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2021-10-12 16:30

第2回『フェルミ推定について語ろう!(前編)』

第2回『フェルミ推定について語ろう!(前編)』というテーマで、株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。


【ハイライト】

・フェルミ推定とは?

・物理学とフェルミ推定の関係性について

・外資系コンサルファームでの就職活動対策を語る

・印象に残ったフェルミ推定の問題を振り返る

・日常生活でフェルミ推定が生かされたエピソード

・フェルミ推定を学べば『この行列に並ぶべきか』が分かる


~お知らせ~

株式会社エービーエフキャピタルのメンバーがそれぞれ日々気になる事、書籍、日々の悩み等何気ないテーマから、経営戦略や投資実行等の広くビジネスに生かせる話題に至るまで、戦略コンサルタント、ファイナンスプロ、データアナリストのプロフェッショナルが多角的な視点で語るトーク番組です。毎週火曜日配信です!


パーソナリティー:

熊原 充志(株式会社 ABF Capital代表取締役)

東京大学理学部物理学科卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻に進学し、宇宙物理学を専攻。

新卒でBCGに入社、メーカー・ファンド・製薬・通信会社などの業界を担当。

その後アドバンテッジパートナーズに入社し、多様な領域への投資を実行。


伊達 慶明(株式会社 ABF Capital取締役)

京都大学農学部応用生命科学科卒業後、同大学院農学研究科に進学し、生命科学を専攻。

新卒でBCGに入社、通信・メディア・物流・電力・産業材など幅広い業界を担当。

一貫してビックデータ・地図を扱った戦略の立案を行う。


中野 拓真(株式会社 ABF Capital取締役)

東京大学理学部地球惑星物理学科卒業後、同大学院理学系研究科地球惑星科学専攻に進学し、気象学を専攻。

新卒でBCGに入社、小売・エネルギー・通信会社などの業界を担当。

経営戦略の立案だけでなく、成果の創出までクライアントを幅広く支援。


番組プロデュース:株式会社サンキャリア


カバーアート制作:小野寺玲奈


番組へのご感想、メッセージ等、noteでコメントどしどしお待ちしております!

