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2024-11-13 09:49

68:JIMTOF2024どうだった?機械設計者が気になったもの

工作機械の祭典「JIMTOF2024」楽しかった!気になったものなんでした?工作機械の設計者が気になった製品について話してみました


■参考リンク

JIMTOF2024

https://www.jimtof.org/jp/index.html


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つねぞう

ものづくりが好き。産業機械メーカーで設計をしている。猫を飼っている。


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サマリー

今回のエピソードでは、JIMTOF 2024における工作機械や新技術が紹介されています。特に、MAZAKのミネラルキャストの使用や大隈の電動化、SMCの無線オートスイッチが注目されています。

JIMTOF 2024の概要
こんにちは、常蔵です。Design Review FM第68回目始めていきましょう。 このDesign Review FMは、世の中の様々なもの、主に工業製品について、私の主観で勝手にデザインレビューをしていこうという番組です。
今回はですね、JIMTOF 2024で工作機械設計者が気になったものということで、今週1週間のJIMTOFの2024が開かれていたんですけれども、
そこに実際行ってみて、いろんな機械を見てみて、気になったものについて話してみます。 ただ、ちょっとクリティカルなものとか、こちらが設計者だからこそ話してくれたことっていうのが結構あるので、
そういうのはちょっとお話しできないので、ちょっと浅い感じになってしまうかもしれませんけれども、ご了承ください。
メーカー別でお話ししていきましょうか。
まずはね、MAZAKさんですね。MAZAKさんではVCN460HDCCという機械が気になりました。
縦型三軸機なんですけれども、 機械の構造としてミネラルキャストというものが使われています。
ミネラルキャストというのは鉱石とエポキシ樹脂を混ぜた複合材料で、通常の芋のに比べるとその振動の減衰性が高いとか、
熱伝導率が低いというその工作機械の構造体としては、 優れた性質を持っている材料です。
こんなミネラルキャストをですね、MAZAKさんの方では自社の中で設備を作って内製化して機械に搭載してきたということですね。
会場でそのとあるミネラルキャストメーカーの方とお会いしたんですけれども、そこでいろいろ教えてもらいました。
今回出展されていたいろんなメーカーの中のあの機械もこの機械も ミネラルキャストを使ってますよと。
MAZAKさん以外で6社ぐらいかな。 日本のメーカー、海外のメーカー合わせて6社ぐらいありましたね。
ヨーロッパの方では結構当たり前にもうミネラルキャストというものが使われているんですけれども、
その背景としては異物を作る業者さんの数が少なかったりっていうのがあって、
日本でもね最近その異物を作る業者さんが減っていたり、あと環境への配慮ですね。環境への配慮。
ミネラルキャストっていうのは異物のようにその材料を 高温に温めて溶かしてあげるという工程が必要ないので、
そこでそのCO2を出すことがないよと。 あと熱伝導率が低いというところでその周り工場の
温度変化に影響されにくいというところで、 空調とかその機械を冷やす温度コントローラーとかっていうものを減らせますよ
というところでCO2削減につながるよねというところでいろいろその出ては消えていく 素材系なんですけども
このミネラルキャストっていうのは日本でもね今回はもう定着しそうだなと 当たり前の材料になっていくんだろうなというのを感じました。
次は大隈さんですね。大隈さんはですね MB46V2という縦型30機。これが気になりました。
この機械で何が気になったかというと、ちょっと文字だけだったんですけども 電動式主軸工具アンクランプ装置と書いてありまして
工作機械ですね、省エネ対環境性アップというところで油圧を 無くそうという流れが各社ありましてどうやって無くすかというと
電動化するんですけども 最後まで残りがちなのがこの主軸のアンクランプなんですね
主軸の中にはたくさんのサラバネが入っていまして このサラバネが伸びる力で工具を引き込んでクランプしています。
