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始めるを応援するポッドキャスト、STARTFM。おはようございます。
企業課でラジオパーソナリティの関口舞です。
テイラー株式会社の柴田陽さんと、企業や独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。
陽さん、おはようございます。
おはようございます。
どうしました?
舞さんのバズった投稿を見て、思い出し笑いっていうか。
えぐっ、これ。
3500万件の表示って書いてある。
そうなんですよ。
日本人のツイッター全員見てるじゃないですか。
そういうレベルなんですよ。
ご存じない方のために説明させていただきますと、私がいつだっけな。
8月13日って書いてありますね。
8月13日にですね、ふとなんとなくツイートしたやつがめっちゃバズってしまいまして、8.8万いいねで、3500万。
8.8万いいね、1.1万リツイート、リポスト。
そうなんですよ。ということになっちゃって、これですね、内容的には本当にくだらないことでして。
さすがですね。さすが、バズらせの再現性めちゃくちゃあるじゃないですか。
そうなんですよ。これもですね。
すごいですね。
これね、見ていただけるとわかるんですけども、私がちょっと太っちゃったということがありまして、それをただ面白おかしく書いただけなんですけど。
今ね、痩せようと思ってトレーナーさんにお世話になってるんですけど、トレーナーさんからSNSでダイエットを宣言した場合としなかった場合で、結構痩せ率が変わるって言われて。
劇場型ダイエット。
SNSでダイエット頑張りますみたいな言った方がいいですよと。周りの人もね、気使ってくれるしみたいな言われて。
確かに。
じゃあなんかちょっとダイエット宣言、結構真剣にマジ痩せなきゃと思ったんで、やんなきゃと思って。ただ書くときにせっかくだったら、なんかそのミームをね、なんていうんですか。
すごいね、狙ってちゃんとバズらせてるってことですね。
バズってもしょうがないんですけど、みんなが引用リツイートで乗っかれるようにしたら面白いかなと思いまして、それで気軽に書いたんですけど。
半年間で10キロ太った方法っていう書き出しから始まるやつですね。
それは見るわ。
夜にドーナツを締めに食べるとかですね。めちゃくちゃくだらないんですけど、結構みんなが引用リツイートで乗っかれるようなものっていうのは広がりやすいんですよ。
しかも賛否両論みたいなことだと、みんながアンチがめちゃめちゃ湧くような投稿もバズりやすいんですけど、これは幸いほぼ自虐なので。
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確かに。
みんなが自虐に使ってくれて、結構私のツイート引用リツイートした人のツイートも一番いいねとか言ったりして結構ヒットしてたので、なかなかそういったことが。
でですね、これ何が起こるかというと、まずフォロワーが1万人ぐらい増えるっていうのと、でもしょうがないですよ、これで増えた人って。
でも写真も載ってるからさ、当然好意があって増えてるんでしょうね。だってこれ別になんかそのいじめてやろうみたいなが起こるような投稿じゃないじゃないですか。
あ、そうですね。なのででもあれですよ、私はねやっぱスタートアップ関係の人とか、もしくはその文芸界隈の人とつながろうと思ってツイッターやってるわけですけど、なんかまあね、これ見てその。
めっちゃ可愛いじゃんって思ってフォローした人が1万人ぐらいいるってことですね。
まあそういうね、単にちょっとねぽっちゃり系が好きみたいな。どうしようもないんですけど。
まあでも中にはあの海外の人にも、これがバズると結構私の前後のツイートとかも結構インプレッションが伸びるので。
前出してチャットGPTを使ったカウンセリングサービスとかもユーザー数が何か倍ぐらいに増えまして。
すごい、さすが。
でもそれはすごい良かったのと、あとあれです。X社から、イーロンマスクからついにお小遣いがもらえまして。
おー、課金対象になったってこと、すごい。
はい、これによってですね、5万円ぐらい。
確かにチェックマークついてる。
そうです、5万ほど振り込まれましたので嬉しい。
すごい。
はい。
なるほどね。
そんな。
それでまたあれですね、ドーナッツをたくさん買います。
いやーもうやばいですよ、ドーナッツ。
大好き人間としてのブランディングが。
5万円あればいっぱい買えますけど、そういうわけで皆さんも良かったらぜひやってみてください。
でもやっぱり上手ですね、すごい感心してしまったし。
