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2023-06-30 22:52

第106夜 『ウミネコ神社、3万羽の神の使いと守り人たち。』

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放送回:「青森・八戸 ウミネコが舞う神社で」(2023年6月2日)

サマリー

第106夜のポッドキャストでは、青森県八戸市にあるウミネコが舞う神社についての3日間の密着取材を紹介しています。神社周辺には約3万羽の海猫が集まり、地元の人々は海猫を心から愛していることが分かりました。ウミネコ神社は、新たな境地を創り出す神社であり、これまでにない魅力を持った場所です。その存在感やパワーは実際に訪れることが必要です。

八戸市の海猫が舞う神社
真夜中、コンビニの駐車場で。
このポッドキャストは、1つの場所を72時間にわたって定点観測する、
某、公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
青森八戸、海猫が舞う神社で。
今回は、青森県の八戸にある、海岸沿いの神社に注目した3日間ということになっています。
海猫が舞う神社で、ということで、海猫という猫みたいな鳴き声をする海鳥がいるんですけれども、
どうやらその海猫が、春から夏にかけて、この八戸の神社の周りに戻ってくるというところで、
本当にその数、およそ3万羽ということで、すごい異常発生かのような大群の海猫が舞っている神社に3日間密着しましたということですが、
山口さん、今回いかがだったでしょうか。
もう1つも話が入ってこないですよ。
番組史上、一番うるさいですからね。
本当、申し訳ないですけど、いろんな話がありましたよ。今回、いろんな人にインタビューしてね。
もう1つも話が入ってこない。海猫が多すぎる。
そう、結構だから今回、地元の人たちの感じと映像を見ている僕らとのギャップすごくなかったですか。
いや、すごすぎます。もうだって意味がわからない量いますもん。
3万羽って聞いて、よく僕らのホットキャストのドキュメント72時間は見てないけど聞いてくださるっていう振り方がたくさんいるんで、
イメージできないかもしれないですけど、これはぜひ見てほしいですよね、本当に。
映像が異常です。
海猫の異常な数と愛され方
これは見たほうがいいですね。意味がわからないですね、映像の。
これまで見たことない映像ですよね。
本当に冒頭から海猫の鳴き声、猫に似てるって言うんですけど、とにかく海鳥の鳴き声が異常なほどしていて、
もはやインタビューしようとすればするほどマイクを近づければ、その人ではなく海猫の鳴き声を拾ってしまい、ほぼ何言ってるかわからないみたいな状況になったりとかですね。
あとその神社が今回ね、舞台にはなってるんですけど、神社に入る境内に続く階段の時点で、
もう糞だらけなんですよ、海猫の。
映像的にももう糞だらけの白い感じになっていて、
海猫は異常に飛んでいるし、
ここで3日間本当に大丈夫っていう、その大丈夫っていうドキドキが最終的に最後まで続きましたね。
ずっとなんかなんだかわからない映像を見せられてましたよね。
神社も今、小田さんが言ったみたいに鳥戸墳がすごいわけですよ。
だから神社側が傘を貸し出してるんですよね。
雨降ってるわけでもないのに、墳を避けるためだけに。
みんな傘させたりとか、レインコート着たりとかしてきて、お参りしに来てみたいな。
とんでもないですね。
本当に。
当然そういう海猫がたくさん帰ってくるんですよっていう神社っていうことで、
なんすかね、映えスポットというか、観光地的に訪れてる人も結構いて、
そういう人たちは初めて来たんですっていう人たちはもう、
それこそアメリカ人の方とかも来てましたけど、どんどん圧倒されてたじゃないですか。
一方で出てくる地元の方々は、みんなそれを好意的に捉えているというか。
まずね、海猫がたくさん来てるところにびっくりしないっていうのは、それはそうなんですけど、
それ以上にこの海猫をすごく愛しているんですよね、皆さん。
やっぱり地元とかに住んでると、笹とか刺さないんだなって思いますもんね。
やっぱりそれすごいなと思いますよね、なんかね。
避けるすべてもあるんですかね、あれは。
いや、たぶんわかっているんですけど、ここはなんか不運が来ないみたいな。
たぶんあるんですよ。
海猫も今回も話出てきますけど、毎回同じところに巣を作ってみたいな話出てくるじゃないですか。
