で、そしてまた数年後にまたノトが見たいという感じですね。
結構ね、72時間としてはあんまりこういうことがあったら直後に行ったりしないじゃないですか。
そうですね。
報道ではないので、あくまでドキュメンタリーだし、そういう人々の生活を映していくみたいなことで言うと、時期早々すぎるみたいなことになっちゃうから、あんまりすぐには行くっていうのはオーカのシーズンそんななくて、
やっぱ数年経ってから、それこそ最適というと新聞の話、新聞社に密着してみたいな話があったりとか、そういうちゃんと近くにやるのはある程度時間が経ってからやるっていうことに意味を持ってるんだけど、
今回はすごく、それこそまだ1年しか経ってないという状況でこういうのをやるからこそ、なんかどう報道的なこととは違う切り口でやっぱり生活を伝えていくかみたいなことが求められていく中ですごくそういうことがやっぱり現れていたし、
さっき本田さんが話したみたいな、がれきというか、そういう廃材みたいなものを燃やしていくみたいな普通のニュースだと切り落とされてしまうようなところが拾えているっていうのはやっぱりすごく72時間らしいし、やっぱり今やるからアーカイブ性もあるなっていうのは思いますね。
だから今年はこの野党と長崎のバスターミラーが対になってる存在ですね。 まあそうですね、それはそうですね。でも地方系のシリーズで言うと、僕は5位に挙げてますけど、津軽プレハブのそば屋で本田さんは6位に挙げてますよね。
これそば屋でこんな毎年いけます?なんかそば何倍でも食べれちゃうみたいな話になっちゃうんですけど。 年類ね、年類。
だって去年も秋田のそば屋があって、ベスト10でも上位に本当に入ってたし、僕らのマイベストでもどっちでも入ってますよ。今年も?
まあね、今年ここの場所が僕はいいのは、なんかこのそば屋に名前ついてないっていうのが僕一番いいですよね。
工業高校のそば。 工業高校のそばとか、今のビッグエコーの隣でしたっけ?
そうですそうです。
そば屋のすっごいみんな思い出、それこそ工業高校の隣にあったから、みんな通学とかの帰りとかに食べに行ってみたいな思い出の場所だし、地域から愛されてる場所なんだけど、誰一人店名を知らないっていう、場所でしか呼ばれていないっていう、今の時代そんなことあるのかよみたいなことなんだけど、
まあね、今プレハブでやってるけど、もともとはその屋台でやっててみたいな話もあったりして、すごくこう。 屋台やばいでしょ、やっぱ。
あれ?屋台やばいっすよね。 青森で。
青森津軽で、屋台でやっててプレハブになったのは最近なんだよみたいな、そんなことあるみたいな、なんかそういうことも含めて、いつも72時間っぽいというか、これどこから見つけてきたんだよみたいなとこと、あれを経営するその、
そうですね。 そう、まあお母さんとその娘さんというか。 沙耶さんです。
沙耶さんのその関係性とかもすごくいいですし、これゴールデンウィークかなとかのタイミングだから帰省っていうことも相まって、多分皆さんがこう帰ってきてる東京から来たんですとかね、そういう人もいたっていうのもよかったですよね。
ある意味これゴールデンウィークの帰省シーズンっていうのが面白いなと思っていて、普通に行けば津軽のそばって言ったら、なんか真冬の吹きさぶることを想像しちゃうじゃないですか。
まあね、うどん自販機的なことですよね、72時間で言うと。 そうなんだけれど、あえてゴールデンウィークっていう全然雪ではないシーズン、だけどやっぱ帰省シーズンで、まあやっぱ言ったらこのそば屋さんのかき入れ時のうちの一つみたいな。
そういう逆に言うと湧き上がっている、この津軽という街が湧き上がっているシーンを切り取るっていうのも非常に面白いなというふうに思って。