https://note.com/dailylife_fund/n/ne3fffdeea2ff


株式会社 ABF CapitalのHP

https://www.abf-cap.com/


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ファンドマンの日常 今日も始まりましたファンドマンの日常
ABF Capitalの代表の熊原です。同じく取締役の伊達です。 取締役の中野です。
では今日も張り切っていきたいとおもいます。 今日のテーマは中野くんがリードしてテーマをお願いします。
そうですね、まだまだこのチャンネルにいらっしゃるかわからないんですけど、学生の方とか就活生の方とかって
もしかしたらこの後に出てくるかもしれないんで、そういう意味ではバックナンバーとしてもお聞きいただけるといいんじゃないかなと思って、今回ですね我々3人がバックグラウンドとして外資系のコンサルティングファームにいたので、そこでよく入社の面接として使われる
フェルミ推定というものについてお話ししながら過ごしていければなというふうに思っています。 そもそもフェルミ推定ってどういうものなんでしょうっていう話から
あとは実際に僕が受けてどういう問題が出たかみたいな話もできればなぁと思いますし、なんか最後の方はちょっと僕らで問題を出し合ってみて
コンサルを数年かじってた人たち、今も少しやってたりしますけど、そういう人たちがどういうふうに解いていくのかみたいなのも
もし就活生の方たちの参考になるかならないかも含めてご判断という形の会員ができればなぁと。 実際のプロジェクトだと調べながらフェルミ推定するのができればなぁというふうに思います。
じゃあそもそもフェルミ推定というところで、僕もそんなに深い定義を知っているわけじゃないんですけど、ざっくりどういうものなんですかという話をすると、日本に電柱って何本あるでしょうとか
日本にポストって何個あるでしょうみたいなふがっとした調べれば分かったり分からなかったりするんですけど、誰もパッと答えを持ってないような問題がお題として出されて
その後に自分の持っている知識でそれをどうやって解いていくのかという、これとこれを掛け算したり、これとこれを足し算したらこうなりますねという、そこの推計を行うようなことをフェルミ推定と言います。
もともとこのフェルミさんっていう人が、どうやらノーベル物理学賞を取った人のフェルミさんというところから来ているみたいなんですけど、その人がすごく得意で
一番多分このフェルミ推定で有名な問題としては、シカゴにピアノの調律師は何人いるでしょうという問題で、この問題はフェルミ自身が自分の大学の学生に出していたみたいなので、すごく有名な問題として言い伝えられているというような感じなんですけど
ちなみにフェルミさんは核爆弾の爆竹の計算をするためにフェルミ推定をやっていた。
あ、そうだった。素晴らしい。
で、なんか爆弾がボーンと爆発して、音を聞こえて爆風が来るまでの時間とかそんなのを計算して、あそこでどのくらいの威力があったかとか、スッと計算できていたっていう人らしい。
03:11
すごいな。
暗算の天才だったらしいな。
確かに物理の先生方を思い返してみると、みんなそういう人あった。
大学の時にいた物理の先生も常に胸に電卓を入れて、電車の中とかでブワッとバラバラと納得してしまうみたいなことをやっている人たちが多かったから、そもそもざっくりどれくらいなのかとか、
物理学的にみんなも経験していると思うけど、物理学ってやっぱりスケールが合ってるかどうかとか、あとこれが本当に現実的なのかみたいなところを一瞬で判断する必要があって、
なのでフェルミ推定もそれにつながるところがあると思って、桁間違えなきゃいけないのがやっぱりもともとフェルミさんがフェルミ推定を生み出した物理学からっていうのもあるかなっていうのをなんとなく思いましたね。
ちなみによく例で挙がる日本に電池何本かっていうやつ、自分は電力関係のプロジェクトをやってたことがあるんで、その答えをそもそも知っている。
フェルミ推定にならない。
答えをね、知ってるのはチートだからダメなんですね。
ダメですね、ダメですね。
それをどういう風に計算して導出していくかというのが、だいたいそうですね、面接だと30分くらいある中で、
最初の5分から10分くらい考えてもらって残りをディスカッションしていくようなイメージになっていくのかなという風に思いました。
その中で僕が外資系コンサルティングファーム行けるときにフェルミ推定っていうのがあるよっていうのを出会って、
フェルミ推定とかやって、物の本とかを読んでみると結構、個人的にもちろん面接の対策として言ってたんですけど、
すごい面白いなと思って、こういう考え方があるんだっていうのを初めて出会って、
結構、個人的にそういう面白いものとかに出会うとやり込む性格があるので、