そうなんですよ、ここに使ってもしょうがないとはいえ、一応自分がやろうと思ったらできることがわかったので。
すごいね、自信になりますね。
ありがとうございます。
3500万インプレッション。
そうなんですよ。
はい。
なるほど、じゃあ劇場型ダイエット進行中ということで。
そうなんですよ、本当にね、温かく見守っていただければと思いますけれども、お便りがですね、これとは全く関係ない真面目なお便りが届いております。
関係あるかもしれないですね。
関係あるかもしれない、よし。関係あるかもしれません。読みます。
フィードバックの仕方について相談です。
普段社員に対してワンオンワンなどでフィードバックを行う際に、良かった点を褒めるのはいいのですが、改善点を伝えるのにいつも苦労しています。
直してほしいところやダメなところは伝えたいけど、あんまり言い過ぎてもモチベーションを下げてしまうのではと思っています。
フィードバックの仕方で心がけていることなどあったら教えてください。
まずですね、10キロ太りましたねっていうのはダメですね。
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ダメです、ダメです。これ自分で言うからいいんですけど、人から言うの絶対ダメです。
終わり、今日の相談の話は。
あれです、元気そうですねとかに変えたほうがいいですね。
そうですよね。
元気、ガリガリになっちゃってるよりはね、いっぱい食べたんだなみたいな。
当社の一応研修資料、よくこれ話題になるので、社内研修資料的なやつでフィードバックモデルっていうGoogleスライドを用意してるんですけれども、
これ多分前の会社とか前の前の会社で作ったやつを追い足し追い足ししてるだけなんですが、
でもその1スライド目にフィードバックモデルっていうのがタイトルで、サブタイトルにフィードバックは感想って書いてあるんですけど、ダメじゃん。
感想でいいんですか?
ちょっと太ったねみたいなダメだってことですよね。
いや、それ感想ですよ感じがね。
これやめよう。
素直な感想になっちゃってる。
やめましょう。
フィードバックは感想、けっこうなんかパワーワードな感じですけど。
そこら辺をちょっと深掘りをしていきましょう。
どの辺から切り込んでいくのがいいですか?フィードバックが難しいっていう。
この質問者の中ではフィードバックをする方ですね。
仕方が難しいですっていう場合、どこら辺のアングルが一番気になりますか?
そうですね。まず何を目的にしたらいいのかとか、マインドセット的な、たぶんこのお便り書いてくれた人、けっこう私気持ちすごいわかるんですけど、
相手の直してほしいところなどを伝えるのが苦労というか大変です。
それってつまりマインドセット、フィードバックする側のマインドセットの問題だったりとか、
何のためにして、どういう効果を相手にもたらしたくて、そのためにどうしたらいいのかみたいなところが気になります。
じゃあまず、なぜフィードバックがとても大事なのかっていう、ちょうど第1章がそれになってるんで。
それは言われればそうだって話で、よりフィードバックしやすくするための言い訳的な位置づけだと思うんですけれども、
みなさん大好きな心理的安全性っていう言葉を流行らせたGoogleの基礎式がどういうパフォーマンスが高いのかみたいなGoogleの研究があるじゃないですか。
それのGoogleマネージャービヘビアズっていう論文によると、
1位、いいマネージャーの行動。
第1位、good manager is a good coach。
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いいコーチである。
いいコーチの定義は、高い頻度でフィードバックをしている。
厳しいフィードバックをモチベーションを高めるような伝え方で伝えている。
ワンワンのやり方を相手のタイプに合わせて変えている。
計帳する姿勢の実践。
オープンな質問で相手に考えさせる。
っていうのが、ここで言う、is a good coachの定義らしいです。
因果関係が明確に証明されていますよというのがまず、なぜ大事なのかのその1ですね。
あとですね、もう一個別角度で言うと、業務のやり方って、これもどこから持ってきたんだろうと思うんですけど、
なんか指示してやらせる。
マネージャー考えて、手の動かし方を命令するっていうやり方と、
やる本人が何をすべきか考えてコピットするみたいなやり方のスペクトラムの中で、
最初はわかんないんで言われたことをやるっていうところから自分でできるように、
何も指示がなくてもできるようになるっていう。
それをマネージャーは促進する、ファシリテーションするっていう、
