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令和8年度改定:母体・胎児集中治療室管理料の見直し3つのポイント
2026-07-04 06:16

令和8年度改定:母体・胎児集中治療室管理料の見直し3つのポイント

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周産期医療では、母体・胎児集中治療室(MFICU)が、リスクの高い妊産婦と胎児を集中的に管理する。このMFICUを評価する診療報酬が、母体・胎児集中治療室管理料である。しかし現行の管理料は、医師配置の要件が地域の実情に合わず、周産期医療の体制構築を十分に評価できていない。そこで本記事は、令和8年度診療報酬改定における母体・胎児集中治療室管理料の見直しを解説する。

今回の見直しは、母体・胎児集中治療室管理料の要件を3つの点で変更する。第一に、医師配置に係る要件を緩和する。第二に、母体搬送の受入件数や帝王切開の実施件数などの実績を、新たな要件とする。第三に、算定対象となる「母体・胎児集中治療室管理を要する状態」に「産科異常出血」を追加する。

1. 医師配置要件の緩和

第一の見直しは、母体・胎児集中治療室の医師配置に係る要件を緩和する。この緩和の背景には、オンコールでの対応により速やかに診察を開始できる現状がある。

現行の医師配置要件は、2つの選択肢のいずれかを満たすことを求めている。1つ目の選択肢は、専任の医師が常時、治療室内に勤務することである。2つ目の選択肢は、産婦人科または産科の医師が常時2名以上、院内に勤務することである。今回の緩和は、この2つ目の選択肢を対象とする。具体的には、届出病床数が6床以下の医療機関に限り、2名以上の配置を1名以上に緩める。ただし1名以上への緩和には、条件がある。その条件は、別の産婦人科・産科医が緊急呼出し当番により、30分以内に当該治療室での診療を開始できる体制の確保である。

2. 実績要件の導入

第二の見直しは、母体搬送の受入や帝王切開などの実績を、新たな算定要件とする。この実績要件は、地域周産期医療関連施設からの母体救急搬送の受入や、緊急帝王切開術への対応の重要性を踏まえたものである。

実績要件では、次の4つのうち3つ以上を満たすことを求める。

* ① 救急用の自動車または救急医療用ヘリコプターによる妊産婦の搬送受入件数が、年間10件以上であること

* ② 多胎妊娠の分娩件数が、年間10件以上であること

* ③ 帝王切開術による分娩件数が、年間50件以上であること

* ④ 分娩時の妊娠週数が22週以上34週未満である分娩件数が、年間10件以上であること

3. 算定対象への産科異常出血の追加

第三の見直しは、算定対象となる状態に「産科異常出血」を追加する。産科異常出血は、分娩前のリスク因子にかかわらず生じうる。このため産科異常出血は、その状態に応じて、産後からの母体・胎児集中治療室での管理が必要となる。

産科異常出血の追加とあわせて、算定対象の範囲も広がる。現行の算定対象は、リスクの高い妊娠と認められる妊産婦であった。改定後は、この妊産婦に加えて、分娩時または分娩後に重篤な合併症を来した者も、算定対象に含める。

4. 経過措置

実績要件の導入には、既存の届出施設に配慮した経過措置を設ける。令和8年3月31日の時点で総合周産期特定集中治療室管理料を届け出ている治療室は、令和9年5月31日までの間に限り、実績要件を満たしているものとみなす。

まとめ

令和8年度改定は、母体・胎児集中治療室管理料の要件を3つの点で見直す。第一に、6床以下の施設で医師配置要件を緩和する。第二に、母体搬送や帝王切開などの実績を要件とする。第三に、算定対象に産科異常出血を追加する。これらの見直しは、地域の周産期医療の体制構築を適切に評価することを目指す。



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サマリー

令和8年度の母体・胎児集中治療室(MFICU)管理料改定では、地域の周産期医療体制を強化するため、医師配置要件の緩和、実績要件の導入、そして算定対象の拡大という3つの大きな見直しが行われます。特に、6床以下の施設ではオンコール体制を条件に医師配置が柔軟化され、同時に母体搬送や帝王切開などの厳しい実績が求められます。これにより、予測不能な緊急事態にも対応できる、より実践的で質の高い周産期医療の提供を目指します。

