インボイス制度と温度差

ゼータガンダム、絵馬役、岡本真弥さん。
インボイス制度の中止絵、涙の訴え、廃業も視野に入っていますっていう記事がお勧めされて。
前々からインボイス制度って、反対の声しかないみたいな感じで、
Twitterとかね、そういう悪報なんじゃないかみたいな雰囲気で受け取ってはいたんだよね。
で、最近になって、自分もさ、職場の請求書の発行とかでさ、
あの番号を入力するようになって、お客さんから聞かれたり教えたりっていうのをやってるうちに、
もともとね、課税事業者ですから、僕なんて。
大体の人はね、課税事業者だから、それ書くだけじゃんみたいな感じで、
徐々に、そんなすっげえ反対してる人たちとの温度差が出てきてたわけ、自分自身。
で、ここに来てさ、この涙ながらに、
廃業もし屋に入ってますって訴えている人たちがいるっていうのが目に入って、
何なんだろうって思ったのがきっかけなんだよね。

はいはいはい。

たけし君も関係ない話じゃん。

あんまり気にしてませんね。

で、影響を受ける人っていうのは、免税事業者っていう人たち。
どんな人たちかっていうと、
年少1000万以下の消費税が免除されている人たち。
その人たちが今回のインボイズ制度で、課税事業者にならないと、この制度の対象にならないから、
その人たちに発注してしまうと、消費税の免除が、発注側がね、免除がされない。
ということになって、仕事が課税事業者の方に流れてしまう。
もしくは、免税事業者の彼らが課税事業者になってやるしかない。
そうすると、今までの取り分の10%課税になるから、やっていけないという話だよね。
ここまで聞いて苦しくはなるんだろうなとは理解するんだけど、
まだあんまりかわいそうに思えないのは何でだろう。

うーん。

俺が多分率直に思うところは、免税されてたんだっていう。
インボイス制度の影響

そこから知ったわけなんだけど、え?そんな人たちいるの?っていう。

だから結構この話をしてるときに、中小を潰すあれだ、みたいな感じのさ、
冷裁企業を潰す方だ、みたいな話を合わせて聞くもんね。

そうそう。クリエイターとかね、そういうお金を基準でやってない、
もうけようと思ってやってるんじゃないんです、そんな人たちを切り捨てるんですか、みたいな論調だと思うんだよね。
苦しいのはわかるけど、払ってなかったんだっていう気持ちだから、
どうしてもあんまり同情ができないというか、払おう?みたいな。
大元まで行くと、消費税の是非みたいなところまで来ると思うんだけど、
そこはもうわかんないじゃん。消費税がもし今なかったらどうなってるかっていうのはもうわかんないじゃん。
そこは議論には踏み込まないんだけど。
みんなテンパー払ってる中で、みんな平等に取りますよっていうだけの話じゃん、今回。
で、別にまだ払わなくてもいいよ、免税事業者でもいいよっていう道はあるわけじゃん。
廃業まで行くんだ。

すごい自分が弱者の側に立ててないっていう気持ちもあるから、知りたいんだけど。
リアルに想像できてないのは、多分そういうところに身を置いてないからなんだろうな。

もともと払ってる側だからね。

何が問題なのかというか、全然理解できてないので。

年収900万だとするじゃん。

年償か。

年償の年間の売り上げが900万で、フリーでやってますっていう人がいて、
その人がこれのインボイス制度に合わせて派税事業者になると90万持ってかれるのかな、単純に。

税金として納めると。

でかいっちゃでかいけど、これは僕がここがずれてるんだとは思うポイントではあるんだけど、
もらえばいいじゃんって思うわけ。

俺もね、素直にそう思ってたよね。

だってそこで、いや元のね、あれでやってもらわないと困るよっていうのは、
発注側が悪いんであって、値上げ交渉はすべきじゃん。

値上げ交渉というか、金額は変わりません。ただ消費税が付きます、今後はっていう話だよね。

今までは多分、消費税分がめてたというよりかは、
消費税分引いた10%安い金額で打ちできますよ、だから仕事くださいってやってたと思うんだよね。

そういうことなのかな。

だからそれってそもそもそこで、じゃあ俺払ってる側じゃん。
で、俺と能力の同じフリーの人がいて、消費税分10%安いんでこっちに仕事くださいっていうコンペになったとして、
俺はすごい嫌じゃん、それは。
そういうところで差をつけようとすんなやって、どうしても思ってしまって。
そういう制度って競争になってないよねって思うよね。そういう制度じゃないじゃん、免税事業者ってって思うよね。
10%分を免税で本当は払わなくていいから、自分のポケットに入るのは別に違法でもなくて、
益税って言われてんのかな。利益になる税分。で、今回のはそれを狙い打ちにしてるところがあるよね、インボイス制度は。
インボイス制度の変化