真冬でなんか2,3人しか来ませんみたいな、これやっていけんの?みたいなことの面白さではなくて、逆に言うとこういろいろな事情で津軽を出てった人もいる、帰ってきた人もいる、息づいてる人もいるっていう津軽の街の息移しにもなってる回になっていて、それがなんかこう、おおと結構思って。
気づかなかったんですけど見返したら最初はファーンとか言って、あの例の津軽鉄道走ってるんですよ。 そうそうそう、津軽鉄道もね、最初出てきますよね。
もう何年前かな、3年ぐらい前にやってた会社ね、津軽鉄道とか。 そうだね、津軽鉄道そのぐらいですかね。
まだ大丈夫と思っていませんかっていう張り紙が貼られてるね、お馴染みの。 お馴染みの、ちょっと誰がお馴染みかわかんないですけど、僕らとしてはお馴染みのね。
これは良かったですね。 そうなんですよ、これはやっぱりいい会というか、シンプルにその場所から土地が見えてくるっていう、もう本当にそれを王道でやっていて、しかもそれがなんかすごくなんていうんだろうな、本当に日常のところを描いているんだけど、この蕎麦屋の歴史もあるし来る人の歴史もあるしみたいなことですごい染み入る会ですよね。
そうですね。 おでんとかも売ってたりしてね、いいんすよ。そんな中であれですよね、本田さん5位は新橋ひとり焼肉。僕もその下の6位が実は東京の新宿ライオン像信金箱って感じですかね。
東京論いきますか。 東京論じゃないですか、ここは。
僕はですね、これ新橋の会って結構最近なんですよね。 そうっすね。
放送されたのが11月だったかな、10月だったか。 そうですね、10月末かな。
僕も見てグーッと上がってきたうちの一本、特に後半今年すごかったんですけど、その中でもひとり焼肉は結構上がっていったなというところがあって、新橋でひとり焼肉かというのがやっぱり一番面白かったですね。
というのは、新橋という働く場所に焦点を当てた時に、今2025年の東京で何を見たら新橋となるのかとなった時に、ひとり焼肉というですね、新しい業態でありチェーンであり、日常のご褒美的な観点っていうところに重きを置いた新たな地平線というか、
72時間の中でもちょっと珍しい部類にも入るようなシリーズなのかなというふうに思って、これまでがどっちかというと野菜ジューススタンド的な。 そうなんですよね、ほんとそうで、これは野菜ジューススタンドの回、ゲストに出ていただいて宮森さん出ていただいて、今年、あれ今年ですよね、確か配信してやってますけど、あれなくなったらしいですね。
そうなんですよ、ちょっとびっくりしちゃいました。 そうなんですよ、あのジューススタンドがね。
それもちょっと時代の流れっちゃうんですよ。 そうなんですよ、あのジューススタンドがなくなり、このひとり焼肉になっていくっていうことが、すごく、別にそのテンポが変わったわけじゃないですけど、時代の流れとしてね、なっていくみたいなことがすごく視察的というか、なるほどねって感じはすごいしますよね。
そう、なんかそういう東京論的な批評が入った、多分そんなに狙ってはないと思うんですけど、くしくもそうなっていった、なんかこう時代を映してるというか、なんか時代と寝てる階段みたいな感じなんですよね。
いやまあ本当そうっすね。結局、もともとこういうコロナ禍とかもあってね、一人で食べに行くとか、そういう話が出ていった中で、このテンポに密着するっていう回がこのひとり焼肉の回ですし、なんか僕はとはいえやっぱりそういうファブリックスペースというか公園的というか、そういう場所から東京を見ていくみたいなこと。
公共性。
そう、公共性みたいなことをやっぱり意識してる派なんで、今回そのねさっき話したみたいな新聞スタンドとか、テンポだけどそういう案内所というか街に根付いているみたいな場所もそうだし、新宿のライオン像とかもそうですけど、そういう公共の中でやっぱり話しかけていくっていうことがその街を見ることにつながるんじゃないかなみたいなのを思ってるっていう感じなんですよね。
