そしたらね、結構気持ち悪かったっすね。
いや、そうですよ。それはそうですよ。
当時はね、これでどこもおかしいことはないみたいなつもりで作ったやつも結構入ってるんですけど。
いやいや、わかるわかる、それは。
ポートフォリオ用に撮っておいた制作物なんですよ。
なるほどね。
チラシとかパンフレットとか新聞広告とかいろいろあるんですけど。
いや、これはないなっていうのが結構細かいところ気になることがやっぱりすごいあって。
自分の成長もちろん感じるっていうのもあるんですけど。
できてなかったなって思いましたね。
やっぱりあんまり世の中でも出したくないなっていうものばっかりなんですけど。
で、自分でとはいえですよ、当時人に修正を入れてもらわなくても、
なんとなく自分で自信持って出せるなっていうデザインが作れるようになったのって、
僕はたぶんそこまで3年ぐらいかかってるんですけど、どうですか?宇田さんってどうでした?
自信を持って、僕ってちょっと特殊で、もともと製版会社で印刷業界つぶつぶなんですよ。
徐々にデザイナーの階段を登っていった節があるので、
なんだろう、そんなに急にデザインやるってことはなかったんですよね。
だんだんだんだんそういう風になっていったので、あんまり自信がなかったとかっていうのもなく、
そのステージにあったデザインがちょうど来てたような感じがしましたね。
なるほどね。
そうなんですよ。デザイン事務所ほどのものはなかったですよね。
だから僕は毎日デザイン案件にまみれていた状況で、その3年ぐらい経ってるんですけど、
その前に一応芸術系の専攻線、デザイン系って言ってるんですかね。
デッサンとか含めて学習をして、デザインについて学習してたのは2年ぐらいなんですけど、
なので結構な時間がかかって、デザイナーとして独り立ちするまでには時間がかかったなって感じなんですけど、
ごめんなさいちょっと前置きが長くなってますけど、
特にその3年の間で本当に訳が分からなかったものが3つぐらい主にあるんですけど、
1つはですね、これも皆さんデザインを学び始めの方は共感いただけるかなと思うんですけど、
文字館とか業館ですね。
これは出しても出しても上司とか先輩にやっぱりことごとく直しを入れられるのは主にやっぱり文字館業館だったりですね。
僕は代理店のデザイナーだったんでちょっとディレクション的な立場で製作会社の外注にデザインをお願いするってことが多かったんで、
自分で文字組みをする機会っていうのは製作会社のデザイナーに比べたら多分作業量的には半分ぐらいしかしてないんですけど、
だからその感覚をつかむまでちょっと時間かかったのかもしれないんですが、
自分がおしゃれだなみたいなふうに思うデザインを見たときに割と時間、文字の間すごい空いてるじゃんとか、
そういう感覚でそういうものを真似で作るんですけど、実は自分がやるとおしゃれにすら見えないし、
すごい読みにくいってすごく言われることが多かったなっていう気が。
そうなんだよ。読みにくいって言われちゃうんだ。
そうなんですよ。ただですね、ここはずっと難しかったんですけど、
ここがうまくできるような感覚が身についてからはそこで失敗をするってことは多分ほぼもうなくなってるんですけど、
どうやってそうなったかっていうのをちょっと思い返して考えてたんですけど、
多分最初はデザイナーとして文字を扱ってるっていう感覚がすごく高すぎて、
なんかこういじってやろうとか、そういうなんか調整しようっていう気持ちがすごく働きすぎてたがゆえに、
本当に読み手目線でちゃんと文字を扱えてなかったんだなっていうふうに思います、今考えると。
だから逆に文字を読む人目線で自分でちゃんと読んでみるっていう工程も含めて、
ちゃんと文字としてそもそも読みやすいのかどうかっていうところを意識してやるようになってからは、
結構いろんなところに気づけるようになってたかなと思いますね。
例えばその文字が横に長すぎると、ストロークが長いと読みにくかったりするじゃないですか。
なんかそれの適切な文字数っていうのも自分で読んでみないとなかなかわかんないんで、
だから見返してた当初の制作物とかはめちゃくちゃストローク長いのがいっぱいあって、
ヤダったんですけど。
だからそうですね、一番今考えると一番いいのかなと思うのは、
フォントってプロポーショナルメトリクスっていう情報が、
森沢とか大手の書体には絶対データとして入っているので、
文字と文字の適切な読みやすい文字化っていうのが、
もうすでにフォントの中に組み込まれてるから、
そこはまずいじるなっていうのが一番いいのかなって。
文字を読むのに読みやすい情報として書体のデザイナーさんが設計してくれるもの、
設計してくれてるものをデザインをよくわかってない人間が誤魔化すんじゃないよっていう風に、
ちょっと言ってあげたいかなっていう。
たまにお客さんで指定が入りますよ。
メトリクスでお願いします。
なんかすごい辛い苦手っていう感じだったんですよね
で上司はすごい面白いものいっぱい作れるデザイナーだったんで
僕から見ると割とその感覚的にやってる風に見えたんですけど
たぶん違ったんだろうなっていうのがあるんですけど
今でこそそこにちゃんと自分でこういう風にやっていけば
割と面白いもの作れるよねっていうのを考えられるようになってるんですけど
これもそこに至るまでは結構いろんな経緯があって
僕代理店にいたんでプランナーとかコピーライターさんと一緒に仕事する機会が多くて
そういう人たちって逆に直感を信用してない人たちっていうか
言葉で論理的に考えていくのが得意な人たちだったんで
一緒に仕事するとやっぱりすごく学ぶことが多かったっていうか
こんなに言葉しかないけどもうすでに面白そうなデザインを想像できるみたいな
企画書とかをいっぱい書ける人たちだったんで
そういう人たちと仕事できたのが結構大きいかなっていうのと
あとは自分でコピーを書くシーンが結構あったりした時もあって
あとは企画書を自分で作らなきゃいけないみたいなシーンが結構あってですね
そういう時はやっぱりちゃんと道筋立てて考えていかないと人に伝わらないなっていうのを痛感したので
だからそういう経験とかも多分役に立ったのかなっていうのと
あとはきっとですねその面白いアイデアを思い浮かべる人たちっていうのは
日頃から多分いろいろなものに関心を持てて
情報をいっぱい集めてものを知ってる人たちなんだろうなっていう気がするので
そういうことを日々いかに勉強してるかっていうのもやっぱり大事なんだろうなっていう気がしましたね
その辺を意識的にやっていかないとなんないんだなっていう気がして
僕もちょっとロジカルって言われると自信がないんで
ずっとひらめきだけに頼って
その時にインプットは多分会社にいた頃から誰にも負けないっていう気持ちでインプットしまってたんで
そうですよねインプットなしにはアウトプットできないので
僕も会社の中で実例とかパンフレット趣味で集めてるようなやつ僕だけだったんで
そういった意味でやっぱ頭一つ抜きに出てたんですよね
引き出しがやっぱりその分多かったんですよ
僕の力じゃないですけどそういった実例の力なんですけど
まあねでも皆さんそんな感じだとは思うので
自分でゼロから何かを生み出してる人はあんまりいないだろうか
なかなかいないですよね
色々知ってるかどうかがやっぱり本当に奇妙だなって