マネージャーへの役割っていうのが、スペクトラムになっていると思うんですよね、グラデーションに。
当然ですが、後者になればなるほど、マネージャーも楽になるし、本人もおそらくモチベーションワークというか、
言われたことをやるだけじゃなくて、自分で考えてやれる。
なので一番ベストな状態っていうのは、指示の代わりにフィードバックだけ与え続けて業務が進むっていうのが、
一番ベストな状態なんです。
だから逆にフィードバックしないっていうことは、今のフレームワークの中で言うと、
指示ばっかりしてるってことになるので、指示ばっかりしていれば確かにフィードバックいらないんですけど、
なぜならこっちの言う通り、やれることを言ってるだけなので、
まず鉛筆を持って右から左に線を引いてくださいって言えば、それはフィードバックいらないんですけど、
ただそれは理想的なマネージャーとスタッフの関係性ではないですよね。
なのでできるだけフィードバックだけで業務が進むようになるのがベスト。
もちろんそれにはポジティブなものもネガティブなものも含まれるんですけれども、
そっちを目指していった方がいい。
フィードバックが多くなるように、指示が減るように目指していくみたいなところが、
持っていきたい方向性ですと。
なのでフィードバックがなぜ大事かというよりは、やっぱり命令を減らしたいってことですね。
確かにそうですよね。その方が働いてる人も楽しいかもしれない。
自分で考えてもらって、それに対して僕だったらこうするなみたいなところを言って、
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自分自身がカリブレーションしてもらえるようにする。
それっていうのが2つ目ですね。
もう1個が、フィードバックって怒られるっていうのと、
類義語的な感じで、印象がどうしても出てしまう。
そういう風に受け取ってしまう人が多いかなと思っているんですけど、
そうなんですよね。
でも別にフィードバックってできない人のためのものじゃないんですよね。
例えばプロのアスリート、テニスプレーヤーとかでも、コーチがいるじゃないですか。
西堀圭だったら、一時期マイケルちゃんがコーチしてましたけど、
別に西堀圭さんはできないわけじゃないですよね。
多分プレーヤーとしてはすごい優秀なんだけれども、それでもコーチがお必要としている。
なので自分では気づけないことってのは必ずどんなに優秀な人でもあるので、
別にフィードバックはできないからやってるわけじゃなくて、
誰もが必要という、単純に別の視点を提供しているだけなので、
っていう風に捉えるとやりやすいのではないかというのが。
確かにな。言われてみればめっちゃ納得感があるんですけど、
さっきの優れたGoogleのマネージャーの中で今おっしゃってた、
厳しいフィードバックを相手のモチベーションを下げずに伝えられるでしたっけ。
そこがやっぱりちょっと難しそうって思っちゃいますね。
そうですよね。これはちょっとスキルの面があって、
フィードバックのやり方。
フィードバック自身の伝え方、要するに会話の組み立て方というか、
っていうのも大事なんです。
それは後でちょっと説明するんですけど、
それ以前に、そもそもこの人からフィードバックをもらいたくない、
みたいなバリアあるじゃないですか。
ああ、もうそれね。
そもそもその人が尊敬できない、みたいなとか。
まあ確かに、尊敬できないとか、あんま好きじゃないとかだったら。
そもそもフィードバックを受け入れてもらいやすい人と受け入れてもらいにくい人っていうのが、
残念ながら存在してしまっている。
そうですよね。
だからできればフィードバックを受け入れてもらいやすい人になった方が良い、
っていうことになるじゃないですか。
そうですね。
一応6つあって、フィードバックを受け入れてもらいたい人のポイント。
誠実である。
聞くばりができる。
共感力がある。高い。
謙虚。
ファクトベース。
専門性。
なるほど。
っていうのが一応6つ。
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それぞれこれが高い方がフィードバックを受け入れてもらいやすい人ですよ。
なるほど、なるほど。優秀でいい人ってことですね、簡単に言うとね。
そうですね。
優秀でも嫌なやつだったら嫌だし、どんなにいい人でも全然優秀じゃない人から言われてもあれだしみたいな。
確かにって感じですよ。
あとですね、専門性っていうのを一番最後に言ったんですけど、
これはもちろん専門性があった方がフィードバックを受け入れてもらいやすくなると思うんですけれども、
一方でその人に専門性が敵わないケースってあるじゃないですか。
