版画です、結構大きな版画で、モノトーンの版画で、ストライプのやつなんですけど、
誰か知らずに買ってるので、そこからこの提案会があるから、
これいいよとか言われた人で愛知まで見に行ったりとか、
埼玉の芸術美術館に見に行ったりとか、そこから知っていくっていう感じです。
それって売り方が上手だったわけ、そのギャラリーが。
これがすごい、あなたが買うといいですよってセールスされたわけ?
そうです、もうセールスですよ。
すっごい面白い先生なんですけど、
これを作品を、ドナルド・ジャットの作品を、その当時18万円で売ってたんです。
もう額送した状態で、高いか安いかも分からずに私は。
先生が言うには、これを100万で買いたいって言ってる人いるけど、
そんなやつが買うより、小娘に売りたいんだって言われて。
小娘に売りたいって。
何にも分かってない小娘にこれを売るのが面白いんだって。
すっごい、そんな話、面白すぎる。
そうなんだと思って。
でも専門学校2年あるので、2年くらいの先生との付き合いだから、
どんな話とかも分かってるので、そんな面白そうなことなんだと思って。
私ともう1人お友達と2人で1点ずつ買うんですよ。
そこね、4点しかないんですよ。
4点しかそこ飾ってないんです。
すごいね、上手だね、その先生はね。
それってでも大丈夫なのかな?
なんか、推し子にそんなさ、売りつけてさ、
学校的な、学校のなんかコンプライアンスみたいな。
全然気にしない人なんですよ。
私たちは面白がってるし、お友達も私もかっけーと思って買うんですよ、それを。
で、後から私がその美術館で働いたりとか、
後から現代美術のいろいろ知る中で、
あ、すごい人だったんだ、ドナルド・ジャットって。
この大きさで、これが18万円ってめっちゃ安いんだってことが後から分かるんですよ。
今だともっと価値上がってるかもしれないね。
そうですね。
ただかっこいいってだけで買っちゃったんです。
かっこいいと思って買っちゃった。
すごいかっこいい作品なんですよ。
いや、よく18万円、それを買う余裕があるっていうか、すごいね。
アルバイトしてたのね、ちゃんと。
アルバイト何してたの、なんかその時は。
その当時はミスター・ドーナツで働いてた。
ミスター・ドーナツのアルバイト。
でもその時、正直に言って、どんな満足感とか、どんな不安とか、
どんな疑いとか、いろんな感情があったと思うんだけど、細かくそこを教えてください。
そうですね。私が今までで買った作品、全体ピースで買った作品の一番、第一号なので、それが。
まず作品を買うということをしたことがなかったんですね。
買うっていう玉もなかったので、買えるものだと思ってなかったっていうのがまず前提としてあるんです。
先生が面白い人だっていうことを私は知っていたっていうのがまずあって、
コンセプトスペースのコンセプトというか、成り立ちっていうのも面白いのも知ってたので、
長屋なんですよ。日本の小さな長屋の一つに先生は奥さんと奥さんたちと住んでいたところから始まって、
そこを引っ越しすると同時に、全部真っ白に塗るんですよ、中を。
真っ白に塗った長屋のスペースに壁が4つあって、そこに作品を描けるっていうスペースをやっていて、
海外から面白い現代アートの人を呼んでくるっていうのをコンセプトとしていて、
結構な名前のある人たちを先生は怖いもの知らず呼んでたって言ってたんですけど、
その辺の背景を聞いていたっていうのもあって、なんか面白そうなことをしている人だし、
この作品っていうのはなんか良さそうっていうのがあるっていうのが。
良さそうっていうのは、直感として、色が好きだったとか、形が良かったとか、どういうところが良さそうっていう。
そうですね、ごちゃごちゃしてない、ほんとシンプルな版画なので、
家にかけててもすごいスッキリしてかっこいいし、ずっと一緒にいられる感じはしたんですよ。
飽きるとかなさそうとか。
初めから家にかける前提で買ってます。
よくそんなに大きなものを飾れる壁がありましたね。
大抵、日本の家って壁が少ないから大きいのはちょっと難しいとか色々言われるんだけど、
飾れる場所があったわけですね。
壁に何かをかけるっていう習慣があんまりないので、
作品をかけているような家でもないし、普通の家は家だったので、
開けようと思えば壁なんか開くんですよ。
すごい。
カレンダーかけているところを取っちゃったりとかね、
炭素を動かしたりすれば開くんですよ、壁。
開けてここにかける。
自分ではどんどんあたりでも絵を描かなくなっちゃった?
それとも描いてずっとそれでも細々と絵は描いて、
作家にもなれたらなってみようかなとか思ってたりとか、そういう側面はどうなんですか?
