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真夜中、コンビニの駐車場で。
このポッドキャストは、1つの場所を72時間にわたって定点観測する、
某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、
番組についての感想や愛を語ります。
今回は、『なぜか大宮、喫茶店は待っている。』ということで、
これ、過去の放送回になりますね。
2017年1月に放送された回で、
舞台が、大宮の喫茶店というところで、
喫茶店と言っても、ちょっと変わった喫茶店なんですけれども、
純喫茶みたいな感じなんだけど、
骨董品が並んでいたりとか、
メニューがデカ盛りだったりとか、
そもそも24時間営業ということで、
大宮の都会で、この喫茶店に3日間、
密着した回になっています。
はい、じゃあ山口さん、いかがでしたでしょうか。
これ、そもそもなんでこの回をやるかというと、
行ってきたんですよ。
はい、最近ね。
最近、白石亭に。
この収録をしているおとといなんですけど、
行ってきて、
行ってきたんで、
行ってきて、あまりにも良かったんですよ、この場所が。
で、この回って、
なぜか大宮喫茶店を待っているっていうタイトルじゃないですか。
この、なぜか大宮っていう響きがあまりにも良すぎて、
ずっと覚えてたんですよ。
いや、有名ですよね、これね。
このタイトルすごい良いじゃないですか。
確かになぜか大宮なんですよ。
なぜかが、この回を見るともそうだし、
行くとよりそれが実感として分かるみたいなのがあって、
ちょっとこれは今やらなければならないと思って、
今回取り上げるようになったっていう感じなんですね。
これ、あれですね、見直して気づいたんですけど、
結局、僕もすごい気になってたんですけど、
なぜか埼玉っていう昔の歌があるんですね。
なぜか埼玉の挿入歌が、
挿入で流れてくるという話になってて、
だからなぜか大宮なんだっていうのを思ったんですけど、
そこでなぜかをチョイスするセンスというかね。
いや、そうなんですよね。
元ネタを別に知らなくても、
引っかかるみたいな感じはありますよね。
本田さん行ったことないですもんね。
ないです。大宮に行ったことがないです、そもそも。
大宮に行ったことがないですか。
だってこれ、なぜか大宮ってあれですよ、
飛んで埼玉より前ですからね、これ。
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そうそう。
歴史的に言うと、
飛んで埼玉の方がパクっている話ありますからね、
これ、ちなみに。
飛んで埼玉以前ね。
飛んで埼玉以前に、なぜか大宮ってのがありますからね。
そこ言っとかないといけないんで。
でも、その飛んで埼玉とかで言われて、
半分冗談というか、流れで言われますけど、
埼玉ってね、ダサいと言われてて、
何もないみたいな。
何もなくて、
埼玉の中で言うと、
大宮と浦和って戦ってたんですよ。
県庁所在地は浦和だけど、
交通の中心は大宮みたいな。
同じ埼玉市ですよね。
同じ埼玉市の中で。
そういうのに戦ってたりしてて、
そういう話って別に、
埼玉内の話すぎて、
なぜか大宮じゃないですか。
その雰囲気というか、
埼玉っぽい感じが、
この喫茶店は詰まってるんですよ。
これが埼玉なんだなって思ったんですよ。
都会でもあり、地方でもありっていう雰囲気なんですよ。
このお店自体が。
日本ね。
日本なんですよ、本当に。
大宮って交通の中で新幹線が通って、
今回途中でも、
割と大宮って北の方の人と、
東京とかの人の中間地点として選ばれることが多くて、
今回もその会の中で、
川崎と群馬の人が合うので、
中間だからこの喫茶店みたいな。
上越新幹線とか通ってますもんね。
そうです。
中専道系の宿場町になってくるので、
そうなった時に、
大宮って両方の要素があるんですよ。
川崎とか都会、東京的な要素もあれば、
一方で地方からの玄関口でもあって、
群馬とか栃木とかの人々って都会なんですよ、大宮って。
でも大宮を大宮の人から見ると、
池袋の方が都会みたいな。
だんだん都会レベルが上がっていく中の真ん中だから、
両方の要素があり、
その両方の要素があるから、
僕は東京とか神奈川とかがずっと多かった。
割と都会ですよね。
人が行ってもちょっと落ち着くんですよ。
どっちも体感できるから。
都会っぽいし地方っぽいから。
それがすごいいい場所だなと思って、
改めて今回この回見ると、
みんな相当くつろいでるじゃないですか。
それがすごい印象的で、実際もそうで、
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今回の中でいうと、
カップルで話しかけに行って、
パチンコ店勤務の人出てたじゃないですか。
男性がその椅子のところに半分くつめて、
膝バチっていうかしててみたいな。
めっちゃくつろいでるみたいな感じで。
都内にデート行って電車で30分行くと、
結局でも大宮帰ってきて食べるみたいな。
あんな居心地のいい喫茶店があったら、
別に都会の人も地方の人も関係なく、
行っちゃうよなっていう謎の魅力が本当にあったんですよね。
始発前の雰囲気すごかったですね。
僕、夜行ったんですよ。
何時ごろですか?