自分がデザイナーさんにフィードバックするとか。
そうですよね。
フィグマこうやって使った方がいいよみたいな、わかんないじゃないですか。
で、そこがなんか一個、私なんかフィードバックできませんっていうよく理由になってるケースが多いなっていうパターンがあるかなと思ってて。
誠実だし聞くばり、まえさんまさにそう誠実だし聞くばりもできるし共感ができるし謙虚だし、
ファクトベースは当然ファクトベースになろうと思ったらできると思うんですけど。
ありがとうございます。
専門性がないんだよねって仮に思ってるとするじゃないですか。
確かにそうですね、エンジニアさんとかになんか言うとかちょっと。
これはちょっとフィードバックの話からずれるんですけど、
要するにさっきのGoogleのやつでもコーチって言葉遣いをされていて、
そのティーチャーではなかったと思うんですよね。
要するにそのコーチングバーサスティーチングっていうよくあるフレームワークとか対比があると思うんですけど、
ティーチングっていうのは自分の方がよく知っていて、こういうふうにやってくださいみたいな、
ゴルフのレッスンプロみたいな感じでこういうふうに持つといいよとか、体重移動こうするといいよ。
で、コーチングはまえさんもコーチングよく知っていると思うんですけど、
基本的には相手の中に答えがある的な話じゃないですか。
で、こちら側がそれを引き出すっていう立て付けになっていますよね。
なので、できるだけコーチング寄りにすると、専門性みたいなところが自分の方が上回ってなくても。
で、専門性の代わりに変更性っていうんですかね。
いろいろ趣味になってくれてるから、こっちも何か真剣に向き合わなきゃいけないっていう力学あるじゃないですか。
恩を受けたら返さなきゃいけない、ギブを受けたらギブバックしなきゃいけないっていう感覚に訴えかけるっていうのがコーチングのポイントなんですよね。
ティーチングの場合は専門性を影響力の厳選にして構わないんですよ。
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僕の方が知ってるし、やったことあるから、僕が言ってることを相手も聞いてくれるっていう影響力の厳選なんですけど、
コーチングの場合は専門性ないんで、変更性をその影響力のテコに使う。
職種が違うとか、技術とか知識が似たようなものとか、そもそもすごいって思われてないみたいな時には専門性の影響力が行使できなくなるんで、変更性で頑張るっていう。
専門性っていうのが仮にないとしても、変更性に入れ替えてると、フィードバックを聞いてもらいやすい人になれますよっていうことですね。
誠実さ、聞くばり、共感、謙虚さ、ファクトベース、専門性っていうのが元々のもつです。
相手の中から引き出すというか、相手の中に答えがあるという前提に立つとすると、
ぶっちゃけこの部分もっとこうした方がいいよって思ってた場合、この部分がこうだったんだけどどう思いますか?とか聞くってことなんですかね。
そうですね、たぶんそうなると思います。最後にフィードバックモデルのストラクチャーの話の時にまた戻ってきますね。
ありがとうございます。
そうですね、なるほどね。やっぱりどうしても私も今までそういう機会があっても、おまゆみたいなね。
おまえが言うな感を相手に思われてしまうんじゃないかって思って結構ちょっと萎縮する場合があったんですけど、
確かに考えてみたら、例えばコーチングってね、わざわざコーチとかをつけてる人もいたりする世の中ですけど、
なんかそのコーチの人が自分よりもその領域において詳しいことを求めてる人ってあんまりいないですもんね。
そうですね。
どっちかっていうとね、自分に対しての対話がうまい人を選んでるというか。
おっしゃる通りですね。
なるほどな。
フィードバックの実際のやり方のお話のところに行くと、
いくつかのフィードバックの与え方の、僕が習った話だったり本で読んだ話をちょっとごちゃ混ぜにしてるんですけど、
一個のベースがいわゆる選択理論っていうのが、選択理論って聞いたことありますかね。
このポッドキャストでも1回か2回出てきてると思うんですけど、
基本的には人の思ってることは変えられないっていう、
あとは過去も変えられない。
他人も変えられないし過去も変えられない。
変えられるのは自分自身のこれからやることとこれからそれに伴う考え方のみが変えられるっていうフレームワークですね。
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割り切りっていうかそういう前提ですね。
なのでそれをフィードバックに当てはめると、
結局過去はどうだったかって変えられないので、
