2024-09-12 20:42

#15 鬼滅の刃「水柱・富岡義勇の痛み」後編 炭治郎はセラピスト

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15回目 (後編) 大人気の漫画・アニメ「鬼滅の刃」。「水柱・富岡義勇の痛み」を扱ってみました。前編とあわせてお聞きください。

* ネタバレがありますので、ご注意ください

鬼滅の刃 柱稽古編 公式サイトhttps://kimetsu.com/anime/hashirageikohen

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この番組は、臨床心理士の「ゆ―こさん」とキャリアコンサルタントの「ぼーちゃん」の二人が 「だれせめ」を使って、お悩みやお困りごとの解決のヒントや応援メッセージをおしゃべりでお届けしていきます。 


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#鬼滅の刃 #富岡義勇の痛み #富岡義勇 ⁠⁠⁠⁠⁠#だれせめ相談室⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠#だれせめ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ #サバイバーズギルト #セラピスト #炭治郎 

00:03
みなさん、こんにちは。だれせめ相談室のお時間です。
だれせめ相談室室長で臨床心理師のゆう子さんです。
ようこそお越しくださいました。
ようこそ。アシスタントでキャリアコンサルタントの坊ちゃんです。
だれせめ相談室は、職場や家庭での日常的なお困り事を、だれせめを使って解決するべく、
役に立つ考えや具体的エピソードなどを、おしゃべりでお届けしていく番組です。
ゆう子さんと坊ちゃんの鬼滅の刃、富岡義勇さんの悩みについて、引き続きお話をしております。
この物語上、炭治郎さんはこういうのを、
ある意味、空気読まずにバーンって懐に入って、
その人を助けていくというか、変えていくというか、そこまで作為的ではないにしろ、
そういうキャラの役回りをずっと、この義勇さんだけじゃなくて、
炭治郎はそういう役をずっとね、いろんな人との対人関係でやる係なんだろうねって。
そういう意味で、メンタルが強いっていうか、ある意味ちょっと鈍感なとこがあるじゃないですか。
空きやかーんとしてるもんね。
だから普通だったらそこ行けないよな、みたいな、そういう懐に入るみたいな、
ところにパンって入れるのは、ある意味鈍感力というか、
メンタル強いというよりも、鈍感な部分がないとできないのかなって思うことも結構あったりとかします。
なるほどね、やっぱり見る人によっていろいろだなと思って、
私は鈍感力とは思わなかったけど、分かっててやってるんだろうなって私は思ってたけど、
それもでも東映かもしれないよ、私は私の炭治郎像みたいな、
坊ちゃんは坊ちゃんの炭治郎像。
そうかもね。
東映が入るからやっぱり。
それぞれ人によってね、見方がやっぱり。
そうそう。
ギユ君もギユさんも多分にね、やっぱり東映が入るから私なんかは、
そんな困ってないんじゃないのって見えちゃうのも、私がそういうなんかあれかもしれないな。
あんまり常にみんなと仲良く、みんなと一緒にみたいなより、ある程度一人の時間が欲しい人だからかもしれないし。
でもそうかもしれないですね。
私はそういうふうにやっぱり見なかったし、
やっぱりこのコミュニケーションがあんまりうまくない人ってすごい損してるよなってやっぱり思っちゃう。
ということはぼくちゃんはどちらかというといろんな人とわりと常にワイワイしときたい感じなのかしら。
うん。あんまり一人ぼっちで誰とも接触、私を一人にしといて触らないでっていうふうには思わない方です。
03:07
あ、そうなんだ。
私はね、一人の時間がないと持ちませんぐらいの感じで。
それは多分環境とかね。
だからこの富岡義勇さんのいろんなセリフとかを見て聞いて、
そんなに悩んでないんじゃないこの人はって私は思ったわけよね。
私にとってはすごく新鮮。そうなんだ義勇さんってちょっと思いました。それ聞いて。
全然本人は困ってないけど周りがなんか、特にお館様とかね、周りがすごい心配して。
むしろ気持ちよく過ごしてるんじゃないかなとすら思うようなところもありますよ。
むしろ構わないで欲しいと。