いやなんかね、渋谷はね、ああそうだなってやっぱ思うんですけど、新宿ライオン像ってなんか、なんて言えばいいのかな、怪しかったじゃないですか。
いや怪しい、あのだって深夜にね、深夜に募金だけして去って行ってインタビューは絶対人種が毎日出てくるみたいなね、怪しすぎるだろうみたいなね。
なんかその怪しさを僕がなんか今この時点でどう受け止めていいかわからなかったりもしたんですよね結構。
まあでもなんか、いや新宿を、まあこれ街の特性におよると思うんですよ。新橋はそれこそSL広場でお父さんに聞きましたみたいなワイドショー的なね、その話っていうのでもちろん時代を取れるっていうのもあると思うんだけれども、やっぱり今の新橋を深く指しに行くのは一人焼肉だと思うんですよ。
そして出張で来た人とかね、夜勤焼きの人とか水商売で働く人とか、その辺が新橋の新たな知恵性を開拓したなと僕は思いました。
やっぱね、入りますよね。
入りますよね、あれはね。
僕は先に言っておきたいこととしては、やっぱりね今年大阪の万博があった年で、大阪やらないわけにはいかないと。
そうなんですよ。
やっぱ大阪でやるなら西成だろうという、僕らの思いが具現化されたかのような。
なんかそうだね、大阪っていう万博じゃなくて西成だろうって72時間の人が思ってるみたいなね。
そうそう。
そういう感じですけど、好きな人はね。
そう。
確かにやっぱ西成だよなとか思うんですけど、玉出とかね、いろいろありますからね、食堂とかね。
しかも、え、もう22時台放送だよ?やっていいの?みたいな、なんかその、こっちとしてはいいんですか?みたいな。
そうそうそう。
またあれが見えるんですか?みたいなね。
そうそう。
ところで、一つやっぱカラオケ居酒屋っていうポップな、いい感じに出来上がった人の熱唱がBGMとして差し込まれることによって、なんかいろいろ中和されるっていう、これは一つちょっと上手い仕掛けだなと思いましたね。
いいですよね。やっぱ歌う曲によってもその人が見えてくるっていう、スナックとかね、こういうカラオケ居酒屋とかね、ある話ですけど、それが映像というか今回のパッケージ30分というか20何分の中に入ってるっていうのもすごくいいですよね。
そうそう。まとまってましたね。
いやそれがね、やっぱなんていうんだろうな、こう西なりのいい意味でカオス感もありつつ、すぐガシャガシャしてる感じもあるんだけど、やっぱ22時台風の見やすくもなってるみたいなね。
絶妙なその調整力?
そうだなっていうのはやっぱり思いましたよね。
僕はね、結構同じような理由で、山口さん入ってないですけど、ギフの西矢長瀬のシャッター街ブルースというのが入ってるんですよ。
やっぱりこの22時代っていうところよりに、ギフのそのもう日本一のシャッター街だと言われている場所を映して、
あるし非の英語精髄を眺めながら出てくるのはほとんど、西ないとまだ言わないですけど、酔っ払った、一応ね歓楽街としての側面も見えつつみたいなところがあって、
なんか強しいって呼ばれる、ああいうのミュージックビデオをモノマネしてバズったインフルエンサーの人みたいなのが出てきたりとか、
あとは一番いいのは、無料案内所で唯一やってる、1テンポだけやってる人が、朝を終えたら、明けたら、街の便利屋としてまた上着を入れ替えて、街のために放送するっていう。
ヨロゼア、銀ちゃん、令和版みたいな。
テレ東とかでやった方がいいですよね。
やった方がいい、あの人に密着した方がいいよっていうぐらいなので、西成とちょっと近いような味のテイストというか、いうのでググンと上がってきた感じでしたね。
その文脈で近いのは僕は川崎ですね。大衆食堂のダイアリー、9位に入れてますけど。
結構それはやっぱり、本田さんの中で岐阜は住んでたってこともあったりして、なんとなく土地感があり、僕も神奈川だから川崎っていうのが土地感がありで、結構ここの9位、お互い9位、僕川崎で本田さん岐阜っていうのが、すごい対象というか、同じ基準で選んでたなって。
