいなと思っております。
次の話ですね、
マイクロソフトが新しい開発プラットフォーム、
プロジェクトボルタルの発表をしました。
マイクロソフトの方も、
今YouTubeの方にね、
イメージのビデオっていうのが、
発表のイメージのビデオが流れてるんですけども、
マイクロソフトはかっこいいですよね、やることがね。
Surfaceシリーズからのイメージのビデオってすごくかっこいいんですけども、
なかなかアプリに負けないくらい素晴らしい。
私もこれだいぶ好きな感じするんですけども、
こちらはですね、
NPUってスナップドラゴンを使った開発プラットフォームです。
見た目ね、Mac miniにちょっと色を変えて、
Windowsマークを入れただけじゃないかっていう、
そんな感じがするんですが、
これ、ニューアルプロセッシュミニとNPUというのを搭載した、
そしてCPUはスナップドラゴンを、
ARMベースのスナップドラゴンを搭載した、
パソコン、パソコンになりますというか、
開発プラットフォームになります。
実際もうUSBのポートとかLANのポート、
あとはUSBタイプA、タイプCのポートですね、
搭載をしたというもので、
本当に開発者向けのものになりまして、
ピザボックスみたいなのを積み上げることでですね、
複数のマシンを動かすっていうこともできるので、
それによって台数を増やすと、
それなりの効果があるんじゃないかなっていう、
使い方もあるかもしれませんけども、
そういったハードウェアが発表になりました。
実際このNPUというニューロルプロセッションに
搭載するとどういったことができるか、
強くなるかっていうと、
フェイストラッキングですね、顔の追従だとか、
あと音声認識、あと音声の、
しゃべることもそうでしょうけど、
そしてノイズ除去ですね、
あとは高解像度の処理だとかですね、
そういった処理にも活用できるということで、
特にAI系のこともできるんですけども、
このNPUというのは、
マイクロソフトはこれからはどのパソコンにも、
パソコンというかですね、
どのデバイスにも搭載されていくでしょうということで、
会社の方にもこのNPUを使った
開発を進めてもらいたいということで、
発表をしています。
先ほどちょっと実際、
ハード的な仕様の話をしましたけども、
発表ではそのスナップドラゴンの
ARMプロセッサーを乗っけてものになるとか、
あとはそのNPUを搭載しているということのほかにですね、
インターフェースとしては、
背面に有線LANポート、
あとミニディスプレイポートですね、
あとUSBタイプAのポートの3個、
そして側面にですね、
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USBタイプCを2個搭載しているというところでね、
結構いろんなものがつなげるようになっているかなという、
そんな感じがしています。
具体的な細かな話はね、
まだ発表されていないところもあるんですけども、
おそらくその開発者向けに出てきて、
これがサービスとなって登場するというのが
いつかあるかというとわからないんですけどね。
確かに開発者向けのプラットフォームって結構出てるんですよ。
例えばARMベースのWindowsマシンというのもね、
デスクトップで使える小さいデスクトップマシンとかも
開発者向けに出てますのでね、
これがその製品化で出てくるかというと
ちょっとこれはわからないところもあります。
でもこの興味あるのは、
ピザボックスというか、
Mac miniのような大きさで
Windowsマシンを実現してるって。
これインテルに乗っけていいんで、
これ売ってくれませんかねって。
サーフェイスデスクトップ。
ちょっとダサいな。
そんな名前で出て欲しいなと思うんですけどね。
そういったところがあってね。
やっぱりでもこれもARMマシンなんですね。
ARMアーキテクチャなんですよね。
結構今回、
マイクロソフトってARMを意識したところも
発表もあるっていうし、
例えばこのプロジェクトVoltaireの発表があったと同時に
ちょっとその前にお話ししました。
いろんな開発ツールがARM向けに
ネイティブに対応しますということで。
もちろんこのプロジェクトVoltaireの中で
Visual Studio 2020もVisual Studio Codeも
いろんなものもARMネイティブに用意されてる
っていう話をしてますので。
結構力を入れてるかなというふうに思いました。
これは私買うことはないと思いますけどね。
