1. 勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ
  2. 第27夜『海だけの小さな駅、わ..
放送回エピソード:特選「四国 海だけの小さな駅で」(2016年10月21日放送) ※過去放送回から独自にピックアップして語っています
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真夜中コンビニの駐車場でこのポッドキャストは一つの場所を72時間にわたって停電観測する
某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな二人が番組についての感想や愛を語ります
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はい、今回は四国、海だけの小さな駅でということで引き続きですね
あのまあ傑作戦という形で過去の作品をちょっと振り返りながら話していきたいと思います
今回は2016年10月に放送されたもので、四国の愛媛県ですね
のにある小さな駅が舞台なんですけれども、それがですね、瀬戸内海沿いでもう駅の目の前はもう完全に海が広がっている
瀬戸内海が広がっているような小さな無人駅なんですけれども、まあ夕日とかすっごい綺麗なので
あのまあみんなね、写真をこう撮りに集まってくるような場所で
どちらかというと日々の足というよりも観光地的にものすごく盛り上がっているところに
皆さん何しに来たんですかというふうに聞いていくと、そういったような会になっていました
はい、では今回山口さんいかがだったでしょうか
いやー行きたいですよね
行きたいですね
行きたい
下野大気
下野大気行きたいですよ
なんかやっぱり映像が綺麗っていうのはもちろんじゃないですか
無人駅でもうその設定だけで最高ですよね
無人駅でオーシャンビューでそこで見る夕日がすごい綺麗なんですよ
本当に何もないところに地平線にこういう日が沈んでいくと
その光景だけでも行きたいと
いや本当そうですね
ここがこういういいところはアクセスが悪いところだと思うんですよ
行きづらそうでしたね
だからこそ多分そんなに人がめちゃくちゃ行くっていうよりも
やっぱり本当に行きたい人だけが来てるっていう感じがしてて
そこが単にもちろんインスタ映えスポットではあるんですよ
みんな今回もそうなんですけど
インスタに写真あげますとか
いろんなお二人組がいたりとか
いろんなカメラ好きのコミュニティでここが話題ですみたいな
いろいろあるんだけど
でも行きづらいから
本当にマジでいいねを狙ってる人とか
いや本当これのためだけに多分1日潰れますよね確実に
本当にこう写真をいい写真を撮りたいみたいな気持ちがないとやっぱり
たどり着けないっていうからこそそこがある種ハードルになって
いろんないい人たちが集まってる場所になってるんだなっていうのが
ここ思ったとこですよね
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確かに雑さはないというか
結構みんな狙ってるというか
私やっぱ真摯にちゃんと風景というか向き合ってるっていうか
無言の暗黙のルールで後退後退で夕日をバックにみんな待って
列を作って待ってるっていうですね
しかもこれ見てて思ったんですよ
自撮りじゃないんですよみんな別に
じゃなくて誰かに撮ってもらうとかっていうのが多くて
ここまでの距離になると自撮りするっていうよりもやっぱ誰かと来てるから
人との思い出になるっていうことだと思うんですよね
あとはもう風景だけシンプルに撮るとか
そうですよね引きで撮らないとちょっと意味のない構図ですもんね
そうそうそう自撮りではないっていう
結構重要なような気がしていて
自撮りで自分を見せたいんじゃなくて
風景を見せたいっていう気持ちとか
あとは友達と一緒に行ったっていう思い出
落ちるみたいなやっぱりSNSで自分をよく見せたいとは別の
もう少し写真とかカメラが写るんですとか思ってきたような
欲望に近いものをみんな抱いてこの場所に来てるんじゃないかなっていうのが
あるかなと思いましたね
結構そのインスタ映え原理主義じゃないですけど
元々のインスタ映えってこんな感じだったよな
そうそうそうそう
初めの頃のインスタグラムのサービス開始直後ぐらいの
インスタ映えとはみたいなものの原型みたいなものを見ましたよね
まあね2016年っていう
まあそうです
だからまあそれが今よりも多分その経路が弱いっていう話なんだろうけど
だってなんかSNSに画像とツイッターか
ツイッターに画像とポエム載せる大学生とかちょっと懐かしくなかったですか
今いないんですか
いるかもしれないけどなんか懐かしい気持ちになってみたんですけど
懐かしいですよねポエムとトラブル
トラブル気持ちになりますよね
ハッシュタグとかじゃないですよねポエムなんですよね