始発、終電時から23時ぐらい。
というか今でも24時間なんですか?
今でも24時間です。
すごいですよね。
だからそこが今どんどん24時間の営業してる店って減ってきてる。
こんな個人店というかそういうところでやってるっていうね。
すごいですよ、ここは。
この当時出てきてた海外の方が働いてますみたいなのあったじゃないですか。
ここに流れ着くのはいろんな国の人がいてみたいな。
ドバイもクエートもマーレンもみたいな。
なぜか沖縄出身っていうのも。
それは日本ですって思うんですけど。
これね、沖縄出身の人がこのお店作ってるんですよ。
だからか。
僕それすごい思ったんですよ。
モナリザの絵が何回も出てくるのに、その横に沖縄のCさんの絵もあるんですよ。
これ何?って思ったのと。
でもそのミックス感がすごい日本っぽいなって思ったし。
それだけじゃなくて、それこそ従業員の外国人の方とかが働いてるとかっていう
都会的なそういう方も働いていてみたいなところが
お客様だけじゃなくその店の醸す雰囲気っていうのも
都会でもあり地方でもあり日本っぽいなっていうのと
しかもそれが2017年ってことで今から7年前だけど
全く時代がわからない。
平成以降だなってことだけがわからない。
ほんとね。
店主の人は沖縄出身で
チムドンドンの場所出身
ヤンバル出身。
これチムドンドンの元ネタ?
かもしれないですね。
確かにチムドンドンも最後らへん杉並かどっかで
イタリア料理なども出せる沖縄料理店みたいなのを出すんですよ。
この一説によるとこのお店があったことによって
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ゴーヤーチャンプルが埼玉に広まったっていう話ありますからね。
チムドンドンじゃん絶対それ。
そうなんですよ。
悟らね。
かなり理解があるというか
でもその沖縄感っていうのは
今回の回を見る上でも非常に重要で
多国籍っていうのもそうだし
メニューが300種類っていうの
異文化っていうか
異なる文化を柔軟に受け入れるみたいなこととかも含めて
すごい沖縄っぽいというか
だからシーサイドドライブインの香りがするのか。
そうです。だからこそいろんな人が行けるし
くつろげるし
でも都会の人も地方の人も楽しめるっていう空気感なんですよね。
沖縄にあるレトロアメリカンのドライブインの会が
72日か別の会でありますけど
そこも沖縄ならで
さっき山口さんが言ったとおり異文化を受け入れる感じとか
とはいえどっか食いできるようにちゃんと大盛りのメニューもあってとか
でみんなくつろいでいてっていうのが
なぜか大宮にもあるっていうことなんですね。
しかもこのお店で今回の会でも出てきますけど
一人でもいるし複数でもいるっていうのが共存してるじゃないですか。
本当に始発前でみんなソファーで寝てんのか
みたいな。
最後なんかカプセルホテルみたいになってましたね。
あの状況でお姉が対応にやってくるっていう。
そういうのを含めて実際僕が行ったその夜のタイミングも
そうなんですよ。一人で本読んでる人もいれば
結構大学生とかでここナポリタンが大宮ナポリタンって
ここが発祥なんですけど
ここがやっぱ有名でそれを食べに来てみたいなと。
みんな二次会というか
みんな二次会できてるから大宮ナポリタン一個頼んで
それを半分個するとか。
そういうので一人の人と大人数の人が結構混ざり合ってる
っていうところが
一人でも居心地いいし大人数でも居心地のいい空間。
それは沖縄とかがもたらすっていうか
ハブがいたりとか謎のモナリザが
しかもあれモナリザ一個映ってたじゃないですか。
あのモナリザの絵3つぐらいあるんですよ店内に
サイズ違いで。
いやそれは見ました。
これまた別パターンあるなっていうのもあったし
ヘビもあれハブなんだ。
そうですそうです。
すごい全てが繋がる。
なんでハブ種っていうメニューがあるんですよ。
看板のハブ種があって。
だからあの小さな絵もあったし
沖縄出身の店員さんもいたし
そうなんですよ。
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であのお父さんが今も働いてていいんですよ。
すごい伏線回収じゃないですかこれも。
それで飛んで埼玉以前なんでしょ。
飛んで埼玉以前なんですよ。
こういう日本のどこにでもある光景で
そしてそれこそが埼玉が日本を代表しているんだ
ということを分からせる
その力を見つけて
この2017年時点ですごいよく分かる内容になってますよね。
いやそうなんですよ。
やっぱ伏線回収ですよね。
これが恐ろしいことなんです。
おだ先生この時からのやつですよ。
でもこの伯爵亭ってもともと24時間のお店がないっていうので
