税金の仕組みについての考察
さて、今回はですね、DIIKUSHIMAさんという方の2019年のブログ記事、「要するに努力しない人はたくさん税金を取られているのだ。」という、ちょっとドキッとするタイトルですが、これを掘り下げていこうと思います。
ああ、その記事知ってます。結構話題になりましたよね。2019年でしたか?
そうなんです。高額療養費制度とか、あと、出産育児一時金とかありますよね。
ええ。
申請すればもらえるお金なのに、なんでこう自動で振り込まれないんだろうって、あなたも一度はそう感じたことありませんか?
ありますね。すごく思います。マイナンバーとかでデータは連携できそうなのにって。
ですよね。この記事の筆者は、このなぜに対してすごくユニークで、ある意味挑発的とも言えるような、そんな解釈を示してるんですよ。
ええ。
今日はこの考え方をちょっとじっくり見ていきましょうか。
はい、ぜひ。多くの人がなんとなく感じている疑問点かもしれないですね。そのデータはあるはずなのに、自動化されない理由。それを筆者は独自の何というか、意図があるんじゃないかっていう読み解き方をしているのが面白いですよね。
そうなんです。その革新的な主張というのがすごいんですけど、国は努力しない人からたくさん税金を取ることにしているんじゃないかと。
うーん、なるほど。努力しない人から取るんですか。
もちろんその落ちこぼれ税みたいなそういう名前で直接税金を取るわけにはいかないので。
いえ、それはそうですね。
そこで筆者が推測している仕組みっていうのが、まず一旦国民全員からちょっと多めに税金とか保険料を集めておくと。
ああ、まず広く少し多めに集めると。なるほど。
そうなんです。
で、その集めたお金をどうするんですか。
それで、高額療養費とか出産一時金みたいに、わざわざ自分で制度を調べて申請手続きをした人。
ああ、なるほど。筆者の言うところの努力した人にだけ、その集めたお金の中から返金とか給付っていう形でお金を戻すんじゃないかと。
ああ、なるほど。申請というアクションを起こした人にだけ払い戻しと。
そういうことです。だから知らないとか面倒だからって申請しない人は。
結果的に多く払ったままになってしまうと。そういう見方ですね。
確定申告なんかもそうですよね。医療費控除とかふるさと納税とか。
社会の情報格差
まさに。
自分で調べてちゃんと申告すれば、関付金が受け取れたりする。これも同じ構造だと筆者は考えているみたいですね。
構造としては似ていますね。つまりその、申請とか手続きっていうある種の努力をしない人は、結果的に多く税金を払ったままの状態になってるっていう解釈ですよね。
これはあくまで筆者の推測というか解釈ということですが、制度の運用について一つの考え方を示唆してるなと思いますね。
そうですね。行政側の公式な説明としては、やっぱり不正受給の防止とか、個別の状況確認が必要だから申請主義なんだという建前はありますけどね。
はい。もちろんそれはよく聞きますね。
でも筆者はその建前以上に、結果として情報を持ってない人とか手続きが難しいと感じる人が損をする構造になってるんじゃないかと、そこに何かしらの意図というか、そういう仕組みで成り立ってるんじゃないかと深読みしてるわけですよね。
その努力の手続きが面倒っていう話ですけど、実際どのくらい大変なんですかね。
制度によりますけどね。例えば高額療養費なんかは、所得区分を確認したり、領収書を集めたり、結構初めての人には複雑に感じる部分はありますよね。
やっぱりそれなりにハードルはあると。
で、まさにそのハードルの高さこそが筆者の言う努力の具体的な中身であって、それを超えられない、あるいは超えない人が多く払い続けることになってしまうという指摘ですよね。
そして筆者がかなり踏み込んでますよね。手続きが面倒だって感じて諦めちゃう人は、自分だけがその筆者の言葉を借りれば落ちこぼれ税を払ってるようなもんだと。
そうなんですよ。
考えるべきかもしれない、とまで言ってる。これは相当辛辣な言い方だなぁと。
えー、かなり強い言葉ですよね。落ちこぼれ税って。
まあ、意図的にそういうショッキングな言葉を使って問題提起を強く打ち出してるんでしょうね。
単なる行政の非効率さっていう話だけじゃなくて、もっと根深いその社会の情報格差とか、行動するかしないかの差が経済的な不利益に直結しちゃってるっていう現実、それを皮肉ってるのかもしれないです。
うーん、なるほど。この記事を読むと単に損しないように申請しなきゃなーっていうレベルの話じゃなくて、なんかこう社会の仕組み自体について改めて考えさせられますね。
えー、ほんとに。
自動化技術的にはできそうなのに、なんで申請主義のままなんだろうって。その理由が本当に筆者の言うような、努力しない人からの隠れた長税みたいな側面が少しはあるのかなとか。
まあ、筆者の解釈が100%正しいとはもちろん言えませんけど、物事のある一面を鋭くついてるっていうのは確かにあると思いますね。
そうですね。
この考え方に触れて、もしかしたらあなたが利用できるはずなのにちょっと見過ごしちゃってる制度とか受け取れるはずのお金がないかなって、少し立ち止まって情報収集してみる、そういうきっかけにはなるかもしれませんよね。
確かに。
あるいはもっと深く、なぜこういう申請の壁みたいなものがずっと損ないし続けているのか、その理由を考えてみるのもそれはそれで面白いかもしれませんね。