工具交換の時にこのサラバネっていうのをギュッと潰して アンクランプするんですけども
このアンクランプするためのサラバネを潰す力というのは非常に大きな力が必要で
さらにその主軸周りというのは比較的そのスペースがない 狭い場所なので油圧っていうのは非常に便利なんですね
ただここ今回大隈さんでは電動化してきたというところで どういう構造をしているのかちょっと気になります
次はDMGさんですね DMGさんはね正直あまりなかったんですけれども
あえて言うと横形5軸機のinh63の実機が見れたことですかね あとそのクラシック機械さんが
DMGモリプレシジョンボーリングというふうに社名が変わって 初めての展示会だったのかなと思うんですけども
すっかり見た目がねDMGになりましたね ちょうどその機械のところに立っていた説明員の方に
大変だったでしょうっていう話をしてみたらいやー大変だったんですよ と言ってましたねもうね
想像するだけではい大変だったと思います
次は中村富さん 中村富さんはねドクターツールという機能がちょっと聞いておりましたね
これは工具の摩耗や破損を 軸のサーボモーターの電流値を測って検知しましょうという機能なんですけども
いやそれどこまでできるんだろうというところがね結構気になるところです はい実際その使われて使われ始めた時のね
評判てのをちょっと聞いていきたいなと思ってます 次は小松NTCさんですね小松NTCさんの
KV-420Lというギガキャストで作ったダイキャスト部品の加工を想定した機械なんですけども
いやこれでかいねでかかったですね 特立の機械高さがかなり高くて実際お客様のところに収めようと思った時に
あの高さで入る工場がいくつあるのかなとちょっと心配になりました あとその上の部分の構造結構丸見えで
ああああやって作ってるんだなぁというのがよくわかって面白かったです 軸の構成がねものすごいわかりやすいですよね
見えてるとね 次は三井精一さん三井精一さんではビルトインコンプレッサーが気になりました
通常工作機械には電源と工場エアっていうのを供給して動かすんですけども このビルトインコンプレッサーってものがあれば圧縮エアは工場から引っ張ってくる必要がないと
いいことですね で機械にコンプレッサーが乗っているのでその機械でエアを使う時だけコンプレッサーを動かせば
省エネになるですよねとそういう説明でしたね ここもちょっとねどうなんだろうなって思うとかあるんですけど
機械1台だけであれば確かにそうかもしれないんですけども 工場に機械が5台10台何十台と並んでいたとすると
結局そのエアーの使用量っていうのは平準化されて常に使っている状態になるとすると まあ動かし続けている方が実は省エネなんじゃないのと
工場でまとめて動かしている方は省エネなんじゃないのっていう思いもあるんですけども ちゃんと計算してないので
まあわかりませんというところですねちょっとこれももうちょっと検討してみないと いけないかなと思っています
SMCの無線技術
はい最後に要素関係で一つ要素関係でまあ気になったのはですね smc さんの無線オートスイッチですね
こちらそのスタッフとアップ企業のエイターリンク車というところと smc さんが共同開発した ワイヤレス給電を使用した無線のオートスイッチとなります
シリンダにつけるオートスイッチというのは配線が結構煩雑になりがちなんですけれども この無線のオートスイッチを使えばスッキリシンプルになりますね
まあいろいろとその給電する電波を出す装置からオートスイッチまでの距離だったり そのオートスイッチをつなげられる個数とかいろいろ制約はあるんですけども
まあ面白いなと思いました 2025年の3月から
発売開始だそうでちょっと今度改めて会社に来て説明してもらおうかなと思っています こんな感じですかね
今日11月10日ジムトフ最終日にこれ録音しているんですけれども 2日ほどジムトフに行きましていろんな方とお会いできました
シールとかいただいたり 私が作ったあの3Dプリントした工作機械をお渡ししたりと交流も楽しかったです
ありがとうございましたということで今週はここまでです ポッドキャストの感想質問は概要欄にリンクがあるグーグルフォームからお待ちしております
また各ポッドキャストアプリでの評価もぜひぜひお願いします ではお疲れ様でしたご安全に
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