こういったデスクトップのシグネットが来てほしいなっていうのに一方
NPUっていうものが見せてくる
これからのマイクロソフトのプラットフォームっていうのを
ちょっと楽しみにしたいなと思っています。
そしてですね、もう一つ。
.NET MAUI、これがバージョン1.0として
正式に発表となりました。
.NET MAUIって何かっていうと
MAUI、マルチプラットフォームアプリUIというものになります。
これね、どういったものかというと
一つのコードを書いたら
WindowsでもMacOSでも
iOSでもAndroidでも
全部共通に動かせますよという仕組みです。
もともとはですね、Xamarinというものがありました。
実際ね、Xamarin.Formsって言い方をしてますけども
これも進化版ということになります。
これは実際開発環境としては
Cシャープを使って
画面デザインはXAMLというものを使って行います。
実際従来のビジュアルスタジオそのまま使いますので
画面にペタペタボタンを貼っていってとかね
その仕組みになるんですが
このXAMLっていうのは
XMLっていう技術の形式があるんですけどね
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それに準拠した形で
ボタンをどこに配置するとか
テキストボックスをどこに置くとかですね
そういった定義をするという仕組みです。
これもずいぶん昔からXAMLということでね
Windowsの開発には使われてたんですけども
これをベースにCシャープで
iOSのアプリもAndroidのアプリも
WindowsのMacも別々に作るんじゃなくて
同時に作れますというものになります。
これがXamarinとして進めていたものなんですが
今回もマイクロソフトは
.NET MAUIということで発表していって
つい今回バージョン1.0正式版になったと思います。
ちなみにXamarinというのはこちらの会社ですね
フェンリルさん
フェンリルさんの名前を聞いたことはあると思います。
例の400社600本以上のアプリを作っている会社ですね。
こちらの会社ね
いろいろモバイル関係の開発というのを
いろいろやられていて
出すモバイル用のアプリが
XamarinとAndroid共通して出しているんですね。
やっぱりこの技術の中で
Xamarinというのも使われているということになります。
フェンリルさん自体
Xamarinの日本発のXamarin認定コンサルティングパートナー
ということもやられていまして
Xamarinって聞くと
フェンリルさんのところだなというところもあるんですけど
こういったところで力を入れていますので
Xamarinの得意な会社が
.NET MAUIもさらに同じように得意なんで
これからも
いろんな開発環境が
マイクロソフトの開発環境を使って
マイクロソフトのブットネットフレームワークとか
C-SHAPとかのテクノロジーを使って
どんどん作られていくのかなと思っています。
結構ね
マイクロソフト開発関係を抑えています。
というところで
業界のこの勢力図の一部を見ると
マイクロソフトの力の利用でも
MacもAndroidも全てサポートする
というところで
いよいよこのMAUIが正式に立ち上がります。
どんどん加速されていくのかなと思っています。
そういうことで
他にもまだギターベースの
コードをAIで自動的に
言語化してくれるものとか
いろんな発表があるんですけども
それをまた追ってお話ができればいいかなと思っています。
そういったところで今回の
マイクロソフトのビルド
前回にもいろいろと発表がありました。
Power AppsとかOneNoteの話とか
ありますので
そこはちょっと
いっぺんに話ができないので
話を調べてからお話ができればいいかなと思っています。
ということで今回は
マイクロソフトの会社イベント
ビルドについて発表された
内容の一部をお話をさせていただきました。
第632回は
マイクロソフトの会社イベント
ビルドで発表があった
ものについてお話をさせていただきました。
今回はちょっと開発系の話が
結構あったんですけども
こういうのがベースになって
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皆さんが楽しめる製品というのが
どんどん出てくるので
こういったのがあるよということを知っておくだけでもいいかなと思います。
はい、ということでまた
いろいろと集めてお話したいと思います。
またよろしくお願いします。