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ダイアログカフェ。筋書きのない対話から新しいアイディアと自分自身に出会う場所。この番組は様々なテーマで楽しみながらお届けします。
今日はですね、また新しいゲストをお呼びしているんですけれども、私のお友達、お友達と呼んで良いですか?
もちろんです。
渋谷摩耶さんです。
よろしくお願いします。
渋谷さんはですね、文化服装学院っていうファッションの専門学校で先生をやっていらっしゃって、それ以外にもご自分でもお洋服のデザインとか、あとテキスタイル、この生地のデザインですよね。
生地のデザインをお友達とみんなでやっているっていうか、私はなんかディレクションするっていう感じですね。
ファッションブランドというか、ディレクターをされてたりとか、いろんな活動をされていてですね、私たちはビジネス系のバックグラウンドなんで、アーティスティックな部分もあるし、ものづくり、ハンドメイド、ものづくりみたいな世界って、ちょっとそういうところと離れた、割と私たち乾いた。
割と効率重視な業界にいるので、そことはまた違うちょっとバックグラウンドを舞った方のお話を聞きたいなっていうので、渋谷さんに今日は来ていただきました。
楽しみです。
よろしくお願いします。
もともと渋谷さんとはですね、私の夫のお姉さんのお友達っていう。
ちょっと長いけどね。
お姉さんとはどういう。
たまたまですね、私が未宿に住んでいて、未宿にH東京っていうハンカチ屋さんがあるんですけど、そこの近くに住んでいて、そこの当時店長をしていた子が文化服装学院の時の同級生で、その子の親友がお姉さんだったんです。
そういう感じ。
ハンカチ屋さんに行くとお姉さんがたまにいて、みんなでご飯食べる。
なるほど。
そのうちに旦那さんも一緒に来て、みんなでワイワイしつつ。
旦那さんすごい兄弟仲良い。
結構仲良いんですよね。
だからお姉さんつながりの友達とか渋谷さんだけじゃなくて、他にも私。
珍しくないですか。
でも二人ともお互いをリスペクトみたいな。
最近はあまりないけど、二人で飲みに行ったりとか兄弟で。
うちは弟と全然そういうのないから、そういうのないの?みたいな。
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冷めてるね、みたいな。
そっちのレアな方が違ってるけど。
年も一個違いで、それでそんな仲良い兄弟ってあんまりとか思うけど。
でも二人ともすごく穏やかだからっていうのもあるのかもしれないですからね。
本当に穏やかで。
だからそういう夫つながりで、ここ10年ぐらいでお付き合いとしては。
最初に渋谷さんとお会いしたというか、渋谷さんのお家で。
ホームパーティーですね。
ホームパーティーといえば料理教室。
そうですね。
料理人の方を、レストランのシェフの方をお呼びして、
みんなで魚をさばいて食べる会みたいな料理教室に、
夫と一緒に参加したんですね。
結構人が、あの時何人ぐらいいただろう?
10人以上はいましたよね。
10人ぐらいはいましたね。
結構そういうイベントがお好きなんですか?
私実家がお寺なんですけど、
常にいろんな人たちがお家にいるっていうのがベーシックで、
年に何回もいろんな行事があって、
その度に50人とか60人とかを、
方々にお母さん、うちの母が料理作ったりして振る舞うみたいなのが普通だったので、
人を呼ぶっていうのがすごく私が好きで、
1ヶ月に1回ぐらい、
ゆう子さんと出会った料理教室は結構集大成みたいな完成形だったんですけど、
最初の頃は5,6人呼んでワインワインだったんですけど、
コンスタントにやるうちに、
じゃあ、異業種交流をうちでやったらいいかなみたいな感じで、
この人呼ぶんだったら、あの人呼ぼうみたいな感じで、
家の中で異業種交流会を定期的にやっているっていうことを、
20代後半ぐらいから、7,8年ぐらいしてたっていう感じです。
渋谷さんすごいオープンな感じの方なんですよ。
ポッドキャストなんで見えませんけど、
渋谷さんお洋服ね、今着てらっしゃるのも自分でデザインされたものですか?