この大宮を開いたらしいんですよね。
そもそも大宮って風俗がありまして
結構有名な夜の街なんですよね。
そうなんですね。
それは交通の要所だったんで
そういう経済の中心と水商売って重なる部分あるじゃないですか。
そこが重なって川崎と並ぶぐらいの有名なところなんですけど
だからそういう夜の需要があるだろうっていうのを見込んで始めてるんですよね。
でもそれが結局回り回って今回の回でも出てますけど
忘年会帰りで帰れなくなった男性とか
別に普段は昼食っていうか普通のお昼の時間帯の仕事をしている人にとっても
憩いの場になってきたりとかしてるっていうのがすごい面白いなと思って
それも含めてめちゃくちゃ今っぽいっていうか
あえて言うと令和っぽいっていうか
感じだなと思うんですよね。
この店自体が。
本当に現代感があって時代を感じさせないっていうのもすごいあったし
そのニューハーフの人たちが来てとかっていうのもあったけど
またそれが理想の上司みたいなママがいて
唯一女性でママがいるんですけど
その人は茨城出身の元キャバ嬢ですみたいな
昔より若い人たちが来て
茨城出身のキャバ嬢ですみたいな
昔より稼ぎ減ったけど
今の方が自分が生活できるだけのものを稼いで生活するのが幸せだよねみたいなことを言って
この従業員たちもこう慕ってるみたいな
なんですかその令和の理想の上司はこれですみたいなやつっていう
しかも27歳ですもんね
27歳でみたいな
たぶん逆にそこのメンバーとか年上の人とかもいる中で
そういうのが逆転してて理想の上司としてママがやってますみたいな
だからまた何でもいいですけど2017年ですかみたいな
やっぱその辺が都会的な部分としてもあるし
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そうかと思えばだって
パイプされてたおじいとかスプーン曲げしてる兄ちゃんとか
あれもあんな人もいるんですかっていうのが面白いですね
まさにそれでこういう令和で多様性とかね
そういうことを言っていくと
中庸っていうか真ん中になっていくじゃないですか
いろんなことに気を使っていくと
結局あんまり尖らない方がっていうか
尖ってもある程度
それを推し詰めた結果
白Tシャツ青いジーパンみたいになって
そうなるじゃないですか
そうじゃなくてアングラ感っていうか
それが今もあるんですよ
今も24時間っていうのがやっぱすごいと思います
すごいですよ
なんかこれ言って
本当にこれ今回の回で
これなんと見た人にしか伝わらないんですけど
なんかインタビュー受けてて
介護しててみたいな人いましたよね
糖尿と介護してて
経験10年ぶりに食べるんですみたいな
今知りました
ここ通っても20年以上なんだけど
経験10年ぶりに食べて
ずっとそれが大変
ちょっと介護が大変
自分は車椅子生活でみたいな
久々に来てすごい懐かしいのと嬉しいので
まったりしてるんですみたいな
言ってたじゃないですか女性が
あの席に僕座ってるんですけど
あの席に右側にモナリザがあったと思うんですけど
僕が行った時そのモナリザ位置変わってましたからね
どういうこと
あんなに雑多なように見えるレイアウトが変わることあるんだと思って
絶妙なここじゃないここだっていうのが
意外とカオスに見えるのも
このたった数年間とか
お店ができてからで言うともっとですけど
変わったり付け足されたりしていった結果
常に白石店は新しい形というか
最新の白石店になってるんだなみたいな
そのレイアウト一つですけど感じたんですよね
その店もいいし来る人もいいしって
いろんなのが詰まってて
僕がやっぱいいなと思ったのはあれですかね
裏ワレッツファンが
裏ワレッツファンが大宮だから
多分大宮アルディジャセンですね
見に来て
ちょっと初代情けに黒いベンチコートで
隠してね
帰る時もすごい隠して帰ってたじゃないですか
それだってもう敵ですから
でも意外とこれまで家で出れなくてみたいな
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久々に出たらこれに行くぞって決めて出たんですっていうのが
レッツのホームセンで行けばいいのにっていう
やっぱね敵地で
敵地に赴くっていうのが彼の中でね
覚悟を決めた顔
はっきり言って家でいるだけって
僕らから言うとそうかもしれないけど
覚悟を持って敵地に向かうみたいなところの
本気感もあったし
そういうのがちゃんと出てくるのが
レッツの埼玉だなっていうか
でもなんかそういう気持ちの人が
結局なんかだってあれ1時とかですよね多分ね
サッカーの試合相当前に終わってたはずなんですよね
そもそも
だからもしかしたらハブとかで結構割とガヤガヤやってたかもしれない
でもあれはあの感じの街を彷徨ってたって言ってましたよ