なんかああいう使い方やっぱりいいすごいいいなーって感じしますよね
確かに
あれが普通だと思ってたんですけどそうか今はもう
ハッシュタグの波に寄せられてるんだよな
ツイッター検索したんですけどちょっとなかったんですけど
ポエムと画像で調べたんですが
ネットの海には広がってなかったですか
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多分同じこと考える奴がいてフォローしまくったんじゃないかみたいな
そういうのちょいちょいありますからねバズるという
あのドキュメントの72時間で言うとあれです鴨川の停天観測
有名ですよね
卒業間際まででもちゃんと更新してましたからね彼は
彼は偉いですよ
彼は偉い
別話になってたけど
そうあとはですねある意味この時まだ2016年っていうのもあるのですが
その演出としてはやっぱり場所に引きずられすぎてない感もちゃんとしてたなとは思いますね
ああそうですね
ドキュメント72時間って場所が主役なのでどうしても場所に引きずられるんですが
それをあえてその停天としての境地を保つみたいな微妙な絶妙さが必要で
この頃とかかなり徹底されてるなと思うんですよね
うん本当そう
見るからにインスタ映えという名の夕日もあって
エモーショナルな気分を思い起こさせるような舞台設定なのに
ほとんどそういうところでの演出がなくて
最後にどうしても最後の旅になっていてという鳥鉄のおじさんがいたじゃないですか
夕日を毎日起こる最後に見れるという良さがあったんですが
あれぐらいのものですし
おじさん自身も見栄え的にあんまり清潔感に溢れてるわけでもないような
おじさんだったっていうのもあって
そんなにエモーショナル感がすごいわけじゃないんですよね
で他の人も全部そうで
ちゃんとそこの場所の中に取り留めも無さも残してるっていうのが感じましたね
いやーあのおじさんいいっすよね
このなんか
哀愁ね
そうお金がなくなるまで旅をするっていう車でね
途中2日目かなとかに出てきて
最終日も出てくるんですね
でまぁ2日目は夕日が曇って撮れなくて
最終日で夕日撮れて
そこでなんか一番良かったですかみたいな聞くんですよね
うん
そしたらなんかベスト3には入るかなみたいな
言ってましたね
最高ですよねその返しが
絶対一番なんですよどう見ても
シャイだからベスト3に入るよねって言っちゃうんですよ
その顔で
いやーあのショットはねあれは最高ですよね
本当にいいあれは
狙ってないのがいいんですよね
そうでもわかるそんな言われなくてもわかるんですよ
おじさんが満足そうね
もうその時点ではベスト1っていうか
最高の気分であること
今ちょうどその場で聞いてますからね
それはベスト1だろうっていう
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そういうなんかこう夕日を見て
自分とこう向き合うみたいな
はいはい
途中その近くで郵便局で働いてる職員の人が
いましたよね
彼はずっとこう別に写真を普通にそこ駅で撮ってるだけだと
でも特別な自分に意味があってみたいな
自分と向き合う美しい景色と向き合うための写真みたいな
うん
彼こそがドキュメント72時間のアーキテクト
定点観測だからまさに
はい
ずっと写真撮ってて
別に綺麗な風景も別に毎日見たら日常になるわけですよ
そうですよね地元の人もいましたよね
何がいいのかわかんないみたいなね
綺麗って言われればそうなんだけど
そうなんだね
でもやっぱり彼の中では特別で
それがやっぱり撮るっていうことが
もうちょっと日常のレイヤーに落ちてきてるっていうか
うん
あそこがこう自分だけの特別な場所になってるっていう感じが
ひしひしと伝わってきますよね
うんそうなんですよね
自分だけの特別な場所っていう感じなんですよ
やっぱりあの場所がちゃんと残ってるっていうね
そういうガリブから来た人と今話している軍局みたいな
内部近くに住んでる人
両方がこういる
混ざってるバランスも今回良かったなと思ってて
そうですね
今散歩に来てるおじさんとか朝一でいて
元漁師で今辞めてリタイアしてみたいな
そうなんですよ
それ話繋がってますよね
そんなしみしみなんですか
いやいやだって前やった回の漁師のコンビニの回とかあったじゃないですか
で引退したけど戻ってきてまた漁師やっちゃってる
扇動のおじさん海しか知らないって言ってたわけですよね
その人も多分もう今後海に出られなくなっていくわけですよね
そういう人の最後の土地なんですよあそこが
要はその海でしか生きていけなかった人が陸に上がっても
あれだけ海に一番近い場所で体操してるわけですよね
だからそういうふうにドキュメント72時間の世界の中で繋がっている感覚があって
やっぱりリンクしてるなって僕はおじさんはしみじみ見てました
いいっすよねやっぱり
沖から見てた駅でね
