00:11
今日は、かなり久々に、3年弱ぶりぐらいに、映画談義をしようということで、映画談義といえばということで、辻さとしさんにまた来てもらいました。
はい、ご無沙汰しております。ありがとうございます。
たぶん、ポッドキャストを始めて、一番最初のゲストが辻くんだったんだよね。
そうそう。
あったね。
みんなで怪物見に行って。
そうそうそう、楽しかった。
わざわざね、なんか辻くん有給の日にね。
あ、そうだったね。
有給撮ってたのか、もともと決まってたのか、そのために撮ったのか忘れたけど。
うん。もともと決まってたはず。
そうだよね。で、みんなで映画を見て、
映画を見る前に、怪物ってどんな映画なのかね、みたいな話をして、映画を見て、感想を語るっていう。
そうそう。
客観的に考えたら、40代後半のいい歳した3人が平日に映画のことをだらだら喋り、映画館に行ってみて、さらにその感想まで喋るって、めっちゃ贅沢な時間の付き合い方だよね。
本当そうですよ。そんな。今回はリモートです。みんなね。特についさんはお忙しいので。
私も子供の塾の部下行かなきゃいけないんで、ちょっとね、宵時にね、夜にね、3人で今回も収録をしたいと思っております。
今の時期に映画の話しようってなったのはですね、先日アカデミー賞が発表されて、日本もアメリカも1日差でしたかね。
金曜日に日本のアカデミー賞が発表されて、土曜日だったのかな。日本時間だと日曜日だったかも。アメリカのアカデミー賞が発表されてということで、ちょっと映画の話、アカデミー賞ノミュレート作品の話とかしようかね、みたいな感じで今日は企画しました。
ですが、あの、2026のアメリカのね、ポンちゃんのアカデミー賞のノミュレート作品を、私一本も見てません。公開されてないものも多いもんね。
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さすがに、辻先生は結構見てるものもあるの?
結構見たよ。
ノミネートっていうか、賞を取ったやつだけ見ていくと、ワンバトルアフターナザー見てるでしょ。
罪人たちも見てます。マーティン・スプリームも見てます。センチメンタル・バリューも見てます。
主演女優賞、ハムネット。
ハムネットはこれから。
ウェポンズ。
ウェポンズは日本ではまだやってないはず。
だから、日本でやってるのは一通り見てるはずよ。
さすがです。
コンスタントに月何本ぐらい見てるんだっけ。
だいたい4、5本は確実に。年間で70本前後は見てるから。
すごいよね。映画館で見てるんでしょ。
劇場でね。
すごい。さすがです。
私もヨコちゃんもどれも見てないから、2026のやつ。
おすすめするなら、まずはこれは絶対見ておいた方がいいみたいな。
どれですか。
それはね、筋的には、ワンバトルアフターナザーは絶対見ておいた方がいいね。
これはどういう作品なんですか。
これはね、元テロリストのお父さんが娘を助けるために鎮動中を繰り広げるって話だと思います。
鎮動中ってことはコメディーなの?
いや、えっとね。
ディカプリオだよね。
ディカプリオ。
ディカプリオがもうめっちゃおっさん。
めっちゃおっさん。
めっちゃおっさん。同い年私、ディカプリオ。
そうなのよ。
70年代生まれの人にはたまんない展開だったよね。
監督がまずポール・トーマス・アンダーソンでしょ。
80年代にすごい活躍してた監督さんで、今ももちろん活躍はされてるけど。
出てるキャストがおっさんばっかりで、レオナルド・ディカプリオ・ショーン・ペン・ベネチオ・デルトロっていう感じだから。
知ってる名前が。
最近の役者があんまりハリウッドの人そんなにわかんないから。
今聞いたのが知ってるぞ。
そうでしょ。
女優陣が癖の強い感じの人たちが結構揃ってて、若手が多いかな。
06:00
元々原作があるらしいんだけどね。
戦うお父さんの話なの?
