気仙沼の酒屋を巡る物語
真夜中、コンビニの駐車場で。このポッドキャストは、一つの場所を72時間に渡って定点観測する、某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は、春は巡って、気仙沼、酒屋への物語、という回について話していきます。
舞台は、宮城県の気仙沼、です。
ここの気仙沼では、大切な人へ感謝を込めて日本酒を送る文化があるそうで、今回の舞台は、そんな日本酒を買い求めて、100年以上地元から愛されている酒屋さんになっています。
そこの酒屋さんにですね、今回時期が3月ということなので、そういった資材も含めて、いろいろな思いを込めてですね、来る方がいるという3日間になっております。
ということで、本田さんいかがでしょうか。
本田 はい、来ましたね。この3月に毎年やる東北のシリーズということで、今回は酒屋を焦点を当てて。確か去年がなかったんでしょうかね。
多分、新聞社以来かな。
大船渡の新聞社。
大船渡の新聞社以来とかじゃないですか。
大船渡 以来、多分2年ぶりみたいな形で、酒屋という形で、またね、やっぱりいいところを選ぶなというか、もちろんこの酒屋自体もすごくいいところなんで、この話をしていければと思うけど、
基本的には気仙沼、津波とかも甚大な被害があったところの酒屋というところに焦点を当てて、震災そのものというよりも、そういった東北の日常というか、今を切り取るという形で、意欲作だなというところはもちろんあるんですけど。
弔いから感謝へ、15年の変化
結構最初に見る前に思ってた印象は、お酒だから日本酒を買ってということで、今回船出とかも含めてのお祝いでとか、ありがとうと感謝を込めて買うって山木さんもおっしゃっていて、僕それと同じくらいこの時期だから、弔いのお酒みたいなこともあるのかなと思ったんですよ。
それが多分両方で出てくるのかなって思っていたんですけど、意外というか、でもほとんど感謝とか、そういったものにやっぱりこの15年というのが経って、もちろん忘れてないし、もちろんそれぞれ近くにいた方が亡くなって、そもそもここの酒屋のおかみさんがやってるけど、でも旦那さんはこの震災の津波で亡くしてしまったというのが後で出てくるんですけど、
もちろんそういう記憶というか、ものはありつつ、でもやっぱりここのお酒屋に並んでるラベルはありがとう消せ沼なわけですよね。っていうところに僕はすごく強くメッセージを感じ取ったというか、もともとそういう文化があるからとか含めて感謝のお酒みたいなのが多いっていうのはそれはそうなんだろうけれども、
今回16年目のこのシリーズとして、特別に72時間がやるにあたっての意味合いっていうところに、その門出のお酒っていうのはちょっと意味合いを感じ取ってしまったっていうのはすごく僕はありましたね。
最初の僕がこのあらすじというか読むところで言いましたけど、感謝を込めて日本酒を送るみたいなことが最初ナレーションも含めて言われますけど、そういうことがあることによってよりやっぱりそう見えてきますよね、全体が今回の話って、それはすごく印象としてもあるし、実際その正直別にこの町でなくても感謝を込めてお酒を送るとかってあるはあるじゃないですか別に。
だから別にこの町固有っていうことではもちろん、もちろんそれが多いとか頻度の問題はあるはあると思うんですけど、ただそういうふうに言われることによって全体そう見えてくるし、実際そういう震災へのメッセージも含めてね、そういう気持ちに今なってきているというか、そういう思いをやっぱり持って。
でも一方で、そういう途中もね、いろんな方がやっぱりそういう震災に思いを抱えて、やっとその15年経って最近涙が出てきたとかっていうことを言う方もいたりとかしますし、そういう方とかが言っててすごく印象的だったのが、地元は自分のことだけで精一杯だったのにいろんな人が助けてくれて、そういうことがあってみたいなことで。