令和8年度改定の概要と医師配置要件の課題
あのもし今あなたやあなたの大切な人がお産を迎えるとしてですよ この病院の集中治療室には常住の3回が1人しかいませんって言われたらどうでしょうやっぱり不安になりますよね
ええそうですね命に関わる現場それも新しい命が生まれる場所でその体制を緩めるって聞くと 直感的には疑問を抱く方が多いはずです
はい実は今日本の集散期医療の最前線であえてその一人体制を認めるっていう 大きなルール変更が起きようとしているんですよねそうなんですよ
令和8年度の母体胎児集中治療室 いわゆる mfi cu の管理量の見直しの話ですねはい今回はそれをじっくり深掘りしていきます
さあこれを紐解いていきましょう 一見お堅い医療制度の変更がまあ崩壊寸前とも言われる地域の集散期医療
どうリアルに変えるのかこれが今回のミッションです まずですね大きな転換となったのがあのまさに冒頭で触れた
医師配置要件の緩和と背景
医師の配置要件なんですよ配置要件 8人数のことですよねはいこれまで mfi cu では3回が常時2名以上
院内にいる必要があったんですはいはい常に2人 でも今回の改定案では6床以下の施設に限りですが1名以上
かつ830分以内に診療開始できるオンコール体制シフトしたんですなるほど えっと例えるなら常にコックピットにパイロットが2人いる状態から一人は何かあれば30分
以内に確実に駆けつけられる体制に変えるようなものですね ああまさにそんな感じですここで非常に興味深いのはただ単に人員を削減したわけ
じゃないってことなんですよと言いますと背景にあるのは深刻な3回不足でして 地方の小規模施設にとって常に2名を院内に縛りつけるのはまあ非現実的になりつつ
あるんです ああ確かに地方だと先生の確保自体が難しいそうですもんねそうなんです
結果として mficu の維持を断念して地域から集散期医療の拠点が消えてしまう つまりお産難民のリスクがあったわけです
お産難民それは怖いです だからこれは妥協ではなくてオンコールでも速やかに対応できるという地域医療のリアルな実情
に合わせて制度を最適化したということなんです なるほどなぁ
でも医師の配置を柔軟にするってことは極端な話 病院側がコスト削減のために体制を縮小するリスクもありますよね
はいおっしゃる通りです医療のその質みたいなものはどうやって担保するんですか まさにそこなんですよ
実績要件の導入とその意義
その懸念に対するアンサーが今回の改定案にしっかり組み込まれています それが実績の重視です実績
これどういう意味を持つのでしょうか ただオンコールで家で待機していればいいってわけじゃないんですね
その通りです単に体制を緩めるだけでなく新たに厳しい条件が追加されました 例えば救急車なんかでの母体搬送受入れが年間10件以上とか
年間10件 あるいは低胞切開が年間50件以上など
84つの項目のうち3つ以上を満たさなければならないんです まあ既存施設には令和9年5月末までの経過措置がありますが
えっちょっと待ってください年間50件の低胞切開って聞くとかなりハードな条件に 思いますが週に約1回のペースで緊急事態に対応している計算になりますよね
そうですねかなりタフな基準ですリスナーのあなたも想像してみてください 小規模な施設にとっては常にフル稼働に近いじゃないですか
a これをより大きな視点で捉えるとつまり看板だけの mfi cu を許さないという強いメッセージ
なんですよ あーなるほど
オンコールでも構わないただし本当に地域からの緊急搬送や手術に実動しているか その適正な評価としてシビアな実績を求めているわけです
つまり看板を下ろさないためにはより過酷な現場に向き合わざるを得ないと でも事前にリスクの高い妊婦さんばかりを都合よく集めるのにも限界がありますよね
算定対象の拡大と緊急事態への対応
はいそこが非常に聴衆がいいポイントなんです 実は今回そうした施設が向き合う緊急事態の定義も広がりました
緊急事態の定義どう広がったんですか 新たに3回以上出血
これが mfi 中の算定対象に追加されたんです これまでは事前の検査などでわかる高リスクな妊産婦さんが主な対象だったんですが
ってことはお産中とかお産の後に突然大出血が起きるような 事前のリスクに関係ない予測不能な事態もカバーされるようになったってことですか
そうまさにそこなんですよ 分弁時の異常出血はどれだけ順調な経過をたどっていても誰にでも突発的に起こり得ます
これは重要な定義を含んでいまして集中治療の対象が予測可能なリスクの感じだけじゃなくて 誰も予測できなかった予測不能な事態への救済へと拡大したということなんです
ああなるほど オンコールで機動力を高めつつ過酷な実績要件で実力も証明してさらに予測不能な事態の受け皿になる
と体制の柔軟化実績の重視 そして対象の拡大この3つのバランスが地域の集散機場をより実践的なものに変えていく
改定の全体像と今後の周産期医療
メカニズムがすごくよくわかりました 地域医療の現実と求められる高度な医療の質をどう両立させるか
その一つの答えですねそうですね ただ最後にもう一つリスナーのあなたに考えてみてほしいんです
はいオンコール体制で小規模施設を何とか維持させつつも非常に高い実績を求める 今回の改定
これってもしかすると将来的にリスクの高い集散機医療が日本全国に広く薄く存在する 今の状態からより高度で実績のある少数の拠点へと一気に集約されていくための最初の
不責なのでしょうか 確かに私たちの地域の最前線をどうデザインしていくべきか
ぜひあなたご自身でも考えてみてください 今回はここまでです
06:16

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