デザインしてはないんですけど、パンツとジャケットは自分で縫ったものですね。
自分で縫ったもの。生地を買ってきて縫うんですよね。
基本自分で作った服ばっかり着てるんですか?
半分ぐらいが。これは風呂敷で作ったものです。
風呂敷で作ったジャケット?
確かに、ちょっと風呂敷っぽい感じの生地。和風な生地を使っておしゃれに。
確かに、見ないよね。
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割とカラフルなデザインとか。
マリメッコが好きだっておっしゃってた。
ああいう鮮やかなカラフルでポップな元気が出る。
そういう感じのものが、本当に渋谷さんの人柄をデザインに移したような、
そういう感じの方だなって私は思ってるんですけど。
今日は渋谷さんがお勤めの文化服装学院のお話とか、
あとファッション業界の話とか、
あとさっきチラッとお寺生まれだって、
お寺生まれからのファッションになぜみたいな、
結構白黒の世界じゃないですか。
お寺のわびさびな世界じゃないですか。
そこからこのポップな感じにどう移ったのかみたいな話もめっちゃ聞きたいなと思っていて、
ちょっと順を追って聞きたいと思うんですけど。
まず文化服装学院です。
これすごく歴史あるファッション専門学校ですよね。
今年101年目になります。
大正時代。
そうですかね。
すごい有名なデザイナーの方を輩出している。
山本陽司さんとか、健造さんとか。
こしのじゅんこさんとか。
そうですね。こしのひろこさんとか。
あと最近黒コーチさん。
マメさんとか。
ユニフロとコラボ。
一人でね。
すごい早々たる感じじゃないですか。
確かに。
お寺生さん自身もそこ出身なんですか。
そうです。文化服装学院を出て、そのまま助手になって、今は講師になっているという感じなんですけど。
なるほど。
学生からもそのまま先生なんですね。
そのまま先生なんです。
21年目。
教えているのは、主に何を教えていらっしゃるんですか。
教えているのは、服作りですね。
学生たちが持ってきたデザインを見て、こういう風に型紙を書いたらいいんじゃないかというアドバイスをして、学生たちに作らせて、
更に縫う時に、こういう布だったらここを気を付けてねとかポイントを抑えながら完成まで導いていくということを基本しています。
なるほど。文化服装学院ね、すごいいろんなファッションにまつわる学科、コースがいっぱいあって、服を作るのも多分いろんな分業があるじゃないですか。
デザインもあれば、そういった型紙を縫ってとか、それだけじゃないんですよね。
それだけじゃないんですよね。
うちの学校ってトータルでいろいろあるんですけど、大きく4つのグループに分かれていて、2つのグループが服をメインで作るっていうところなんですが、
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修行年風も1年から4年まであって、いろんな学び方ができるっていうのがあるんです。
1年から4年っていうのは、生徒が入るときに選べる?
選べるんです。
そうなんですね。
ちなみに1年っていうのは、大学を卒業してきた人に向けて1年間でまるっとキュッとやるって勉強するっていうコースが
副職研究科っていうのがあるんですけど、それ以外は2年課程で一応全部トータル終わるよっていうコースから
3年生、私はよくここのファッション工科専門課程っていうところにいるんですけど、
1年生はベーシックを教えてから、2年生になるとデザイナー育成コースと、パターンな育成コースと、商品企画とニットとみたいな感じで
さらに2年間職能に合わせてさらに専門的に学ぶコースというのと、あとは4年生の大卒と同じような感じに勉強できる4年生のコースというのもあるんです。
結構複雑ですね。
選ぶときに皆さん、高校出て入ってくる人が多いんですか?