その中ですごいボソッと楽しかったよねみたいな素敵な時間だったよねみたいなこと言うんですよね。
で、それが、もちろん震災っていうこと自体は、ここの酒屋の旦那さんもそうですけど、そういういろんな方が亡くなって人体に被害が出てて、そういう決して楽しかったとか素敵みたいなことのものではないんだけれども、
ただやっぱり実際そこにいた人の言葉として、そういう楽しかったよねとか素敵な時間だったよねっていうふうにやっと言えるようになった、そういう気持ち自体を言えるようになった、この15年というか16年目というかっていうことなんだなっていうのは、
すごくなんか今回の会を通して、やっとその自分の気持ちというか感謝も含めてですけど、思いを伝えられるような距離感になってきたというか、ということなのかもしれないなっていうのは、今回の別に会を見ただけなんで地元が実際どうかみたいなことはもちろんあれですけれども、思っているところではありますかね。
継続と継承、酒屋の役割
そうですね。だから当たり前っちゃ当たり前ですけど、別に審査を受けていても受けていなくてもというか、その後の15年っていう月日は誰にでもあるもので、その人生をどう受け止めるかっていうのは本当にその人次第でもあるから、山井さんが言った通り楽しかったっていうのも含めて、やっぱりその続いているというか、結局継続してるんだよっていう話ですよね。
ここの酒屋自体も、もう何十年もやっている老舗の酒屋でっていうところも含めてですけど、結構この直近の72時間とか、こういう継承していくというか、大事な意味での継承っていうことではなくて、日々の淡々とした継続によって継承されていくっていうことをすごく感じる。
その酒屋っていうものも含めて、その酒屋というなんていうんですかね、なかなか今もう酒屋が当たり前ですけど少ないじゃないですか。でもやっぱりここの場所は結構その基本的にはその気仙沼って漁港でもあるので、マグロ船とかが出ていく際に、そこが船出でお酒を渡したりっていうところもあるから、もちろんそういう需要も結構あって残っていることはあると思うんですけど、
いわゆるその酒屋が持っている、持っていた、なんかそういう地域のコミュニティみたいな場所になってるんですよ、みたいな話もあったし、その街のそういった空間みたいなものとして、酒屋ってそれはあったよな、みたいな。あったよなというか、やっぱり平成生まれの僕らとしては、すべての酒屋がコンビニに変わっていった時代を過ごしているので、本来の酒屋っていうものをほぼ知らないんだけれども。
本当ね、さざえさんと三河屋さんみたいな世界しか知らないですからね、僕らでいうとね。
それが本来のね、その酒屋って、もちろんお酒だけじゃなくて三河屋さんみたいに醤油とかみりんとかそういうのを届けたりっていうのもあるし、御用聞きみたいなところも含めてその地域のサポーターとしての役割もあったし、やっぱりね、贈り物としてのお酒って改めて今も結構注目され始めてると思うんですよ。めっちゃちょうどいいですよね。お酒に飲めるか飲めないかみたいな話は受け手側にあるとはいえ。
今回もなんだったかな、一生瓶720mlとかのあれだと1,700円ぐらいでちょっとね、いい感じの贈答用のお酒とか買えたりするし、お土産に小瓶買ってて500円でとかもあったし、なんかお酒ってやっぱりちゃんとうまいようにそういう送り物とか日々の感謝の気持ちみたいなものに適するようになってるなっていうのは、こういうのはまたビールとかウイスキーだとできない方向性だなっていうのもあるし、
そういうことができる日本酒っていう部分も含めて、なんか酒屋の場所性みたいなものも震災とはまた別に入ってるっていうのが今回の合わせ技として良かったなっていう。
地酒の魅力と土地の味
僕これたぶんポッドキャストって初めて言うんですけど、日本酒が好きなんですよ。