いいっすよね本当に
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なんかこうやっぱりそのおじいさんとか
あと謎のオリジナルグッズ配ってるおじいさんも出てきますよね
若い人と交流するというそうすると元気になるという
そんななんかキャバクラみたいに使わないでよみたいな
ちょっともう下心出過ぎてるの
若い子とタッチしたいみたいなもう下心出過ぎてるよみたいな
でもあの多分2016年っていうのもあると思うんですけど
本当にそういうなんかこう人々がインスタ映えを求めて動いている中で
あの場所もすごい有名になってるはずなんですけど
やっぱまだギリギリなんかあのいやしい資本みたいなのが入ってないですよね
入ってない
要はなんかオリジナルグッズ販売とか近くのコンビニが異様に荒れてるとか
あれでしょあの桜咲く無人駅でラッピングカーが登場するみたいな
それとの対比です
初回にやったやつね
そう我々が初回にやった桜咲く無人駅との対比で言えば
あのおじいさんがオリジナルグッズ配ってるレベルなんですよ
そうそれが許されるっていうのがいいですよね
そうですよ
本来だったらJRだとかそこの市の市役所とかも含めた
なんか謎のちょっと本当寒いいやしい資本が入ってきているはずなのに
まだ2016年段階ではあのおじいさんがオリジナルグッズを配れるんですよね
本当ですよねいいですよね
いいですね
こういうやっぱりこうなんて言うんだろうな
地元の人が言われてみれば綺麗なかなみたいな話をすると思う通り
ここって絶景なんですよ一般的な基準で言ったら
そうですね
一般的な基準で言ったら絶景なんだけど
こういうセリフとか他の人も出てくる人たちを見てると
やっぱりその綺麗とか綺麗じゃないみたいな話って
もう究極的にはその人の主観でしかなくて
東京から来たシングルマザーの女性とかも
一人で海見に行きましたみたいな
その人にとってこの海は綺麗なのかっていう話とかもあると思うんですよね
綺麗っていうかただその感傷に浸るためとか疲れを癒すためかもしれないし
だからそういう風景って受け手によって見え方が明らかに全く違うものになると
やっぱり綺麗
そういうのをもうちょっと広げていくと
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綺麗とか綺麗じゃないみたいな話も結局その人のメンタルとか
誰と行ったかとか置かれた状況にもよるから
そういうのを多分ドキュメント72時間ってそこがめちゃくちゃうまいんだと思うんですよ
綺麗じゃないものを綺麗に見せるとか
綺麗なものを普通に見せるとか
そういうその日本の名景色100選みたいなのとは違う
そこが結果的になんかめちゃめちゃうまいフォーマットになってるだろうなっていうのは
この回を見て特に思わされましたね
そのうまさが場所の定点観測とはいえ
場所に集う人にインタビューするドキュメンタリーになっていて
風景だけを映すわけじゃないんですけど
そういう意味でいくと本当にそうだなと思っていて
そこがなんか表裏一体で
見てる東京から来た人とかには一瞬の景色一瞬の風みたいなところがあって
その時の心の打ち寄りとか色々変わってくると
逆に土地に住む人はあれがデフォルトになっていて
まあ風と土と変えて風土って言いますけど
あれがなんかベースになってるんですよね
そうするとそれはそれでそのベースとして
その人の個人差は当然ありながらも
その土地の風土として人々の雰囲気とか
心の持ちようとかにもつながっていく
だからそこの表裏一体が当然でっけえ綺麗な風景みたいなのが
その一瞬の風景としての観光客というか
外から来た人とのつながりもあれば
それがもうデフォルトで居続けることによる
その土地の人たちの醸し出す雰囲気なものも描かれるし
どっちも描かれるからすごくよく思えるというか
絶妙に感じるんですよね
だからやっぱここで起きてる
いろんなことが起きるわけじゃないですか
今回だと台湾の留学生が最初インタビューした時は
ずっと友達ができなくて一人で過ごしてるみたいなことを言ってて
それもあんまり家族には伝えられないみたいな
言ってるんだけど後々数時間後とかには
たまたま台湾だっけ中央だっけから来てる
台湾です
別の人がいてその人と知り合いになるみたいな
あれはもう完全にその運ですけど
でもああいうドラマとかもあると
きっとその彼女の中で最初に見えていたこの海の風景と
その後で見えていた海の風景って全く違うものになってると思うんですよね
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そうですよね
そのやっぱ気味っていうか心の動きがいいですよね
彼女の顔の明るさは全然違いますからね
その顔の明るさって感じしますよね
めちゃめちゃいいんだよね
いやー一人旅の醍醐味ですよ
