放送回:「新宿 24時間営業のドラッグストア」(2024年2月16日)

サマリー

新宿の真夜中のドラッグストアは、チェーン店であり、人々の日常生活を支える存在として知られています。第141夜『新宿 ドラッグストア、最後の砦チェーン店。』では、新宿のドラッグストアの現状維持という課題が取り上げられ、様々な人々の日常や人間ドラマが描かれています。

目次

新宿のドラッグストアの特徴
真夜中、コンビニの駐車場で。
このポッドキャストは、一つの場所を72時間にわたって定点観測する、
某、公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
真夜中、コンビニのドラッグストア、最後の砦チェーン店。
さあ、いかがでしょうか。
いや、新宿の今っていう感じですよね、ほんとに。
なんか、なんなんでしょうね、この2023年か、これの収録時は。
2023年とか4年の、今を抑えてるなって本当に思っていて。
っていうのは、まず一つは、この場所がチェーンのドラッグストアであるっていうことなんですよね。
これがすごく、非常に今回はポイントだと思っていて。
チェーンのドラッグストアなんで、正直品揃えは、新宿だろうが、どこだろうが一緒なわけですよ。
そのチェーン店があれば。
でも、人が違うっていうところと、人も実は似てきているっていうところも、
チェーンがどんどん広がってきていて、日本が均一化しているみたいなことも、なんとなく感じさせる部分もあったりして、
非常に今が現れている回だなっていうのは思いましたね。
意外とね、ドラッグストアって、実はチェーンって地域性すごいあって、
この地方だとこのチェーンが優勢とかある中で行くところで、
新宿のドラッグストア、ウェルシアですかね。
ウェルシア。
こっちの東京とか関東の方が結構優勢なものがあって、その色もすごく出ててっていうのもあったし、
本当に山口さんが言う通り、本当に今だなっていうところで、
新宿の幅の広さ、アイドルもいればボイストレーナーもいれば、
とはいえヘルメット姿の解体作業員のところで、
果ては、塾の黒板消しの仕事をしている人たち。
この差分というか、本当に新宿なんだなって思いましたよね。
そういう人たちが、いろんな人たちが、やっぱり何か助けを求めるというか、日々を維持していくために、
ドラッグストアにやってきて、薬を買う人もいれば、
日用品とか化粧品とか、あと食べ物とか、
ドラッグストアの異常なまでの何でもある感、あの善良感もすごいなと思うので、
ここで今、20年というか23年現在の新宿を移すために、
ドラッグストアを持ってきたっていうその選挙願も含めて、なるほどっていう感じでした。
それこそアイドルの人が出てきて、デビュー半年で、何の薬なんですかって言った時に、
激熱の薬ですみたいなのがあるじゃないですか。
そういうやりとりが、言える世の中になってきたっていうこともすごい象徴的じゃないですか。
アイドルが言うっていうね。
アイドルが言うっていうこと。
それは結局、例えばそれこそ10年前だったら言えなかっただろうしみたいな、
店舗の多様性と人々の支え
仮にインタビューで答えてたとしても事務所が全部NG出してるとか、そういうことなわけじゃないですか。
そんな一方で、中国人観光客には日本の薬が大人気ですみたいな、謎のそうなんだみたいなの挟まるじゃないですか。
いつの時代も爆害はある。
みたいなのが挟まったりとか、見ててなるほどなぁみたいなこと。
すごく共感ができるかっていうよりも、多様性みたいなことがやっぱり強くなってきてるし、
どんどんそういう描かれているものに、逆に共感できないことっていうのが多様であることだから、
いいことなんじゃないかなっていうのは思ったんですよね、この回見て。
多様のオンパレードみたいには確かになってたし、その価値観一つ一つに山下さんが言う通り、
共感するっていうところまではいかないんだけれども、
なるほど、こういう考え方があるのねっていう納得はすごいすることがやっぱりすごい多かったし。
だからこそ、ドラッグストアみたいなのをセットで、
ドラッグストアで何買うんですかっていうところが、この人はこういう日常だからこれが必要なのか、