え、それ僕初めて聞きましたし、僕も言おうと思ってました。日本酒が好きなんですよ。
ほんと。
ほんとですか。
そう、好き好き。でも好きだけど全然詳しくないですよ。あるじゃないですか、銘柄がどうのとか。そういうのは全く詳しくないんですけど。
銘柄っていうか土地の味ですよね。
そうそうそう。で、日本酒が僕が好きな理由がまさにそこで、絶対地酒って言われるものって、もちろん地ビールとかそういうの最近あったりしますけど、
地酒っていうものがやっぱり土地に根付いてるっていうのがすごくいいなと思って、だいたい地方行ったりとか出張とかどっか行くと、だいたいその場所の日本酒を飲むっていうのはなんとか決めてるんですよ。
奇遇ですね。全く一緒なんですよ。
久々になんか意見が合っちゃいましたね。
久々に意見がね。本当にそれぐらい、なんでなんですか、やっぱり地に根付いてるというか、やっぱりお米から作ったりとかね、そういうのも含めてなのかもしれないですけど、
なんかそういう地域性がやっぱりお酒に出るっていうのがすごくいいなっていうのは思っていて、今回もその酒屋の物語って言ってるんですけど、やっぱり中心にあるのはそういう日本酒とかだったりするじゃないですか。
日本酒にまつわる人と人みたいな話でしたね。
そうなんで、そこがやっぱりいいし、こういうけせん沼とかここの中にも出てきますけど、わかめのシャブシャブとかね、だいたい日本酒に合うものが出てくるんですよ、こういう地方は。
美味しいんですよ。それがね。
マグロとかそういうね、もちろん刺身とかもそうですけど、だいたい日本酒に合うものがあるんで、そういうのが急に酒飲みの会話みたいな話になってますけど、なんかだいたい地方に、普段僕お酒とかは別にね、家とかで一人で飲んだりしないんですけど、地方行くとだいたい必ず日本酒を飲むんですよね。
飯テロと故郷への思い
全く一緒すぎて怖いんですけど、僕普段毎回言ってないんであれなんですけど、今ドイツ在住なんですよね。日本を離れてドイツに住んでるんです。
そうですね。ビールの国じゃないですか。
そう、そうそう。で、とはいえ別に日本の食品とか手に入るし、なんなら毎日醤油使って料理作ったりはしてはいるんですよね。でもここ、もうだから僕がこっちに引っ越してから半年以上経ってますけど、ドキュメント72時間は見続けていて、一番飯トレでしたよ、今回。
わかりました。わかりました。わかめのシャブシャブとか、あと居酒屋にね、お酒納品して牛すじ大根を作ってますが、あったじゃないですか。
はいはい、ありましたよ。
わかめシャブシャブと日本酒とか、牛すじ大根とか、あまりにも飯テロだし、そこまで本気のものはやっぱり海外の地では手に入らないわけですよ。
そうですよね。
輸送とかのコストでも色々あるから、冷蔵コストとかね。そんなに簡単には手に入らないんですよ。しかも山口さんが言う通り、その土地で食べて飲むから美味しいのであってっていうね。本当に今回、気仙沼にすごい行きたくなったというか。
いや本当そうですよね。
ある意味一番の飯テロ界でしたね、72時間の中で。
いいっすよね。やっぱりそういう、あれ何なんですかね。僕も地方で日本酒とか飲んで美味しいなと思って、たまに買って帰ったりするんですよね。
で、日本酒買って帰ってももちろん東京戻ってきて飲むのも別に美味しいは美味しいんですけど、やっぱりあそこであの居酒屋で飲んでると違うなみたいな。
別に同じ目柄だからそんなわけないんですよ。そんなわけないし基本一緒のはずなんだけど、でもなんか違うなみたいな。やっぱり地の物は地の場所で食べるに限るというか、そういうのはすごい日本酒は特に感じるなって感じですかね。
なんて言うんだろうな、ある意味ヒコニャンクッキーとかよりやっぱりすごいご当地性があるというか、それこそヒコネで飲む地酒の方が絶対にご当地性があるというか。
ラベルに込められたメッセージ