そうですね、多いです。半分以上。
自分はこんなにいろいろある中で何をやりたいのかなとかって結構選ぶのが大変な気もするんですけど。
そうなんですけど、ちなみにこの服を作る以外のところに関しても流通家っていう、例えばスタイリストになるとか、バイヤーになるとか、
あとはEC関係のパソコンを使える、EC関係の仕事に就く人とか、モデルになるコースとかもあるんですけど、
服を作るところも流通のところに関しても、1年生はベーシックを学びましょうみたいな感じで、まずみんなで同じことを学ぶ。
服装かっていうところはちょっと家嫌いなんですけど、それでさらに1年間勉強する中で、本当は例えばスタイリストになりたかったけど、
勉強してたら私それよりもバイヤーになりたいとか、モデルになりたいみたいな感じで、頭で思い描いたものと自分ができるものっていうのがちょっと変わってくると思うんですよ。
2年生になるときにようやく好きなことに選ぼうみたいな風になるところが、うちの学校は今の状況が多いので。
それすごい良いですよね。
そうなんですよ。
やっぱり分からないっていうか、分かりやすい職の方に最初結構みんな…
みんなデザイナーとかになりそうだね。
けど実際こうやってみたら、自分が面白いって感じるものは別のことだったりすると、こういう仕事もファッションの中にはあるんだみたいなことも分かりそうだし。
やっぱり服を作りたいっていう子は、もう8割型デザイナーになるみたいな感じで来るんですけど、
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クラスの周りの子を見るとめちゃくちゃ絵が上手い子とか、感性がすごい子とかがいると、
いや僕はとか、私はそこまでじゃないとか。
あとはデコラティブな服が好きっていうよりは、普通にファンウェアみたいなものの方が好きだってなると、
デザインではなくて、例えば商品企画かなとか。
なるほどね。
自分の中である程度、私はこうじゃないんで、消去法で、積み分けも自分たちでできてくるってある程度。
確かに。
私は常日頃思ってたんですよ。
ファッションの専門学校デザインとかだったら、ちょっと前衛的とかモードな感じとかっていう、
なんかそういうイメージあるじゃないですか。
そういうのをみんな勉強するのに、でも世の中で売ってるものはめっちゃコンサバなものとか、
いろんなバリエーションがあるから、
じゃあファッションを勉強してきた人は、みんな本当は前衛的なものを作りたいけど、
妥協して私はこれを作ってるみたいな、そうはならないのだろうかと思ったりしてたんだけど、
別に学んでる人もいろいろだっていうことですよね。
好みとかも含めてね。
モノトーンが好きな人もいれば、デコラティブが好きな人もいれば、本当に様々で。
でも壁にぶち当たるのが、自分の好きなものを作って売れるのかっていうのが、
やっぱり彼らの中で一番大きな壁なんですよね。
本当だったら、自分の名前を感じて自分のブランドを作って、
作家っぽくなっていきたいっていう気持ちは。
好きなものを書いて作ったら売れるっていうのが、一番ハッピーなのかもしれないけど、
でもそうは、社会はうまくいかないもので、
どこかしら妥協して売れるデザインにシフトしていかないと売れないよっていうのを、
2年間とか3年間かけながら、我々が修正していくっていうか、
こうだよって、そうじゃない?みたいな。
確かにね。すごいよくわかる。
でも確かにアパレルって、アートの要素と商業的なもの、ビジネスのものの、
やっぱり混ざるというか、その境界線がすごく、
でも実際はね、産業があっての、そこに支えられて、
作家性の強いものとかがあるから、
純粋にピュアにアートとかとは違うからこそ、
だからこそすごい尖った才能がなくても、
そういう仕事に就く人っていうのも当然いらっしゃるってことですよね。
そうじゃないと作業がスリッチしない。
さっきの4つも出て、2つ、服飾の方がメインと、
で、ファッションユーツと、
あと工芸っていうのがあるんですよね。
ブラックとかシューズとか、ジュエリーとか、
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あとはテキスタイルっていう工芸的な身につけるもの、
あとジュエリーとかもあるんですけど、
そういうものを専門に学ぶのは今は2年コースで、
前は1年同じものを学んでから、2、3年生で同じように選択できたんですけど、
数年前から最初からシューズはシューズみたいな感じで、
専門的にすごく学べるんですけど、
1回入っちゃうと、次に転換をしたいってなると、
1年後みたいな感じになっちゃうので、
ある程度みんな絞り込んで入ってくるというか。
大学を出てから来る人って、
その大学で美大とかそういうことを勉強してきた人が多いんですか?