多分ね。だから結局影響を受けちゃうのが、
例外の人たちが影響を受けちゃうからどっちにしてもね。
だからやり方を変えなきゃいけないっていうところは確かに大変だなぁと思う。
金額が、仕事がなくなるというよりは、やっぱ上げた売上が1000万未満ってことは結構ギリギリなわけじゃん。
いて、2、3人。2人いたらもう多いぐらいな感じじゃん。
で、未満って言ってるけども、1000万じゃないわけじゃん。900万でもないわけよ。

結局、例えば年収で500万とか、200万。200万だったら普通に組織に働いた方がいいんじゃないかと思うけど。
仮にその間通って300万だとして、30万。

今までは300万丸々使えてたのが、30万減る270万。結構ギリギリじゃん。
で、それって年収だからさ、そこからいろいろ差引かれるものはあるわけじゃん。

いやー、何の仕事なんだろうそれ。ちょっと今想像がね。具体的に想像しないとやっぱり同情できないからさ。

結構フリーのイラストレーターとか、しかもそういう人たちってそもそも安定しないんだよ。
コンスタントに同じ金額を毎年稼ぐっていう形ではないので。
だってそれにプラスさ、そういう意味では所得税とかもかかってくるわけでしょ。
だから所得税の金額は変わんないんだよ。納める税金としてね。
けどそれにプラス消費税分の売上げのテンパーが乗ってくるから、ってなってくるとえぐい金額減るんじゃない?

えぐい金額。だから廃業っていう話になるのかね。
ここでもう一つやっぱり思ってしまうのが、コロナのときにも思ったんだよね。
普段から客入ってないような飲食店が逆に利益が出たみたいな。
で、助成金終わった後に潰れていくっていう流れがあったと思うけど、
そういうときにやっぱりちゃんと淘汰されるっていうのも、
経済の循環としては必要なんだよなと思っちゃうんだよね。

一つそれはあると思うけどね。

年収200万ですっていう奴が売れないバンドマンだとして、
もういい加減諦めろよっていう奴だっているわけじゃん。
そうじゃなくて、お前はちゃんと働いた方がいいっていうのの引導が渡るんだったら、
いいんじゃないの?って思っちゃうけどね。

その先にちゃんと就職先なりそういうのがあればいいけどさ。

あればいいし。

結局廃業した先に、行ってしまうと20代の人たちばっかりじゃないわけじゃん。
10代、60代。

ZFANDOMの真役の岡本さんはそこからどうするっていう話なんだけど、
それってどっかの事務所に所属するなりっていう話になるだけなんじゃないかな。
なんでフリーでやってんだろうっていうところがわかんなくなる?
勝手な邪推で申し訳ないんだけど、
この岡本さんは独立して免税っていうところがメリットだと感じて、
一人でやってるんじゃないかなって思うじゃん。
課税されるんだったら事務所に戻るっていうことなんじゃない?と。

それで受け入れてくれる事務所があればいい。

それは関係性にもよる。

ここでぶち当たるのは最終章であり、
今まで培ってきたキャリアとか能力とか技術とかスキルとかを
生かせる職場に再就職できればいいけど、
必ずしも相当は限らないじゃん。

相当は限らないよね。望まない。

望まないというよりは、むしろ今まで培ってきたスキルとかが
使えないところにしか行くしかないことすらあり得るわけじゃん。
そうなったときにやっぱり収入としても落ちるでしょうしだいぶ。
生活が立ち行かなくなる可能性は高いよね。

課税したら立ち行かなくなる。
それってもう成り立ってなかったんじゃないの?っていう。

そういうギリギリを生きてる人っているじゃん。

いるけどね。
こんだけ大きな制度変更があったら、そういうボーダーの人も出てきてしまうよね。

出てきてしまって、税金取ろうよって取った結果生活保護が増えましたって言ったら
なんのあれもないよねっていうのが正直あるよね。

でもその税金をちゃんと取ってるから生活保護っていうのがあるわけで。

それで取得できるようになった、
税金の金額がその後増えた生活保護の人によって食い潰されるっていう可能性は。

可能性はあるよ。
俺はどっちかっていうと、今一生懸命やってくれない仕事をやってるわけなんでしょ。
望まないところに行くっていう可能性ももちろんあるけど、
もっと効率のいいというか、利にかなった働き方があるかもしれないじゃんって。
神の見えざる手じゃないけど、
淘汰されるものは別にこの人が淘汰されるわけじゃなくて、
職業としてそこ向いてないんだから、稼げないんだから、
稼げる方に移っていった方が社会良くなるでしょみたいな気持ちになって。
インボイス制度と軽減税率について

さっきのコンペ相手として見たときに、
やっぱり10%の安い金で出して仕事取られたっていう気持ちになっちゃってたんだよね。
出力で勝負しようぜって言って、勝負できないんだったら、
もうそれは負けていくっていうことじゃんって思うんだけど。

