進行:塚越健司
概要
柳瀬博一の「とりあえず働け」は、どんな議論の中で生まれ、なぜいまも記憶されているのか。本田由紀を迎えた2007年の放送を、就職氷河期や非正規雇用という背景とともに振り返ります。西森路代が語る、当時は説明できなかった労働経験の違い。さらに、1時間番組から長時間の対話へと変わった制作の舞台裏や、『働き者ラジオ』から広がる読書の話も。個人の実感と社会の問題を往復する、Lifeの話し方を考えます。
レジュメ
海外での研究生活と重なった20年
2006年に海外で研究を始め、各国を移りながら番組を聴き続けた研究者。ブログと音源が残っていたから、海外でも全回をたどれた。(メール:RN・mojin)
何年か遅れて聴いたコロナ禍やAIの議論が、いまの話に聞こえる。アーカイブを残すことの価値と、同世代の出演者に感じてきた親しみ。
とりあえず働けの前後にあった話
2007年1月27日「『働く』ということ」。本田由紀、鈴木謙介、斎藤哲也、柳瀬博一が交わした議論と、最後のひと言が強く記憶された経緯。
就職氷河期、非正規雇用、やりがい搾取。社会構造への問題提起と、これから働く個人への呼びかけが、同じ場にあった。
長谷川裕Pは、働くことへの不安を抱える学生らのメールに対し、まず経験してみてわかることもある、という応答だったと補足。構造への批判と個人への助言の両方を捉え直す。
いまなら言葉にできる労働経験
西森路代が、別の放送で派遣労働の話を聞きながら涙が出た経験を振り返る。当時うまく説明できなかった、働く環境や立場の違い。
柳瀬は、親と子のケアが重なる現在の生活へ。若い人に向けた言葉が、自分自身の働き方にも返ってくる。
浅野いにお『ソラニン』の時代と、いまの学生の進路観。就職、フリーター、学び直しをめぐる感覚はどう変わったのか。
長く話して 一緒に疲れる
『働き者ラジオ』から渡辺祐真の『Ink and Think』『賀茂川のソクラテス』へ。『はたらく人文知』や、谷川嘉浩・朱喜哲・杉谷和哉『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』に出会ったリスナー。(メール:RN・酔芙蓉)
渡辺はビョンチョル・ハン『疲労社会』にも触れながら、意見が違っても、一緒に話して疲れる時間の意味を考える。
土曜夜の1時間番組から、2007年の月1回の深夜放送、2013年からの隔月放送へ。長い打ち合わせと、タイトルの助詞ひとつにも時間をかける制作の舞台裏。
教養からリベラルアーツ そして人文知へ
池上彰、東京工業大学でのリベラルアーツ教育、3.11後の技術と社会への問い。20年間で使われてきた言葉の変化をたどる。
Twitterや集合知への期待と、その限界を考えた番組の記憶。津田大介らとの議論を、いまの情報環境から振り返る。
『PLANETS』や宇野常寛の「惑星開発委員会」を入口に聴き始めたリスナー。失職したころ、ロスジェネ回のcharlieの言葉が、自分の思いを言語化してくれた。「推し」は森山裕之こと「森山兄貴」。(メール:RN・MCエリンギ)
放送時の選曲
斎藤哲也選曲:チャットモンチー「シャングリラ」。森山裕之が以前の放送で選んだ、時代を捉えた一曲として紹介。
出演:塚越健司(情報社会学が専門。学習院大学非常勤講師)、渡辺祐真(作家)、斎藤哲也(人文ライター)、海猫沢めろん(作家)、速水健朗(ライター・ポッドキャスター)、西森路代(ライター)、工藤郁子(法学研究者/大阪大学特任准教授)、碇雪恵(ライター)、常見陽平(千葉商科大学教授)、柳瀬博一(東京科学大学教授)
2026年10月25日(日) - 放送分
次回の放送(予定) 2026年12月27日(日)
メールアドレス life@tbs.co.jp
HP https://www.tbsradio.jp/life-news/
X https://x.com/Life954
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概要