あれがあるからやめられないんですよ一人旅は
偶然の出会い的な
偶然の出会いとかその風景が一瞬で変わったりとか
あの感覚いいですよね
いやーいいですよね
だからさっきフードの話もしましたけど
その中でも僕瀬戸内海ってやっぱすごいんですよ実際に
瀬戸内海に住んでたこともあるので
僕はいつも瀬戸内海地中海説というのを読んでるんですけど
ヨーロッパの地中海ってあるじゃないですか
アメリカとかねあの辺の青い海と太陽の光みたいな
あれがあるのは日本で言うと多分瀬戸内海なんですよね
瀬戸内海って結局宇宙海というか四国と本土の間の海じゃないですか
波がめっちゃ緩いんですよ
ゆるゆるの波でしかも結構その
なんとか晴れてることも多いというか
ある程度暖かいような場所なので
太陽も結構さんさんと降り注いでいて
でポカポカーってなって本当にポンポン蒸気船みたいなやつが
渡ってたりするんですよね
あれはあそこにいるとやっぱり本当フードじゃないですけど
なんかゆるい感じになっちゃうんですよね
それが地中海と一緒なんですよ
いいっすよね瀬戸内海は
瀬戸内海っていう舞台としてもやっぱりすごいいいなってあの駅が
やっぱりねいいっすよここは行きたい
行きたいなあなんか
でもこれまあその今説明文を読んでてあれでしたけどそのきっかけ
そもそもこの土地が発見されたきっかけは
ネットに投稿された写真ということがね結局火種にあるから
結局そのいい場所はあるんだけど
それがネットによって拡散されたからこの場所がいろんな人に届いた
それは多分結局こういうそのさっきの収穫してる最後の旅してるおじさん
別にネットで調べてどうのっていうタイプじゃないじゃないですかあんまり
だけど結局きっかけはネットの投稿の写真でいろんな人が口コミするようになって
多分届いたっていうことだと思うんですよね
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だからそういうそのネットで撮影した写真でバズってみたいなのも
一概に悪く言えないというか
いやまあそうですよね口と財がもちろんあるので
口の部分も忘れちゃいけないというか
そもそも絶景って人間が見て思うものですから
自然とかただ単純にそこに存在しているだけで
それを絶景とピックアップするのはやっぱり人間ですからね
だからそれをピックアップするセンスというか気づきみたいなものっていうのは
人類に共有されてしかるべきだし
例えばそれでこの駅というのが廃線にならずに残っているんだったとしたら
それはそれでいいことというかだしっていう
そこら辺は全然は確かに最近の論調だと
本当に人が寄せ寄せてみたいなありますけど
そこはやっぱり口と財ですね
いきたいなぁ
さっきから会社が全部いきたいなぁになってますけど
いやだっていきたいでしょ
いきたいですね
いきたいですよこんな
でもこれ一瞬だけこの四国海だけの小さな駅で映るんですけど
ラブラブベンチっていうのが映っていてですね
やっぱこうJRも
JRの鉄道会社もやっぱりここPRしたいっていうので
考えた結果駅の近くにラブラブベンチっていう
ちょっと真ん中がへこんだベンチがあるんですよ
軽快になって
だから2人が真ん中でくっつけるみたいな
遠くから見るとハート型みたいな
それくらいのなんかダサさがいいですよね
なんか
頑張ってんすよ
頑張ってるとは
JRも
頑張ってるじゃダメですか
それがいいんですよ
いやそうですからねJRで言えばやっぱり
西日本なんてねやっぱり新幹線だけで儲けてるような会社ですから
苦しいんですよなかなか
ラブラブベンチの話誰もしてないですよ
やりにくいベンチで習うとか思ってないですよ多分これ行く人みんな
そうですね
だって別にラブラブベンチ見に行ってないんだもん
ここに行くために
夕日見に行ってるわけだから
そうです夕日見に行ってるわけだから
やっぱり変わらずこのままで残り続けて
行ってほしいし
結局そのためにはその地元の人の
ゴミ拾いとかもそうだけど
オリジナルグッズおじさんもそうじゃないですか
そうですね
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絶妙なバランスですよねそこが
そう
必要ですよね
続けてほしいなという場所ではありますよね
特にね駅とかっていうのは配線になったりすると
もう本当にダメになっちゃうんで
それはそうですよね
死ぬまでに行きたいっていう感じですねマジで
いやいいですよね
なんかありますか語り残したことは
いやもう単純に今回のMVPはこの場所と
そうですね
そういうことです
言われてみればキレイなんかなみたいなとかですかね
いいですよね
言われるとそうそうそう
うーんかな
な感じですかね
はい
ありがとうございました
ありがとうございました
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