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2021-12-07 14:53

第10回 『脱税の世界史から学ぶ経営戦略と納税意識(前編)』

第10回 『脱税の世界史から学ぶ経営戦略と納税意識(前編)』というテーマについて株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。


【ハイライト】

・古代ギリシャの脱税密告制度

・徴税請負人制度による納税システムの弊害

・古代エジプトの中央管理システムとは?

・古代中国の人頭税制度は今の時代で受け入れられるか?

・歴史上の人物は高確率で偽造マンである論

・過去から学ぶ脱税や腐敗を起こさない為に重要な事(前編)


「脱税の世界史 (著)大村 大次郎」のリンクはこちらです。

https://www.amazon.co.jp/dp/4800293677


~お知らせ~

株式会社エービーエフキャピタルのメンバーがそれぞれ日々気になる事、書籍、日々の悩み等何気ないテーマから、経営戦略や投資実行等の広くビジネスに生かせる話題に至るまで、戦略コンサルタント、ファイナンスプロ、データアナリストのプロフェッショナルが多角的な視点で語るトーク番組です。


パーソナリティー:

熊原充志(株式会社 ABF Capital代表取締役)

東京大学理学部物理学科卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻に進学し、宇宙物理学を専攻。

新卒でBCGに入社、メーカー・ファンド・製薬・通信会社などの業界を担当。

その後アドバンテッジパートナーズに入社し、多様な領域への投資を実行。


伊達 慶明(株式会社 ABF Capital取締役)

京都大学農学部応用生命科学科卒業後、同大学院農学研究科に進学し、生命科学を専攻。

新卒でBCGに入社、通信・メディア・物流・電力・産業材など幅広い業界を担当。

一貫してビックデータ・地図を扱った戦略の立案を行う。


中野 拓真(株式会社 ABF Capital取締役)

東京大学理学部地球惑星物理学科卒業後、同大学院理学系研究科地球惑星科学専攻に進学し、気象学を専攻。

新卒でBCGに入社、小売・エネルギー・通信会社などの業界を担当。

経営戦略の立案だけでなく、成果の創出までクライアントを幅広く支援。


番組プロデュース:株式会社サンキャリア


カバーアート制作:小野寺玲奈


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https://note.com/dailylife_fund/n/n1756d3dd75b6


