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2024-04-27 35:49

#38-2 キャリアステップを駆け上がれ!新規事業立ち上げ職人誕生【イントラプレーヌ物語 ゲスト:事業開発メンター 椿奈緒子さん】

▼内容:
挑戦した結果の失敗者にはセカンドチャンスを/赤裸々ブログで共感獲得/CAとサイボウズの合弁会社を立ち上げ/取締役になり外に広がった世界/20代女性社長という稀少性/肩書のパワー/社外取締役としての経験/女性役員を増やす近道は女性事業責任者を増やすこと/まだ誰もやってないなら自分がやる/コスパ・タイパがいいインプット活動

▼出演:
ゲスト
椿奈緒子さん(メンタリング代表、社外取締役、2児の母)
メンタリング株式会社

MC
田中優子(元クラウドワークス取締役、ビジネスアドバイザー、社外取締役、1児の母)
岡澤陽子(ブランドコンサルタント、戦略リサーチャー、ビジネスメンター、2児の母)

▼関連エピソード:
#8-3 瞬発力と行動力、ゆるさと明るさ!かおりさんのドラマチックストーリー
#9-3 最強の自己効力感!躊躇なく切り拓く未経験ジャングル
#10-3 年齢も国境も領域も縦横無尽!やりたいこと、ひとまず全部やってみた
#14-3 オペレーション力が低いからこそ生まれた!戦略思考と「タスカジ」に掛ける情熱
#27-2 スタートアップと新規事業、その成功条件

▼番組への質問・感想はこちらまで

00:01
スピーカー 2
ダイアログカフェ。筋書きのない対話から新しいアイディアと自分自身に出会う場所。この番組は様々なテーマで楽しみながらお届けします。
椿奈緒子さんをお迎えしている第2回です。
前回、消費者からサイバーエージェントに転職して、いきなり新規事業の責任者になって、いろいろ経験、涙、涙みたいなのがあって。
スピーカー 1
濃かった。
スピーカー 2
濃かった。
社会人歴短い中ですごい経験をしたんだけど、そこからさらに小会社の社長、ジョイントベンチャーの社長になられた。これ何歳の時ですか?
スピーカー 1
25歳ですけれども、コスメのサンプリング事業を締めました。
3ヶ月間くらい、2、3ヶ月間くらいかな、グループ会社に出向してたんですけれども。
そこでその話があって、立ち上げメンバーとして、3ヶ月後くらいに3人くらいで立ち上げ準備に入って、私は事業責任者みたいなポジションになり、そこから取締役仕様になって、代表取締役になったって感じですね。
スピーカー 2
じゃあ一応ステップは踏んでるわけですね。
スピーカー 1
ステップはありました。
スピーカー 2
ジョイントベンチャーは、これは会社で決まったものでアサインされたっていう感じですよね。
スピーカー 1
それは手を挙げるというよりかは、声をかけていただいたっていう。
スピーカー 2
でもそれも、ねえ。
スピーカー 1
クローズをしてるじゃないですか。
その時って、椿さん的には、いろいろ仕方がないっていうところはありつつも、気持ちとしては、最初のクローズの時ってどういう気持ちだったんですか?
つらかったんですよね、その時。
自転車創業ともう一個やるとか、またゼロから始めるとか、いろいろ伝えながらでも頑張るっていう感じだったんですけど、
でも今後の事業計画どうしようみたいなところで悩んでいたところでもあったので、クローズの話があって、OKですっていう。
そんなすごい軽くはないですけど、そういう選択肢を私は受け入れますみたいな感じで、一回チャレンジは終了して、また次のステップにいくっていうのは全然OKですみたいな感じで。
次の仕事の、会社からお願いをされるっていうところも含めて、クローズすることが失敗、ビジネス的にはそうかもしれないけど、個人のキャリアとして失敗とか罰みたいな、そういう感じでは椿さん自身も会社としてもない?
