1. 勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ
  2. 第91夜 『福岡バスターミナル..
放送回:「福岡・高速バスターミナル 年の瀬を走る」(2023年2月17日)
福岡高速バスターミナルとその利用者たち
真夜中コンビニの駐車場で
このポッドキャストは一つの場所を72時間にわたって停電観測する
某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が
番組についての感想や愛を語ります
今回は福岡高速バスターミナル 都市の瀬を走るという回について語っていきます
舞台は福岡の繁華街にある高速バスターミナルと
1日1000便以上のバスが出入りするこのターミナルなんですけれども
バスターミナルなのでここで出会いと別れがあり
そして都市の瀬っていうタイトルもついてますけれども
密着したのは年末年始の3日間なので
よりこういろんな事情を抱えてバスに乗り込む人たちがいるっていう回になっております
そこのバスターミナルに来る人々の人生を見つけた回になります
ということで本田さんいかがだったでしょうか
はい、これはですねもう待ちに待っていたモビリティー回
最新回っていうことで
毎回このモビリティー回が大好きだって言ってるんですけど
その中でもバスターミナルって本当に色々な場所時期で
今までもやられてるじゃないですか
本当に例えばそのクリスマスの札幌のバスターミナルとか
あとはその新生活シーズンですね
その3月とかの卒業や新生活のシーズンの大阪のバスターミナルとかって色々あって
今回年末年始の博多のバスターミナルかっていうことで
もう待ってましたっていう感じで見てました
でやっぱりねこれ自分がもうめちゃめちゃ使ってたバスターミナルなんですよ
ちょっと厳密にいくと博多駅と福岡で2つあって
博多駅と天神っていう今回の舞台と2つあって
天神の方は何回かあってよく博多駅の方使ってたんですが
でもほぼ一緒ですが天神のバスターミナル来るってことで
どんな人たちが年末年始
それこそ10年前は自分もそこにいたわけなんですよね
まさしく年末年始に
なんでどんな人がいるんだろうなと思ってワクワクして見てましたけれども
これね意外とというか九州の今最前線みたいになっていて
自分が知っているというか見たようなものもいれば見てないものもありっていうことで
年末年始感って意外となかったんじゃなかったですね
そうですねあんまなかったかもしれない
難しい
なんかこう
いわゆる例えば空港とかだと
家族でおじいちゃん家に帰るんですみたいな家族連れ
新幹線のホームとかもそうなんですけど
そういうところでごった返す中で
バスターミナルで年末年始帰省するって結構いろんな理由があるんですね多分
バスを利用する若者たち
単純にこう帰ろうと思えば九州だと例えばその家族で帰ろうと思えばみんな多分車で帰るとか
それこそ飛行機で帰るとかってあるのに
わざわざバスを利用する
例えばその一番最初の方がわかりやすかったですけど
一人で暮らしている長崎のお父さんに会いに本当に一泊しかしないんですって感じで行く女性いらっしゃったじゃないですか
もうあの方とかもう本当にすぐ帰ってくるだけだからみたいな感じで
片道2700円で電車で行くより安いですよねみたいな形で行くって言った形で
なんかもうものすごくピンポイントに用事で抱えてっていう人が結構多かったりとか
あとはやっぱりお金がない若者ですよね
10年前の自分とかもそうなんですけど
学生だったりとかいろんな理由でお金がないからちょっとこのバスで帰りますみたいな人が結構いてっていうところ
そこがメインだったかなと思うんですけど
でも結構思ったより若者がリアルだったりとか
なんか本当に九州の今最前線みたいなものをちょっと見たなっていうところが僕の第一印象だったりとか
都会の経験と情報
それはあれですか成功したいんですよねっていう若者のこと言ってます?
