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どうも、なるみです。
どうも、なつめぐです。
こないだ、ラストニュースの話したの覚えてます?
はいはいはい。おすすめの漫画って言ってたんですか?
そう、おすすめの漫画。
書いたのは、ひろがねけんじさんで、島耕作の作者なんですよ。
なので、ラストニュースっていうのは、舞台がテレビのニュース番組の制作班なんですけど、
メディア版というか、報道版島耕作みたいな感じで、めっちゃ面白いという話なんですけど、
それに関してお便り来まして。
お、お便り。
ちょっと読んでみますね。
はい。
ラジオネーム、かいしでんさんから。
かいしでんさん。ありがとうございます。
ありがとうございます。
なるみさん、なつめぐさん、こんにちは。
こんにちは。
いつも楽しく拝聴しています。
以前の放送で、ラストニュースがメディア版島耕作で面白いというエピソードを聞き、
まだ読んでいないのであればお勧めしたいのが、梶龍介の技です。
ラストニュースがメディア版島耕作なら、梶龍介の技は政治版島耕作なのですが、
ラストニュース同様、今読んでもいろいろ考えさせられる深い内容で、
ラストニュース好きならきっと響くのではないかと思いました。
個人的には島耕作より好きなのですが、あまり知名度がないのが寂しいところです。
梶龍介は能力が最初から高いので、女を抱いたら出世した島耕作のような要素がないからかもしれません。
梶龍介をお勧めしたい一人だったので、特に質問がないのですが、
せっかくなので島耕作でお二人の好きなエピソードがあったら教えてください。
ということでした。
はい、かいしぜんさん、ありがとうございます。
ありがとうございます。
このかいしぜんさんは割と広金作品を読んでいるみたいですね。
ラストニュースも読んでいるけど、梶龍介の技がお勧めだということですね。
これ読んだことあります?
梶龍介の技、読んだことない。
これは政治家として登り詰める話だったと思うんですよね。
僕これ前回読んだことないんですけど、ちらっと読んだんですけど。
確かに島耕作よりちょっとマイナーなんですけど、すごい面白い作品だったと思います。
漫画?
漫画、漫画。
へー、ほんとだ、モーニング。
僕もこれね、全ては読み終わってないのでね、ぜひ読んでみようかなと思いますね。
政治版島耕作、だけど女を抱いて出世するわけではないという。
割とガチな人っぽいですね。
梶龍介おすすめなんですけど、せっかくなので島耕作のお二人のおすすめのエピソードがあったらっていう。
なるほど。
なつめさん島耕作読んだことあります?
これがですね、ないんです。
なさそうだよね。
なつめさんのサラリーマンっぽさのなさは、島耕作読んでなさだもんね。
そうなんです。僕はね読んだことないです。
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セレブレーションファックするやつですよね。
簡単に言えばそうですけど、あれはすごい最近なんですよ。
そうなんですか。
セレブレーションファックのイメージがすごい強いですけど、
もっと昭和感がありましたね。昔はね。
読んでないですよね。なんかこういうおじさんが読んでる雑誌のおじさんが読んでそうな漫画。
そうなんですけどね。
僕あんまり僕読んでるのって、この前おすすめしたドクターストーンとかハンターハンターとかワンピースとかってもう少年誌。
島耕作とかはもはや三国誌みたいな古典作品なんですよ。
なるほどね。三国誌と言われれば読みたくなるな。
源氏物語とかカエサルの伝記みたいな、そういうレベルのもはやかつてあった昭和日本のサラリーマンという昔話として、
なるほどね。
古典としてみんな読んでおくべき歴史的な書物。
そう言われると読みたいかも。
資料として読んでほしいんですよね。
その中でも島耕作で好きなエピソードって言うとやっぱ中澤武将さんで僕は。知らないと思うんですけど。
島耕作のすごいところは、初柴田園さんっていう東芝をイメージした超大手電気メーカーにいて、
そういう大きな会社ってどうしても派閥に属して、その派閥の上の人に引っ張られて出世していくわけなんですよ。
でも島耕作っていうのは一匹狼だ、狼だって言って誰のところに属さずに自分の仕事の運と、あと女運でどんどん行くんですよね。
そんな島耕作は一切派閥に属さなかったのに、唯一尊敬してるっていうのが直上にいた。
課長島耕作の時の直上にいた中澤部長という人で、この人もまた特に派閥に属さず自分の好きな道を生きるタイプの人で、
そういう生き方に共感できるタイプの人なんですよね。
この人に関するエピソードがめちゃめちゃ好きで、ある時、葛芝田園さんの新年のカレンダー、毎年使うんですよ、新しい写真とかで。
まあありそうですね。
それがすごい田舎の方の地域に配達が遅れちゃったんですよね。
そうするとその田舎の方の電気販売店の新年会とかで、カレンダー買うの間に合わなかったんですよ。
そこで、中澤部長と島耕作がわざわざ東京本社から新年に新幹線で行って、1日後からお詫びに行くんですよね。
田舎の電気メーカー連合の偉い人から、カレンダー届かないと格好つかないじゃないかみたいに言われて、今これ裸踊りしろって言われるんですよ。
島耕作は、いやそれはちょっとって言って断ろうとしたところ、中澤部長そんなんでいいんですか?って始めちゃうんですよね、裸踊りを。
そこで島耕作は、中澤部長の器のデカさにガツンとやられて、以後ちょっと変わっていくんですよね。
そういうエピソードもあって、それは一つ。
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もう一つが、羽田島の副社長派閥に属するエリート出世回路を上がっていった幹部候補がいて、それは島耕作のライバルなんですけど、
その人は副社長の娘さんか親戚の人を奥さんにもらっていて、もうガッチガチの仲なんですよね。
でもその奥さんがなぜかヤクザとの恋愛にハマってしまい、ヤクザに薬を打たれてセックスに狂うという大スキャンダルに巻き込まれて、
その結果その出世回路のエリートはヤクザ色々脅されるわけですよ。
なのでじゃあもうその奥さんとは離婚しようということを副社長にも言ったら、
お前は何をしているんだみたいな感じで全てその人が制されて、一気に会社の地位が危なくなっちゃったんですよね。
で、ある日朝会社に出社したら会社の建物の壁全面に奥さんの全裸地位が貼ってあるんですよ。
で、大変なことになったんですけど、それを見た中澤部長と島耕作がそれを吐かすんです、中澤部長が。
で、いい運動になったからビール飲みに行こうと言って、その二人を連れて博士飲みに行くんですけど、そういうエピソードが一番好きですね。
中澤部長はとにかく器がでかい。島耕作の中でも影の超人気キャラクターなんですけど、その人が活躍する二つの話が僕は大好きですね。
まあ読んだことないと思うんですけど。
ないですね。島耕作というのはサラリーマンで出世していく漫画?