結構多いですけど、
普通に文学部の人とか経済学部の人とかっていうような、
普通の一般大学の人たちもいます。
そうなんですね。
最初は本当に針も持てないところから、
最後はドレスを作ってファッションショーまでするんです。
1年間で。
あのファッションショーって、
詳しくない私でも知ってるというか、
すごいイメージが華やかな。
あれは4つの課程とか関係なく、
皆さん何かしら作品を出すんですか?
ファッションショーは。
1年間に大きなショーが、
カリキュラムショーだと2つあって、
1個目が新入生を歓迎するためのファッションショーっていうのが、
5月の中旬ぐらいにあって、
それは家庭ごとに、
福祉職家庭の1年生の人に、
福祉職家庭の上級生がやる、
高科の上級生が高科の1年生にやる、
みたいな感じで、
家庭ごとに、
家庭の1年生に向けてショーをするっていうのが、
5月にある一大イベントで、
2月の下旬から3月の上旬には、
今度は卒業制作ショーっていうのが、
また新たに。
多分それをご覧になっているのかもしれないですね。
先月か先々月ぐらいにね、
またまたNHKでね、
100カメっていう、
100台のカメラを置いて、
いろんな視点から一つの物事を取材する。
それでね、文学総学院が出てたんですよ。
そのまさにファッションショーの準備をしている、
学生さんの制作しているところに、
いろんなところにカメラがあって、
それを見て、
渋谷さんの話を聞かなきゃって、
すごい思ったんですよ。
すごい面白かったの。
面白かったですね。
なんていうか、青春。
暑かったですね。
物作りに欠けるね。
すごい良いなと思って、
目的を持って学校に入ってきて、
やっぱりファッションが好き、
物作りが好きっていう人たちが、
自分を表現するための、
すごいこだわりをね、
18:00
みんながそこに情熱をかけているのが、
同じ世代の20歳前後ぐらいの大学生の子で、
ここまで一つのことに集中できる子ばかりではないじゃない。
なんとなくモラトリアムみたいな大学生。
一般的な大学生。
自分を振り返るとね、
そうだったなと思うから、
やっぱりこういう目的があるっていうのは、
すごい素晴らしいなって思ったんですよ。
やっぱりみんなそういうテンションで、
そのショーには関わるんですか。
そうですね。
コースによっては選抜されるところもあって、
人数が多いので、
全員が出るクラスもあれば、
かによっては100人の中から50人だけね、
みたいな風になることもあるので、
やっぱりそこでは切磋琢磨というか、
負けないぞみたいな感じで作ってたりしますね。
グループ制作というよりは基本個人制作なんですか。
基本個人なんですけれど、
私が去年担当していた商品企画の
インダストリアルマーチャン大臣課っていうところは、
新規ブランドを立ち上げて、
みんなでグループ制作で、
ワンシーズンの商品企画をやっていくまで
作るっていうコースなので、
そこに関してはグループで5,6体作る
っていう感じのところもあります。
でもほとんどのコースは基本1人1体か2体か、
多い人は3体みたいな感じで、
そこの卒業制作賞に出して最後卒業するみたいな。
やりきった感じですね。
あれって、学校卒業した後は
皆さんファッション系のお仕事に就くんだと思うんですけど、
デザインをやるって言ったら、
アパレルの会社に就職する人が多いんですか。
そうですね。会社に就職一旦して、
そこから何年間か仕事をしてから独立っていう人もいたりしますし、
少なからず最初から自分でやるっていう方も中にはいます。
そうなんですね。
そういう賞で表彰されるとか、
何か目立つみたいなことっていうのは、
就職とかもみんな意識したりしてるところはあるんですか。
そうですね。
神奈美市もそうではない?