これから何をその人のフィードバックされる人の将来の行動に影響を与えたいっていうことになるじゃないですか。
なので大原則として行動変容を相手が動かしてくれないんだったら、
フィードバックしても無意味っていうことになるんですよ。
なのでこれがフィードバックもどきって言われるやつで、
将来こういう行動をしてくださいっていうふうに言うのではなくて、
例えば一番簡単なこのフィードバックもどきは、
行動を変える気を失わせるやつ。
よく子供とかがへそ曲げちゃってどうのこうのみたいな。
それをへそ曲げちゃわせると結局やりたかったことを達成できて、目的を達成できてないことになるんですよ、フィードバックの。
なのでそれはフィードバックじゃなくてフィードバックもどきで、
フィードバックの目的には適合していない。
あとこういう怒るなみたいなとか悲しむなみたいなも、
さっきの選択理論で言うとどう感じるかっていうのは基本的には変えられませんという前提を前提にすると、
そんなこと言われても感じてしまうものはしょうがないじゃないですかってことになるので、
感情を対象にしたフィードバックも意味がない。
行動変容につながらないので意味がない。
一番よくあるのがカップルの喧嘩とかでやる、なんで怒ってるの?っていうやつですね。
必ず怒ってないって返ってくるに決まってるし、
怒るなって言っても無理なんで、これは一番ダメなパターン、目的が達成されてないパターン。
もう一個は3番、これはですね、結構程度問題あるんですけど、将来の行動に反映できないもののフィードバックは無意味ですよっていう。
今言ったように行動を変えることが目的なので、できっこないことを言っても仕方ないですと。
これはちょっと程度問題があるので、なかなか運用の話が出てくると思うんですけれども。
それをちょっと念頭に置いて、フィードバックモデルっていう、フィードバックを言うときの構造の話があります。
これはコピーライトマッキンゼなのかわからないですが、マッキンゼの研修で習ったやつです。
来た、マッキンゼ。
英語にすると、すごい文章として筋が通ってるんですけど、まず冒頭に観察したことを述べます。
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例えば、まいりさんのマイクから、今猫の音が聞こえますねと。
すみません。
これはまず観察したことなので、これに対して基本は異論は発生しないはずです。
そういう音がしてるって事実。
そうですね。事実ですからね。
これはAね。
Bが、次に続けられる言葉が、それが自分にどう影響したか。
だから、猫の音を聞いて、やや喋ってる間に他のことに気を取られてしまいますと。
これ自体も、Aが自分にどう影響したかってことを言ってるだけなんで、ここも別に論点ないんですよ。
僕がどう感じたかって。
なので、これは2番目で、3番目が、なのでって話ですね。
ここが本題で、常にABを言った時点でうすうす感じてると思いますけど、
なので、もしこういうことをしてくれたら、より良くなると思いますと。
いうのがCになります。
それはABCの順番で言うという話ですね。
さっきのマイさんが言った質問で、自分のCに自信がないってケースあると思うんですよ。
例えば、マイさんの家の構造がどうなってるかわかんないので、
猫を他の部屋にやったらどうですか?とかっていうのはわかんないんですよね。
そこは別に相手に考えさせても全然いいと思うんですよね。
どうすればいいと思いますか?っていう。
まさにここのCが、相手に将来変えてもらいたい行動の中身になる。
できればそこはこういうふうにしたらいいんじゃないですかって提案にすると相手にとって親切だと思うし、
わかんなければ、僕はこう思うんだけどどうしたらいいと思うっていう話をすればいいと。
このABCの順序で話す。
よくありがちなのはCを先に言っちゃうっていうのがある。
そうですね。そうすると怒られた感じがしたりとか。
言う方も言いづらかったりとか。
話し合ってるうちに、こういう背景があってこの人そう言ってるのねって相手が指してようやく、
そうだねって納得感が出るみたいな感じで。
すごい時間がもったいないし、そこに着地しない可能性もあるので。
確かに。
このABCの順序で言うと。
さらにこれを会話のより気遣いはいてっていうか、
精緻にやろうとすると、今ちょっと3ステップだったんですけどもっと、
全部で9ステップあって。
めっちゃある。
今の3ステップの前に、まずフィードバックしてもいい?っていうのをワン確認する。
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これすごいライトでいいんですけど。
ちょっと今思ったことがあるんだけど言ってもいい?