だいたいその土地のそのお酒に合うとされるやっぱり食べ物が絶対あるんですよね、どこの場所でも。でそれと一緒にやっぱそのなんですかね、こういう言い方をすると一気になんかこうなんか美味しいもんみたいな話になっちゃうんですけど、
なるほどそのマリアージュというかその土地での組み合わせみたいなものが出す相乗効果みたいなものはあるよなと思って、特にね東北も結構酒どころなんで、どの町に行ってもその場所のね蔵本とかが出してるお酒があって、今回もあのけせん沼の今回の酒屋さんが取り扱ってる名が良かったじゃないですか、べっかくっていうね。
名前はいいですよね。なんか今回ラベル見るのも楽しくて、海と生きる町とか書いてあったよね、ありがとうけせん沼もあったんですけど、曲げねえぞけせん沼っていうのもあったんですよ。
とかね、で今回はべっかく、まあこれは商標の名柄だと思うんですけど、べっかくとか、なんかやっぱ日本史でもラベルとかも含めてのメッセージ性があるという、ラーメンみたいな話なんですよ、情報を送ってると言えばそれまでなんだけど、そういうラベル的な名柄の名前まで含めて一つの体験みたいなところが、今回はべっかくなんだとかね。
そうですね、おかみさんがね、ラベルを思いを込めてね、都度思ったことを書いてるっていうね。
それ、あれ気づきました?おかみさんの手書きメッセージのガシャポンがあるんですよ。
そうそう、すごい長いやつとかありましたよね。なんか信じられないくらい長い、そういうなんかね、けせん沼ありがとうとかそのレベルじゃない、なんかすごいお経ぐらい書いてるやつとかありましたよね。
そうそうそう。いやーでもあれもね、達筆の地にやっぱり宿るよなって感じでしたもんね。
そうそうそう、日本酒があって、地の日本酒があって、おかみさんの筆があってみたいな。そうすると、やっぱこういうその日本酒を贈るみたいなことが、そのけせん沼っていうその場所自体をやっぱこう表してるものはその日本酒だと思うんで、そういうそのけせん沼の風とか雰囲気とかを襲わけしていくみたいなことだと思うんですよね。日本酒を贈るみたいな行為が。
それって根底にあるのは、やっぱりその贈る人とかがけせん沼のことを誇りに思ってたりとか、そういう分けてその風を感じさせてあげたいって思う。誇りに思うとか好きに思うとか、そういう気持ちがないとやっぱりそういうことはないと思うので。
そこがすごく今回の回出てくる人、皆さんね、そういう日本酒を贈ったりとかっていうのが目的として来てるからっていうのもありますけど、やっぱみんなけせん沼のことが好きだし、東京から来て社長みたいなのいたじゃないですか。急にけせん沼出身の経営者で地酒がいいからフラッと来て買いに来るとか。
そういう人も含めて、今けせん沼住んでないって人も含めてけせん沼がみんなすごい大好きなんだなっていうのは、なんでもない感想ですけど、今回の回を通してすごく強く思いましたね。
酒屋が担う地域の役割
そうですね、地元のプライドみたいなこと言うとまた違ったニュアンスに聞こえちゃいそうで嫌なんですけど、でもやっぱそれを一番真に体現してるというかね、今回の酒屋みたいなものがっていうのはあるなと思ってて。
だから自分も結構ね、地方に住んでた時に酒屋さんに通ってたりしてたんですよ。そこで教えてもらって、そこの日本酒買ったりとか、Gビールとかもそうですけど、そういうの買ったりしていて、店主さんとかとも話してて、知ったのはやっぱりね、その酒屋さんの人ってお酒屋っていうのね、酒屋なので。
要はこれって今回もそうですけど、小売店なので蔵本みたいなメーカーさんが酒を作って治めてるわけじゃないですか。だから昔だとこういうこう酒屋さんの人とかが、蔵本がその酒米っていうね、その酒用のお米を作って、でその自分でお米作って、その自分でもちろん蔵本でお酒作ってっていうのをやってる時に、その酒米のなんか収穫とか手伝いとかに行くらしいんですよ。