03:06
スピーカー 1
全然なかったですね。当時サイバーエージェントのMAXIMSっていう行動規範みたいなのがあって、その中の一つに調整した結果の失敗した人には、調整者にはセカンドチャンスっていうのがあったんですよね。
なので一回調整して失敗しても、また次チャレンジできるっていう、そういうカルチャーだと私は思っていたので、全然それで失敗で罰がついて終わりとかじゃなくて、もうそれを糧に次も頑張るみたいな、全くそこのダメみたいな風には思ってなかったです、私は。会社も多分思ってなかったと思うし、そこに対するネガティブ要素はほぼなかったかなと思う。
ただ、後から考えてみれば、合格してるしグレードも、一回ちょっとリセット感はあります。でもそれはそれで、事業責任者レベルってまたグレードが上がって、事業責任者じゃなくなったからグレードが下がってっていうのは仕方ないことかなって思ったし、そうあるべきって思ってたので、そこでのグレード下がった感はあります。でもそれはそれとして受け入れて。
スピーカー 2
グレードが上下があるっていうのも、わりと一歩通行じゃん。普通の日本企業だと上がった人が下がるってことで、かなりの年次になって役職定年みたいなのはあるかもしれないけど、20代30代で落ちるなんてことないじゃん。なかなか上がんないんだけど。なかなか上がんない分落ちることもないって感じだけど、そういう意味では結構フレキシブルに役割によってグレードも上がりますよってことだし、
実際にその1個目の事業、事業自体はクローズしたけど、次のチャンスが結構来た。
クラウドワークスでもやっぱり、もちろん閉じちゃう事業っていうのもいくつもあったけど、やっぱりそれ、結局やっぱり事業任せられる人って、チャレンジした人の方が経験、やっぱり一回失敗したとしてもその失敗を経験してるってことも含めて、次誰やらせるってた時にそういう人が上がってくるんだよね。
だからすごいチャンスをくれる環境なんだなって。
スピーカー 1
そうですね。やっぱり若手でもチャンスをつかめるっていうのがすごいキーポイントだと思っていて、そういう点で多分勝者の時は絶対なかったと思うし、そこが多分サイバーエージェントのすごくいいポイント強みでもあるんでしょうし、サインからすると機会なんでしょうね。
なんかね、でもその失敗を罰という感じに、本人も会社も受け止めないっていうか、むしろ経験っていうか形に受け止めるっていうのはすごい大きなカルチャーな気がする。
06:05
スピーカー 1
やっぱり失敗したくないとか失敗しないようにみたいなのは、結構特に大企業系だと割と強いっていうか。
スピーカー 2
そうね。そこそこ勝者とかだとね、新規事業の部署ってあんまり人気がないって話も聞いて、なんかその失敗のリスクが常にあるから。
だからなんかほら、1年目に新規事業の最初の勝者でなったけど、2年目で既存の事業部に行くとつらかったみたいだけど、新規事業だった時は比較的のびのびやれたってことでしょ、その時は。
スピーカー 1
そうですね。ガムシャラにやってましたね。
スピーカー 2
そこは会社としてはいいよみたいな感じなんだけど、逆になかなか成功することってないから、新規事業って。その分会社としては好きにやってればみたいな。
スピーカー 1
そうそうそうそう。だから今は全然違うけど、すごい昔の大企業の新規事業って結構各部署に入らなかったおじさんたちがいっぱいいるみたいな部署だったんだよね、結構昔は。
スピーカー 2
だからなんかそんなに会社として期待してなかったりとか、今はね、もちろん新しい事業作らなきゃってなってると思うけど、だからその分のびのびやれたっていうのはメインストリームじゃないみたいな感じがあったのかなと思うけど、でもベンチャーに行くとね、そういうわけにはいかないというか、やっぱり事業作っていかなきゃって。
スピーカー 1
作ってなんぼ。
確かに。それと当時私が新規事業を始めた同じタイミングでアメーバブログが始まってたんですよ。私もアメーバブログで結構詳細に書いてたんですよね。なので社内の人や外部の人も私のブログを見ていただいてる人が多くて、頑張れみたいな感じでめちゃくちゃ辛そうにしてたっぽいんですよね、ブログで。
スピーカー 2
それってそのブログはオフィシャルなものとして書いてた?それとも個人で書いてた?
スピーカー 1
個人で書いてたんですけど、一時期オフィシャルブログみたいな感じでしていただいてた時もあって、でもそういうのは関係なく。
スピーカー 2
でも事業のことを書いてたんですか?