なるほど。
感じたこと言ってもいい?
って言う。これはうんって言うと思いますと。
そうですね。
あれは忙しいから後にしてとか、今集中してるから後にしてって言われるかもしれないけど、
それは後にしてもいいと。
今の3段階を言いますと、こういうことが起きて、
2段階目まで言うと、さっきこういうことがあったよねと。
それでこういうふうに思いました。
相手がその状況について何のことかわかってるかを確認する。
顔色とか合図とかを見て。
何のこと?みたいな可能性あるじゃないですか。
例えば今のノイズは別にマイサーフィンが原因じゃなくて、
インターネット回線のせいかもしれないじゃないですか。
全然音聞こえないですよみたいなこともあるじゃないですか。
なので一応そこでABまで行った時点で確認する。
次にCを言う。次こうしたらいいんじゃないかな。
そこで丁寧にやりたいんだったら、よりブレスト的にする。
僕はこう思うんだけど、他にいい対策あるかなみたいな。
AIでノイズ除去みたいなの作ったらいいんじゃないかなとか。
いろいろあるじゃないですか。
それを相手と一緒にブレストする。
なるほどなるほど。
ここがちょっとアメリカっぽいっていうか、
日本でここまでする必要あるのかって思うんだけど、
じゃあ次こうしようって決まったとするじゃないですか。
じゃあ次はこういう風にしようねっていう風に。
例えば今回のケース。
猫がちょっと違う部屋に。
朝撮るとどうしても家で撮ることになっちゃうから、
マイさんがWeWorkに移動できる時間帯に
収録の時間を移しましょうってなるとするじゃないですか。
そしたらですね、
それってことで大丈夫?っていうコメントの確認なんですけど。
そっかそっか確かにね、たまにね、
あーうんみたいな、フに落ちてないみたいな時ありますもんね。
そうそうそう。フに落ちるか納得感があるかっていうのを確認する。
それで納得感ある?
で、さらに言うと、
じゃあちょっとまたその方針でやってみて、
次回チェックインしましょうと。
チェックインしていいですか?っていう。
つまりもう一回うまくいったかどうかっていうのを
フォローアップするっていうことに同意しますか?っていう。
これで9段階です。
へーすごい、なんかめっちゃいい。
とても丁寧な感じがしますね。
丁寧ですよね、すごい丁寧。
これの起点は観察がめっちゃ大事なんですよね。
Aを言えるかどうかがすごい大事で。
相手のこうこう、さっきこうこうこうだったよねっていうのを、
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ここをですね、大抵の人はここができないっていうことが
フィードバックができないことの大前提になって。
なんか最近成績悪くない?みたいな。
これ見てないんですよ、ちゃんと。
なんか揉めてない?なんか揉めてなかった?さっき。
確かに。
ダメなやつね、なんか揉めてなかった?さっき。
さらに揉められると超うざいんだけど、揉めない方法ないの?みたいな。
これABCに沿ってるんですけど。
まあ沿ってるけど、Aがいまいち。
Aが良くない、Aが良くない。
だから正しくは、そっかその。
なので、間を置かずに、できるだけ間を置かずに、
かつ事実に目指すっていうのがすごい大事。
そっか、じゃあなんか成績悪くないじゃなくて、
今回の受注数は5つでしたね?みたいな。
そう、もっと言うと、なんか何でしょう。
今電話かけて、ちょっと言いつつて、今電話かけてたじゃんって言って、
こっちから聞いてるだけだと、すごいあっさり引き下がったように見え、
この部分が引き下がったように見えたんだけど、どう思う?