これまでこういう大変なことがあったから、ここでこういうものを買ってるんだっていうのが一個一個わかってくるんで、
コンビニよりも、自分を守ってくれる感が強かったです。
最近それこそ物価だかみたいな言われてて、シンプルにドラッグストアって安いじゃないですか、食べ物とかが。
意外とそのコンビニとかに比べると。
今回もありましたよね、パスタが意外と安いんですよとかね。
そうです。だからそういうのも含めて、結構コンビニよりも庶民の味方になってるというかっていうのはすごいあると思うんですよね。
ドラッグストアは謎ですよ。今やスーパーもほぼ安売りしてないのに、なぜかドラッグストアだけは未だに強気の安売り価格ができるってどういう物流もしてるんだと思うんですけど。
飲み物が一番安い店ですよね。なんでずっとこれ80円で売ってるんだろうみたいなとこですよね。
スーパーでも売ってないよみたいな。
そうなんですよ、こういうドラッグストアとドンキホーテだけはそれが謎なんですけど。
でもそういうのもあって、24時間みたいなところとか、いわゆる今回も出てきましたけど、終電を逃してしまってとか、
普段飲食のアルバイトしてて、よく終電逃しちゃうからファミレスで時間潰してるんですよみたいな女性とか、後半にも出てきますけど清掃員の男性とかもそうですよね。
そういういわゆる新宿とかそういう都市の中で生きてる人っていうんですかね。
そういう人たちの拠り所になってるっていうのはすごくあるなと思うんですよね。
やっぱり24時間やってる安心感があるみたいなことは、居酒屋とかよりもむしろドラッグストアの方がコンビニよりも今はあるんじゃないかなっていうぐらいの気はしますかね。
ドラッグストアの存在と安心感
本当にそういう値段的な意味で言えば、今回は朝早くから仕事があるとか、夜通し仕事してましたっていうことが、
すごい変な時間というか、スーパーとかが空いてない時間にコンビニは24時間でやってるかもしれないけど、金額が高いっていうところでいくと、
多分何時に行ってもそういう安定の安さで提供してくれるドラッグストアって、多分すごく心強い存在だと思うし、
ドラッグストアの場合だとこういう安心感もあるのかって思ったのは、結局間に合わなかったですけど、救急で運ばれたっていうアレルギー薬を買おうとしてた方って言ったじゃないですか。
店員さんが一応説明してくれたことによると、魚のアレルギーがあって、それの反応が多分出たので、薬を買おうとここのドラッグストアに駆け込んだけど、おっさんは間に合わず救急搬送。
そういう最後の砦っていうところとして、このドラッグストアっていうのが存在してるっていう。実際そうだったとしてもそれがこの72時間の中で収録されるっていうところも含めて、そんなことあるって思いましたし、
それ以外の方でもやっぱり処方箋もやってるので、いろんな薬を受け取りに来た方とかっていうのもいたので、コンビニとかもしくは安いとかのこれまでのそのインフレ的な物価だけじゃないところでの支えみたいなのも相まってるから、さらに安心感とかそういう最後の砦感っていうのは強まってる回になってましたよね。
いやーそうですね。なんかやっぱ新宿を守ってる感じしますよね。支えてるっていうか。
みんないろんな息づらさを本当に抱えていて、それを薬だったり安いご飯だったり、いろんなもので支えてるっていう。
そうですね。やっぱり息づらさみたいなことが今回のチェーン店のドラッグストアの中に描かれてるっていうか、それは中心ではないんだけれども、うっすらと全体に漂ってるんじゃないかなと思っていて。
それこそ物価が高くて安いドラッグストアでみんな買いしのぐみたいなこともそうなんですけど、途中でそれこそ全職はジャーナリストだったんですみたいな、今アニメDVDの中古販売しててみたいな人とかも。
華麗な天真ね。
そうですそうです。だから取材しても世の中が変わらないから、転職したってすごい話じゃないですかそれも。
すごい話だな。それでアニメの中古DVD販売っていうのもまたすごい。
3時にクリスマスだからケーキ食べたいと思って買いに来たけどないから、一番ケーキっぽいお菓子を買って帰るみたいな。
そんなことある?