スピーカー 1
そんなに詳しくは書いてなかったんですけど、とにかくむしゃらに頑張る椿みたいな感じで、結構セキュララに書いてたんですよね。それを見ながら社内外で応援していただいてる人もたくさんいて、辛そうだから頑張ってみたいな感じで。
社内販売とかするとみんなすごい買ってくれたりとかして、これガラガラ持ってってサンプルセットをみんなで買ってくれたりとかして、いや本当にありがとうございますっていう感謝の気持ちでいっぱいですね、今では。
スピーカー 2
椿さんってそうやって自己開示というか、結構いろんなところで今も発信されたりとか、自分のやってることとか考えてることとかをブログっていう形、当時はブログっていう形だったんですけど、今でもいろんなところで発信されてるじゃないですか。
スピーカー 1
それは個人の、自分自身の欲求として発信したいっていうのがあるのか、それとも何らかの目的があってやってるのかってどっちに近いんですか?
09:11
スピーカー 1
そこまで考えてやってないんですけど、でもなんて言うんですかね、たぶん今までってそういうことをやる人たちってプライドで固められていることが多いと思うんです。
失敗を見せたくないとか、完璧にやらなければいけないとか、私はそうじゃないと思っていて、できないかもしれないけれどもできる前提でやってみる、そのために頑張る姿を完璧じゃないけれども見せていくことで、それをやってると応援者が増えるっていうところの若干の成功体験があるわけですよ。
これ多分、完璧に見せることによって守るプライドと全然ダメダメなところもありますっていう失敗キャラっていうと、たぶんこっちの失敗キャラの方が自分にもあっていて、かなりレバルチが効くんですよ。プライドを大切にするよりも。
スピーカー 2
なので私は基本プライドはなく、助けてくださいキャラで応援してくれる人とともに頑張るみたいな、いうことで生き残ってるって感じですかね。どちらかというと生き残り作戦かもしれないですね。
スピーカー 1
面白い。2つ目のビジネスの話に戻ると、3ヶ月、1つ目クローズして3ヶ月でモファーがあって、でもすぐに立ち上げ準備みたいな感じで入ったんですか。
そうですね。話があって、もちろん事業計画の擦り合わせだとか、担当役員が今のカルタホールディックスのうさみさんっていうサイバーエージェントグループの取締役だったんですけど、うさみさんが作った事業計画に基づいて、じゃあこうやっていこうみたいなことの擦り合わせを経て、私含め3人でサイボーズに常駐していろいろ準備を始めてっていうのをすぐに始める。
求められていたのが、もともとサイボーズのグループウェアにリンクされているほぼペライチのサイトをサイバーエージェントの力でマネタイズやコンテンツを追加していくっていうところだったので、やることはすごく明確だったんですよね。
なのでそこにさっきお話ししてた狩猟民族から果樹園みたいな、それもともとうさみさんの言葉なんですけども、果樹園ビジネスにすべくどういう風にしていくのかっていうのを設計していってやっていったって感じなんですよね。
25歳。
25歳。
スピーカー 2
そっから社長にどんどんステップアップしていったのは、それはなんだろう、最初から決まってたわけではなくて。
12:00
スピーカー 1
ではないですね。
なんかそれはなんだろう、やっていくと会社からの期待が上がっていったってことなのか、自分自身も新しいチャレンジを、もっと立場を上げていくことでもっとこういう風にやっていきたいみたいな権限が欲しいなとか、なんかどういう背景でやってたんですかね。
多分やってることは変わらないんですよ。立場や輝きが変わったとしても。ただ多分周りからの納得感みたいな感じじゃないですかね。結構どうしたら昇格するって難しいですけども、もちろんパフォーマンスもそうですし、あと周りからの納得感みたいなところで上がっていったとは思いますが、
取締役になるタイミングの前にグループ総会、サイバーエージェントグループ総会で表彰式があるんですよね。そこでベストマネージャー賞に選んでいただいて、壇上に立って、そこをきっかけに取締役にしてもらいましたっていうのがあります。そこは一つのきっかけでしたね。
スピーカー 2
取締役って変わると、やってることは変わらないって言ったけど、そうは言っても何か違う部分はありませんか?
スピーカー 1
だいぶ変わりましたね。取締役COOっていう肩書きが生まれて初めてついて、そこで私がやり始めたのが、宇佐美さんがサイバーエージェントグループなんですけれども、内向きだけじゃなくて結構いろいろなイベントに参加される方だったんですよね。
例えば、ベンチャー社長交流会みたいな、VCと交流するみたいな、外の話をよく持ってきたりだとか、外のイベントに参加されたりだとか、いわゆる今でいうネットワーキングみたいなことを結構積極的にされていたんですよ。
で、私もそういうのに参加するようになりました。取締役っていう名刺もあるしみたいな感じで。
っていうところに外に出始めると、やっぱり女性がめちゃくちゃ少ないんですよね。多分目立つ。
だからいろいろネットワーキングしやすいってことに気づいて、それをやっていたら、もっと女性経営者盛り上げようよみたいな、女性社長コミュニティみたいなことを作られている方のところに入って、そういう活動をし始めたり、っていう外部での活動が結構加速しましたね。
スピーカー 2
なるほどね。社内の役割っていうこと以上に、自分自身の視野というか、ネットワークみたいなものがそこで大きく変わった?