そうですね、私その出版社で営業していた時に、パレットスクールっていうのが築地にあるんですけど、
そこイラストレーターになりたい人が行ったりとか、
絵本作家になりたい人が行ったりする場所なんですけど、
イラストレーターを目指してそこに入った時期があったんです。
やっぱり絵描きたいなと思って。
そのイラストレーターっていうのはどこから来てるかっていうと、
私本が好きなので、本の想定がすごく好きなんですよ。
出版社に入ったのもそこから来てますし、
イラストレーターっていうのもそこから来ていて、
全部本の表紙というところから来てるので、
そこでも1年間いろいろ絵を描いたりとか、
いろんな方の講座を受けたりして、
それがあって出版社を辞めて絵を描こうと思って辞めるんですけど、
そこからストーヴィスカに入ったらイラストじゃなくて、
今度は現代美術っていうのに入っていったので、
自分の絵も描いてはいても、
私描き続けるっていうモチベーションあんまりなくて、
何か作品見た時に描きたいと思って、
わーって描いてまた描かなくなってとか、
また何か作品に触れて素敵と思って、
描きたいって描いてまた描かなくなってっていう、
描き続けるモチベーションっていう作家性はあんま持ってないんですよね。
なのでどっちかっていうと、
作品を見てわーって感動したりとか、
描き続けるその作家さんに憧れるっていう、
その作家さんが描き続けてるところの新作がやっぱり見たいから、
その生活ができるようにどうサポートができるかなとか、
そっちを考えるほうがわりと好きで。
ちょっと描きたいなとかっていう気持ちは、
きっと作家さんの気持ちになれるっていうか、
そういう部分であったり、
あと作品の見方が見るだけの人とちょっと描いたことがある人では、
なんか重みが違うような感じはありますよね。
気持ちに入ってくる強さが違うような感じが。
そうですね、確かに。
軽く描いてる感じとか、
こんなのなんかできそうっていう作品も私すごい好きなんですけど、
自分でやったらできないですよ。
そんな風に描けないんですよ。
大抵みんなさ、
特に現代アートの抽象的な絵画なんかは、
もしかしたら自分にもできるかもしれないって思う人結構多くて、
これからは買わないで、
自分で描いてみますと言われちゃう時もあるんだけど、
なんか数年経つと、
やっぱり描いて作家になるわけじゃないっていう人が多くて、
なる人もいるんだけどね、たまにね。
やってみるといいですよね。
やってみるといいよね。
どれだけそれが難しいとか、
どれだけそれが深い表現なのかっていうのが分かるので。
そうだね。
そういうのでワークショップやってるギャラリーも最近ありますよね。
ありますね。
いろんなギャラリーがあると思うんですが、
木村さんが興味があってよく行くギャラリーって今はどのぐらいありますか?
私もそんなに詳しくはないんですけども、
やっぱり知ってる作家さんがやってるギャラリーっていうのは、
行く機会があって、
行った時にここすごいいいなって思うとこはいくつかあって、
やっぱり全然ギャラリーの見せ方も違うし、
同じ作家さんでも、
作家さんによってはこのギャラリーではこういうもの、
このギャラリーではこういうものって
作風を分けてる方もいらっしゃいますし、
その辺も見てて面白いところです。
ギャラリーの雰囲気とかイメージっていうのがすごくあるので。
あるね、あるある。
なんかもういろんな話が聞きたいんですけども、
木村さんはご自分でも古典を開いてみようって、
自覚もあるというふうに聞いたんですけど、
そのきっかけは何なのですか?
今までにやったことはある?
ないです。
初めて今回やってみようと思った?
やってみようと思って。
きっかけは?