神奈美市もそうではないですけど、
やっぱり拍がつくっていうか、
就職する時に何とか賞を取りました。
っていうのは履歴書に書けたり、
あとは面接の時には作品を持って行ったりするので、
ポートフォリオとか生の写真の作品を持って行って、
自分のアピールをするっていう時に、
この作品は何とか賞を取った作品です。
みたいな風に言えるかなと思います。
形に残るっていうのがまたいいね。
21:00
自分の作品って言えるものを生み出すって、
すごいね。
ちなみに渋谷さんは在学中、
ファッションショーって出品されたわけですか?
そうです。
どんなものを作られたんですか?
信じられないと思うんですけど、
白と黒なんです。
そうなんですか?
そうなんです。
私が行ったところは、
先ほど言った商品企画のコースなので、
5人のチームで商品企画をやってたんですけど、
ドレッシーなスーツのブランドを
みんなで企画したので、
白黒のパーティードレッドとか、
パーティーに着るようなスーツを
作ったりとかしてましたね。
わりと市販できるようなものを
意識してるってことですか?
そうですね。
高級なスーツみたいなブランドを
やってたんですよ。
意外です。
意外ですよね。
スタイリストのお仕事に
使われる方とかもいるんですか?
います。
例えばそういう仕事は何かになるんですか?
そのところに関しては、
ファッション流通専門家庭の
ファッション流通家っていう、
ちょうど私今年そこに
確認したんですけど、
移動したんですけど、
そこの1年生を出てから、
2年生にスタイリストコースっていう
コースがあるので、
そこでスタイリストの実習と
知識を学んで、
在学中からインターンもできるので、
インターンで何々さんっていう
スタイリストのアシスタントに着く
みたいな形でやる場合もあるし、
あとは東京衣装さんとかっていう
衣装の会社の中にある
スタイリスト部みたいなところに
就職をするっていう場合もある。
なるほどね。
大きく2つあるって感じですね。
スタイリストってやっぱり
個人でやってらっしゃる方が
結構多いですよね。
そういうイメージはありますよね。
個人だとアシスタントの大抵、
さらにそこの下に
アシスタントのアシスタント
みたいなのがいるので、
一番下になっちゃうと、
3ヶ月とか4ヶ月は
その期間でお金があげられません
みたいなのも
あんまり大事には言えないですけど、
あったりするので、
地方とかから出てきて
そういう風になりたいっていう人は
なかなか折り合いがつかなくて
親御さんからまだ
仕送りをしてもらってるっていう
2,3年はみたいな人もいますし、
逆にもう卒業したら
もうお金は出せないってなると
そのスタイリストを諦めて
まずはショップの販売員になって
それを温めてから
またスタイリストの道に
みたいな子も中にはいるんですよ
結構デッチ
そうそうそう
24:00
デッチボーカル
今なんですね
そうなんです
なくはないというか
でもやっぱり
学校で学ぶこととは
やっぱり違うんですよね
スタイリストに実際ついて
アシスタントでやっていくのは
経験としては両方ないと
難しい感じ
そうですね
やっぱりどういう風に
仕事が流れるのかっていう
一連の流れを
アシスタントについて
この時はこうやるんだ
リースはこうやるんだ
っていうのは
やっぱり分かってないと
できないです
何よりも
物を借りるのに
どういう風に
どこから借りるのか
っていう風なのも
やっぱり分からないと
捨てがないと
やっぱり借りれなかったり
ビジネスルームに
入れるようになるとか
ビジネス会社と
アポイントを取るとか
っていうのも
やっぱり複数の人たちが
分からないような
流れっていうのがあるので
そういうのはやっぱり
経験を積んで
信頼関係を得て
ようやく借りれるところが
増えてくる
みたいな感じで
人対人なんですよね
ビジネスだけど
結構
繋がりが
そういうことですよね