で、ツガイが必ずツバメとかよりも戻ってくる確率が高くて、春に戻ってくる渡り鳥なんですけど、
だからたぶんこのエリアは不運が来ないみたいなのはわかるんですよ、地元の人はきっと。
ほんとかな。
みんなね、みんな笹刺してなかったです。
そうなんですよ、笹刺していない人は地元の、刺している人は観光客っていうふうに見ればいいですね。
今回はそんな見え方でしたね。
今回の見え方はそうですね、完全に。
そうすると本当に、実際の神社で働いている女性の方も、
葉っぱを集めてくるツガイの海猫のために境内で掃除した葉っぱをプレゼントしてあげるとか、
あとは一番びっくりしたのは夜のパトロールですね。
海猫との関わりからくる信仰心
あれすごいですよね。
これ海猫が天然記念物になっているんですよね。
そう、天敵を払っている感じですね、守るために。
それで、市から委託された地元の方々が、
それこそ猫とか狐から守るという形で夜パトロールしてるんですけど、
毎日3時間おきに、夜中3時とか朝6時までやるっていうんですよ。
この異常なまでの海猫愛。
あんだけ3万羽もいるんだから、天敵も3万匹もいないでしょっていう。
これどういうことなんだろうって思うんだけど、そこまでして愛するっていうのをすごく感じましたよね。
ちょっと分かんないですよね。
分かんなかったですね。
いわゆる猫寺とかも前あったじゃないですか。
ありましたね。
他でもそうなんですけど、生き物をめでる行為っていろんな種類があって、
多くのペットとかの場合って、何らかのか弱さみたいなところ、
保護しなきゃみたいなところが、可愛がるめでるみたいなところの気持ちの厳選になることが時としてあると思うんですね。
割とそれは多いと思うんですけど、海猫も多分単体で見るとそうなんですよ。
1匹とかで見るとね。
1匹だと可愛らしいですよね。
3万羽は違うんですよ。脅威なんですよ。
ほんとそう。
何でしょうね。
よくアメリカとかであるじゃないですか、稲子の大群みたいな。
異常発生のレベルね。
来た瞬間に畑が全部枯れるみたいな。
全てのものがなくなるみたいな。
それに近い何かを感じますよね。
近いレベルで発生していましたよね。
で、ありながらっていうところが多分あるんでしょうね。
あれだけ本当に3万羽っていう異常な数が押し寄せて、それが毎年春から夏に繁殖のために帰ってくるという感じなんですけど、
さっきも山口さん言ってたみたいに、どうやら同じ子たちが戻ってきて同じ場所に巣を作ったりするらしいと。
繁殖で子供を産んで雛鳥を育てて、また育っていくっていうところで、
稲子とか分かりやすいですよね。
ほぼ個体的な、1個体で見えない中で、わーって集団で来ているように見えるんだけど、
本当はそれぞれの子たちがここの巣にというところで戻ってくる確率が高いっていうのと一緒で、
そこを感じられるのが地元の人だからこそというか、そこを感じるんでしょうね。
いっぱいいるけど同じ子たちっていう。
やっぱり渡り鳥っていうところで季節性もありますよね。
途中かささない地元の人が、昔は魚屋さんで、海猫が来ると春の寮がそろそろ始まるなっていうのを思うみたいなところも含めて、
毎年の風物詩になっているんだと思うんですよね。
そこが多分桜とかそういうものに近いものがあるんだと思うんですね、このエリアでいう。
まあそうですよね。
しかも今回一応という言い方もあれですけど神社じゃないですか。
そうですね。
その八戸っていう漁港とかもありながら、その生産産業で栄えていた町っていうところと、
それを安全を祈願する方とかもいらっしゃいましたし、その商売繁盛みたいなところとその神社っていうところが強く結びついて、
しかもそこにさっき言った季節性的に海猫が押し寄せてはまた育っていくっていうところに何かしらの信仰心を感じて、
それが三密体的に民間信仰になっているなっていうのはちょっと感じましたよね。
そういうのが来ている方々に意外と話を聞いてみると、一個一個そういう単純に海猫をめでるっていうこと以上に、
民間信仰的な縁起の良さみたいなものを感じているっていうところは、それは分かりましたみたいなところがあって。
まあね、神の使いみたいな話が出てくるからね。
そういう長い民間信仰みたいなのもあって、ありながら今回最初に山口さんが何も頭入ってこなかったっていうのはあるんですけど、
確かにいろんな人がしつこいまでに、多分これインタビューのせいなんですけど、
育ちと戻ってくるこの海猫の習性と自分の人生をみんな重ねて語るみたいなののオンパレードだったわけじゃないですか。
例えばその東京に突入で行ったけど、離婚して戻ってきた。で、戻りのスナックのままとか、