大学生の中学生の当時は確か物の本を7冊ぐらい買って、それを2、3週ぐらいして、
もう大体のフェルミ推定はできるみたいな感じになって、面接に自信を持って臨んでたような気がするなという気がしています。
その中で結構どういう問題が聞かれたかなっていうと、最初によくある流れとして、
例えば履歴書とか読んで、大学でどういうことやってるの?サークルでどういうことやってるの?みたいなとこからお題が出されることとかあるんですけど、
シンプルなものであれば、僕中高大とテニスをやってたので、
テニスラケットの市場規模、年間どれくらい売れるんですか?みたいな話とか、
テニスボールの市場規模どれくらいですか?みたいな話もありましたし、
僕以降、最終的に入所した会社じゃない会社で聞かれためちゃくちゃトリッキーなフェルミ推定があったので、
06:07
もう時効だと思うのでご紹介すると、ちょっと僕ももうあんまり覚えてないんですけど、
ポンと出されたのが、とある薬があります。
そのとある薬が今80ドルで売られています。
ただ保険が適用されているので3割負担です。
ただなんか崩壊性か何らかが発生して3割負担がなくなりました。
あなたはこの薬をいくらで売りますか?っていう。
これはフェルミ推定なんだろうか?みたいな問題が出されて非常に困惑した記憶があって、
しかもこれを外国人と英語でやらないといけないという最終面接で45分間やったんですけど、
めちゃくちゃしんどかったですね。
僕はそんなに英語が得意な方ではないので、
そもそもしどろもどろになりながら、
こういうのっていくらぐらいなんですかね?みたいな追加の情報を面接官から引き出しつつやった記憶があるんですけど、
それは結構自分の中でも印象に残っている。
フェルミ推定って数字を出すだけのもあれば、
その後に売上何倍にするにはどうしますか?みたいな。
そこも合わせてケース面接って言ったりしますけど、
その辺の話も含めてやってたのが懐かしいなと思うんですけど、
ちなみに2人はどれぐらいフェルミ推定やったりとか、
心に印象に残っている問題とかってあったりしますか?
トリッキーさという意味では、スペインにある北朝鮮レストランの1日の売上はいくらか。
スペインと北朝鮮っていうワードで脳がバグるみたいな。
結果普通に考える。
そもそもレストランだから。
客単価これくらいだろう。席数これくらいだろう。回転率これくらいだろう。
言うだけなんだけど、トリッキーすぎて訳が分からなくなった記憶は。
スペインである必要とか北朝鮮である必要とか。
わざと混乱させるために出しているワードだからっていうのはあったな。
それが印象にめっちゃ残ってる。
あんまりトリッキーな問題の記憶がなくて。
一応覚えているのだと、一番変なのだったらトンネルズのファンの数。
面白いね。
日本にトンネルズのファン何人いるかっていうのを見たのと、
日本に医者が今何人いて、
その人数だと今日本に医者が何人足りていないのか。
日本に医者の不足している数を計算してください。
で、あと人口ピラミッドが隣に書いてあって、
50年後の人口ピラミッドこうなってますと。
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医者の数が今と変わらなかった場合、
医者が何人足りなく不足しているか計算してください。
あと何だったっけな、覚えてるのだとマラソン?
マラソンランナー。
マラソンランナー俺と同じやつだよ多分。
同じ問題解いてるわ。
っていうような感じで、あんま覚えてないな。
でも対策っていう意味だと、実践があるのみでひたすら面接を受けまくっていて、
特に本を読むとかじゃなくて、面接を受けてフィードバックをもらってひたすら繰り返して、
強くなっていったっていう感じ。
僕二人と違って大学が京都だったので、東京行くと交通費もらえたんですよね。
特に行きたい会社じゃなくても交通費欲しさにひたすら面接を受けまくってたっていう。
あれだね、音楽教室と逆で、お金もらって教えてもらって。
音楽教室と逆だね。
今はお金払ってほしい。
そういう意味で僕らが、
今、日常的にそもそも入社の面接だけで使って、その後に使うかどうかっていう話なんですけど、
例えばさっき熊原くんが言った、物理学者の人がそのままサササって連託とかでやるみたいな話があって、
普通の一般の人が使うかは正直わからないんだけど、
意外にやる意味あるなってすごい思ったのが、
入社してから本当にコンサルタントってフェルミスいてするんだっていうのがわりと感動に近いようなものを覚えて、
色々勉強というか本見てやったのが意外に役立つんだなっていうのが自分としては感じてて、
例えば企業の買収とかするときにどれくらい売上げ伸びるのをどう見立てるか何%みたいなところももちろんありますし、
面白い例だと、例えば去年とかコロナが来て今後ってどうなっていくんだろうみたいなものを、
僕結構小売りの担当することが多かったんですけど、