そうなんだけど、元テロリストっていう設定なので、今はすごい普通のおっさんって感じになってて。
そういう人が、何者かに自分の娘の命が狙われたということがわかったんで、
娘を助けようとしていくと、娘を狙ってきた刺客がどんどん現れて、
そいつらと戦いながら逃げていくっていう感じ。
昔はテロリストだったのに、
もう呑気なおじさんになっちゃって、お腹も出ちゃったディカプリオさんが、
昔を思い出す感じに戦う。
戦うんだけど。
主人公はトム・クルーズとかさ、
かっこいい人だったらもっとかっこよく、バトルアクションみたいな感じになって。
そうじゃなくて、癖の強いおじさんがいっぱい出てきて、
癖の強い会話をして、癖の強い戦いをするわけですよ。
面白そう。
結構最後の方に、カーチェイスのシーンがあるんだけど、
そこら辺とかは最高な感じだね。
演出も含めて、これは劇場で見るべきって感じ。
なんかこのディカプリオの役設定も、
人生の悲哀みたいなのを感じさせる見た目じゃない?
だからそういうのを含めて、
メインストーリーだけじゃなくて、人生模様的なもの。
哀愁があるのかな。
そうそう。
なるほど。
全体的にはアクション要素も結構ある感じ。
アクションサスペンスって感じかな。
じゃあ見た感じとしては、爽快感的なものもある?
難しいね。
ドキドキハラハラみたいな。
ドキドキハラハラだね。
なるほどね。
しなかとさ、住み人たちとセンチメンタルバリューも気になるんだけど、
これはそれぞれ辻先生指定だとどんな感じの作品なの?
住み人たちはすごいエキセントリックな映画で、
これ何だったかな。
黒人映画なのにかつ吸血鬼映画で、
そうなの?
ミュージカルっていう。
そうなんだ。何なのかわからない。
でもホラー映画、ウィキペディアによればホラー映画って書いてあるね。
そうなんだ。
アメリカの南部に黒人の兄弟がいて、
黒人のための飲み屋を開くと。
09:03
そこに奴隷の状態の人たちが、
夜な夜な飲みに来てて、心の癒しを求めてくるんだけど、
ある日そこに、まるでゾンビのような感じで、
吸血鬼たちが集まってきて、戦いが起こると。
なるほど。なかなか高等向けな。
舞台は1932年のアメリカ南部ミュージシャンBっていうことだから、
まだ奴隷制度があるときの話。
森の中でこっそりやってるわけよ、そのダンスホールを。
みんながそこで踊り狂って、心の癒しを求めてくるんだけど、
そこに吸血鬼が集まってくるっていう。
なるほど。
さらにミュージカルなんだけど、幅広くて、
黒人音楽もあるし、ヒップホップみたいなのもあるし、
見てると、どんどん踊ってる人たちが、
現代的な服に変わってったりとかしたり、音楽もね。
これってどのジャンルにあるのかっていうのが、どんどんわからなくなるような感じ。
しかも主演、この双子の兄弟って感じだけど、一人二役で。
そうそう。
マイケル・ビー・ジョーダンがやっている。
なるほど。
全然違うキャラなの?
そうね。
だからね、こっちの方が、
ワンバトル・アフターナザーよりもスカッとするかな、見てて。
なんていうか、酒飲みながら見て、わーって言って見れてられる感じ。
なるほど。
今サッと聞いたら、面白いのかなって思っちゃう。
でも脚本賞とかも取ってるし、撮影賞とか作曲賞とかも取ってて、
実際に見ると引き込まれるっていうか、不思議な世界に引き込まれる感じがあるのかな。
そうそう。まさにそんな感じだと思います。
一番ラストの、たぶん想像がつかないオチになっている。
そうなんだ。私ちょっと興味あるな。
でも最近あれだよね、ミュージカル映画って増えた?評価されてるのに多い?
なんか、そんな印象があるんだけど。
定期的にあるけどね、ミュージカル映画って。
必ずしも、もともとミュージカル作品が映画化されたみたいなものもあるけど、
これをミュージカルでやるんだ、突然歌いだすんだみたいなのが、
割と最近は多いような、よく見るような気がするな。
そういった意味では、本当にこの作品もここで歌いだすんだみたいな、ノリはあるよ。
12:04
なるほど。ちょっとこれも興味ありますね。
あとセンチメンタルバリューね。
センチメンタルバリューはね、スウェーデンのね。
ヨアキム・トリアー監督のやつですけど、
これは家族を捨てた映画監督のお父さんと、
その家族の娘が俳優になって大きくなって、
年老いた映画監督のお父さんと再会する話。
娘的には父親からは捨てられたという印象を持っていて、
でも父親的には、自分の最後の作品に自分の娘を出させたい。
なぜならば、最後の作品は自分の人生、捨てたつもりはないんだろうけど、
その家族のための映画を作りたかったからっていう。
もっと言うと、娘の心の癒しになるような映画を作りたいと思って作ったからって感じなんだけど。
そこの間で2人がなかなか会話をするんだけど、近づいたり離れたりする。
これはハートフルなものなんですか?