だからまあそういう感じでその酒屋って言っても、今で言う小売業的にその流通があって卸してみたいな、まあもちろんそれは絶対そうなんだけど、そこだけじゃなくてそのなんて言うんですかね、業界を担うというか。で引いては山口さんが言ったみたいなその気仙沼みたいなものの、その土地をなんか担っていく地域性というかその地域の調整役じゃないけど、
そういうものになってる部分が酒屋にはあるみたいなのを教えてもらったりしていて、で今回の酒屋さんももうなんか絶対そういう感じがすごくして、やっぱいいなと。でそれがまあもちろんその72時間としては今回はその震災のね、そのシーズンとしてやっていくところがあって、非常になんて言うかストーリーとして繋がるというかね、なんかこう72時間でこれをぜひ見てくださいって言いたくなるものとして仕上がってる。
放送時期の意味合い
いやーこれ今回ねその密着した3日間ですよね。それがその3月6日、7日、8日、9日なんですよね。
そうそう。
そこ結構今回の回の意味ですよね。
311のちょうどタイミングのところを入れないというか、そこは3日間の中に入らないっていうことがね、なんかそこが、この辺はそのなんて言うんですか別に解釈というかその辺は色々分かれるとこだとは思うんですけど、
ただやっぱりそこをあえて入れないみたいなことはすごく意味があるし、今回のその全体のメッセージとしてそういう別にその当日がどうのとかじゃないみたいな話じゃないですか。
今回ドキュメントの72時間の震災を扱った回っていうのは、基本的にこういう定点観測的にいろんな場所で、その311前後でどういう思いで、それこそ定食屋さんに行ったりとかお花屋さんに行ったりとか新聞社に行ったりとか色々ありますけど、
そういうので見てるっていうのは全て同じメッセージで、基本311っていう日だけではなくてその前後に人の生活はあるっていうことをすごくすべての回で僕は言ってるなと思ってるんですよね。
まあ本当それがメッセージですよね。
だから今回の回はやっぱそれがすごくよりその311を挟まないっていうことがよりそのメッセージ性としてすごく強く出てるなっていうのは僕は思いましたね。
なんかそれがもう毎年やっている意味というか、絶対に毎回311のその日を移す必要性はやっぱりない。
船出と日常の継続
今回で言えばあれじゃないですか、また72時間法案的に補足していくと、ちょっと前に漁師コンビニの回ありましたよね。
これも確か気仙沼だったと思うんですけど、その要は気仙沼っていうのは今回でも出てくるけれども、その漁師的な町の意味合いとしてはやっぱりそこの、しかも縁用漁業だから。
1回出たら半年戻ってこないみたいなところの中で、そこにまず出発する前に漁師コンビニだと色々と業務的な意味も含めて買い込みに来る。
船の船室の中での布団を買いに来た若手漁師とかそういうのもあったと思うんですけど、それの中にも大漁祈願という形でお酒を選ぶんだみたいなものもあったんで、
そういう大漁祈願で船が出航するみたいなもののスタート地点にお酒、日本酒みたいなのが象徴的にあって、
それがいわゆる3月11日っていうところも含めてだけれども、また船が出航していくっていうのは今山口さんが言った通り日常が続くっていうのは、
この仙沼の日常が続くみたいな一般的なところだけじゃなくて、仙沼製というかそういうのも非常に強く今回はあるんだろうなと思いましたね。
でもそれってだからやっぱり同時にその巨大な津波が来るっていうことと一緒だけじゃないですか。縁用漁業に出ていくっていうこととね。
だからそこはなんか自分から言うのもなんかあれですか、こう皮肉的なやっぱりアイロニカルな何かがこの仙沼っていうところにあるよなっていうものもあるけど、
でもその祝いとしての日本酒っていうのは非常に前向きというか、なんか願いが込められてたなって思いましたね。
外からの視点と魅力
今回の特徴というか回で言うと、その仙沼出身でも地元の人ですみたいなのばっかりじゃなくて、