すごいじゃないですか。それを息づらいみたいなことで一言にまとめるのがいいかみたいなものではあるんですよ。
そういう生きにくさみたいなことがやっぱり、どの人を見ても、今回描かれたどの人を見ても、なんとなくあるうっすら漂ってる気がするんですよね。
そうですね。いわゆる直接的な表明だけじゃなくても、その人が話す実の上話のどこかにうっすらと漂ってる?ありまして。実際ね、ジャンソーで働いてる人とかもそんな感じあったじゃないですか。
現状維持できればみたいな話ですよね。
あれも本当に今回、ドラッグストアっていうのを表してる。現状維持っていうワードも今回結構出てきたと思うんですよね。直接的な言葉でないんですけど、
そういう生きづらさとか、物価とかも含めてですけど、そういうのをなんとか維持してくれるための存在。自分をこれよりは悪くならないようにっていうところで維持してくれる。
そんな存在としてっていうのは、それがドラッグストアっていうのはなるほどな、そんなパターンがあったかっていうのは、これも新宿じゃないとここまで集中はしないと思うんで。
そうですね。それがチェーン店みたいな匿名性の高い場所というか、どこにでもある場所を切り取った時にこういうふうな人たちが集まっているっていうことが、つらいというかきつい話ですよね。
やっぱり別にそういう、例えば72時間でいうと、おそれ山に集まりましたみたいなのでいうと、おそれ山だから誰か亡くなった親族とか亡くなった大切な人に会いたい人が来てるみたいな、だからみんな悲しみを持ってきてるんだみたいなのは、それは場所特性的にそうじゃないですか。
でも別に新宿のドラッグストアって普通にただ食べ物とか買いに来てるだけで、薬とかも含めてですけどね。そういうのを買いに来てるだけなんだけど、そういう人たちが密着するとなんとなく生きづらさが移り込んでしまうみたいな、この2023年というか2024年のこの現状の重さみたいなものですよね。
これがね、その10年前の24時間の郵便局と比べていくと、確かにその郵便局も、他の郵便局閉まっちゃってるから、そして申請書とかはオンライン化されてないから、なんとかここにたどり着いたんだっていう、そのやっぱ忙しい人とかって結構多かったし、それによってそこはかとなく漂ってくる悲壮感というか、生きづらさみたいなのあったとは思うんだけど、
とはいえ、パジャマを親に送るんですとか、海外に住んでる彼氏にお菓子を送るんですみたいな、何か思いを送る余裕みたいなのがあったように見えるところから、結構この現代のドラッグストアで結構それぞれがそれぞれの戦いを強いられてる状態みたいなのは、
現実にそうかどうか、2013年にそうだったかどうかとは別としても、ここが日中放送されることによって、何か今の自分に重くのしかかってくるなっていうのはやっぱあったんですよ。
72時間ってたまにあるんですけど、特に映画とかで2時間で描くものが、本当なんか1,2分で完結するぐらいの密度の時あるじゃないですか。
ありますね。
今回でいうとすると、今たまたまやってるからじゃないですか、もうパーフェクトデイズなわけですよ。
パーフェクトデイズ入ってたな、全部入ってた。
この数秒間というか、2人ぐらい出てくるじゃないですか、パーフェクトデイズの話。
新宿ドラッグストアと現状維持
まず塾の黒板消しの男性は確実にそうでしたね。
確実にそうじゃないですか。後半に出てくる元宝石屋さんだったっていう男性で、どうやって死のうかみたいなのを今度新宿区に相談しに行くってどういう話だよみたいなのあるじゃないですか。
今日はこの後何するんですかみたいな朝方来てたから言うと、朝食食べて本読んでお風呂入って早めに寝て、でまた明日清掃の仕事に行くと。
パーフェクトデイズだな。
そうなんですよ。
思いましたよね、それはね。
たまにあるんですよね、このある時間って。
そういうところの、本当に映画で描くぐらいの人間ドラマがギュッと凝縮されるっていうか、それぐらい余韻を感じさせるというか。
多かったですね。
っていうのはすごい今回は多かったし、いわゆる郵便局ももちろん余韻を感じる部分はあるんですけど、郵便局で感じるポジティブな余韻、この後この人はどうなるんだろうかとか、送ったプレゼントを受け取った人はどういう気持ちになるんだろうかみたいな。
そういうこととは別の、新宿のドラッグストアもどんどん落ちていくみたいなことかっていうと、そうではないですよね。みんな多分現状維持なんですよ。
それが問題は良くて現状維持っていうことになっちゃってるんだと思うんですよね。っていうそのこと良くて現状維持みたいなことが非常に行きづらさというか、厳しいなみたいな感じを抱かせるんじゃないかなと思うんですよね。
だからね、72時間ファンとしてはこんな見方までやっちゃうっていうのはあると思うんですけど、多分この新宿ドラッグストアをこの回だけでやっぱ食らうとやっぱなかなか危険なところがあって、
それがある意味一側面であり、ちゃんと視認しなきゃいけないんですけど、とはいえ同じクリスマスに一方その頃今治ではサウナに熱く入る男たちがいて、