基本はハートフルだと思うし、ヒューマンドラマという感じなんだけど、
やっぱりスウェーデンとか北欧系って、
北欧ならではの空気感っていうのがあって、
環境もあるし、人間性にもあると思うんだけど、
なんかこう、ぬるっとしてるのと。
曇り空っぽい感じでしょ。
わかるよ。
っていうのと、妙に精に開放的なところもあったりして、
そういう方向にいくんだ、みたいなのもあったりして。
主演の方もすごくお綺麗で、いい感じなんですけどね。
なるほどね。
よこちゃん、見なきゃだね、映画ね。
この収録に向けて、去年のアカデミー賞の作品を1週間で見たもんね。
私は去年のノミネート作品、作品賞のっていうのを見た。
焦って見たみたいな。
なんとなく見たいなと思いつつも、
なかなかね、まず映画館に行くことがそんなにないし、
時間を作れないというか。
暗いよね。
暗いなっていうのがあるし。
でも映画館に行くっていう時間を、
よいしょって腰が重くなるっていうことだけじゃなくて、
去年のアカデミー賞で言うならば、
15:01
例えばアノーラとか、
あれはアカデミー賞作品なの?っていう。
見る前から、え?って思ったし、
でも賞取ったからにはなんかあるのかなと思って見たけど、
え?っていう。
割となんていうか、小ぶりな感じだよね。
アカデミー賞っぽくないっていうか、
私がアカデミー賞っていう響きの中で期待するものとはちょっと違って、
これはこれで一つの映画として、
面白くないわけじゃないかもしれないけど、
なんかね、何だろうね。
わかるよ、洋子ちゃんの言わんとすることも、
アノーラに関しては私も思った。
何がその受賞の評価というか、
ポイントだったんだろうかっていうのが、
ちょっとわからなかったんだよね。
その洋子さんの感覚はわかる。
僕もこのアノーラ見たときには、
どっちかっていうとインディペンデントな内容になってて、
テーマもどっちかっていうと浅はかな若者の話だなっていう感じで、
僕らが風と共に去りるみたいなものに感じるような、
絵画ドラマ的なものはない。
そうそう。
で、あと80、90年代とかにありそうな、
ストーリーっていうか設定っていうか、
なんか既視感というか、
ストーリー設定的にも別に新しいものも何も感じなかったし、
っていうのもあって、
何だろうって思っちゃった。
何だろう、政治的文脈があるのかね、あれって。
知らんけど。
最近のアカデミー賞とかそういう話が出かけたじゃないですか。
そういう作品が。
それ言ったら今やってるブゴニアっていう、
またこれもすごい変態な映画だけど、
ブゴニア。
それも結構政治的な内容になってるしね。
ブゴニアは薬剤メーカーの女社長が、
ある二人の男に命を狙われると。
なぜかというと、その二人の男は、
その女社長はアンドロメダ聖人であり、
地球を侵略しに来てるから捕まえなければならないって思ってるからっていう話。
で、ある日突然誘拐して、
頭を坊主にして、
体中にクリームを塗りたくって、
家に閉じ込める。
ものすごい壮大なオチで、
みんながアジェントして終わるっていう、そういう話。
それは政治的な文脈があるの?