柳瀬博一の「とりあえず働け」は、どんな議論の中で生まれ、なぜいまも記憶されているのか。本田由紀を迎えた2007年の放送を、就職氷河期や非正規雇用という背景とともに振り返ります。西森路代が語る、当時は説明できなかった労働経験の違い。さらに、1時間番組から長時間の対話へと変わった制作の舞台裏や、『働き者ラジオ』から広がる読書の話も。個人の実感と社会の問題を往復する、Lifeの話し方を考えます。
レジュメ
海外での研究生活と重なった20年
2006年に海外で研究を始め、各国を移りながら番組を聴き続けた研究者。ブログと音源が残っていたから、海外でも全回をたどれた。(メール:RN・mojin)
何年か遅れて聴いたコロナ禍やAIの議論が、いまの話に聞こえる。アーカイブを残すことの価値と、同世代の出演者に感じてきた親しみ。
とりあえず働けの前後にあった話
2007年1月27日「『働く』ということ」。本田由紀、鈴木謙介、斎藤哲也、柳瀬博一が交わした議論と、最後のひと言が強く記憶された経緯。
就職氷河期、非正規雇用、やりがい搾取。社会構造への問題提起と、これから働く個人への呼びかけが、同じ場にあった。
長谷川裕Pは、働くことへの不安を抱える学生らのメールに対し、まず経験してみてわかることもある、という応答だったと補足。構造への批判と個人への助言の両方を捉え直す。
いまなら言葉にできる労働経験
西森路代が、別の放送で派遣労働の話を聞きながら涙が出た経験を振り返る。当時うまく説明できなかった、働く環境や立場の違い。
柳瀬は、親と子のケアが重なる現在の生活へ。若い人に向けた言葉が、自分自身の働き方にも返ってくる。
浅野いにお『ソラニン』の時代と、いまの学生の進路観。就職、フリーター、学び直しをめぐる感覚はどう変わったのか。
長く話して 一緒に疲れる
『働き者ラジオ』から渡辺祐真の『Ink and Think』『賀茂川のソクラテス』へ。『はたらく人文知』や、谷川嘉浩・朱喜哲・杉谷和哉『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』に出会ったリスナー。(メール:RN・酔芙蓉)
渡辺はビョンチョル・ハン『疲労社会』にも触れながら、意見が違っても、一緒に話して疲れる時間の意味を考える。
土曜夜の1時間番組から、2007年の月1回の深夜放送、2013年からの隔月放送へ。長い打ち合わせと、タイトルの助詞ひとつにも時間をかける制作の舞台裏。
教養からリベラルアーツ そして人文知へ
池上彰、東京工業大学でのリベラルアーツ教育、3.11後の技術と社会への問い。20年間で使われてきた言葉の変化をたどる。
Twitterや集合知への期待と、その限界を考えた番組の記憶。津田大介らとの議論を、いまの情報環境から振り返る。
『PLANETS』や宇野常寛の「惑星開発委員会」を入口に聴き始めたリスナー。失職したころ、ロスジェネ回のcharlieの言葉が、自分の思いを言語化してくれた。「推し」は森山裕之こと「森山兄貴」。(メール:RN・MCエリンギ)
放送時の選曲
斎藤哲也選曲:チャットモンチー「シャングリラ」。森山裕之が以前の放送で選んだ、時代を捉えた一曲として紹介。
出演:塚越健司(情報社会学が専門。学習院大学非常勤講師)、渡辺祐真(作家)、斎藤哲也(人文ライター)、海猫沢めろん(作家)、速水健朗(ライター・ポッドキャスター)、西森路代(ライター)、工藤郁子(法学研究者/大阪大学特任准教授)、碇雪恵(ライター)、常見陽平(千葉商科大学教授)、柳瀬博一(東京科学大学教授)
2026年10月25日(日) - 放送分
次回の放送(予定) 2026年12月27日(日)
メールアドレス life@tbs.co.jp
HP https://www.tbsradio.jp/life-news/
X https://x.com/Life954
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