上野の格安婦人服では楽しそうにこの新しい服との出会いを楽しむ女性たちがいて、みたいなところの同時代で色々な場所でそういう現状維持だけじゃない、
何かしら上向きであったりとか何かを感じていくっていうところが、それぞれ同時多発的に起きているのだなーみたいなところを考えていくと、72時間ってより一個一個の深みが増していくっていうのはあるなと思う。
同じ新宿で言ってもそれこそ新宿の美容室とかもそうじゃないですか、あれもすごい良い会というか、あれは今回の会と比較するわけじゃないですけど、明るさを持ってる会じゃないですか、もちろん背景で言うと重い過去があったりとか、ホストで大変でみたいな話はあったりするんですけど、
でも何かどことなくやっぱり美容室っていう側面もあるんですけど、明るさが漂ってる会だったなぁと思うんですよね。
その放送の時も言いましたけど、コロナ禍で言われる夜の街的なものとの対比じゃないですけど、元気な新宿みたいなことはすごくあれは描き出されているし、非常にコントラストというかいろんなことが起きているのが新宿だし、でも何かどちらも現実であるっていうことを受け止めなきゃいけないなっていうのはあるんですよね。
本当にすぐ隣みたいなところにありますからね。
そうなんですね。
美容室とドラッグストアってね。
こういう行きづらさみたいなことがもちろん感じている人もいるし、別にそれは感じてなさそうに見えて感じている人もいると思うんですよね。
そうそう。
そういう人の寄り所が例えばこういうドラッグストアもそうだし、別にそうじゃない、それこそ同じ新宿の会いうと囲碁の会とかね、そういう趣味の場所みたいな、昭和レコードとかもそうですけど、そういう趣味の場所で実はそうやって自分の日々の鬱憤みたいなのを晴らしてるんですとか、
今回に出てくる方でいうと、モールアートを仕事にしたいと本当は思っててみたいな、だからTikTokでバズって嬉しかったんですみたいな話とか、そういう良くて現状維持みたいなことをなんとかして抜け出そうみたいなことも頑張っているっていうのはすごく伝わるし、
別に今回の会がそうやって行きづらいから会っていう風な感じだから、そればっかりじゃないっていうのは言いたいし思ってたことですかね。
そうですね。だって冒頭で言ってたアイドルの人なんて、コンビニ辞めて何しようっていうのでアイドル選んでますからね。
それもだいぶすごい分かんないというかすごい話ですけどね。
そうそう。すごい話だけど。
なかなか分かんない話。
新宿の多様性と面白さ
そういうことあんだみたいな。
そうですよね。
1個1個で別に1個1個捉えて、何かこれはもうこの人はこうであるっていうのは結局それは意味のない。
このダラックスターに来てたこの時のこの方の状況一側面でしかないっていうのはまさしくこの通りなので、この会でもいろいろあったなと。
72時間って結構そういう人の余韻を見ていくために背中で語るみたいなとこあるじゃないですか。
はい。
で、例えば新宿の郵便局だったらアテナを書いている時の背中とか、サウナだったらサウナで整っている時の背中とかあるんですけど、
ダラックスターってさすがに商品取って買うだけなんで、ほとんどその背中がレジでお金を払ってるとかの背中か、
なぜか結構多かったのが取材許可の署名みたいにしてもらうのかな。
それを書いている時の背中みたいな。
あまりにも絵的にバリエーションがなさすぎるだろうみたいな、ダラックスターの苦しさみたいなのがあったのも微妙にちょっとそれを見て私は笑っていたんですけど。
なんかね、ダラックスターってそもそもチェーンだからなんていうのか、どこ見ても新宿って言われないとわかんないですかね、店内だけで見たらね。
人で見たらなんとなくわかるんだけどみたいな。
うっすらね、あのアドの曲が多分店内でかかってるとかね。
そうですよね。
そこも含めてなんかダラックスターなんだなっていう感じですね。
いや本当になんかこう多様な新宿っていうのを今回の新宿フェアみたいなのはやっぱり感じられるし、別に今回の新宿フェアみたいなのでやった回だけじゃなくて、新宿フォーカスの回は見ていくと横並びで見ていくといろいろ思いますし、
さっき本田さんも言ってたクリスマスみたいなふりで見てもね、いろいろあるから面白いですよね。
だからね、72時間のそういう場所とか時期とかでどんどんね、くくっていってフェアにしていくのがやっぱり一個面白いですよね。
そうですね。
私のクリスマスの推しはこれですとかね、そういうのもやってて、なんか楽しそうだなっていう、そんな側面も見てきました。
ね、忘れ物とかね。聖夜の忘れ物とかね。
あれが僕のやっぱり推しですかね、クリスマスとか。
いや、あれやっぱりいいですよね。
はい。
これですかね。
はい。
では今回は以上となります。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
23:11

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