確かにね
いろんなブランドと
お付き合いをして
どこにどんなものが
あるかっていうこと
世の中にまだ
出てないものとかを
知らなきゃいけない
わけですもんね
お店で買い物するのとは
またちょっと違いますもんね
あとは
プレス会社
みたいなのもあるので
いろんなブランドの
新作の商品が
ストックのプレスルームに
バーンと置いてあって
そこから借りれる
っていうシステムもあるので
一つ一つっていうのも
ありますし
そのプレスルームと
仲良くなるというか
信頼関係を得て
じゃあ例えば
5月の20日の日の
この時間には
絶対これが借りたい
っていうときに
他の人もいる中で
じゃあ最優先で借りれるのか
っていうと
やっぱり信頼関係だったり
とかするのも
きっとあると思うので
人対人で
コミュニケーションを
よく取って進めていく
みたいなのが
重要なのかなというか
知らない世界
あと
映画とか舞台とかの
衣装あるじゃないですか
例えば
どうやってね
ああいう衣装を
作る人たちって
何を学んで
この衣装作りに
入ったのかなと思うんですけど
例えば
そういうのやりたいとか
と思うと
何かになるんですか
そういうのが
服職専門課程の
服装課
ここは2年コースなんですけど
卒業してから
もう1年専攻課で
3年間学べるコースだったり
私のいた
ファッション工科専門課程の
3年生のところ
27:01
どこかに行って
服作りを基本学んで
っていう人が
行くことが多いですね
特に最近は
劇団式に入りたい
っていう人が
確かに舞台で
世界観を表現する衣装って
また普通の服とは
違いますもんね
小林幸子みたいなね
あれは衣装なのか
装置なのか
大道具みたいな
でも確かに
アーティストが着る衣装とかも
またちょっと違いそうですよね
でもやっぱり
衣装部みたいなのがあって
そこにちゃんと
正社員で入れるみたいなところって
ほとんどやっぱりないですよね
例えばオリエンタルランドのところとか
それもオリエンタルランド
本体ではなくて
子会社みたいなのとか
あとは本当に劇団式と
あと数社ぐらいで
なかなかその
大きく手広くやっている
っていうところはないので
個人の何々さんとか
そういうことが結構多くて
だからなおさらなおさら
間口が狭いのに
やりたい人は
どんどん増えているみたいな
そういう方向に
ぼんやり行きたいなと思っても
どこからそこにアクセスすればいいか
普通のそういう専門学校とかに
行ってなくて
高校出て
今から大学出て
どう就職活動したらいいかも
わかんないですよね
やっぱこういう
先輩もいて
先生も
こうしたらいいよって
教えてくれて
っていうんじゃないと
たどり着けない感じ
なかなか細分化された
世界なんだ気がしますけど
これでも結構
そうするとスキルを
もちろん磨いていく
っていうことプラス
就職っていうか
仕事するっていう時に
本当にいろんな選択肢がある
個人も含めて
その辺とかも結構
相談にのったり
サポートするんですか
学校で
うちの学校に関しては
クラス単人制なので
50人とか60人ぐらいを
2人で見る
みたいなのが基本なので
ホームルームの授業があったり
あとはお昼休みとか
放課後に
何かある時には
じゃあこうしてみようとか
今こう悩んでるんだったら
じゃあここに
聞きに行ったほうがいいよ
っていうような
相談を密に取ることが
できるっていうのが
うちの学校の強みというか
一人一人に合った
就職先を
ちゃんと考えてあげる
みたいなのを
すごく手厚くしているっていうのが
巡りというか
我々が頑張っているところ
専門学校って確かにね
単人とかがいて
みんな同じ方向のね
目指してるものとかがあって
高校とも違うけど
大学ほど
大学ってゆるい
30:00
みんな好きな授業を
取ってるから
あんまりずっと一緒にいる
クラスの友達とかもいないし
単人もね
必ずしもそういう存在
いなかったりすると
薄いじゃない?
