今日の相談はこちらです。都内で人材派遣業を営んでいます。都内で拠点を数カ所設置していますが、拠点庁の一人が7月末で退職するというので、担当部長が手続きを進めていました。
部長からの情報ですので、直接確認できているわけではないのですが、どうやら彼は別の派遣会社へ転職するようです。
転職先が競合会社の場合、どこまで制限をかけることが可能なのでしょうか、という相談です。
ありがとうございます。ありがとうございます。確かに同業に転職する場合の制限はかけたいですね。
そういう思いもありますしね。今ね、前からね、やっぱり今人手不足ですからね、いい人といたいという企業は多いですね。
この前、ちょっと余談ですがある社長が、コマーシャルであれですよね、紹介会社さんとか、バンバン流してますよね、もう、なんとかエージェントとかね。
そうですね、よく見ますね。
ねえ、あれじゃあ転職してみようかなとか、登録してみようかなみたいにね、思うのも当たり前になって、というふうにぼやいていた社長さんがいらっしゃいますけど。
そうなんです。だからそういうところに登録をしても、うちの会社にいたいという企業を増やしていきましょうということで。
そうですね。登録はするけど、もう別に転職すれば別に。
はい、ですです。転職に際してどこまで制限をかけられるかっていうのは、やっぱり特に社長さんとかだったりとか人事の方で言うと、特に悩ましいところだし、本当にあれなんですけどね。
ただ、実際には憲法でね、職業選択の自由ということが保障されていますので、基本的な制限かけるっていうのはちょっと難しいんですよっていうふうに捉えていただくことが必要かなというふうに思いますよね。
全くゼロではないし、あれなんですけど、むしろ制限をかけられるケースの方が少ないんだなというふうに感じていただいた方がいいかなと思います。
転職するとか転職先ということに関しては、ちょっと制限はやっぱりかけるのは難しいということもあるかなというふうに思いますよね。
恐かしいですけど、しょうがないんですね、それは。
そうですね。で、かけられたとしても、例えば未来英語、制限をかけられるわけでもありませんのでね、やっぱり裁判例とかも勉強したりとかすると、
あるケースの場合だと、制限をかけたということに関して強行に言っちゃいけませんよっていうその条項は有効だったとしても、一定の期間がやっぱり定まってますからね。
それが10年間言っちゃいけませんなんていうのは、もう最初から相手にされないと言い方変ですけど、裁判所さんだよね。でも全然検討の材料にも乗りませんので、
1年間はこういうところには行っちゃいけませんとかっていうのはありだったりとかする。そういうのが認められたケースもあったりとかしますけど、でも、やっぱり実務的に言うとなかなか難しいなというふうに思っていただいた上で、
いろんな活動をしていったほうが有意義なんじゃないかなというふうには思います。
なんで、今の期間の話ですが、場所的な部分でもね、例えば場所で言っても全く同じ、例えば飲食店さんとかでね、全く同じようなお店を隣に出すとかね、そういうのはダメですよっていうのはもちろんあったりとかしますけど。
非常にひどいですよね、それは。それは喧嘩になりますよ。
そうそう、でも前にちょっと私もある業種で、そういうエリア的な業種に関わったことがあります。
その子で、弁護士さんがおっしゃってたのは、飲食店ではなかったですけど、でもそれも駅とかの範囲だと広すぎるみたいな言い方をしてましたからね、弁護士さんは。
だからどこどこの駅証券とかじゃなくて何丁目とかね、それは業種によっても違うでしょうし、結構狭くなってしまうみたいですよね、そういう意味で。
全然制限かけれないですね、じゃあ、そう考えると。
そうなんです、そうなんです、実際にはということになりますので。
とはいえ逆に言うと、逆の立場で考えればね、あまりに一つの会社に勤めたからといって、そこでその次の行動が制限されてしまうっていうのはやっぱり困りますからね。
で考えると、今申し上げていることっていうのは、難しい部分だしね、辞められてしまう会社さんからすれば非常に複雑な思いになるかもしれませんけど、出しかたないところなのかなというふうにも思います。
なので、ただその行動とかどういうことをするかということの広い範囲でのものは無理ですけど、ただその一方で企業秘密だったりとか、そういうものを守ってくださいっていう、守るというね、守る権利というのは企業に与えられてますからね。
だからそれはもちろん制約はかけられますし、今申し上げたように、転職活動を制限するということとは全然違うレベルで、やっちゃいけませんよっていうことはできますよね。
例えばたまにニュースとかにもなりますけど、なんだこんなことをするんだろうなってあります。ある企業、前に勤めていた企業のお客さんのリストをそのまま持ち込んで、他の会社に持ち込んで、その会社でそのリストに基づいて営業活動をするなんていうのは、全くリストが同じだったりするとダメだったりするので、それは秘密ですからね。
企業がやっぱり企業の財産として成り立っているものになりますので、だからそういう意味で言うと、ある意味、制限をかけるとか秘密保持っていう面からしたら、そこはちゃんと守ってねっていうことは、もちろん抑止をするという意味でも大事になってきますので、
オーストドックスなところで言うと、やれることと言ったら、退職時にやっぱり秘密保持の契約書っていうことを最後結んでいただいて、退職をいただくっていうのはありますよね。
営業上知り得た機密だったりとか、企業の重要機密事項だったりとかっていうのはやめた後も勝手に漏らしてしまったら困りますよ、いけませんよっていうことはその中に明確に書くべきですし、