というかね、今年ってそれぐらいでしか差が出ないんですよ。
そうそうそう、そうなんですよ。本当そう。
そう、だから川崎も良かったし、僕も11位ぐらいに上げてるのが仙台の肉まんスタンドとか、やっぱこの辺はかなりね、今年だからそうやってどう選べばいいのかわかんなくなってるけど、別の年だったらもう余裕で入ってくるぐらいに、すごい良い回乱発されていて。
その中でも、じゃあ一応つけるなら、10位につけるならこういう理由かなぐらいでしかなくて、それがなんか、僕岐阜弁わかるなとか、そういうことになってくる。
そうなんですよ、やっぱ川崎ってそういうね、歴史があってとか、ヒップホップとかもあるけど、工場で働いてる人もいてとか、確かにああいうのみやあるよなみたいなこととか。
個人の解像度でも差がある。
そういうことのやっぱり引っかかりの差なんですよね。
でもやっぱその中で、今まで話してきたところで言うと、お互いが8位に入れてる盆栽ですよね。
盆栽ね。
大宮ね。
これはね、別にそんなね。
これは多分お互いに感想がなんか違いそうな気がするんですけど。
確かにね。
僕は盆栽のこの回が、まずなんだろうな、まあまあこういう世界がある。
大宮なんですけど、盆栽村っていうのがあって、大宮って水の神様がいる場所であって、関東大震災があって、そこから盆栽職人たちがそういう水の神様があり水が出る場所だから大宮に集団移住するんですよね。
それによって盆栽村っていうのが誕生して、その盆栽村っていうのが今も続いていて、そういう名家みたいなのがあるわけですよ、盆栽を作っている。
その名家のところを、一箇所というよりは何軒かあるところを回っていくみたいな回に、ざっくり言うとなってるんですけど、なんかこの盆栽というものを、シンプルにこの回を見て僕が思ったのは、盆栽がいいかもしれないというか始めたくなるかもしれないみたいな。
それは同じです。
そういうことを僕が思ったっていうのがやっぱすごいいいというか、やっぱり盆栽とか他もそうですけど、ちょっとそのとっつきにくいというか、やっぱりパビサビみたいなものとかにつながるものってなかなか一言では言語化できないし、やっぱりやっていくうちに良さがわかってくるみたいなものだとも思うんですけど深みで言うとね。
この本当に短い時間の中で、盆栽ってこうやって愛されるんだとか、こうやって手入れしていくんだとか、そういう気持ちでみんなやってるんだったら僕もできそうとか、美容室行くみたいに持ってくるんだなとか、そういう盆栽面白ポイントみたいなのが詰まってる気がしていて、見終わった後に盆栽始めたくなったなみたいな思ったから僕はここに入れてるっていうのは結構大きいですね。
自分もそういうような部分もありつつ、見て全体の感想としては、その人たちの、それこそ盆栽にハマっている人たちみたいなのがインタビューのメインの中心なんですけど、
一人一人個人の、これはこういう意味でハマったんですよとかっていうのはヤマダさんの言うように自分もわかるし、それやってみたいかもと思う一方で、全体の味わいで言えば、すごい人って長い歴史みたいなものにゆっくりゆっくり突き動かされて、
個人のハマった理由とか、どこでどういう出会いがあってとかはそれぞれ個別のものなんだけれども、それが相対となってゆっくりゆっくり地に根差して、歴史って積み重ねられてんだなってすごい思わされる回だったんですよね。
で、一番面白かったのはあれじゃないですか、面白いというかそれを感じさせられたのは、地域の子供たちも、俺盆栽持ってるよとか育つことあるみたいな、小さい子が、これうちの盆栽って言って持ってきて、案の定8割っていうね、お約束のムーブまであって、実際お世話してるのはお父さんなんですよみたいな感じで、お父さんが土戻してみたいなシーンまであって、