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ファンドマンの日常 今日も始まりましたファンドマンの日常
ABF Capitalの代表の熊原です。 同じく取締役の伊達です。 取締役の中野です。
はい今日も始まりましたファンドマンの日常。 今日はね伊達くんの回ということで、ボリューミーになると思うんで、雑談をさっきの問題に入って。
とりあえず、最近読んだ本で、ちょっと面白かった本があるので、 脱税の世界史。
ざわつくよ。 世界がざわついちゃうけど。
一応、著者は元マルサの人です。 国税局で10年、法人税調査官でやっていた人で。
昔からみんな頭ひねって脱税してるんだなっていうのが、すごい歴史でまとめられてて。
しかも脱税、税金の仕組みをうまく作った国が反映して、最終的にやっぱりその税金で腐敗して、世界史が動いていくみたいな。
そういうのをちょっとまとめてくれているもので。 ちょっとこれさすがにこれはいいじゃないかな、みたいなのも一部あったりはするんだけど、結構面白いので。
GTOってあれで別に脱税する気はないんだけど。 僕らはちゃんとやってますよ。
僕らはしっかり法律に従ってやっておりますけども、昔からどうなってたのかっていうのがあって、
例えばちょっとこれ面白いなと思ったのが、古代ギリシャの税金の制度みたいなんで、
昔のギリシャって直接税がなくて、直接税って結構あんまり昔から多くなかったみたいなんだけど、
いわゆる所得税とか、あいう税金を直接取ってくるやつですね。
じゃなくて基本的には関節税、関税で税金を取ってて、
あと市民からも極力取らないようにするっていう制度だったんだけど、
ただやっぱり富裕層の人には、やっぱり庶民はちょっと反感を持つから、富裕層に課税差ししたいみたいな。
ので、アンチドシスっていう制度があって、これ財産を持っている人に対して財産半分寄付しろっていうのを、
半分だったかな、ちょっとその割合は正確にはちょっとわからないんだけど、
寄付しろって国が命じられるんだよね。お前ちょっと財産寄付しろや。
そうすると、寄付しろって言われた人は自分よりお金持ってる人を指名して、
あいつの方がお金持ってるから、あいつに寄付させろっていう権利を持つんだ、その人。
なすり付き合うんだ。
なすり付き合いで。
最後一人になっちゃう。一番お金持ってる。
いやいや、でもあいつの方がお金持ってるんだろうみたいな感じの言い合いになるから、
いや俺は収めたくないって。
言った場合はその指名された人と財産交換しないといけない。
だから本当に自分の方がお金持ってないと思ってないと言えない。
いや俺お金持ってないから寄付できないって言ったら財産が入れ替わるその人と。
そういう制度があって。
ヒカゲームとかに出てくるんじゃない?
だから脱税密告制度があって、
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だからあいつの方が本当はお金持ってるんだからって言って、
密告、金持ち同士で密告しあって、最後一番お金持ちの人が一杯寄付するっていう、
そういう仕組みがあって。
誰にもバレずにお金を稼ぐのがいいね。
そうっていうのが結構大変なんだよね。
最初はこれうまくいってたんだけど、
だんだんだんだんとちょっと戦争とかも多くなってきて、
普通の市民とかからも税金を取りたいなみたいな感じで、
これヨーロッパとかでも昔からある制度だけど、
長税受け負い人っていう人たちがいて、
税金を取る権利を、国に代わって税金を取る権利を持っている人たちが長税受け負い人で、
長税受け負い人になりたい人を追って入札があって、
多分自分の地域だったら、自分の管轄している地域だったら、
このくらい税金取れるはずだからこのくらいで入札しようみたいな感じで、
せり落とすみたいな制度。
自分はこんだけ税金取ってきますみたいなってこと?
自分はこんだけ税金取ってくる自信があるから、
例えば自分は100億税金自分の持っている地域から取る自信があるから、
国に90億円納めますみたいな。
そういう長税受け負い人制度っていうものが、
昔はヨーロッパ広くあって、古代ギリシャでもそれが導入されて、
そうすると入札した後いっぱい欲しくなるから、
不必要に取り立てちゃう。長税受け負い人が。
しかも過小申告しそう。
そこは受け負い人がお前脱税してるんだろみたいな感じで取り立てていくみたいな感じで、
本当は10%って税法律で決まってても20%30%とか取っていくようになっちゃうから、