それは明らかにWASPを描いてて。
あー、そういうことなんだ。
っていうのがあって、
そのWASPたちが支持してるのが、
18:02
結局トランプさんになってて。
っていうような皮肉をしてるっていう話なんだけどね。
なるほどね。
でもこれもね、ノミネートされてたのね、アカデミーに。
そうそう。
個人的にはね、去年末に見てた、
殺し屋のプロットっていう映画がすごい面白かったんだけど、
これはね、
マイケル・キートンが出てるっていうね、まず渋い感じ。
マイケル・キートンが制作とか監督もやってて。
もう結構いい年だよね。
だからもう老年の殺し屋なんだけど、
ある日、自分の息子の娘、孫か、孫娘がレイプされたっていう話が出てきて、
その復讐をするために、いろいろとやっていくんだけど、
殺し屋は実は認知症でかかっちゃう。
記憶を失っていくって書いてるね。
だから彼としては、復讐をしたいんだけど、
どんどん記憶が飛んでいってしまう。
じゃあどうやったら復讐ができるのかっていうのを、
壮大なストーリー、プロットを考えて、それを実行にするっていう話。
自分で忘れないように。
それがね、
自分の立場とか体調とか観光とかを全部ひっくるめて、
ものすごく上手に近づいていくんだけど、
実は最後に大どんでん返し。
ものすごい壮大な復讐回収が待ってるって感じ。
なんかちょっと、めめんと。
めめんと懐かしいね。
あれは短期記憶の。
そうだね。
すごい忘れないようにやってるんだけど、
でもあれも最後結構大どんでん返し的な感じだったよね。
めめんとほど複雑に時間を戻っていってはやらないけど、
こっちの方が本当にストーリーが上手いって感じ。
気持ちいいって感じ。
そういう映画見たい。
すっきりね。
すっきりする。
そういう映画見たいわ。
そういう映画が見たい。
アノーラとかは確かにあれみたいな感じは、
ちょっと期待してね。
アカデミー賞作品賞だっていうので、
私もちょっと期待してみたけど、
ちょっとアノーラはね、あれみたいな感じはあった。
面白くないわけじゃないんだけど、みたいな感じはあったね。
そういう意味では、
教皇選挙は面白かったっていう。
21:01
洋子ちゃんまだ途中らしいんだけど。
途中なの?
配信も途中で止めている。
ここがやっぱり問題だねっていう、
収録の前に洋子ちゃんと話してたんだけど、
結構配信で見るときってドラマが多くなっちゃうのは、
やっぱり映画って2時間とか、
ものによっては3時間とかってなったときに、
どうしても家の中にいると、
他のことしちゃったりとか、
集中して2時間3時間座り続けるっていうのが、
結構難しかったりするんだよね。
その1は1時間弱みたいなドラマの方に行っちゃうとか、
あと映画でも2時間3時間ものを、
途中休憩しながら日をまたいで見ちゃうみたいな。
わかるわかる。
それは本当は没入感っていう意味では、
なんかもったいないなって、
なんかに改めて思っちゃった。
アバターとか3時間超えだから、
あれ劇場行かないとちゃんと見れないもん、たぶん。
そうだよね。
だから私、国宝は絶対映画館で見ようと思ったの。
でもやっぱり映画館で見てよかった。
3日前にね、ようやくね。
3日前にようやく国宝を見たんですよ。
見ようと思ってたんだけど、
逆にその3時間の時間を確保して、
ちょうど見たい時間。
去年の、かなり長くロングラウンドやってるけど、
今でもまだ上映してるっていう感じだけど、
たぶん夏ぐらいにも見ようとしたんだけど、
当日だと席が埋まっててずっと見れなくて、
それで逃してたのね。
時間作れるときに、
今見に行くぞと思ったら席が取れない。
ようやく今回は見れたけど、
たまたま自分が空いてる時間に見れたから、
ようやくですよ。
まだお客さん入ってたよ。
日本アカデミー賞も国宝を取ったから、
それでまた見たいなって人が出たのかもしれないけれども、
なかなか重厚感がある。
重厚な映画だよね。
なんて言ったって、去年の流行語大賞で国宝を見たって入るぐらいだからね。
そうなんだ。
そうなんだ。
流行語って感じだけど。
確かに。
あれのすごさは、
国宝を見に行った人たちが、
国宝を見に行ったっていうことをすごい上げていったじゃない。
やたら上がるから、
それを見て、
24:01