今年定年最後で担当した看護学校の生徒たちがみんなしっかり国家資格に受かって育っていきましたみたいなとか。
一番本当に最後のおじいさんで言えば、本当に各地の建設現場で回って働いてきて、さあ定年というときに今回震災で津波で流されて、
それで福島から八戸に来たらこんな海猫に出会いましたとか。
とりあえずたくさんあったんですけど、全部言っといてなんなんですけど、頭入ってこないですよこれ。
そうなんですよね。
全部のすだちみたいな話が海猫の鳴き声で掻き消されていくんですよ。
鳴き声もそうだし、インタビュー途中で信じられない量の海猫が飛び立ったりとか、
信じられない量の海猫がやってきたりとか、そういうシーンが挟まれて。
ちょっとインタビューで落ち着いたなと思ったら、突然大量の海猫が海で泳いでる映像が流れたりして、もう分かんないですよね。
本当に見てる方はあの絵に脳が慣れさせるに結構必死になってしまって。
そうですね。サブリミナル効果みたいな感じで海猫出てきますからね。
最後らへん僕、シャットダウンして海猫の鳴き声だけ聞こえないようになってましたからね、もう脳が。
本当ですか。
これが多分現地の人はさらにそうなってるんだろうなっていう。
なんか爆笑しながら見てましたけどね。
何て言うんだろうな。
でもさっき本田さんも言ってたんですけど、結構信仰に近いものがあるんだと思うんですよね。
土地柄っていう話でもないですけど、青森八戸っていうところで、いわゆる漁師とかそういう自然と密接に関わる仕事をしているところって一定の自然信仰みたいなものはやっぱりあって、
それは自然によって自分のご飯が決まるわけですから、それは当然のようにあるっていうんですけど、
そこが多分今回の海猫っていうところが、海猫は魚を食べるからこそ魚が来るときに海猫もいっぱい来て、それが縁起良くて、
その結果、信仰の対象として魚ではなくて海猫っていうわかりやすい存在が祀られるみたいな流れだと思うんですよね。
それが今ももちろん漁師町ではあるけれども、それだけじゃなくて他の仕事に就いている人も海猫を同じように信仰するようになるっていうことだと思うんですよね。
でもそれってやっぱり旗から見ると、今回の映像の話もそうですけど、なかなかわかりづらいじゃないですか。
というかあんなにすごいたくさんいるのに、さっき僕も弱い生き物をめでるみたいな気持ちは全く逆っていう話をしましたけど、
そういう、旗から見るとやっぱりなんだかわからないんだけど、とはいえでも地元の人は愛しているっていう、本田さんで言ってた話ですけど、そのギャップがめちゃめちゃ入り口に出てますよね。
ウミネコ神社の存在感とパワー
本当にね、だからその信仰っていうのと一緒で、よそ者がパッと見ただけでは多分わからない何かなんですよね。
光景自体がやっぱり。だから本当に今回のドキュメント72巻のあの回だけでは、この場を測り知ることができないみたいなところはあるんでしょうね。
そうなんですよね。やっぱり神社じゃないですか、ここって。今回神社で何を祀ってるかみたいな話、一個も出てこなかったじゃないですか。
そうですね。
それこそ猫寺だと仙台の住所がすごい猫を可愛がってみたいな話があったりしたじゃないですか。
これはなんで海猫がすごい来るようになったのかもわからないし、そもそも呼ぼうと思って呼べるものじゃなくてたまたまその場所に神社があって海猫がめっちゃ来るようになったみたいな話のような気もするんですよね。
なんか逆のような気もしますしね。
海猫がめちゃめちゃ来る場所に神社を作ったっていうストーリーの方が、これが鎌倉時代ぐらいからあるらしくてって話がありましたよね。
なんか結構不思議なんですよね。
だからやっぱり鎌倉時代ぐらいまで遡って、あの鳥たちが毎年決まった季節に、だってやっぱりカレンダーや時計も何も、途中でも最後おじいちゃんが言ってましたけど標識もないのによく戻ってくるなって話もあった通り、
やっぱりその人間から見てこの海猫たちの習性っていう自体が、やっぱりその当時の鎌倉時代というか古代からの感覚からすればすごいことで、しっかりとしたその体内のリズムを刻んでやってきて、そうするとちゃんと春が訪れて魚が戻れるっていうのは、
確かにかなりこれはその信仰に値する神の使いだなあっていうことを思うことはできて、で多分それでなんかやっぱり神社って作られていくのかなとは思うんですが、それが何ですかね、現代まで続いてるというか、そこにやっぱりその信仰の凄さっていうものがありますよね。