作品を出すっていうところは、
ストー美術館の時に、
すっごくハードルを低くしてくれてる展覧会があって、
現代美術フリーマーケットっていうのがあったんですよ。
あったあった。
館長と副館長が考えた企画展で、
わりと趣味で写真を撮っている方とか、
私みたいに作家ではないけどの絵を描いている人が、
作家さんと同じようにフリーマーケット形式で出すってことができるので、
作家さんは出してるんですけど、
そうじゃない人たちも出せるっていう場があったので、
そこで私3回くらい出していって、
フリーマーケットに出すっていうために一生懸命描くので、
描くっていうことはこういうふうに描くのかなとか、
自分の表現とか、
あとは展示するっていうことはこういうことなのかなっていうのを、
少しそこで垣間見ることができたんですね。
それ以外には本当に展示したことなくて、
やっぱりこの作家さんに携わる中で、
こういうことを表現してみたいなとか、
こういうものを描いてみたいなっていうのが出てきて、
描き溜めていたんですよ、少しずつ。
で、描き溜まってきたけれども、
展覧会をする気持ちとか、あとは重圧とかもあるだろうし、
生活と制作のバランスの取り方とか、
いろんなその作家さんが直面している課題っていうのがあって、
それを体感的に知りたいっていうのもちょっと一端ではあったり、
あとはやっぱりやってみないと分からないので、
作品を見てもらうって気持ちどんなんだろうっていうのが、
やっぱり興味としては。
やっぱり嫌なんですよ、こう。
作品を出すって結構嫌で。
結構勇気がいるんですよね。
私下地何もないので、
ただそれに晒してみるっていう自分を、
見てもらうっていうところに一回やってみる、
取り込んでみるっていうのは、
とりあえず挑戦をいつかしてみたいと思っていて、
そういう雰囲気があるので、
そこだったらいけるかなって思って申し込んでます。
3月に個展を予約してあるんだよね。
2年前からね。
1年後って結構忙しいと思ったので、
2年あればなんとかできるかなって思って、
2年後で予約したいですっていう風に、
オーナーさんにお伝えして、
それでやることにしています。
もしまた開催したらね、お知らせしましょうね。
あと一方ですごく地域性を大事にしているギャラリーさんもあって、
浅草にあるギャラリーアビアントっていう、
近所の方とか浅草っていう土地柄の付き合いっていうものが、
すごくそこで居場所としてのネットワークがすごくあると感じていて、
それオーナーの方の人柄っていうのもあるんですけど、
別に関心があるないに関わらず、
結構立ち寄れる場所っていう風になっていて、
見た目はすごくちゃんとしたギャラリーで、
抽象画もあるし、具象画もあるしっていう作りだけど、
雰囲気は小学生が学校帰りに寄ってくるみたいな雰囲気があって、
なんか近所のお店が、いろんなお店が隣に近所にあるんですよね。
なんか下町だからね。
下町なので、その下町の良さっていうのを、
そこに私もこうちょっと出入りする機会があるので、
こういう風に居場所になっているギャラリーがあるっていうのは、
すごくいいなっていうのは思いましたね。
なんかこう、いろんなもの、高校生からずっと持っている、
経験とか情報とか知識とか、
すごい可能性感じますよね、木村さんね。
どういう方向にこれから行くのかなって思って、
すごく会ってお話伺いたいなと思って、
それで一緒にお仕事ができたらいいなと思って、
ちょっとね、今ね、まだ公にはしないんですが、
ちょっと一緒に仕事ができればと思って、
マネージャーさんとしてお手伝いしてもらえないかなと思って、
どんな形でもいいので、木村さんとちょっと仕事をして、
これからやっていきたいなと思っているんですが、
今までに作家のお手伝いとしてやってきた経験っていうのは、
どのぐらいの、ある程度いろんなお手伝いみたいなのを
かげながらやってきたことはやってきたんですか。
そうですね、ストビース館でやってた時には、
ギャラリーっていう場所でするお仕事がほとんど土台にあって、
そこの経験を踏まえて、じゃあ一人で何ができるかなっていう時に、
この部分はできるなとか、この部分はできないなっていうところがあるので、
そこを作家さんと話したりとかしながら、
何が必要かなっていうのでお手伝いしているっていうのがありますね。
それがSNSだったりとか、またオンラインショップだったりとか、
川田さんはそれをご自分でやられているので、私はすごい興味があるので。
今までいろいろやりすぎたね。
振り返ってみても、すっごい2人分の仕事をやっちゃってたかなと思う。
2人、3人分やってて、今まで年はそこそこ若くて、
体力もあったので、気力もあったしいいんだけど、
これをずっとこの後20年続けられるかっていうと、
ちょっとそれの規模を超えて活動が海外まで及んできたので、
ちょっとやっぱり一人じゃ無理かなと思い始めて、
別に言い訳になったわけじゃないんだけど、
今までいろんなことをやってきましたが、
ちょっとずつ自分がやってきた以上の仕事をするためにも、
それから自分の仕事を自分だけの手柄にしちゃうっていうのも、
すっごくもったいないっていうか、
あんまり世の中のためになってないような感じがして、
私もいろんな経験とか、いろんな知識があるのを伝えていきたいっていうときに、
木村さんと一緒にやってると、木村さんがまた別のところで生かしてくれるっていうようなね、
そんな感じがしたので、
これから対談がきっかけっていうよりかも対談の前にね、
実は打ち合わせとか会合があって、
それでこういう収録をしようということになったんですが、
たまにまたYouTubeの私のチャンネルに、
あるいは木村さんが編集して管理しているPodcastのチャンネルの方でも音声を配信するということですので、
ぜひ皆さん、両方のチャンネル登録よろしくお願いいたします。