自分の財産を増やすために受け負い人が。
どんどん不満が溜まっていって脱税も横行するし、
ワイルドとかも横行するし、国がどんどん乱れていって最後崩壊みたいな。
それでも容易に想像がつくけどね。
これが歴史いっぱい繰り返してるんだよね。
っていうのが結構面白くて。
逆にそれを避けたのがこの古代エジプトで、
古代エジプトはこの長税受け負いシステムじゃなくて中央官僚システムになってて、
いわゆる今の日本と同じで、マルサみたいな人がいて、
官僚にどんだけ取り立てても給料は一緒。
だから無駄に取り立てるインセンティブはない。
かつ中央がすごい強い権力を持っているから、
実際取り立てることも可能でっていうのがいっぱいあって。
しかも古代エジプトはこれ、だいたい昔って役人って接種制なんだけど、
古代エジプトのこれは中国と一緒で筆記試験で。
初期っていう仕事みたいなんだけど。
この初期学校にまず入らないといけない。
国営の初期学校。
そこから卒業したらなれるんだけど、そこ入るのもものすごく難しい試験があって。
貴族の息子でも入れなかったみたいなんだけど。
っていうところですごいちゃんと質のいい労働力も確保できていて、
みたいなそういう仕組みがあったんだけど、
ここやっぱり結局中国とかと一緒で、
日本もちょっとどうなるかわからないけど、
06:01
官僚システムって絶対最後腐敗するので。
で腐敗していわゆる脱税がまた横行して、
で庶民がもうちょっと苦しんでみたいな感じで、
でどんどん宗教っていうものが庶民が信じるようになってきて、
信じるというかそこにすがるようになってきて、
最後革命で崩壊みたいな。
なるほどね。
っていうのが起きていますみたいな。
っていうのがここでエジプトとギリシャでいろいろ考えてるなっていう。
逆にもっとすごいシステムを開発したのが中国で。
中国もともと人頭税っていうのがあったらしいんだけど、
これ人の頭の税。
だから全部直接で何歳の男が一人だったらいくら払えみたいな。
でこれも面白いというか今だったら大問題になると思うんだけど、
15歳から65歳までの男女に毎年120銭の税金って書いてあるんだけど、
ただし15歳から30歳までの未婚女子はその5倍払わないといけない。
早く結婚しろってこと?
早く結婚して子供産まないといけないみたいな。
みんな15歳で結婚したのかな?
そう。
っていう結構今だったら大問題になりそうな制度があったりするんだけど。
ゴツだねやり方が。
男の場合はそれに加えて浪影機とか兵役とかに行かないといけませんみたいな。
何もしなくても存在するだけでお金払わないといけないっていう税金制度が。
きついなそれ。
ただこれ当然なんだけどみんな嫌なんだよね。
やりたくないって言って。
年をごまかしたり、戸籍を隠して存在しない人がそこら中に存在する状態になっていたっていうので、
ここ管理がすごい大変だったっていうので。
そこで真の始皇帝が作ったシステムがこれがすごい。
でもそれあれだな。
俺がその時代の人だったらとりあえず子供一人しか産まないよね。
一人子制作。
子供産まないとやばいから。
結婚したりしていればいいんだよね。
結婚して子供産まないっていうのが一番税金がすごくて。
そうすると労働力なくなっちゃうからね。
だから頑張る。
面白いな。
ここで真の始皇帝が作ったシステムがこれがすごくて。
貨幣、中国いっぱいいろんな国に分かれてたからそれ全部統一したのが始皇帝で。
いろんな国でいろんな通貨が流通してたのは全部やめさせて。
中国ではこの貨幣を使いますっていう。
貨幣の制度をしっかり定めたのがまずこの中国のすごいところで。
これ何がすごいかっていうと真の駐造所、真の貨幣局で造幣局で作ったお金以外使えないから。
それをいくらの価値にするかっていうのは国が決めるから。
だから本当は80銭分の価値しかない銅銭をこれ1銭ですって言って国が発行すればその理財屋の分を税金としてもう取れる。
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なんかお金が流通するだけで税金が取れるっていう仕組みを開発したのが真の始皇帝で。
1円作るのにいくらかかるみたいな感じ?
8円で作れるものを1円ですこれはもう1円ですって言って出すっていうこの仕組みを作ったのがすごい仕組みで。
これでもうだから税金取らなくて良くなった。
お金発行すればいいだけっていう仕組みを作ったのが真で。
これがやっぱりすごいんだけど。
でもやっぱり脱税する人出てきてこれどうやって脱税するかっていうと。
