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教育カフェテラスの時間です。皆さん、こんにちは。水野太一です。
この番組では、教育に関する最新情報や課題、そして解決に向けた取り組みを、皆さんと一緒に学んでいきます。
アシスタントの高橋さやかです。水野先生、今日もよろしくお願いします。
さやかさん、よろしくお願いします。
神奈川県の働き方改革宣言
今日の教育カフェテラスでは、神奈川県教育委員会の、
神奈川の教員の働き方改革加速化宣言についてお話しします。
神奈川県の教員の働き方改革ですか。ニュースで見かけた気がしますが、具体的にはどんな内容なんでしょうか。
はい。今回のテーマは、リシードという教育ニュースサイトの、2025年4月4日の記事を元にしています。
神奈川県教育委員会が、県内の市町村教育委員会と協力して、教員の働き方改革をさらに加速させるという宣言をしたんです。
なるほど。先生たちの働き方改革は、私もすごく関心があります。
神奈川県では、2019年から教員の働き方改革に取り組んできたのですが、まだ長時間労働の先生が多いのが現状です。
そこで、2029年度までに、時間外の在校時間が月45時間、年間360時間を超える先生の割合をゼロにするという目標を掲げました。
それはすごい目標ですね。でも、どうやって達成するんでしょうか。
はい。そのために、業務の削減や見直し、公務のDX加速化、組織的な支援体制の充実、
Key DCAサイクルの構築という4つのポイントに重点的に取り組むそうです。
DXって、最近よく聞きますけど、教育現場ではどんなふうに進んでいるんですか。
いい質問ですね。教育現場でのDXは、例えば、先生方が授業で使う教材をデジタル化したり、事務作業を自動化したりすることを指します。
これまで手作業で行っていたことを、パソコンやタブレットを使って効率化することで、先生方の負担を減らすことができるんです。
なるほど。私も家庭教師のアルバイトでオンライン教材を使うことが増えました。確かに便利で準備の時間も短縮できます。
そうですね。それから、組織的な支援体制の充実も重要です。
先生方が困ったときに相談できる場所を増やしたり、研修の機会を充実させたりすることで、先生方の負担を軽減し、安心して働ける環境を整えることが大切です。
確かに、先生が一人で抱え込んでしまうと大変なことになってしまいますよね。相談できる人がいるというのは心強いと思います。
さらに、今回の宣言では、先生方が今の職場は働きやすい、仕事にやりがいがあると感じる割合を80%以上にするという目標も掲げています。
働きがいを感じられるってすごく大事ですよね。先生が笑顔でいられることが子どもたちにとっても一番いい影響があると思います。
おっしゃる通りです。今回の働き方改革の取り組みは、PTA団体からも支持されているそうです。学校と保護者が協力して、より良い教育環境を作っていくことが大切ですね。
PTAの方々の協力も得られるというのは素晴らしいですね。みんなで一緒に先生たちを応援していくという姿勢が大切だと思います。
はい。神奈川県の取り組みは、全国の学校にとっても参考になる点が多いと思います。先生方の働き方改革は、子どもたちの教育にも大きく影響しますから、これからも注目していきたいですね。
そうですね。私も将来、教員になったら働きやすい環境づくりに貢献できるよう、今回の話を参考にしたいと思います。
ぜひ、そうしてください。さやかさんのような若い世代の先生方が、新しい風を吹き込んでくれることを期待しています。
ありがとうございます。水野先生。
今回のテーマでは、神奈川県の教員の働き方改革についてお話ししました。先生方の負担を軽減し、より質も高い教育を提供するために、今後も様々な取り組みが必要となるでしょう。
今回の話を聞いて、改めて先生たちの働き方について考える良い機会になりました。私も教育実習に向けて、先生たちの残業時間が増えないように頑張りたいと思います。
皆さん、最後までお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。次回の教育カフェテラスでお会いしましょう。