そうそう。遠縁に入るねやっぱね。
本編にも書いてあるんですよね。義勇さんが、俺に構うのは時間の無駄だっていう。
この時間の無駄だは俺の時間の無駄なのか、それとも相手にとっての時間の無駄なのかな、炭治郎。
君にとって時間の無駄だよって言ってるのかな。
多分そうなんだと思うんですよね。
一生懸命擦り払ってきても、俺は別に構わないからってそういう意味ですかね。
最終的に炭治郎はどうするんだ?このお館様からのオーダーを炭治郎はどうするんだ?
もうどうしたらいいか分かんなくなっちゃうんですね炭治郎君。
ここまで拒否ってはっきり言われちゃったら、もうちょっと関わらないどうしようかって言った時に、一言だけ義勇さんはサビトから託されたものを繋いでいかないんですか?って質問をしたんです。
こういう時にすごいピンポイント、クリティカルなところをついてくる炭治郎さんですよね。
素晴らしいですよね。
それが思いっきり義勇さんの胸に刺さったっていう。
ちょっとこれも過去、お姉さんもいらっしゃるんですよね。
お姉さんも亡くなっちゃって、その時に自分が死ねばよかったって義勇が言った時に、
サビトが、お姉さんが命を繋いでくれた命を託された未来を、お前が繋いでいくんだぞって、そのサビト君に言われたんですよ。
はいはい。
お姉さんを亡くした時には、このサビト君から、それを君が繋いでいくんだぞと言われ、
そして今は、それでサビト君を亡くして、ちょっと苦しい思いをしている今は、
炭治郎から、サビトから託されたものを繋いでいかないんですかと言われたんですよね。
この面白いのは、このサビトが義勇さんに言ったこの言葉、繋いでいかないんですかっていうのは、炭治郎君はこの言葉を知らないんですよね。
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お姉ちゃんの件の時のことはね。
知らないんですよ。軍隊にもその同じセリフを受けたわけですよね。
これでこの義勇さんはどうなったんですか。
はって義勇さんが止まっちゃって、それで動かなくなっちゃったから、逆に炭治郎は義勇さんにだいぶこの言葉で、
ショックを受けさせちゃったかなって、ちょっと困っちゃうわけですね。逆にさらに。
なんだろう、ここまた炭治郎君の面白いところで、
突然お蕎麦の早食い競争をしませんか。
なんと蕎麦屋の、蕎麦屋じゃない、蕎麦の早食い競争を提案するんですよ、いきなり。
だから義勇さんが突然言われたんで、なんでって顔をしてびっくりするわけですね。
それで蕎麦食い競争をやるわけですよね。
やって、勝ったのは、結局勝つんですよね、炭治郎が。
本当だったら義勇さんってすごい早食いだし、余裕で勝てたはずなのに。
炭治郎に、俺は次の1枚でもうおしまいにするから、お前もう1枚食べればお前の勝ちになるぞっていうふうに言ってるんですよね。
勝たしてくれるんだ。
そうそうそうそう。
そうか、じゃあそういう中場照れ隠しの相手を炭治郎を勝たしておいて、このハッってなった時に、
それで柱稽古をやろうって思ったってことなのかな。
そうなんでしょうね。だからあつないでいかなくちゃいけないっていうふうに改めて気がついたっていう。
気がついた。そっか。
じゃあその炭治郎が蕎麦食い競争をやりませんかって、大食いの自分に言ってくれて、これはありがとうな気持ちになったのかしらね。
多分この時点ですでにもうやろうって決めていたんだと思うし。
なるほどね。なんかこう、ハッと来るブレイクスルーってこういう感じですよね。
そうですよね。なんで炭治郎くん上手いなと。
すごい良いですね良いですね。上手って言うとちょっと作為的ですけど、本当に良い介入ですよ。
大体ね、そこに留まって、望んでるか望んでないか、あるいは無意識的に望んでるか無意識的に望んでないか、それは問わず、
なんかそこに留まってしまっている時は、さっき坊ちゃんが言ってくれたみたいに、そこに留まる理由みたいなものがやっぱりあるじゃないですか、その人に。
それは良いも悪いもなくて、そういう留まっている時の思考回路みたいなのがあって、
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サビとから託されたものを繋いでいかないんですかっていうね、こういうのがリフレーミングになっているのか、
なんかものすごい、次元をバッと場面とか次元とかをガラッと変えるセリフとして、ズバーンって入っていってるのがわかりますよね、これね。