学校来るも来ないも
本人次第みたいなことあるけど
結構
基本は毎日
朝から夕方まで
授業があって
っていう感じですよね
割とみっちり
カリキュラムがあるって感じ
水曜だけ午前中授業なんですけど
それ以外は
4時40分まで
朝は9時20分とか
みっちり
高校みたいな感じ
教室に学生たちが座ってて
我々が移動する
中学生みたいな
形勢がどんどん変わって
授業をする
すごいね
手に触付けるっていうかね
自分の力
スキルを身に付けて
その方向に行くっていうのは
専門学校って
ぼんやり大学行くより
いい子も絶対いると思うよね
本当に思うよね
なんとなく大学行って
一応経済学部なんだけど
でも何勉強したっけ
みたいな子も
多分世の中
いっぱいいるから
あと進路指導
キャリア相談室とか
キャリアセンターみたいなのも
大学にもあるけど
それは自分で
行かないと聞けないしね
行ったことないもん
私行ったことないもんね
大学は
あまり当てにしてなかった感じもあるけど
行って何を言うって
今時はもしかしたら
あるのかもしれないけど
そういうイメージがあって
その辺やっぱ専門学校は
結構しっかりサポートするっていうか
お預かりしてますみたいな
そういう感じもあるかもしれない
つけたい
うちの学校は大きいので
100年くらいの歴史もあるので
いろんなところに卒業生がいるんですよね
いろんな企業に
なのでこの学校から
取りたいとかっていう風に
直接我々教員にアポイントを取って
相談に来たりとか
推薦みたいなのもあるんですか
そうですね
社長さんがわざわざ見学に来て
ここから取りたいから
こういう取り組みしていきましょう
みたいなのが随時あったり
授業の間にはそういう方々と
お話し合いをして
その条件に見合った学生を
何人か揃えて
歴史を持ってきますみたいな
あとは面接お願いしますみたいな
最上級生のクラスの担任とかは
結構多いですね
企業側からしても
しっかりちゃんとみっちり勉強して
そこに志を持っている子だったら
そこにアクセスしたいですよね
そうですよね
33:00
特にやっぱり辞める子が多いんですって
2,3年で辞めるとか
という子が多いので
やっぱり食い止めたいからこそ
わざわざ社長さんが来たりするんですよ
人事担当者だけじゃなくて
どういう勉強しているのか
僕が見たいみたいな感じで
去年私も最上級生を担当していたので
結構いろんな有名な会社の
人事担当者の方とか
社長さんが授業を見に来られて
アパレル系の
アパレル系の
それで撮りたいとか
言ってもらえるようになったというか
やばい話なんですけど
例えば社長さん来られて
どういうところを見るのかって
例えば即戦力として
ファッションビジネスに入った時に
すぐに動けるようなスキルを
すでにこの過程の中で
ちゃんと身につけているのかどうなのか
みたいなところなのか
各ブランドとか各会社とかで
やっぱり世界観がそれぞれあるじゃないですか
そことの親和性とか
どういうところを見るんですかね
そうですね
きっとコースによって
違うのかもしれないんですけど
賞金企画のコースに関しては
即戦力になるような
どんな授業をしているのかを
授業が見たい
こういう授業を受けているんだったら
能力があるから撮っていこう
もちろん親和性がある人っていうのは
あると思うので
我々もやっぱり
フェミニーなブランドが多いところだったら
可愛い女の子を送り込もう
みたいなのは
僕の了解でしたりとか
っていうことはしますね
授業ってそれだけみっちり
毎日夕方まであるっていうことだと
いろんな仮に授業があると思うんですけど
服を作るっていうことの周辺とか
あるいは直接は関係ないけど
こういうことも学んどくといいよとか
ユニーク結構面白い授業とかって
こんなのあるようになります?