成功したいんですよねっていう若者はね多分一定数これまでもずっといたと思うんですけど
ちょっとそこの話してしまうとあれですよね
左世母から2人でなぜかサッカーボールを持って
で働いて工場とかで働いていたけど
あの人旗あげに博多に来てノープランできたから帰るバスが取れなくて
一泊ラブホテルで2人男2人で泊まるみたいななんかそういう青春
人旗あげ物語みたいなのがあったと思うんですけど
まあああいうのもまあなんかこう
リアルだなってやっぱ思いましたよね
ただやっぱりそのああ左世母の人間が人旗あげようと思ったら東京じゃなくて博多なんだっていうのちょっと思いましたけど
そこは変わってないなとかなんか変わってるものなんかすごくよく知ってるからこそ
変わったものと変わってないものの差分が自分はすごく見えてしまったので
ちょっとこの見方は特殊かもしれないなと思うんですけど
そういう意味でその山口さんがどういうふうに見えていたのかなっていうのもすごい聞きたいんですよね
そうですね僕は今の話はありましたけどやっぱりサッカー少年ですよね
大人を信じるかってあんま信じないんでみたいな
やっぱりいいですよね
いいつぶやきに若さが出てましたね
それがやっぱり福岡に出るとなんとかなるかもしれないみたいな閉鎖的な自分の日常が解放されるかもしれないみたいな
何か違うことが起きるかもしれないみたいなそういう夢っていうか
要は状況東京だけじゃないですけど状況をするというか都会に出るみたいなそれ憧れみたいなのを
やっぱりこうあそこまで純粋に信じることが2023年にできるんだみたいな
そうなんですよ
なんかやっぱり今なんだかんだ言われてインターネットでいろんなものが届くとかいろんな情報が記述されてるから別にそんなものを通しに出なくてもいいとか
いろいろ言うじゃないですかとはいえですよ
やっぱりいいかダメかのよしよしは自分で決めないちょっと当てのない道を歩きますみたいな
そういう気持ちはやっぱまだ生きてるんだなと思って
そうなんですよねだからネットで何でもできるとはいえやっぱり情報格差というか
やっぱり都会でしか得られない経験とか情報とか人脈とかっていろいろあると思うんですよね
バスターミナルの日常
でそれを今でもそれこそ無条件に信じられる若さを持って
なんか何の意味もないねサッカーボールをなぜか持ち2人で突撃していく
ああいうのってなんかものすごく若々しくていいし
そのそういうのを今でも信じられるんだっていうのがなんかこうちょっとやっぱり九州のリアルだなっていうのも思いましたし
対照的に多分配置してると思うんですけど
かと思えば中学受験する3人組とかみたいじゃないですか
いましたね長崎に帰る小6たち
同じ長崎県ですよだから一方は19歳で自分を変えたくて出てきている人もいれば
一方は12歳でとりあえず医者になりたいと
それは勉強していればとりあえずいい大学に行けばいい生活ができるという
これも今の時代でその価値観でそれはそれで果たして大丈夫なんだろうかみたいな
こうもう必死で朝から晩までそれこそ福岡に行って塾の勉強をしてから帰るっていう3人組がいたりするんですよね
っていうのとかあとはやっぱり割とあるあるというと申し訳ないですけども
逆に北九州の大学に通っている学生がバンドをやってますと
大学に通っているけど本当はバンドで今プロを目指しているんですっていうところの規制途中みたいな形で
色々な若者の今最前線でそれこそ変わっているところもあれば昔から変わってないところもあり
それはいいのかどうか問題っていうのを含めてずらーっとあったんで
なんか規制ラッシュみたいなものとなんかちょっと違うなっていうのを感じたんですよね
そうですよね
なんかまあそのやっぱ年乗せ感が出ないって本当そうだと思ってて
色々まあ年乗せ者ってやっててさっきも野田さんも言ってましたけど
モビリティで言うと津軽海峡を渡る船のやつとかもありましたけど
今回の高速バスターミナルは必要に迫られて移動するとか
そもそも年乗せとか関係なく働いてるみたいなホテルの清掃員の方もいたじゃないですか
みたいな方も含めてなんか年乗せってみんなにとって非日常っていうこともある
多くの人にとってはそういう場合があるんだけれども
とはいえ年乗せも日常であってなんだろバスターミナルの運転手なんて普通に働いてるわけで
だからこの高速バスターミナルの年乗せって実はその日常があふれているというか
あんまり変わらない部分はあるかなと思うんですよ
そのバスターミナルっていう場所の性質上今回もありましたけど
彼氏がバスで実家帰っちゃうから涙涙に送る彼女みたいなのあるじゃないですか
そういうの別に年乗せじゃなくてもあるじゃないですか
そういうシーンって
あれはいいですよね
それこそ別の回とかでもあるわけじゃないですかバスターミナルに着地した回とか
あとまあ母親に会いに実家に帰るとかも別にそれは年乗せじゃなくてもあることだし
まあそれは年乗せっていうか正月みたいなことをやっぱり帰るための言い訳っていうか