意図したセリフじゃないんだと思うんですよね。きっとね。そこまで掲載してるわけじゃない。
だからセラピストがね、こういう、そこに留まりたいわけじゃないんだけど留まってしまってて苦しいっていうような人からの相談だと、
これはこういうね、例えば亡くなった方から託されたものを繋いでいきませんか、みたいにリフレーミングって言いますけどね、そういうことは言ったりします。
人が亡くなったケースであんまり簡単にリフレーミングはしないですけど、時間が経っててこういう状況が整っていれば、
言うこともあるかなっていうふうに見ると、炭治郎ってね、私は映画見に行った時も、この人すごいセラピストだなと思ったんですよ。
ずっと思ってる私、炭治郎くんはセラピストですねと。もちろんね、天然の。
なんかね、炭治郎くんがなのか作者がなのかわかんないんですけど、なんかこう、鬼滅の刃自体がね、すごいセラピューティックな映画だったしね、炭治郎はセラピストだなと思ってて、この話を聞いた時にやっぱりセラピストだなと思いましたね。
私もこの回を見た時に、あ、すごく上手く介入をしてるし、なんかこう無理に説得してないじゃないですか。
そうそうそうそう。
最後は大蕎麦早食い競争ですよ。
それこそ、横から上手く変化球を投げて、剣で勝負しちゃうとガチンコになっちゃうって炭治郎はわかってたから、だからわざと早食い競争っていう風に。
そうそうそう。しかもね、その早食いというか、まあ大食い道で言うと義勇さんのが上だっていうのもポイントだと思うんですよね、きっとね。
でもなんかね、炭治郎くんは、義勇さんがこんなに食べるとは思ってなかったらしい。
あ、そうなの?知らなかった。
立てると思ったんじゃないかな、きっと。
ここなんか天然でいいですよね。
まさかこうなるとはっていう風に思ったんじゃないかな、きっと。
いいなと思ったのは、私がいいなと思ったのは、だいたいね、お前が正しい、いや俺が正しいっていう争いになるんですよ、人って人間関係のね。
正しいことを言ったからといって、この義勇さんがね、言うことを聞いてくれるとも限らないし、
親方様が心配してるからっていうのも、でも、このね、戦士に対して心配してるっていうのもちょっとまた言いにくい話じゃないですか。
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炭治郎くんは結局、その義勇さんから見ると下っ端ですからね。
ある意味ね、全然隠した炭治郎に、あえて柱のどうにかして、何とかしてくれって親方さん頼んでるから、結構無茶振りっちゃ無茶振りですよね。
でも多分この親方様は炭治郎がこの手の、すごい率直にガーンクリティカルなところに行く、そしてちょっと珍妙な案を思い浮かぶっていうのを知ってて頼んでますよね、きっとね。
その辺はね、親方様はすごい、各柱とか隊員のそういうキャラクターを結構把握していらっしゃる。
だなぁと思ってね、この親方様もやっぱり大したもんですよね、上に立つ者として。
そう思いますね、お若いのに。
でもね、すごい良いなぁと思いましたね、これなんかセラピー的に見ると言うと、私なんかそういう物事がだいたいフレームで見えてくるんで、そうするとなんかこの、俺が正しい、例えば俺に構うな、時間の無駄だと言われて、時間の無駄なんかじゃありませんよ、私はギルさんの稽古を受けたいんですよみたいにね、真正面から言って、いやそんなの俺はやる気ない、いややってくださいみたいな。
水かけ論になるじゃないですか、絶対。
これはなんかまあよくね、人間関係の間で起こる、いやお前がこう言ったじゃないか、いや俺はこう言ってるじゃないか、みたいなこうね、押し問答、水かけ論っていうのはまあよくあることで、正面から行かないっていう、その俺かお前か、
ぜかひかみたいなことを、ついそこが論点になってしまいがちなところを、あえて外しに行ってるっていうのが素晴らしいなぁと思いましたね。
そうなんです。
そこはもう目の付けどころがやっぱり天才的というかね、セラピーストだなぁと思うのがそこですね。
それが自分はセラピストだと思ってやってるわけじゃないところがまたすごいですね。
しかもね、いきなりおちゃらけるキャラでもなく、ちゃんとズバーンとね、一番言わなきゃいけないところは言ってるもんね、この義勇さんは。
サビとから託されたものを繋いでいかないんですかっていうのをね、この一言でね、たぶんズバーンと言ったんだと思うんですけど。
キラーワードですよ。