それで、持っていた会社が損害を被った場合には、もちろん損害賠償の対象になりますよっていうこともきちんと語っておくとかですね。それでちゃんとサインしてもらうっていうことは非常に大事になりますので、秘密保持の契約書っていうのは退職時には交わすようにするっていうのは、これはもう本当に最低限であり、一番現実的なところでの抑止効果もあることなのかなっていうふうに思いますね。
なるほどね。秘密保持契約を結ぶわけですね。
そうですね。あとはその応用系というか、とは言え、辞めるときって、この会社さんはそうじゃないかもしれませんけど、バタバタになったりとか、会ってもらっては困るんで、多少お互いにコミュニケーションがうまくいかなかったりとかするとっていう面で言うと、契約書自体も回収できないみたいなケースもゼロではないと思うんで。
確かにな。
その場合は、あれですけれども、最初に入社のときに、入社時の契約書で、入社時にもちろん秘密保持っていうのは、在職中はもちろんこれこういうことはしませんっていうことは、もちろんそれはやってもらわないと困るわけですからね。
定職するしなや関わらず、企業秘密をその辺の居酒屋で隣に座ったお姉ちゃんに話してもらったら困るわけなんで、非常に引きになり話しましたけど、そういう契約書が交わされると思うので、そこにきちんと在職後もみたいな一部をちゃんと明記しておくのを、入社時に交わしておくっていうのは一つ非常に大事なことになりますよね。
やっていった方がいいですね、それは。
それはやっていただくべきことじゃないかなと思いますので、きっちりと締結をしておいていただくべきじゃないかなと思います。
あとは本当に難しいとか、どこまで書くのっていうことで言うと、全部は書き切れないとかあるんですけど、何がうちの会社で言ったら秘密実行というか漏らしてはいけないことに該当するんですよっていうのも、書面にきちんと書いておくっていうことですよね。
お客さんの情報だったりとかお客さんのリストだったりとか、あるいは会社の営業戦略的なものも該当するのかだったりとか。
あるいは会社の中で会議の時に使っていたような会社の営業の業績とかそういうものもうちで言ったら秘密実行に該当するんでみたいなことですよね。
もちろん何が何でも書けるっていうことじゃなくて、当然秘密っていうことの中で一般的に認められるようなことにはなりますけれども、でもそれをちゃんと書いておいて、
そういうことに関してはこれは漏らしてもらっちゃ困りますよっていうことで書面を変わすっていうことはやっていただくべきことじゃないかなと思いますね。
なるほどね。今までやってなかったところはすぐにでも取り組んだほうがいいですね。
そうですね。すぐにでも取り組んだほうがいいし、辞められる会社の社員さんがいたときにもそういうものは作って、入社の時に無理だったとしてもやってもらえたらいいんじゃないかなっていうふうに思います。
勉強になりました。
あとは今回の場合、派遣と言ってもいろんな派遣があったりとかしますからね、だから本当に先ほどの制限をかけづらいっていうことにもなってしまいますけれども、
競合と言ってもどう競合するのっていうことで言うとね、例えばターゲットとしての業種を変えていらっしゃる会社さんだったら、全然競合するようでしないようでっていうことになると思うので、
そういう面からも行動の制限をかけるっていうのは難しいなっていうふうにはなるかと思いますね。
あとはやっぱりどちらかというと、私はそういう形なんでね、お叱りを受けることもあり、ちょっと生前説的な意見に基づいたあれになると、
それなりにね、このお相談者の方の場合にもそれなりの対応というかね、多分拠点長さんがやっていらっしゃったっていうことで言うと、
多分この会社の中でご自分としても努力をなさり、会社もその方に手をかけていただいて、キャリアをね、一緒に開発してきた部分もあるんでしょうから。
そういう思いを持ってる方が、前いた会社を困らしてやろうとか、私がこういうね、
例えば秘密、グレーな秘密、これ秘密になるかならないかグレーなところに対して、それ使ってやってみようかみたいに思うことっていうのも少ないんじゃないかなっていうふうには思います。
いい形でやめていかれるようなことだったら少ないんじゃないかなと思いますし。
逆に言うと、雇う方だってバカじゃないので、そういう正念を持った人を雇ったらね、その会社を辞めるときにまたやられるのかもしれないね。
そういう意味で言うと、本当に良い関係で辞めていかれるんだとするならば、本当に楽観的な意見になってしまうというのは認識した上で申し上げてますけど、
そんなに制限をかけてまでということではないのかなというふうには思いますよね、そういう意味で言うと。
まあ確かにね、そうであってほしいし、人間関係。
だからまあ本当に、将来的にどういう世の中になっていくか、それぞれの会社がどう変わっていくかわかりませんけど、一番いいのはやっぱりね、
これまた本当に非常に楽観的になるかもしれませんけど、ある意味ね、その会社で別の派遣会社さんに行かれて、そこでいろんな形でやって、
なんかもしかすると将来的にはと一緒に手を組んで、より大きな価値の高い仕事を取り組むこともできるかもしれないなというふうに。
そんなような世の中にもっとなっていっていただけるんじゃないかなというふうに思います。
そうですね。だからあんまり制限しようとかなんか考えるよりも前向きに捉えて。
そうですね。良い関係でやっぱり気づいていただいて、辞めていかれる場合にも嫌だから辞めるとかね。
もうこの会社員っていうことではもちろんなくて、次のステップのために、やっぱりお互いのステップのために辞めていくみたいなふうにしてもらいたいなというふうに思いますね。
確かにその通りですね。はい。ちょっとね、スタッフとの関係性をしっかりと築いていきましょう。