そういういいきっかけみたいなのにしてるからっていうのはもちろんあるんですけど
とはいえやっぱり出会いと別れの場所だから年乗せ感があんまりなかったんだと思うんですね
常に出会いと別れの場所だから
年越しのカウントダウンと歌
だからそれがバスターミナルらしさですよねやっぱり
絶妙な新幹線のホームでもなく飛行機の空港でもなくて
それこそ通勤にも使ってる人もいればちょっとした用で行くとか
本当にお金がないからとか安く行けるから何回も通うためとかっていうところが入り混じっているから
そこの交差点になっていて日常と非日常の交差点になっているっていうのがあって
それがやっぱりちょっと意外だったのが年乗せであっても
でも年乗せだからこそ長かもしれないけど山口さんが言ってたよね
今回の博多のバスターミナルでも割とそういう日常の延長がよく見えたっていうのが面白かったところですよね
そうですね本当にこうかと思えばカリフォルニアから来たみたいな外国人家族の方がいたりするわけじゃないですか
そうですねやっぱりそういうので働くみたいな
そういういろんな人がいる感じがまたバスターミナル感がありますよね
そこもやっぱり多分今回って少しコロナ禍以降みたいなのを映し出したいんじゃないかなっていうのもあって
結構博多のそもそも天神なんで繁華街にあるんで
年越し自体はものすごくこんな久々見たなみたいな年越しの映像だったじゃないですか
カウントダウンして友達同士で叫んで騒いでみたいないうところがあって
結構そこが見たかったのではっていうぐらいしっかりそこを映し出していて
だからそことのギャップもすごかったというか
逆にあのカウントダウンにはって参加している人は実際初詣に行ってそこからもう実家にすぐ帰らないといけないんですっていう女の子が
終盤の方で出てきますけれども
あの子ぐらいのものでそれ以外はなんかカウントダウンがとかってほぼ全無視でしたよねみんな
そうですねみんな日常っていうか自分のペースでしたよね
博多の喧騒の場所にあるのにこのバスターミナルだけは
なんかそういう違い封建館というか全く別物の場所になっているのがめちゃめちゃ逆に面白かったですよね見てて
確かにそういうのはありますよね
あとやっぱり今回で僕がやっぱり引っかかったというか気になったのはやっぱ歌ですよ歌
その途中のギターを持つその女性が流れる歌っていうのがやっぱその曲
曲がこうやたら長く使われるじゃないですか
やたら長く使われるし
なかなかないじゃないですかあんな長く使われること
ない
いつもワンカットぐらいでしか使わない
歌詞のテロップ入んないじゃないですか
今回もう完全に楽曲提供してました
挿入歌だった完全に
なんかスタッフが気に入ったんだなと思って
すごく世界観があってましたね
そこからもわかるんですけどやっぱりこれはその制作者側の意図じゃないけれども
若者の夢と日常の対比
最初本田さんも言ってましたけどやっぱ若者みたいなとこを描きたかったんだと思うんですよ
高速バスターミナルで
そうですよね
だからまさに今回のそのサッカー少年というかサッカーボールを持った少年たちとかは
すごい今回のいいトレだかというか
こういう人たちがいてよかったんだなっていう感じだと思うんですよ
その対比として肩にはめる系が好きじゃないっていう女性の歌が流れるわけでプロ目指してるみたいなね
一方でプロ目指してるって女性と一緒に来てる女の子は
全然そういうの趣味だけでやって自分は就活してみたいな感じなわけじゃないですか
そのギャップ含めて描きたかったんだと思うんですよね
必ずしもプロになるとか
さっきのサッカー少年しかりなんですけど夢を目指すとかいうのじゃなくて
さっき小6の中学受験の合宿ですとか
いわゆる何だろうな
堅実っていうのじゃないけど
世の中で言われている一般的なルートって鍵かこつきですけどね
みたいな一発逆転夢を目指すみたいなじゃなくて
そういうのが福岡をどう捉えるかだと思うんですよ
憧れの街というか都会上京する街とか
そういうのと捉えるかもしくは全然普通に日常というか
どうして捉えるのかみたいなところで
そこが微妙にいろんな人の距離感
福岡との距離感みたいなのがあって
それをちょっと面白いなと思いましたね
そうなんですよね
だから本当に意外だったのは
それこそ冒頭も機嫌に出したのは
聖夜の札幌バスターミナルの会の時とかって
札幌の都会はもういいですよみたいな感じで
玉子梅とかだったり
田舎に帰って田舎が一番なんですっていう
すごいチャラいホストみたいな髪型してる若者とかっていたんですけど
今回多分意図的なのか
そういう結局地元ですよねみたいな
言ってる若者がほぼ出てこなかったんですよね
だからそこがすごく意外というか
多分明確な意図を今回の会から感じていて
サッカー少年2人っていうのを皮切りにした
どちらかというと今の現状にやっぱり
色々何か思いを抱いている若者が
福岡の街のあの喧騒とともに勝負していくっていう感じが
すごく強かったので
これは博多バスターミナル
規制っていうのとは全然違うんだなっていうのがあって