フーには見えなかったですか
街を彷徨った結果流れ着いたのが白石町だったんですよあそこの
夢かと思いますよね
あれはねしかもこれ白石町って大通りにはないんですよ
そうなんですね
そう1本入る商店街があって
アーケード付きの商店街があるんですけど
そこのめっちゃわかりにくい角を曲がるんですよ
曲がってしかもそれにちょっとの喫煙所みたいな
真ん中抜けていくとあるんですよ白石町が
だから普通に来たらたどり着けない
見つかんないんですよ普通の
普通に知ってる人じゃなきゃいけないんですよ
だから実際僕が行ったときもほとんど
常連というか1回は来たことあるみたいな人ばっかりだったんで
本当にたぶんこの男性たどり着いたんだなと思いましたね
たどり着いてふと目を開けると光々と光る
謎の場所みたいな
夢です夢
小説みたいな感じですね
でも夢じゃないですかこれだって
お昼とか入れないんですよ白石って
並んじゃってです
そういう感じでもあるんですね
行列です行列で若い女性しかいないです
お昼は
お昼とかは働いてる女性が
お昼のランチセットみたいな
いましたよね結構サラリーマン風の人も多かったですよね
そうです
なんかそれがいいなと思ってて
こういう純喫茶ブームみたいなあるじゃないですか
ちょっとしたレトロ喫茶みたいな
レトロ喫茶とかね
それって若い人がインスタ映えに写真撮ってみたいな感じですけど
この白石ではちょっと文脈が違う気がしてて
みんな鉄板ナポリタン頼んでるんでそんな映えない
映えるよそんなに
食べほど映えないというか
あと割とみんな各々食べたいもの食べてる気がするんですよね
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それもなんかそのもちろん雰囲気っていうのはあるんだけど
その映えみたいなところの文脈とは全く違う軸として
ちゃんと地域に目指してる感じがして
良かったなっていうのはすごい思いましたね
行ってもそうです見てもそうだし思いましたね
だから結構話はやっぱり戻ってくるんですけど
今回ってやっぱそのなぜか大宮でその喫茶店は待っている
喫茶店って言ってるんですけど
今の話の流れを見ていくと
どちらかというとシーサイドドライブイン的な
そちらの意味合いが強いお店なんだなっていうところなんで
割とレトロ喫茶店の文脈っていうところとは
もちろんそことも繋がる部分あると思うんですけど
またそれとも違う
そういう部分があるんだなと思って非常に
それこそ逆になぜか大宮だけどでも大宮にしかないというか
そういう部分があるんだなと思いました
本当にスーツの人もいればそれこそお昼時とか
今回もありましたけどスーツの人もいれば
今回出てきたね
埼玉県のことを勉強するのは好きっていう人いたかな
埼玉県のクイズ大会で優勝してます
結婚する相手も埼玉が好きな人じゃないとダメっていうね
あんまり聞いたことないというか
そんな大会がそもそもあることすら知らないみたいな感じじゃないですか
そういう途中でスプーンバゲもそうですけど
マニアックなこともありつつ
ちゃんとそういうスーツの人もいて
普通にビジネスマンもいて
と思えば途中2日目かな朝に出てきて
めちゃめちゃコアモテの軌道行動男性出てくるじゃないですか
ああいう人もいたりして
ここが大宮
でもこれって大宮っていう場所だからなんじゃないかなと思ってて
最初に話した都会と地方の中間
どっちの要素も兼ね備えてる交通のハブみたいなところ
だからなんか埼玉らしさ
実はこういうある意味沖縄と近いみたいなこと
途中話しましたけど
いろんな要素があるみたいなことが埼玉らしくて
それを沖縄の天主がやってくることによって
それを一点に引き受けて
白鷲亭が爆誕してるみたいなことだと思ったんですよね
いって改めて
来週行きます
行ってください
これはもう行ったほうが言ってる意味が分かると思うので
聞いてる方も本当に居心地がいいです
本当に居心地がいいです
こんなタイミングで僕も大宮に行く用事があるので
ちょっと行ってみようと思ってます
ただし結構お昼は並んでるんで
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時間だけ気をつけてください
お昼には多分行けないと思うので
そうですねちょっとずらして行ったほうがいいと思います
本当にこの会でやってた通り
夜も常に人いるんでほぼ満席なので
そこはぜひそんな中並んでても食べたいし
並んで入ったら抜けられないくらいよく近いので
ぜひなぜか大宮白鷲亭行ってみてください
この直近でなぜか2人とも大宮に住み寄せられるという
まさになぜかで
というところで今回は以上となります
ありがとうございました
ありがとうございました