それこそ311のタイミングでボランティアに初めて来てとか、そういう人とか、あとはもう全く関係なくて出港で九州から来ましたとか、
結構その外から来た人が仙沼のことを好きになっているみたいなことも何名か描かれてたりするじゃないですか。
そこもなんかすごくそういう日常が続いているっていうことも含めてですけど、
単に地元の人だけで地元の人に愛されてっていうことではなくて、そういう外の人も含めて魅了されるようなその場所には魅力があるし、
その日本酒もおいしいし、わかめのしゃぶしゃぶもおいしいしみたいな、そういう回でなんかいい回だなっていうのは思いましたね。
あるあるとして打ち合わせで何もないのよっていう喧騒の言葉があるんですけど、
だいたい僕が返す方に、え、でもあの日本酒おいしいですよねみたいな話になります。
っていうなんかそのわかりやすい魅力というかではない、いわゆる魅力度ランキングでは測れない魅力っていうところがもちろん当然いくつも日本中にあって、
その中の一つとして別に酒好きっていうのに限らなくてもいいと思うんですけど、
この酒屋のこの場所とそこで出会うその土地のものっていうのが別にその土地の人だけじゃなくて外から来た人も含めて引きつけられていくっていうのは非常にこのね、
その3月の東北シリーズの中ではまたちょっと特徴的な部分ってあるのかなと。
そうですごく思いますね。こういうそのやっぱ311のシリーズというか毎年やっているのは続けていってほしいですけどね。
ドキュメンタリーの役割
いやもうこれはもちろんどんどん続けていってほしいですし、途切れることはないかなとは思いますけど、かなり一つドキュメント72時間の名題としてもやっぱりあるような気がしますよね。
やっぱね、その72時間っていうフォーマット上72時間しかその場所には密着しないんだけれども、
当然ながらその制約は裏返しでもあって、72時間以外にその場所は長く続いているというか、その場所で時間は回っているっていうことの強烈な裏返しでもあると思うので、
そこをすごくこういう震災だったりとかそういう節目の、最初に話した鈴とかもそうですけれども、そういうところのシリーズっていうのはやっぱりうまくこの72時間というフォーマット自体がすごく機能すると思いますし、すごくその場所の魅力も含めて描かれるからいいなと思うんで、ちょっと続けてほしいなと思いますね。
そうですね、やっぱり72時間なんか、なんかやってるそして見たっていう人が圧倒的に多いですから。
まあそうだね、僕らみたいにね、この毎週必ずね、喋ってねみたいなね。
じゃなくて、なんかついてて、なんかあったっていう、テレビの一番あるべき視聴習慣を体現している番組だと思っていて。で、だいたいみんななんかこう何かの回が心に残るみたいなね。
ってなった時に、その何かの回にこのけせん沼の回が流れてるっていうのは本当になんかありがたいことだなっていうか、そうあってほしいなっていうことはやっぱり思いました。
まあなんかちょっとそのおっきい話をすると、まあそういうのがねテレビとしての役割ではありますよね。そういう空発性というか。
いや、そう思いますやっぱりね。で、しかもテレビってYouTubeチャンネルみたいに自分で押してとか、サムネがあってとかじゃないので。
そうそうそう。で、今回もね、別にその震災のシリーズですとかっていうふうに目打たれてるわけじゃなくて、単にそのけせん沼の酒屋の物語ですって言って、やっていくとそういうのが見えてくるっていうことなんで、
そういう空発性も含めてね、こういう回はあるべきだと思いますよね。
感謝と今後の期待
憎いことやってくれますね。毎年感謝です。
そうですね、感謝を。我々は毎週録画してこうやって喋ってますけど。
毎週毎年感謝ですけれども。今回は以上となります。ありがとうございました。
ありがとうございました。