税金ないんでしょ?
税金ないんだけど偽造する人が出てくる偽造集団が出てくるんだよ。
これ見てびっくりしたんだけど。
貨幣鋳造を許可されてない場所で貨幣鋳造するいわゆる偽造する人たちの集団っていうのが中国昔いっぱいいて。
それが普通の職業になってて。
孝武と劉邦の孝武のお父さんは脱税を仕事にしていたっていう偽造マンとかで。
歴史上の結構有名な人物がこういう偽造をしてる人が結構ちらほらいて。
当たり前のように存在していたっていう。
取り締まられないの?
取り締まってるんだけど。
なかなか庶民からすれば味方だから。
なかなか捕まえられなかったみたいな。
人目つきにくい場所を確保してちゃんとやってるんだけど。
なかなか国が見つけれないみたいな。
家計の鋳造の技術とかってどうだった?
中国は昔から鋳造の技術がすごくて。
国としても鋳造技術を持ってたし。
それが国中で発達してたから。
そういうやからでも作る能力を持っている人たちがいたっていうので。
そっくりなのができちゃうんだ。
これは中国ならではの問題。
当時の中国以外の国だったら鋳造しようと思っても技術がなくてできなかったと思ったけど。
っていう中国ならではの問題もありました。
ところでこういうなかなか脱税すげー頑張ってたな。
みんな頑張ってんだなっていう。
命かけてみんな脱税してたっていうのがここにいろいろ書いてあって。
面白いですよね。
中国で。
古代ローマに行くと。
古代ローマはローマ人は税金一切払わなくてよかった。
なんで?
占領地から全部取ってた。
そういうこと?
占領地から税金取るのはやっぱりギリシャとか朝鮮省に委託して朝鮮業務をやらせてたんだけど。
そうすると朝鮮省にやっぱり取りすぎる。
だんだん腐敗していく。
それで結局反乱が起きる。
いろんなところで。
繰り返してるんだ。
朝目たくない廃止しろって言って。
どんどんどんどん反乱が起きてまた国が倒れるみたいな。
この時生まれたのがギリストとかもこの時代の人だから。
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人って言ったら怒られるのかな。
この時代の方なんで。
結構新約聖書の中で懲罪を受け容認を文句言うっていうのがいっぱい書いてある。
緊急問答課みたいな。
山の上のプログラム。
あれは蘇澄養護の時代だった。
そんなのあったね。
地域の特産品と炭物と兵器だっけ。
日本の雨が落ちてくる。
屋根が雨を守ってくれないみたいな歌じゃなかった。
そんなのあったっけ。
苦しいよみたいな。
でもそれも村長みたいな人が取り立て受け容認みたいなことやってたのかな。
わからないけど。
当時の日本人も鬼ごと脱税してたと思うけど頑張って。
結局世界史を一通り見てそれと今のシステムを比べた時に何が違うのかっていうところと
脱税を起こさないためには何がポイントなのかっていうのを知りたいんだけど。
過剰に取り立てないことだよね。
腐敗が起きないようにするっていうのが結局一番難しいんだよね。
腐敗って?
ワイルだったり、一番わかりやすいのはワイルだけどワイル以外でも
目先の利益のためにやっちゃうみたいな。
税金のシステムを変えちゃうみたいなことがよく起きてて。
例えば超税受け負い人のシステムとかって一括してお金が入ってくるから国としては
一時的にキャッシュフローを改善するけど長期的に見ると
それを割安の値段で入札させてるから最終的には下がる。
入札っていうのは地域ごとに入札してる?
そう、このエリアの超税受け負い人募集みたいな感じで。
それはだからあれだね、一人しか手を上げさせなくしてめっちゃ安くするみたいな。
超税受け負い人の候補たちがお金を回し合ってるみたいなこともやりそうだね。
俺だったらそうしそう。
俺は手を上げるから、毎日それだけやるから俺は手を上げさせる。
1万円しか取れません。
取れないんですよ、ここ。
そういうね、まず制御潔白であることというか、制御潔白であるのは難しいんだけど
不必要に取り立てないことと長期的にプラスになるような仕組みにしないと本当はいけないんだけど
どうしても目先の今すぐキャッシュフローがちょっと必要でというので
ちょっと無理な税金を取り立てて、しかもそれは固定化しちゃうんだよね。
都合がいいから国としては過剰に取り立てる税金を臨時ですって言っておきながら制御潔白にしちゃう方がいい。
だからそういうことを頻繁にこう行って世界が崩壊していくんだけど。
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