ファッション史は必ずみんな学びます
歴史ですね
歴史って結構繰り返しているので
ミニスカートが60年代に流行ったら
また流行るとか
2000年代に流行ったものがまた2020年に来るとか
こうやっぱり時代が繰り返すので
いろんな西洋服装飾から和服から
いろんなことを学んで
それを考えた上で
自分はどういうものを
今まで買った中のものをプラスして
アウトプットするのかっていうのを
考えるのがやっぱりファッションデザインだと思うので
自分がただボートじゃないですけど
普通に着てるだけだと
やっぱりいいものは出てこない場合が多いので
36:01
ある程度いろんなソースを頭にインプットしてから
それをどう自分で咀嚼して
アウトプットするかっていうことを
考えさせるために
ファッション史っていうのは
1年生からしっかり勉強している
あとは素材っていうのもすごく大事なので
素材ってポリエステルだったらどうなのか
綿だったらどうなのか
薄い布だったらどうなのか
厚い布だったらどうなのか
素材開発っていうのは
特に日本はすごく力を入れているところなので
どんどん新しい繊維が出てきて
いろんな機能が出てきて
その踏まえてどうデザインするのか
さらにそれをどう縫っていくのか
踏まえてやっぱり素材っていうのを
しっかり勉強してほしいっていうのもあるし
さらに卒業生もやっぱり
卒業してから
もっと素材を勉強しておけばよかったって
80%くらいの人が言うんですよ
もっとやっとけばよかったっていうぐらい
やっぱり服を作る上で
素材っていうのは根本にあるものなので
それをしっかり勉強してもらいたいなとは思って
素材メーカーさんとかと一緒にやってみたり
例えばサンプルとかやったりとか
そういうコラボじゃないですけど
研究とかあったりあるんですか?
例えば大手の繊維メーカーさんと
新しい素材があるので
そこにプリントをして
もう少しポップにした状態で
商品提案をしたりとか
新商品の素材のプレゼンテーション用の
服を作るためのデザインをしてくださいとか
あとはプリンターの機械の会社さんとかだと
新しい機械ができたので
自分たちのデザインでその文字をプリントして
商品作ってくださいとか
卒業制作にどうですかみたいな風に
持ってきてくれて
企業さんとしては新しいデザインが載った
いい雰囲気の作品が隣にあって
自分たちの会社の新商品もあって
これってこういう風になりますよっていう
最終形も見せられるようにアピールできるので
こちらとしても製品を作る文字を出してもらえるし
ウィンウィンでこうやっていくみたいな
コラボレーションも結構ありますよね
なるほどね
素材すごい進化してそうですよね
進化してますね
特にアウトドアウェアとかって
買い物に行くとものすごいタグついてますよね
いろんな商品タグというか機能タグみたいなのが
そういうものがすごいたくさんあったりとか
ゴアテックスであるとか
いっぱいきっとあると思う
確かにね
39:01
それをどういう風なデザインにしたら
本当にその機能が100%というか
100倍以上に効果が出るのかっていうデザインも
なかなかアウトドアウェアはすごい面白い
そんなところに穴が開いて
なんでなんだろうとか
ここにジッパーがあって
ここに風呂が入っている
いつもは使わないから
ジップの中にしまおうみたいな
確かに
アウトドアウェアを市場調査するのが
すごい好きなのかな
個人的に
こういう風に塗っているんだ
こういう機能性があるんだっていうのは
なるほどね
確かにね
デザイン云々ということだけじゃなくて
機能みたいなところからハイライトされる
そういうアパレルのものが
最近増えた感じがしますよね
ヒートテックやら
そういう
機能性を売りにして
それがデザインで
どう最大化されるかみたいな
あるいは作り方
縫い方みたいなもので変わるとか
そういうことですよね
なるほど
面白いね
深いね
何も考えずにただ消費だけをしていた
結局
我々作っている人たちの
消費者にはどうやったら伝わるのか
ほとんど伝わらないから
どういう風に伝えていくのか
内部の人たちは
販売員さんに託して
一生懸命売ってもらうという
現状があるんですけど
なるほど
非常に面白いですね
文化服装学院の話を
ここまで
主に聞いてきたんですけど
次回は
ファッション業界の話
例えば
価格がすごく下がっているとか
業界的な変化
トレンドとかも
あんまり店舗で買わないとかね
いろいろ変わってきたり
あと渋谷さん自身の
ものづくり
先生以外の活動
の部分とか
その辺りを次回は
聞きたいなと思います
ありがとうございました