スピーカー 1
かなり変わりました。結構会社の中のことしかやっていないのがほぼ100%じゃないですか、会社員でやっていると。
15:00
スピーカー 1
でも外部のイベントやネットワーキングに参加することで、3割ぐらいは外を見ていたかな、みたいな。見過ぎたら見過ぎで、すごい悪いこともあるんですけれども。
スピーカー 2
それが実際仕事にも、自分自身の世界を広げる部分ももちろんあったと思うんですけど、実際仕事にもつながるものだったり、ここから生まれたり?
スピーカー 1
ありましたね。例えば、外部で動き始めることによって、それだけじゃないですけど、アドティック東京が2009年に上陸したんですけど、
第一回のスピーカーに選んでいただいたんですよね。当時まだ多分20代だったんですけど、広告業界もすごい男性社会で、若い人もいないし、
っていう中で、20代で女性でみたいなのってすごい貴重な価値だったんですよね。そこの機会を得たことで、そこからつながるビジネスの機会みたいな、
アライアンスの諸々の話だとか、あれは本当に良かったなって思ってます。アドティック東京のスピーカーになれたこと。
スピーカー 2
私は松本さんと初めてお会いしたのって、クラウドワークスにいた2015年とか16年とかそれぐらいだった気がするんですけど、その時ってまだボヤージュグループにいました?
スピーカー 1
そうですね。当時はボヤージュグループで新規事業をやっていましたね。
スピーカー 2
結構いろんなカンファレンスに出られたりとか、それもイベントで、多分Googleのイベントで、ビザスクさんが椿さんを登壇者として、ユーザーさんとして多分アサインされて、シェアリングエコノミーかなんかの会だったので、
私はクラウドワークスで出て、もう一人誰か、シェアエコ系の方でそこで椿さんに初めてお会いしたんですけど、その時にもいろんなところに出てる方なんだなっていう認識があった。
大企業とかメガベンチャー系の子会社の社長さんなんだけど、女性で、まだ当時30代だったと思うんですけど、結構いろいろ出てらっしゃって、だから私はお会いする前にGoogleとか椿さんっていろんなことやってて、スタートアップって女性少ない中ですごい活躍されてる方なんだなっていうふうに思ったんですけど、
そういう世界が特にね、スタートアップって自分たちで自分たちを盛り上げていくみたいなところがあるから、演出していくみたいなところがあるから、でもそこにうまく入っていけたっていうのは、多分新しい世界ですよね。
スピーカー 1
そうですね。私もよく言われるのが、直接は言われないですよ。椿さんって何がすごいの?って。良くも悪くも言われるんですよね。どうやらいろんなところに出てるようだが、あの人は何者なの?って。実は多分よくあると思うんですけど、その時その時で違うんですよ。やってること違うから。
18:21
スピーカー 1
日本の場合って、あそこはドコドコ会社の社長みたいな、そういう肩書きで人を認識するじゃないですか。私はそれがちょいちょい変わるので、多分その、え?みたいな、なんて言うんですかね。あの人はトヨタのマーケティングの人?みたいな。だから登壇してるのねってなるわけじゃないですか。
そうやって人を肩書きで分類するカルチャーの中で、私って新規事業をやってるから、あの時はサイボーズドットネットの社長だったんだけど、今はドコドコの出席をお責任したみたいな感じで、説明がめんどくさいんですよ。
特に今ね、我々あのすごい大きな組織を離れてると、すごいめんどくさいね。なんの人?みたいな。肩書きで判断するから。
スピーカー 2
楽だった。会社に所属して肩書きがあった時は楽だったけど、今はこんなことやこんなことやこんなことやってまして、みたいな。
スピーカー 1
私はどちらかというと、私は新規事業を立ち上げるんです。今でこそそうやって言えるようになりましたけれども、当時は何かの事業責任者だったんですよね。肩書きは来ないね。
なので、私は大体事業を立ち上げる人をやってますっていう風に言うと、その人何がすごいの?みたいな感じになる時はなるんですけどね。
なので、それは日本文化あるあるかなって思いながら。
あとはそのカテゴリーで言ったら、誘われたら私基本OKっていう感じなので、多分カテゴリーやドメイン的に私みたいな人があんまりいないから声をかけられやすいみたいなっていうのもあると思います。
女性とか若手とか、今は若手じゃないですけど。
スピーカー 2
椿さん、社外取りとかも今、もう何年やってるのかな?最初に3年ぐらいですかね。社外取りとかもやってますけど、女性の社外取りの多くは会計士さんとか弁護士さんみたいなホームの経験会計の専門系の方が多いけど、結構事業バリバリ系でやってらっしゃる方ってレアですよね。
だからすごい、それはそれでニーズというか、女性だからっていうんでは多分ない貢献をきっとされてるというふうに思うんですけど、そのチャンスっていうのは、恒例は独立してから社外取り締まり役っていうのもチャンスが来たっていう感じ?
