トイレットペーパーの減りのメカニズム
さて、今回はですね、誰もが一度は、あるあるって思ったことがあるんじゃないでしょうか。そんな日常の謎に迫ります。
はい。
あなたが共有してくださったブログ記事、トイレットペーパーの終盤の減りの早さは異常。いや、これ本当にそうですよね。
思いますね。
まだ大丈夫って油断していると、もう次の瞬間には真しかないみたいな。この前もまさにそれで。
ええ。
今日は、この感覚の正体を、この記事を手がかりに解き明かしていきましょう。
これは非常に面白い着眼点ですね。多くの人が、まあ、体感としては知っているけれど、その理由を真剣に考えたことはなかなかない。
ですよね。
まさに、日常に潜む科学という感じです。この記事の筆者の方は、この現象を数学的に、つまり、同心円の構造として捉えているんですね。
ああ、同心円。
ええ。それによって、私たちの感覚のずれを見事に説明しています。
その数学的な部分が、すごくシンプルで驚きました。筆者が実際に測ったところ、新品のトイレットペーパーの直径が11センチ。
はい。
そして、真ん中の芯の直径が4センチだったそうです。
うん。
数字だけ見ると、そんなに大きな差じゃないように思えますよね。
ええ、そうですね。でも、これをエリシューの公式で計算すると、様相が一変するんです。
おお。
使い始めの一番外側の一周、これは長さが約35センチあります。
35センチ。
一方で、終わり際の芯に一番近い一周は、たったの13センチ。
13センチですか。半分以下じゃないですか。
そうなんです。つまり、同じ長さの紙をカラカラと引き出すのに、最初と最後では必要な回転数が全く違うということになります。
なるほど。具体的にはどれくらい違うんですか?
例えば、同じ35センチの紙を引き出すとしましょう。
はい。
最初はたった一回転で済みます。
まあ、そうですよね。
でも、最後の方では、計算上は約2.7回転も必要になるんです。
うわあ、2.7回転も。
ええ。私たちは無意識にこの回転の速さを見て、うわあ、すごい勢いで減ってると感じてしまう。
ああ、なるほど。
つまり、脳が長さじゃなくて、回転数と見た目の細さに騙されちゃってるんですね。一種の認知的な錯覚なんですよ。
当たり前を疑う
面白い。脳が騙されてるのか。だから、いつもまだいけるって油断しちゃうんですね。
そういうことです。
原因は物理的な構造にあったと。いや、そうなると、この記事の筆者が投げかけている次の疑問が画前期になってきます。
はい。
そもそも、なぜ世界中のトイレットペーパーはロール型なんだろうって。
そこがこの話の、まあ、確信部分ですよね。問題の根本が形状にあるなら、形を変えればいいじゃないか、と。
記事では、例えばティッシュみたいな蛇腹折りの形状を提案しています。
ほ、蛇腹折り?
それなら常に一定のペースで減っていくし、何よりあの面倒なシーンの交換がなくなります。
ああ、確かに。
家族の中で誰が次のシーンを交換するか、静かな戦いが始まることもなくなりますしね。これ、画期的な発明じゃないですか?
確かに面白いアイディアですよね。ただまあ、少し意地悪な見方をすると、製造コストとか、輸送の効率とか。
ああ、なるほど。
あるいは、今のホルダーにちゃんと設置できるのか、といった別の問題が出てくる可能性はありますね。
そうか。
その点、現在のロール型というのは、製造から消費まで非常に完成されたデザインだと言えるのかもしれません。
なるほど。一長一短があると。当たり前だと思っていた形にも、実は考え抜いている理由があるんですね。
ええ。そしてこのトイレットペーパーの話は、もっと大きな問いを私たちに投げかけていると思うんです。
問いますと?
それは、私たちの身の回りにある当たり前は本当に最適解なのだろうか、ということです。
深いですね。これはトイレットペーパーだけの話じゃないと。
そういうことです。私たちは毎日、もう数え切れないほどのデザインされたものに囲まれて生きてますよね。
はい、確かに。
でも、その形とか機能がなぜそうなっているのかを、ほとんど問いません。
今回の話は、その当たり前を疑う面白さへの入り口なんです。
ということは、この分析から得られる本当の気づきっていうのは、減りが早い理由そのものよりも、その先にある思考のトレーニングみたいなものかもしれないですねね。
まさに。
では最後にあなたに問いかけてみましょうか。あなたの部屋を今見回ってみてください。
毎日当たり前に使っているけれど、トイレットペーパーのように、なぜこの形なんだろうと疑問に思うものは他にありませんか。
もしそれをあなたが再設計するとしたら、どんな形になるでしょうか。少し考えてみるのも面白いかもしれませんね。