見に行かなきゃとか見に行こうみたいな感じで、
どんどん拡散されていった感じがものすごくあるよね、国宝は。
そこまで言うなら見に行かねばみたいな。
そうね。
いや、面白かったし、
やはり吉澤亮さんがすごいなっていうか、
全身全霊でぶつかってる感じがすごくしたし、
あと、
なんかさ、歌舞伎界のさ、
なんていうの、この、
闇的な。
美しい世界をもちろん描きつつ、
まあまあなんていうか、
なんとも言えないこの、
テーマ自体がさ、
血筋の話と、
才能というか能力なのか、
血筋なのか、みたいな話もそうだし、
あとなんか女性の描かれ方ってのが、
すごい男世界、
男社会で、
女性がなんとも、
その中でも、
うまくそれを、
高畑美月みたいにさ、
うまく利用しようとしてるのかな、
みたいな女性も中にはいるわけだけど、
これを描くのって、
歌舞伎の真ん中の人からしてみると、
中の人からしてみると、
どういうふうに解釈するのかな、
みたいな感じはした。
それを描かないと、
多分ドラマチックな作品にはならないと思うんだけど、
それがちゃんと描かれてるのは、
面白いなって思ったね。
寺嶋忍さんなんてまさに、
利縁の人だからね。
そうだよね。
だから、
彼女はさ、
むしろ女だけど、
歌舞伎の舞台に立ちたいっていうのでさ、
実際歌舞伎座で中村志郎と一緒に出たりしてるけど、
あれが正式な歌舞伎として認められるのかどうかは知らないけど、
そういう歌舞伎の伝統みたいなものに
抵抗してる人だと思うんだけど、
とはいえ、
世界ってリアリティがすごくある。
長く離れていった人が、
御蔵師だっていうだけで、
ポーンと戻ってこれちゃったりとか。
実際歌舞伎界って不祥事が最近多いじゃないですか。
なかなかスキャンダラスなものが最近すごく多いと思うんだけど、
ああいうのもちょっとなんか、
ものすごい問題だと思うのに、
なんとなくしれっと言ってるっていう感じとか、
それをちょっとね、
あえて描いてるのすごいなって思ったけど、
27:00
どう言われてるんだろうね。
あんなに話題になる中で。
ヒットのきっかけとか、
構造っていうのはそれなりに考えたつもりなんだけど、
あんまり答えがないんだよね。
だって今の若者たちが、
国宝見たって言ってるぐらい見たとして、
でもあなたたちって別に、
歌舞伎って社会見学で1回か2回行ったぐらいでしょと。
今まで歌舞伎この1年間、
何回見ましたかって聞いたら、
たぶんゼロ回の人が大半なのに、
見たってなんで?ってなると、
結局吉沢良・横浜流星っていう二代男前ってことなの?とか、
あれぐらいの色濃いのドロドロ感がちょうどいいのか、
もうちょっとどん底に落ちてから這い上がる感じがいいのか、
だから色々考えるんだけど、
いまいちこれっていうのが見えない。
いまだに。
私ね、結構映画よりも舞台とかの方が全然去年は多くて、
その舞台とかバレーとか、
あとそれこそ去年年始歌舞伎から始まってるのね、舞台。
歌舞伎を1月のほんと1週目か2週目くらいに見に行って、
舞台系の方に時間を自分が使ってるのって、
すごい生身の本気の人が出すエネルギーっていうのが強烈なわけ。
そこから得られるすごい自分の深いところに刺さる感動とか、
そういうのが結構大きくて、
で、私国宝はもちろんストーリーとかは原作めちゃめちゃ長いから、
多分相当走ったんだろうなとか、
女性の描き方とか、
ちょいちょいふんって思うところもあるけど、
やっぱりあの国宝のすごさって、
俳優の人たちも含めて、
俳優の人たちの人生を変えるぐらいの作品なんだろうなっていうのが、
映画から伝わってくるじゃない。
で、その本気さっていうか、
命がけの役者と命がけの役の重なってる感じが、
すごい刺さったのかなと思ったりもするんだよね。
映画を見て、
もちろん最初は横浜流星とか吉澤龍とかのイケメンから入ったかもしれないけど、
こんなに揺さぶられる感じみたいなのに衝撃を受けたりしたのかな、
とかも思ったりもした。
私ね、正直ね、
すごいのかもしれないんだけど、
素人に、
30:01
歌舞伎見たことない人に、
歌舞伎役者、舞台の再現してて、
評価できるのかなっていうのはちょっと思ったんだよね。
正直、本物の歌舞伎知らない人が大変だな。
そこと比較して、
すごい再現度が高いとか、