スピーカー 1
そうですね。社外取り締まり役は独立後なんですけれども、社外取りの話はコーポレットガバナンスコードの変更みたいな、要は市場の流れの変化に乗ったみたいな、第一次変更の波に乗ったからその実績をもとにそういう話が来るというところかなっていうふうに思ってるんですけれども、
21:15
スピーカー 1
個人的には、いわゆる企業経営の経験がある女性の少なさっていうところが問題の肝かなというふうに思っていて、私の場合はさっきのサイボーズ.ネット上場企業同士の子会社の経営経験があるからそこが見られることが多いんですけれども、
事業責任者が上までやってきたからこそ、社内取り締まり役はできなかったけれども、社外取り締まり役はできるっていうのが一つのキーポイントだなというふうに思っていて。
それはなんでその社内取り締まり役はできない?結果としてということですか?
結果として。
やらなかったけど、事業責任をしているから社外はできる?
そう。事業責任者というかグループ会社社長ですね。それも経営経験と捉えられるじゃないですか。
スピーカー 2
どうでした?会社によって子会社の社長の権限って色々だと思うんですけど、社長っていうタイトルになると、椿さんの会社の場合は自分で決められることって多かったですか?
それともわりと親会社の許可を取らなきゃいけないというか、エンティティとしては分かれてるけど、わりと意思決定は親会社に委ねなきゃいけないみたいな子会社も結構多いと思うんですけど、わりと意思決定は自分でできる感じでした?
スピーカー 1
今思えば、いわゆるファイナンス的なところの意思決定はなかったんですけども、する必要がなかったって言った方がいいですかね。
それ以外は基本、意思決定はほぼほぼ。
スピーカー 2
事業とか組織のこととかは自分で全部決められる?
スピーカー 1
ほぼ100%。ファイナンスだけ。でもそのファイナンス部分っていうのがすごく大きいなって。
実際に経営をするとね。
ファイナンスでお金があったらM&Aとかもできますし、判断にかかわってね。
スピーカー 2
そこは社外取りとかをやるようになって、結構新しい世界っていう感じですよね。
スピーカー 1
めちゃくちゃ新しい世界ですね、そこは。
社外取りになってから私が思ったのは、本当は社内取り締まり役で女性が増えた方がいいんですけど、いないから外から取ってくるって話なわけじゃないですか。
そういうロジックなわけで、別にそうやって外から連れてきても全然いいと思うし、一定ラインは必要だと思うんですけど、
ベストは社内取り締まり役が増えることだと思ってるんですよね。
でもそれって時間がかかることであって、そこを増やすために何をすべきかって思うと、
24:02
スピーカー 1
社内の事業責任者の女性を増やしたら多分増えるんですよ。一番早いライン。
なので社外取りをやりながら、女性の事業責任者を増やすみたいな活動をしているっていう感じです。
これなんか、修論の時にいろいろデータを調べた時に、男性と女性で、
例えば同じ20年目とか15年目とかぐらいで、経験の差みたいなところを取った時に、
部署の移動回数が男性の方が多い、あと新規事業立ち上げも男性の方が多い、
あとは例えば多部署とか、他社とのアライアンスとかで一緒にやるようなビジネスとかプロジェクトの経験も男性の方が多いみたいな感じで、
男女で同じ会社に15年いるんだけど、どこに経験差が出るかその3つぐらい大きくて、
そういったスタートアップとかだとそこに男女差って感覚的にはあまり感じないんです。
例えば新規事業立ち上げだったりとか、他とアライアンスと共同プロジェクトをやるみたいなところで、
女性よりも男性の方がアサインされるのが多い、みたいな感じることってスタートアップでもある。
数として大企業がそれをやるのとスタートアップがそれをやるのだとスタートアップの方が多いと思うんですよ。
多いかつ母数が少ないから選ばれる確率が高い。
スピーカー 2
新規事業立ち上げを決めるチャンスがね。