なんかこういい意味で裏切られたというか
これで乗ってくるんだとか
本当に10年前自分が通っていた
通っていたというか使っていたバスターミナルでも
こういうことが起きてたんだろうなっていうのが
自分のステレオタイプと全然違う点であったので
なんかこうめちゃめちゃいい参考になったなーっていうのが
今回の回で結構思ったところなんですよ
今回の回ね、水素楽部のマーチングの女の子とかも
実家に帰るけどやっぱりしなきゃいけないからトランペット持つみたいな
そういうのもやっぱり夢というか
コンクールがあってみたいなところであるっていうので
若者夢要素みたいなのをやっぱり強調しているわけじゃないですか
そういうのはやっぱり数多い中で
やっぱりでもこの中でいいなと思うのは
小倉から来たホテルの百出千草のおじさんですよね
そこがいるのがやっぱり72時間なんですよ
65歳以上で半額のバス停で通勤してるっていうことなんですけど
何の人だろうなと思って最初聞いてると
30歳で国鉄を辞めてるっていう
突然とんでもない事情がわかってくるんですよね
それは当時ではすごいことですよね
国鉄がJRになるときに辞めたってそんな
そんななかなか聞いたことないじゃないですかその話
そういう人が突然カットインするわけですよこの若者夢の間に
そのおじさんも結局最後どうなるかっていうと
1月1日も別に年末年始関係なく働いてるわけですよ
別にそれは変件的に言えば年末年始も働くなんて大変ですねみたいな感じは
一方であるのかもしれないけど
とはいえ別にこの人は言ってるのは
どうにでもなるみたいな自分の人生だけはみたいなことを言うわけじゃないですか
まさにそうで年末年始休まなきゃいけないって誰か決めたわけじゃないし
そういうこの1回国鉄を辞めてホテルの百出千草をしているっていう
一見その若者の夢みたいなこととは全くかけ離れたおじさんが
高速バスとバスターミナルに関する考察
1月1日の最後の最後でどうにかなる自分の人生だけはって言った瞬間に
全てと繋がるんですよね
確かに確かに
一瞬なんだこのおじさんはって思うんだけど
そこで全てが回収されるところが今回って一見分かりにくい若者夢みたいなことで
くくられがちなんだけどそこがね結構この話は深いというか
よく作られてるなとは思いましたね
本当そうですねそこがねこう北九州と博多を結ぶ高速バスっていうのもなんか絶妙で
なんかいわゆる今回の福岡のバスターミナルって九州のハブなんですよね
でその中の高速バス路線の中で一番最短距離なわけですよ
なんかそこが一番日常と接続しているというか
だからその北九州の大学に通っている大学生も一回福岡で乗り換えて熊本の実家に向かっていくわけなんですよね
すごいそういうなんかいろいろなものの交差点になっていて
でなんかそこを淡々と往復し続けるそのホテルの清掃員の方みたいなのが
なんかその若者の夢みたいなものとがこのバスターミナルの中でだけ交差していくというか
そういう確かに絶妙な作りになっているので
九州旅行の老夫婦の登場
ここのなんかこう距離感みたいなものがうまく作用してるんじゃないかなっていうのはなんかめちゃめちゃ思って
でなんかやっぱこうかと思えば東京とかから来たあの九州旅行の方が夢だったんですよみたいな老夫婦が
いまだにこんななんかこう紙で作ったスケジュール
なんかこう旅行みたいなので九州飛び回ってるんだみたいな
そういうその悠々自適さんというか本当に九州の外から来て九州を楽しんでバスで楽しみ尽くす
で働いてた時はその出張ばっかりで飛行機でビュンビュン飛び回ってたけどなんかそれは違うということで今回はバスでやっていく
その高速バスならではのその時間の間隔をゆったり使うっていうのをリタイアしきった
老夫婦がやってくる東京からやってくる
本当になんかいろいろな人生が交差してるんだなっていうのはやっぱりいつの間に見てもバスターミナルってその良さがあるんですよね
今回は本当にその夢とかいうところが割と多層的にいろんな世代含めて夢を追うとか
じゃあ自分の人生を自分でハンドリングするみたいな話とか
いろんなバスターミナルって切り口からいろいろなことが見えてくる
一見そのもっと単純に若者夢追ってるのって青春みたいでいいよねみたいな感じで思われがちなんだけど
実はいろんな層から見ると実はそうじゃなくてもっといろんな角度からその夢とかそれを追うこととか
じゃあそれを追い続けるのってどうなんだろうとかいろんな角度から見えて面白かった回だなと思いましたね
本当そうですね、だからそれが交差して垣間見えていくのがモビリティ回っていう
やっぱり良さがあってね
今回その中でも本当に10年前に自分が10代とかで使っていたバスターミナルが出てきたっていうのが考え深いなという
ありがとう72時間っていういい回でした
ということで以上になります
ではありがとうございました
チャンネル登録よろしくお願いします
24:05

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