そうです。本当普通の最初主任なんですよ、一巻。で、2、3話目で課長になって、そっからずっと課長で終えて、次部長としてまたスタートするみたいな感じで、どんどん出世みたいに上がっていくんですよね。
でもなんか、組織としての適応力ってよりも、本当仕事での手腕とか女運で上がっていくっていうね、そういうタイプなので、漫画として面白いんですよね。
なるほど。カレンダー、iPhoneで見たらいいんじゃないですか?
それがね、1980年代だからiPhoneがないんですよ。
ああ、そっか。iPhoneで見たらそんな怒られなくていいのにとか。
紙のでかいカレンダーが大事なんですよ。それをお得意さまで配るっていうのが大事な時代で。
iPhoneで見たらいいのになぁと思った。
iPhoneがあればね。あとiPhoneがあっても、多分カレンダーは大事だと思う。いまだに。
そうか。派閥とかがもう全然。
まあ分かんないですよね。俺もそんな大きな会社のことは分からないけど、子供の頃は本当島工作を中高とか読んでたんで、会社ってすげえとこなんだなって思いましたね。
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派閥というものが渦巻いていて、分かんないけどめちゃめちゃセックスしないと就職できないんだなっていう。
でも僕の友人、商社行って、大学の学歴順に、偏差値順に飲んでいくみたいなのがあって。
そうなの?めちゃくちゃだよね。
東大だと飲むのが少ないけど。
そうなんだ。
慶応とか明治だともう何回も飲まなきゃダメで。
それだよ。いろんなハラスメントが混ざってて大変危ないよね。
そういうのを聞いたことはありますけどね。
でもそういう理不尽な諸々が詰まってるから、普通に読んでて、こういう時代があったんだっていうのが面白いですね。
このヒロカネさんという作者はもともとパナソニックに住めたんで、やっぱり大企業のことを知った上で書いてるっていうね。
リクルートもゼロって言ったら嘘になりますけど、派閥とかそういう。
でも真逆の感じがしますけどね。
そうですね、そう思います。普通に2兆3兆いってる時価総額あんだけある会社にしては相当ない方だと思いますね。
ゼロではないと思いますけど。
僕はもう上司とかも含めて全部無視して、お客さんがハッピーでお金稼いだら。
いやいや違うんすよ。
あれ?
それは間違ってます。
あれ?
仕事っていうのはお客さんの方を見るんじゃなくて、直上の上司を見てやるものなんですよ。
っていうことが島小浅くんにはちゃんと書いてある。
で、今それ読めばこれは反面強者だってわかるじゃないですか。
でもあれを大学生とかで読んじゃうと、そういうもんだって思っちゃうかもしれないですけど。
今みたいに価値観がちゃんとしっかりしたから読むと面白いですね。
全然。
大きな会社はそういうとこあんのかなっていうのが、こういうネットの仕事をするとわかんないじゃないですか。
新しい会社ばっかだから。
だから知識としてすごい面白いですよ。
そう言われるとちょっと読んでみたいですね。
歴史的資料ですよあれは。
今もそういう会社はあるんだろうけど。
もう絶対無理だな。
絶対無理なのかな?意外と。
意外と慣れんじゃないんですよ。
意外とヘバヘコできると思うんですよ。
それは楽しんじゃったりしてね。
ゲーム感覚じゃないですか。
楽しめそうだけどな。
大企業の倫理とか仕組みというか、
苗立ちをかつ昭和時代のどうだったかっていうのを見るにはすごい面白い。
昭和平成初期。
なるほどね。
面白い。島工作。
海志伝さんのおすすめしたいのは、
中澤部長が輝く裸踊りとガラス磨きって検索してください。
なるほど。
そしたらその2話がどこにあるか分かると思う。
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海志伝さんはぜひそのエピソードを見て、
なるみさんが言ってたのはここだなと思っていただければ。
中澤部長半端ねえな。