チャンスが多いし。
スピーカー 1
数の問題、数と割合の話だと思うんですけども、多分数も多いし、
そういうの関係ない人々が集まっているのがスタートアップだと思うので、
多分男女式でいうとスタートアップの方が女性が活躍できそうな環境はあると思うんですけども、
逆にハードワークすぎてちょっと無理みたいな話もあると思うので、
めっちゃの差異率高いというわけにもいかないとは思いますが、
っていうところだとは思います。
大企業だとやっぱりいろいろな意味でハードルが高いというか、
そもそも数も少なければ自分で手を挙げていけるみたいな環境があるところないところ、
多分ないところの方が多いんじゃないのかなと。
自分で希望を出して移動するっていうこと自体が難しいじゃないですか。
手を挙げてもその通りになかなかいかなかったりとかするし、
手を挙げる人も少なかったりとかっていうのもあるだろうしっていう。
でもさっきの椿さんの話だとそこの経験をやっぱりしてるかしてないかっていうのが、
27:02
スピーカー 2
経営みたいなところの女性も含めた多様性みたいなのを増やすののルートっていうか、
スピーカー 1
一つの大事なルート。
一番近距離というか、飛び急できる一番早いルートかなっていうふうに私は思ってるんですよね。
若くても圧敵される。
男性も女性も同じだと思うんですけれども。
別に男性女性関係ないかもしれないんですけどさっきのプライド問題。
結構新規事業って失敗する可能性が高いからプライド高い人にはちょっと難しいと思うんですよね。
いろいろ。
人にもよりますけれどもそういうの気にしないけれどもやっちゃえみたいなタイプって女性の方多めだと思うんですよね。
っていう意味で女性が思いドリブンでチャレンジしてっていうキャリアをもっと広めてもいいかなっていうふうに思っていて。
そもそも事業責任者のキャリアってそんなに知られてないので、
まずはそういうのを知ってもらおうっていうので、
2年くらい前に作ったのがイントラプレイン教会っていうのを作って、
事業責任者女性の事例をデータベースというかそのインタビュー記事ですけれどもアップして、
知らない人にも知ってもらって手を挙げてもらうっていう活動をまたボランティア活動でやってるんですよね。
ボランティア活動って?
ボランティア活動っていうか任意団体。
スピーカー 2
そういうのいっぱいやってるの?
自分自身の課題感みたいなものを任意団体とかを作って、
女性の社会取締役をより増やしたり、そういう人たちが活躍できるようにするための団体も作ったし、
ワーママのプロジェクトみたいなものも作って、
そういうことだったとキャリアの両立をしている人たちを発信していくとか。
すぐフットワーク軽いですよね。
スピーカー 1
だいたい事例が少ないの。事例が少ないからイメージできないからやらないっていうのが同じパターンなんですよね。
日本人事例に弱いし事例に強いからそこをやってしまえばみんな動ける可能性が高くなる。
なのでそこをできる人がやればいいと思っていて、
もし誰かがやってるんだったらその人たちにお任せすればいいけれども、
そこのドメインまだやってないなと思ったらとりあえずやるっていう感じです。
素晴らしい。
スピーカー 2
そうなんですよ。
かけになく新規事業なんですよ。
そう、そう、そう、かけになく新規事業。
スピーカー 1
新規プロジェクト立ち上げ屋さんなんですよ。
事業だけじゃなくても新規ね。
スピーカー 2
こんなのあったらいいじゃんとか、あるべきみたいなのあったら、
必要なものバーって集めて、バーって仲間集めてやっちゃうっていう。
スピーカー 1
これ私が今やらなかったら誰がやるみたいに思ったらやる。
30:02
スピーカー 2
そうそうそう。
それが椿さんのすごいところだなって。
強みかもしれないですね。
スピーカー 1
すごい強みだね。
じゃあ今そうすると、ご自身の会社、新規事業コンサルみたいなところが、
まずそこがメインの会社で、社外取りがあって、
その団体系は?