小売りで色々プレイヤーがいてスーパーマーケットとかコンビニとか、
あとは百貨店みたいなところとか、あとちょっと食に絡んでたんで外食みたいなところも含めて、
食のマーケットがどういうふうに変わっていくのかを、
色んなデータ、感染者数とか経済の落ち込みとかを変数にして計算をするっていうのを作ったりして、
結構役立つなって思ったのがまず一つ。
あとは投資にも関わっているんですけど、今の現職として、
その中で、じゃあこのお店を作った時にどれくらい売れるんだろうみたいな事業計画を最初に作る時も、
簡単ではありますけどフェルミスイッチみたいなのが必要になるので、
あの時色々勉強したのは今役立っているなというのが僕個人の感覚なんですけど、お二人はどうですか?
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仕事ではもちろん使いますし、僕の場合だと、
それこそコロナで、僕はその時物流のプロジェクトをやっていたんですけど、
物流がどう変わるのかみたいなところに意識がすごい伸びていて、
どういう風に今後この物流がこのまま需要逼迫し続けるのかみたいな、
そういうところをなんか計算とかするのを使っていましたし、
あと一番使ったのはとあるタイヤのプロジェクトで、車検データって実は買えるんですけど、
車検データを買ってきて、その車検データのデータを見て、
この地域にはこの車が何台いるから、
しかも何年に登録された車が何台いて、もうすぐ車検の時期で、
多分タイヤ買えるだろうから、この地域は今年このぐらい、
このサイズのタイヤが出るはず、売れるはずみたいなところを計算して、
実際答え合わせすると結構合ってたりするんです。
それが面白い。
多分機械学習とかディープラウンディングとか、
データ量がしっかりあれば、パラメータ量分は多少頭が必要ですけど、
そんなに考えなくても同じような結果が出るかもしれないけれども、
フェルミ推定とかで分解して計算する良いところは説明ができるんですよ、全部。
何でこの結果になったのかとか、結果がずれた時に何でずれたのかとかを
簡単に説明できるので、そういう意味では199%の精度を狙いに行く時じゃなくて、
90%、80%くらいの精度で良い時はフェルミ推定はめちゃめちゃ便利です。
そうだね。あとはデータで出してきた答えの答え合わせというか、
だいたいこれくらいだろうというのをフェルミ推定で出した後に当てに行くみたいなのは
日常のあらゆる場面で結構使ったりはしますね。
例えば日常的にフェルミ推定することは人にないか。
例えばこの領域に行こうと思うんだけどみたいに言われた時に
その領域の使用規模ってこんくらいでしょみたいなのがパッと出せると
頭の中の思考をしてパッと思いついたものを検討してっていうのが
サイクルがすごい早くなるイメージがやっぱりありますね。
1個思いついた。これフェルミ推定と呼ぶかどうか分からないんだけど
本当に日常的に頭の中でやってるなって思うのが1個あって
行列店に並ぶべきか並ばないべきかっていうのを考えてるなっていうのがあって
要はこの行列に並んでどれくらい並ぶんだろうっていうのを
例えば今何人並んでて。このお店だと大体開店って全部で何席あって
長くても1時間くらいでは出るから並すと数分に1人出てくるような
今行列何人出てくるから自分が入るのに何分かかるかなみたいなのは
結構日常的にやるなって思うと
それは全員やってるね
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そういうのはフェルミ推定というよりフェルミ推定に近い
それは人の数数えるのめんどくさいから長さで単位長さあたりの人の数で割り算
今から何人くらい並んでるんだろうなとか推定したり
確かにそれめっちゃ使うな
意外に役立つかもしれない
全員やってるとは思わないけど
やったことない人も行列とか見て
あとお店のサイズとかも
例えば飲食店だったらタブログとかの席数調べられる
だから今これ並んで1時間しか時間ないけど入れるんだっけ入れないんだっけみたいな
店員さんに聞く前に自分で考えましょうと
店員さんに聞くより自分で考えた方が楽しいかもしれない
逆にそれをやって自分が予測した時間と実際の差分がどれくらいかみたいなのを
気持ち悪いかもしれないですけど考えながらワクワクしてると
待ってるのもそんなに苦じゃない
それでもまさにディズニーランドとか
ディズニーランド逆に待ち分数出てるから
逆算してアトラクションが何分くらいあるのか計算で出せそう
何人くらい並んでるとかね
でも並んでるのだいたいわかるじゃん
ってことはいろんな計算ができそうで
そういうのやってると時間が無限に過ぎていきますな
意外に面白いかもしれないですねそういうの
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