ありますよ。パワースポットとかっていろいろあるじゃないですか、縁結びとかもそうですけど、そういうのって、昔誰々が結婚してとか、王子様とお姫さん結ばれてとか、ここんとうざいろんな話ありますけど、神様が降りてきてとか、ここはもうシンプルじゃないですか。
めちゃめちゃ分かりやすい、めちゃめちゃ分かりやすい人知を超えたものが見れるっていうか。
海猫が大量に来ますっていう。
すっごい分かりやすいじゃないですか。すっごい分かりやすいけど、でもこれは昔の人もそうだし、今の人より昔の人の方がいろんな情報に触れる機会が少なかったから、より驚きがすごいと思うんですけど、それでも同じくらい驚くってさ、僕らが見ても。
本当にそうなんでしょうね。
その驚きが恐れとかにつながり、自然とか神の使いみたいな信仰につながっていくんだと思うんですよね。
これ別に海猫単体としては見れないんですよね。海猫という大群と向き合わざるを得ないというか。
そうですね、一匹ではないですね、これはね。
という集合体、種族と向き合ってるっていう感じがありましたけど。
これだってね、町の人口より多分多いですよ。
究極多い可能性ありますよ、これ。
可能性ありますね。
このエリアに、蜂の辺とか広げちゃうとすらないですけど、このエリアだけだったら全然あると思いますよ、3万人。
それはこのエリアで言えば絶対あるでしょうし、出生率的にももう。
出生率。
そうですね、はい。
異次元の少子化対策を彼らやってますからね。
やってますね、はい。
いやー。
これはね、すごいですね、はい。
いや、で、なんかその巣作るところらへんがなんか動物感感じるんでしょうね。
で、たぶんそこだと思うんですよ、やっぱりそういう稲子的に大群とかアリの大群とか、
なんかそういう他で知っているこの異常発生系のワーってくるものとの違いが、細かく見ると個性があったり、細かく見るとそういう巣を作ってる感じ?
で、ヒナを育てて育っていくっていう、生活の営みが見えるところにちょっと海猫の、なんていうんですかね。
その信仰にもつながるようなギャップみたいなのがあるんでしょうね、実際行くと。
あると思いますね、たぶんこう。
あと綺麗で可愛いイメージがありますからね。
綺麗でって言うとそのなんていうか見栄えだけの話ですけど。
単体はね。
単体としての。
確かに。
そこもありますよね。
ウミネコ神社の魅力と新たな境地
いやーなんかでもやっぱり行くと、やっぱり映像でこんだけすごいんで、行ったらよりすごいんですかね、やっぱり。
いや、なんか本当にスピリチュアルな意味で行かないとわかんないんでしょうね、これたぶん。
いやいやそうですよ。
もうだってどこよりもパワーがあるかもしれませんね、こんな散々的な場の海猫はどこよりもパワースポットですよ、こんな。
ここはね、たぶん今回の回だけでは伺い知れないですし、本当にね冒頭で言った通り、もしこの番組だけを聞いてくださっている方に関してはちょっとこの回だけは映像として一瞬ちょっと見てほしいというか。
見てもらわないとちょっと伝わらないですよね、これはね。
いくら僕らが喋ったところでこれは伝わらないですよ。
あの衝撃は。
これはちょっともうシンプルに僕らではできない陣地を越えたパワーを感じますんで。
感じますね。
なんかこれはでも本当に、いろいろそのドキュメント72時間って行ってみたいスポットみたいなのあるじゃないですか。
景色が綺麗でとか、あとこれが美味しそうでとかあるじゃないですか。
これも行かないとわからないっていう新ジャンルかもしれないですね。
そうそう、行きたいと思わせるというよりは、行かないとわかんないんじゃないかっていう、理解不能みたいなところに入ってますね。
本当新ジャンルっていうか、今までにないですよね、この回っていうのは。
こんなに信じられない映像が続く回はなかなかないですよ。
本当にある意味一番何かこう、意図が見えないというか。
そうですね。
きっと気遇な回。
いやーこれはでも、すごいですね。なんか久々にこう、72時間でやっぱ新しい側面を見た感じがしますね。
なんだかわからないっていう回。
すごいなー。15年経ってまだ新たな境地作れるのか。
新境地ですよこれは。
新境地ですよね。
ちょっとね、早く皆さん見てくださいということで。
いやー、これはちょっとだいぶ語れないということでお願いいたします。
はい。
はい、じゃあ今回以上となります。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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