これはキラーワードですよ、この義勇さんという人にはね。
いやー素晴らしい、素晴らしいですよ。
あっぱれということでね。
そういうわけでね、あのすごくこの回はそういう意味で、なんか皆さんもやっぱり過去にとらわれたりとかして前に進めない方とか、私のようについつい前に進むためのいろいろな理由を考えちゃい
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しまうっていう人に対してついつい、なんかこう共通の悩みだったりとかってするので。
そうそう、だからその悩んでる時ってやっぱあれかこれかとかね、俺かお前かとかって二言論に陥りがちだし、どうしても今のこの、今今のこの時点でこのどうしようなーってなってる状態の中でどっちを選ぶかみたいな、脳がそうなるからそうなりがちなんですけど、時間軸で見ると過去のね、
痛い思いをした、それから人をね、人を亡くしたりとか身近な人を悔しい思いをしてお別れしたとかいろいろあると思うんですけど、それが時間軸で見てみると意外に自分にとってそれがどういうことだったのか、そしてそれを未来にどうしていくかっていうところに捉え直すことができた時に、
だいたい人の悩みって消えるなーっていうのは私も思うんですよね。消えるっていう、解消していく。
もっとこう言い方を変えると、どう生かしていくのか、今ね、こう、なんか罪悪感とかいろんな思いはあるけど、それでもね、人生は時間は経つし、生きていかなきゃいけないっていう時に、どうやったら何とかそれをまあそれを生かしてというのか、
無駄にせずというのかね、その亡くしてしまった命だったり関係だったりを生かして、そして自分が背負って生きていくっていうのが、未来につながった時に、こんなにね、人間って、肩の重たい荷物が降りて、
そしてなんか、よしやるぞっていう希望に溢れてくるっていうのが、やっぱり未来に目を向けるっていうのはなんか、すごいポイントな気がしますね。
そうですよね。
そうですね。だから今までその、とこにとどまっている理由であったその理由が、今度はそれを、じゃあ未来のためにこの理由を使うとすれば、どういうふうにこの過去の事項を考え、捉えていけばいいのかっていうふうに考えると、その過去のとどまる理由にはなくなってきますよね。
今もこういうふうに人生は進んでるし、時間は流れてるし、そこにとどまろうとしても、時間は過ぎていってるし、周りはことは起きてるし、炭治郎はこう言ってくるし、みたいなね、現実に戻っていくっていうかね、未来を含んだ現実、今ここに戻っていくっていうかね。
まあそうですよね。
意外にやっぱりでも苦しい時ってなかなかその、時間の前後じゃなくてどうしてもそこにいる、周りから責められてるとか、自分を責めてるとかね、そこにどうしても重心がいってしまうんだけど、ふっとこうちょっとメタで考えると、確かにちょっと前に大切な人を亡くしたかもしれないけど、そんな自分だって生きていかなきゃいけないし、かつそんな自分もいつかは遠くない将来死ぬんだしっていうね。
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いずれみんな死んでいくんだから、だったらね、もう前を見て生きていくよねっていう、なんかそんなメッセージを感じましたね。
すごい深いですね。そう考えると鬼滅の刃。
鬼滅の刃ね、深いと思う。意外にね、気づいてる人多いんじゃないですか、この深さ。
言語からしないにしても、映画見に行った時も号泣してる人もいたし、結構訴えてくるものが深いものがある気がしますね。
その画像で圧倒されちゃいがちですけどね、鬼滅の刃なんかは。
なんかね、鬼の存在、鬼の存在というかの設定もね、なんかすごいこう、現実の世界かって思うような設定じゃない、ああいう群というか層はありますから。
というね、ちょっとまあ深いとこまでやっぱ毎回こうついてくるなっていう、単純を存在は大きいなと、そんなところですかね。
面白い話でした。
ということで、今回は鬼滅の刃の端折り上げ、ちょっと取り上げてみました。
ゆう子さんありがとうございます。
ありがとうございました。
はい、最後までお聞きいただきありがとうございます。
ありがとうございます。
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では次回も誰攻めお楽しみに。
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