もうちょっと、もう例えばこういう言い方したら良かったんじゃないかな?
もう一回、みたいなのが一番多分ベスト。
5つもまとめずに、むしろその営業電話切った時点で、
今のさあっていうのをやった方が本当はベストですね。
なるほど、なんかこのフレームワークに当てはめればできるような気がしてきました。
そうですね。
こんな感じでいいですよね。
言ってもらえたら普通にありがたいと思うし、自分的にも。
そうですね。最後にですね、この社内研修スライドの一番最後には、
フィードバックを受ける際に気をつけるべきことっていう、受けてのティップスもあるんですよね。
確かにそれもめっちゃ大事。
結構フィードバック与えるのは得意な人って、受けるのが下手なケース多くって、
あんまり自分も人のこと言えないような気もするんですけど。
ポイントはですね、これもさっき言ったように、相手の感情は変えられないっていう前提に立った上で、
できるだけ感情と切り離して、フィードバック自身を解釈しようっていう、
7つぐらいあるんで全部言わないんですけど、
例えば、そもそも相手はあなたの役に立とうとしているという前提で理解しようと。
そのフィードバックからアクションに落とし込める内容を確認する。
フィードバックの言ってくれた人がどう思ってるかとか、きっと何か起こってるんだろうなとかっていうのは考えない。
そこに注意を向けない。
あくまでこのフィードバックについてのアクションの部分のみに、自分の注意を全力で向ける。
確かにな、それ気をつけないとついついそこ難しいですよね。感情の方にどうしても気を取られちゃいがちですもんね。
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感情にこの人なんでこういうこと言ってるんだろうっていうふうに注意が向いちゃうのが人間の本能だと思うんですけど、
大きい市場主義というか。そこは考えてもしょうがないので。
そうではなくて、それを無視して相手がどういう文脈でそう言ったか。
なぜならこのフィードバックっていうのは、ある特定の瞬間、特定の場面で相手が感じたことに過ぎないんで、
別にあなた自身全体がどうこうっていう評価ではないんですよね。
だって一面しか見てないわけじゃないですか、その人って。
いくらその同僚であっても、あなた自身については会社っていう側面でしか見てないので、
別にあなたがどうこうっていうふうな評価ではないっていうのをすごい意識しましょうと。
だからその人がどう思ってるかとか、私の全部を規定するフィードバックではないというふうに受け止めて、
その中から何か有用なアクショナブルな中身を見つけようとすると、傷ついたみたいな、怒られたみたいな。
一番もったいないのは、単に怒られたっていうことだけが記憶に残って、何て言われたんだっけみたいな。
なんかめっちゃ怒られたんだよねみたいな。
確かに。
特に記憶が遠くなると必ずそういうふうになるんで、人間のその記憶の仕組み上、感情を一番長期記憶にすり込んじゃうんで。
確かに。
なんか怒ってたなみたいな。何したっけ私みたいな感じになっちゃうんで。
それもったいないじゃないですか、向こうもさ。
ほんとですよね。良かれと思ってね。
良かれと思って。良かれと思って行ったというふうに解釈すべきだと思うので。
という。
めちゃめちゃいいですね。これは通常回よりも10分近く長くなったけど、めちゃめちゃ勉強になりました。
すごい、私これ結構フィードバックするのもちょっと苦手意識あったし、受け取るときも結構嫌われてるんじゃないかとかすぐ思っちゃう方だったんで、今回両方の視点すごい大事だなと思いました。
良かったです。たまには役に立つこと。
たまには役に立つこと。
言わないと。
ありがとうございます。
スタートFMではあなたからの質問やメッセージを引き続き募集しています。
ポッドキャストの概要欄から送ってください。
そして最後まで聞いてくださったそこのあなた、チャンネル登録、高評価よろしくお願いします。
今回も聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは素敵な1日をお過ごしください。