1. 教育カフェテラス
  2. イギリスの学校の9割が禁止!..
2025-04-22 05:20

イギリスの学校の9割が禁止!スマホ持ち込み規制の最新事情

spotify apple_podcasts
今回の「教育カフェテラス」では、イギリスで進む学校のスマートフォン禁止政策について掘り下げます。最新の調査によると、イングランドの学校の過半数が校内でのスマホ使用を禁止していることが判明。教育現場でのデジタルデバイスとの向き合い方、効果的な規制方法、そして日本の教育現場でも参考になるポイントについて分かりやすく解説します。教育とテクノロジーのバランスについて考える貴重な話題をお届けします。

サマリー

イギリスの学校では、スマートフォンの持ち込みが禁止される傾向が進んでおり、9割以上の学校が何らかの制限を設けています。調査によると、スマホ禁止が学力の向上やいじめの減少に寄与していると報告されています。

00:05
こんにちは、みなさん。教育カフェテラスへようこそ。水野太一です。
みなさん、こんにちは。高橋紗友香です。今日も楽しく教育についてお話ししていきますね。
イギリスのスマホ禁止の現状
今日は、2025年4月10日にガーディアン氏が報じた、イギリスの学校でのスマートフォン禁止に関する最新調査についてご紹介します。
ヨーロッパの学校では、スマホ禁止がよく話題になっていますよね。
そうですね。イングランドの学校の実に9割近くが、何らかの形で校内でもスマホ使用を制限しているそうです。完全に禁止している学校も過半数に上るんだとか。
そんなに多いんですね。具体的にどんな風に禁止しているんでしょうか。
主に3つの方法があって、1つ目は朝から下校時まで完全に預かる方法、2つ目はカバンの中にしまっておく方法、そして3つ目は特定の場所以外では使わせない方法です。
なるほど。日本でも預かる方式の学校はありますけど、イギリスではもっと徹底しているんですね。効果はどうなんですか。
調査によると、学力向上やいじめの減少、集中力アップといった効果が報告されているようです。
特に低所得層の生徒にとって効果が大きいというデータもあります。
へえ、低所得層の生徒に特に効果があるんですか。どうしてでしょう。
家庭での学習環境が整っていない生徒ほど、学校がスマホから遮断された学びの場として機能するからだと考えられています。デジタルデバイスへの依存が深刻な問題になっている背景もあるようです。
先生、でも反対意見もあるんじゃないですか。保護者との連絡手段としてスマホは必要だと思う人もいると思うのですが。
確かにその通りです。緊急時の連絡手段としての懸念は常にあります。実際、完全禁止に反対する保護者も3割ほどいるようです。学校側は代替手段を用意する必要がありますね。
スマホ禁止の影響
代替手段としてはどんなものがあるんでしょうか。
よくあるのが校内の固定電話の設置や特別な連絡用端末の用意です。あとは、担任とも直接連絡を密にするという方法もあります。
日本との違いはどんなところだと思いますか。
日本ではまだ部分的に許容している学校が多いですが、イギリスでは全国的に方針を統一する動きが強いですね。教育省が積極的に規制を推奨している点も特徴的です。
なるほど。政策レベルで進めているんですね。日本でも参考になりそうな点はありますか。
スマホ禁止が学力に与える明確な効果は参考になりますね。ただ、日本の場合、防災面や帰宅時の安全面も考慮する必要があるので、単純に真似するのは難しいかもしれません。
そうですね。地震が多い日本では緊急連絡手段としてのスマホは重要ですものね。バランスが難しい問題ですね。
はい。完全な禁止か全面許可かだけでなく、段階的、部分的な規制や使用ルールの教育といった中間的な選択肢も考える必要がありそうです。
生徒自身に考えさせる教育も必要かもしれませんね。スマホの正しい使い方を教える授業とか。
さやかさん、いいポイントですね。禁止するだけでなく、デジタルリテラシー教育とセットで考えることが重要です。イギリスでも規制と並行してそういった教育を行っている学校があります。
先生、実際にスマホ禁止を導入した学校の具体的な変化ってどんなものがあるんですか?
ある学校の事例では、禁止後に生徒同士の会話が増え、廊下や食堂がにぎやかになったそうです。休み時間に外で遊ぶ生徒も増加したとの報告があります。
対面でのコミュニケーションが活性化したんですね。意外な効果です。
そうなんです。デジタルデバイスが減ることで、アナログな人間関係が豊かになるという効果は大きな発見でした。学校生活の質そのものが向上するケースもあるようです。
でも、スマホを使った学習アプリとか教育に役立つ面もあると思うんですけど。
その通りです。禁止すべきかどうかは、教育目的での使用と指摘使用をどう区別するかが鍵になります。教育用タブレットは許可している学校もありますよ。
なるほど。すべてのデジタル機器を否定するのではなく、教育的な使用を認める柔軟さも必要ですね。
はい。テクノロジーは使い方次第ですからね。禁止か許可かの二者択一ではなく、適切な使用を教えることがこれからの教育には求められるかもしれません。
今日のお話を聞いて、スマホ問題は単に学校の拘束の問題ではなく、もっと大きな教育課題なんだと思いました。
そうですね。デジタル時代の子どもの発達や学びについて、社会全体で考えるきっかけになる話題だと思います。
みなさんも身近な学校のスマホルールについてぜひ考えてみてくださいね。
それでは、教育カセテラスを今日もお聞きいただきありがとうございました。また次回もお楽しみに。
05:20

コメント