団体系が3番目みたいな感じなんですけども、
その中には一般社団法人の社外取締役女性ラボっていうのが社ガラボ。
あとは任意団体ですけどもイントラプレイの協会が、
事業責任者女性の事例を集めてちょいちょいセミナーしたりとか。
3つ目がパワーママプロジェクト。
これは時代も立ち上げて10年くらい経っていて、
運用ベース、ちょっとトーンダー化してますけれども、
それはワーキングママの仕事と育児を両立して楽しんでる人たちの事例をシェアしていく。
って感じがそこのコミュニティ活動みたいな。
コミュニティ活動って言ってもどちらかというとデータベース広めましょうみたいな活動です。
っていうのが私の主な活動ですけど、
そこにはないけれども、意外に2割ぐらい占めてるのがインプット活動で、
スピーカー 2
インプット活動、私結構展示会に行くの好きなんですよね。
スピーカー 1
あんまり発信してないですけど、ちょいちょい発信してるかな。
いわゆるビッグサイトとかでやってるようなところにめっちゃ行ってます。
例えばどういう、この半年くらいで行ったやつですか?
月2回くらい行ってるんじゃないですか。
例えばブロックチェーンエキスコみたいな、メタバースエキスコみたいなところって、
新規事業だからっていうのもありますけれども、
毎回どういう人たちがどういう商品を出してくるかによってすごいトレンドが読みやすいんですよ。
興味があるところはアライアンスとかしたいなとか思うし、
あとは介護テックとか、そういうのも新しいソリューションとか、
どういう営業手法をやってるのかとか勉強になりますし、
っていう展示会やカンファレンスとか、セミナーとか、すごい足運んでます、実は。
スピーカー 2
去年ね、千葉紀さんに誘ってもらったIBSも行ったんですよ。
スピーカー 1
IBSもね。
スピーカー 2
私IBS、存在は知ってたけど、去年から結構オープンなイベントになったんですよね。
それ以前は本当にスタートアップの招待制で経営者の方の社長さんが集まる会みたいな感じで、
33:00
スピーカー 2
うちの社内から何人か、もちろん社長とか成田さんとかが行ってたけど、
あんまり直接自分が行くっていうことは機会がなかったんだけど、
去年私ももう独立してからだけど、千葉紀さんがスピーカーをされて一個ね。
登壇者でスピーカーチケットみたいなパスがあるから、
田中さんどうですか?みたいに誘ってもらって、
じゃあ行きまわすみたいな。
明日ぐらいの感じで。
来週ぐらいだった。
スピーカー 1
来週ぐらいだったから、めっちゃ結構ね。
ショートノーティスで謝らせませんみたいな。
スピーカー 2
せっかくの機会なんで、京都に一泊で行ったんですけど、
でもすごい、なんだろうな、
みんな普段東京にいる人たちなのに、
IPSの時みんな京都に集まってて、
なかなか東京でこれだけいっぺんにいろんな人に会えないわみたいな。
一個一個アポ取っていくの大変だけど、
行ったらあの人もいる、あの人もいるみたいな感じはすごい効率的っていうかね。
結構あれは面白い。
もちろんセッションも興味深いのはあったんだけど、
スピーカー 1
それ以上にいろんな人に会える機会っていうのが面白かったなって。
意外に、意外にっていうかまさになんですけども、
カンファレンスイベント系や展示会系はコスマタイパーがめちゃくちゃいいんですよね。
でもなんかもしかしたらそういうのは、
若手が行くものとかっていう考えがあるかもしれないですけども、
実はめちゃくちゃいい機会で、
みんな本気でいろいろ見せてますし、
最新の情報だし、
もちろんセッションとかも最新の興味があるようなコンテンツスケジュールでされているし、
そういうところから結構アライアンスにつなげるとか、
アライアンスにつながらなくてもディスカッションでつなげてとか結構やってます、実は。
なるほどね。
スピーカー 2
2本目ここぐらいまでにして、
まだまだ津田さんのキャリア、
ジョイントベンチャーの社長って言ったんだけど、
その後スタートアップのCEOもやってるし、
さらに独立して、社外取締役もやって、
お子さんの話とかね、国際結婚の話とかね、
まだ2、3本いっちゃいそうな感じの勢いなんですけど、
とりあえず2本目ここまでにして、
続きは次回という形にしたいと思います。
スピーカー 1
ありがとうございました。
35:49

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