ビジネスの世界ではそうかもしんないけどな。

大元の問題は、課税されるかどうかじゃなくて、
そもそも給料っていうか売上が低いことでしょ。

まあ低く抑えてるってことはないけど。

だから発注側が店舗を上乗せで払えればいいんでしょって。
俺は例えば飲食店だと思ってみると、別に高くしてくれよって思うよ。
それで通わなくなるお客さんが離れるんだったらそこまでじゃんって。
なんでそういう競争をしないで制度に反対してるんだろうなとは思うよね。

単純にいい未来が見えなかったら反対するよね。
例えばだけどさ、
こうへいくんが今給料いくらもらってるか知らないけどさ、

例月から10万円ですって言われたらさ、
おいおいとなるよね。
だから結局今回のは、自分はすでに支払ってるものに対して、
他の人も平等に取り立てますよっていう法律だから、

ふーんってなってるけど、

ふーん、いいじゃんってなるわけだよね。

でも当事者からするとたまったもんじゃないんだよねっていうのは理解するよね。

そこを俯瞰で見ちゃうな。
もし自分が免除されてる人だったらその免除がなくなったっていう話でしょ。
このインボイス制度自身自体は何のメリットがあるかよくわかんないじゃん。
で、なんでこれインボイス制度やるのかって言ったら、
まず液税をエンパワフところに入れてる人たちを平等に取るっていうのももちろんあるし、
もう一個は軽減税率があって、
今10%と8%が混在してるわけじゃん。
だから結構計算が煩雑になってると。
だから請求書にちゃんと書き込んで管理しましょうねっていうのが目的らしくて、
っていうのを聞くと、そういうのを聞くとだよ。
まあそうかとも思うんだけど、そもそも何だよ軽減税率っていうところに行くわけじゃん。
所得税についての議論

そんなことやんなきゃいいじゃん。やんなきゃインボイス制度いらないじゃんって思ったりもして、
なんかいい法律ではないなとは思うよね。
なんかね、すげえ言い訳がましい法律。
軽減税率がそもそも失策なんじゃないのとか思っちゃうじゃんね。

ところ消費税やめればっていう話ね。

そこまで遡るよね。
なんかそこまで行くと消費税ってなんだったんだっけ?
なんかあんだろうぐらいの感じで置いておくけど。
すごいよね。物を買ったら税金取られるって意味わかんないよね。
ただほら、まんべんなく取れるっていう取る側のメリットね。

そうなんだけどさ、そうなんだけど。

なんで俺らのあれから取っていくんだろうとは思うよね。

だってもうすでにお給料に対しては所得税っていうのが、

そもそも所得税ってなんだって話なんだよ。
まあ、うん、所得に対して。
でもあそこはほら、所得税は累進でさ、
儲けてる人ほど持ってかれてるっていうのがあるじゃん。

だから高級取るほど本当に納得いかないと思うんだけど。

納得いかないけど、でも社会的にはさ、
持ってる人から取ろうよっていうのはもうわかるじゃん。

わかるけどね。

俺は所得税のほうがまだわかるっていうかね。

しまだしんしけさんが、
税理士の先生に、
僕は収入のどれぐらいを税金として収めてるんですかみたいなことを、
みたいな話をしたときに、
しまださんと、
あなたが、たとえば1時間番組のMCをするじゃないですか。
そしたら40分から先が頑張ってくださいみたいな。

でも大半はもう税金を払ってるだけの作業だと。
すごいね、そう考えると。

40分から先があなたのですっていう感じで言われたらしい。
税金って両国を運営していく上では必要なものだし、
っていうところは納得はしております。

どこから取るかって言ったら、
まあやっぱり持ってるところからなんだけどねっていう。

持ってるところからなんだけどねっていうのは。

ただあんまり取られるとやる気なくせよっていうことだよね。
まあだから脱税って考えるんだろうね。
やってらんねえってなるもん。

ちなみにごめん、
俺は結婚もしないし子供もいないからさ、
わかんないんだけどさ、
何かしらのさ、
そういう優遇ってあるの?

めちゃめちゃあるんじゃないっていうか、
保育園とかやっぱりああいうものって、
税金でできてるものがあるじゃん。
小学校とか自体そうだよね。
ああいうものを使わせてもらってるっていう感覚は出たね。
だって子供いない人はさ関係ないわけじゃん。
でもああこういうところにお金ってやっぱ使われてるんだな、
でそこに通わさせてもらってるなとかね、あるよ。
なんかたけしがお金払ってるのに、
たけしは保育園使ってないんだなとか思うよね。
ああそういう感じか。
俺が得してるっていうよりかは、
使わないとみんな損じゃねっていう感じ。

大学の講義で、
1講義いくらだから出ないほうがもったいないっていう。

そうそうそうそう。
買わないの?サボるの?ってなっちゃうよね。

でもそれで言うんだったら、
僕はもう払ったらもう好きにしていいだろうっていう立場だから。

義務は果たした。

果たした。

使わないのも権利だと。

そうそう。
うるせえって言われてる。

別にうるさくは言ってないけど。