歌舞伎役者じゃないのにこんなに歌舞伎を演じ上げてるとか言うんだけど、
それは演出によってそれっぽく見せてるとも言える気がして、
そこは私正直分かんなかったね。
すごいのかどうかが。
そういうドラマチックに演出してるから、
確かにすごい舞台だっていうことになってるじゃん。
作品の中で、映画の中で。
だからすごいんだろうと、
みんな思わされてる感じがするんだけど、
本当にすごいのかどうかは、
よく分かんないなって正直思ったんだよね。
分かんない、本当にすごいのかもしれないんだけど。
私なんか逆に、
それはどうでもいいって言ったらあれだけど、
映画だから、
本物の歌舞伎と別に同等じゃなくてもいいというか、
そこと比較する感じでは私は見てなくて、
あくまでもやっぱり映画の中で、
映画の没入感を壊しちゃうほど下手だったら、
ちょっとあれって思うんだけれども、
映画の中の没入感を壊さない、
それぐらいの本気さというか、
基本みたいな形みたいなのがあったら、
あんまり気にならなかったかな。
通常的にはね、
あれはあくまで映像のための歌舞伎をやってたんだろうなって気がする。
今回の国宝は撮影が外国の方なのね、
ソフィアン・エルファニーっていう。
だからっていうのも変かもしれないけど、
やっぱりその映像のテイストが、
ちょっと日本人が撮る歌舞伎とはちょっと違う感じがする。
なんていうか、
歌舞伎座が歌舞伎座というよりかは、
なんだろう、ベルサイユ宮殿みたいな。
ベルサイユ宮殿。
なるほどね。
でも分かる気がする。
バレエ映画とかそういうのを撮るような感じ。
そうね、そうね。
舞台のね、捉え方。
バレエの劇場のような見え方を感じるって感じ。
分かる分かる。
舞台のシーンが多かったし、
長尺でね、すごいたっぷり描いてるから、
33:00
そういう意味では、
美術的な、実際の歌舞伎かどうかとかは、
さておき、
美しいものを見せようとしてるっていう感じは、
これは美しい世界なんだよって、
観客にも印象付けるし、
そこに向かう、
実際その役柄としても、
芸術に身を投じる人たちの話だから、
命かける人の話だから、
そこと、
現実の役者が、
シンクロする感じっていうか、
まあそうだよね、
そういう切実なものを感じる作品っていう感じはする。
あとなんかちょっと人形映画っぽい、
昭和感がややある。
そういう意味では、
どこか美しい日本なのかもね、
外国人が描く。
それもあるね。
もうちょっと日本人が冷静に見ると、
ややちょっとこう、
美しいとは割り切れないような世界もあるなとも思うから、
確かに確かに。
ちょっと美化してる感じはね。
そうそうそう。
いろんな側面でね。
女性の扱い方も含めてね。
そうそうそう。
そういう感じはするね。
だからそれがこうやって受け入れられてるのは、
興味深いなっていうか、
アンチがいてもおかしくないというか、
批判的に見てもおかしくない要素があるなって、
今時の感覚からするとね。
確かに確かに。
なっちさん、吉澤龍の役とかさ、
ひどいじゃん。
ひどいひどい。
自分のことしか考えてないからさ。
まあね、まあね。
その自分のことしか考えてない。
悪魔と取引したみたいな、
実際そういう役柄というか、
その代償を国宝になる代償っていう感じが、
それを描いてるんだなとは思ったけど、
そうね、みんな不幸になってくっていうね。
そういう感じが、いやそうだなって思ったけど。
でも見応えはある作品だったし、
ほうが割となんていうかな、
お手軽なものが比較的多いからさ、
それが面白くないって言ってるわけじゃないんだけど、
面白いんだけど、お手軽なものが多いなって思う中で、
すごく重厚感があって、これだけのものをちゃんと作ってるっていうのはすごいなっていう。
確かに。
感じはした。
松竹は絡んでないんだよね、この映画はね。
絡んでないんだよ。
松竹が絡んでたら、いろいろ思うばかりすぎて作れなさそうだもんね。
実際の歌舞伎役者は出てないってことだよね、あれ。
36:02
全く。
出てないけど、監修に入ってるよね。
監修に入ってるね。
そうそうそうそう。
中ではある意味松竹をちょっと批判してるシーンもあるしね。
あったあった。
そうだよね、そうだよね。
そうだよね、確かにあったもん。
あれ、辻君的にはさ、
日本映画で、
日本映画で、
日本映画で、