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はじめるを応援するポッドキャスト、STARTFM。おはようございます。起業家で東京FMパーソナリティの関口舞です。
連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽さんと、起業へ独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。
陽さん、おはようございます。
おはようございます。柴田陽です。
突然ですが、陽さん、転職はしたことありますか?
転職したことないです。
ないです。
ないですよね。私もないんですけども、転職してみたいんですけどね。
したいですね。
転職して、新しい人入ってきたよっていうのを。
転校生的な?
転校生もないかもしれない。
私もないんですよ。転校生願望めちゃくちゃあって、おいおいあの子いいじゃんみたいな、ザワザワみたいな。分かんないけど、無視されるかもしれない。
中二病はほっておきましょう。
そんな感じなんですけど、そんな転職経験のない私たちにこんな質問が届いております。
しんさんという方からいただきました。
ありがとうございます。
起業するためのスキル等を取得するために、どのような企業に転職すべきでしょうか。将来起業しようと考えているのですが、どのような企業に転職することが将来、企業に役に立つか知りたいです。
いいですね。
大事なテーマですね。
前回確かに、もしネタがなかったら転職しようみたいなことを言ったので、もしかしたらそれを聞いていただいたのかもしれないですね。
いいですね。今どんな会社で働いていらっしゃるのかちょっと分からないんですけど、今のままだとあんまりスキルが身につかないとか、
あとは今の会社でやれることは一通りやり尽くしたのでステップアップしたいとか、ということで転職を考えている方が多いと思います。
なので今日は、企業見据えた転職応援会というふうにしたいと思います。
陽さんはどんな会社がいいと思いますか。
大前提として、まいさんも転職したことないし、私も転職したことないので、転職したことない2人が転職について語るっていうめちゃくちゃな会なんですけど、
転職していただいたことはたくさんあるので。
していただいたこととか、転職をご紹介したり、勧めたりなど。
確かに人材系のやつやってました。
転職に関わったことはたくさんあるんですよね。自分が転職してないだけで。
そういう人が一方的な目線からお届けする。
お届けします。
おすすめの転職、企業をするのにおすすめの企業の一歩手前のホップステップジャンプのステップ系の会社。
楽で給料がいい会社じゃないですかね。
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そんなのめっちゃいいじゃないですか。
もし企業のアイディアとかがあって、よく副業しろ副業しろって言ってるじゃないですか。
よく考えたら、それなりに見入りが良くて楽な会社じゃないと無理ですよね。
確かに。時間ないですよね。大変な会社だと。
大変な会社は本当に時間ないじゃないですか。
もしアイディアがあるんだったら、マジでそれがおすすめですね。
給料が良くなくても生活できる給料とか、多少黒字になる給料、プラス時間がたくさんあるから準備ができる。
まだネタがないんですよっていう会社だと、何ですかね。
一つはちょっとベタですけど、もし審査員さんとか面接上手な方であれば、
ブランド力がある会社っていうのは、企業家っていうマジで社会的信用ゼロっていう身分になることを考えると、
多少なりとも拍をつけておくっていう考え方も一つあるかなという風には思うんですよね。
それが手段が目的になっちゃうといけないんですけど、
入れるなら、その会社なんですか、すごいですねってなるっていうのは、
特にBtoBとかやるんだったらプラスなこともあるなと。
結局そのシグナリングでいろんな人がいろんなことを判断しちゃってるので、
それが良いか悪いかは別にして、そのルールに従うのであれば、
ちょろっとGoogle入っておくみたいな。
めちゃめちゃ天才じゃないですか。
でも確かに元Googleとか、
元Googleのエンジニアとかかっこいいじゃん。
かっこいい。私もGoogleいたって言いたいです。
言おうかな。嘘になっちゃうからやめます。
嘘はやめてください。
今はまたちょっと社に構えた感じでアドバイスになっちゃったんで。
でもね、とりあえず当然ブランド力が高い会社っていうのは、
それだけ良い会社というか優秀な人が多いはずなので、
当然勉強にもなれると思うし、入れるなら入りたいですよね。
そうですね。ブランド力高い会社で勉強になる会社と勉強にならない会社はあると思いますけど、
そういうところで言うと、企業のネタも決まってないっていう人は、
仕事が身につく厳しい会社じゃないですか。
間違いない。今回も質問者さんはスキルを身につけたいというふうに言ってたので、
それだと厳しい会社が一番合ってるのかな?もしかしたら。
厳しさもいろいろあるんで、ちゃんと見極めなきゃいけないんですけど。
そうですね。ちょっと真面目な話になっちゃうけど、ストレッチを常にさせてくれる環境。
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それも量的なストレッチというよりは質的なストレッチっていうか、
量的なストレッチというよりは質的なストレッチをさせてくれる環境の会社というものを選ぶといいんじゃないかなと。
量的なストレッチっていうのは、アポテル100件した人に対して、来月120件っていう。
このストレッチは別に意味ないとは言わないんですけど、
それよりは、アポは取れるようになったから、次はクロージングできるようになりなさい。
クロージングできるようになったんだから、今度は人からもらったアポでクロージングできるようになりなさい。
それもできるようになったら、今度はクロージングできる人を育てなさい。
例えば営業の方であれば、今みたいなキャリアパスを経て成長していくことが一般的だと思うんですけれども、
そういうことを、まだ3年目だからとかじゃなくて、この人アポ取れるなと思ったら、ポンポンポンポン次へ次へっていうふうにやってくれる。
質的なストレッチをかけてくれる会社っていうのがいいかなというふうに思います。
そういう会社ってたくさん企業家を配置しているケースが多いなと。
リクルートをイメージして今しゃべっていたんですけど。
リクルートなんかは優秀な方たくさんいて、リクルート出身の企業家ってすごい多いですもんね。
すごい人材に対して明確な育成プランと多大なコストをかけている会社なので、そりゃそうなるよなっていう感じですよね。
ちなみにスタートアップとかも、一個のジャンルとして転職先で人気もあったりすると思うんですけど。
スタートアップのいいところは、今の質的なストレッチっていうのもかかるケースもあるし、それよりやっぱり貴重なのは、まだネタがない人に対して、何回も前からのエピソードでフロンティアの話をしたと思うんですけど、
最先端の課題に取り組んでいる会社に行くと、その最先端の課題を解いているという状況をつぶさに観察できるので、それより一歩先をすれば必ず最先端になれるっていうことがわかるっていうメリットがあって。
ちょっと気をつけなきゃいけないのは、例えば自分がエンジニアだったら技術力で最先端なところに行かなきゃいけないし、自分が営業だったらあんまり商材力は正直言ってないんだけど、なぜかすごく伸びている会社っていうのがきっとその人の課題の捉え前方とか、トレンドと商材を結びつけるコンセプトだと思うんですけど。
努力とかが多分強いせいだと思うので、そういったものが学びになると思うし、なので逆にバイオ会社の管理部長みたいなのって、別に管理部長としてのチャレンジっていう意味ではどんなに最先端なバイオ会社でもあんまり関係ないと思うので、それよりはもう少し規制がどうこうとか、
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管理としてのチャレンジがある会社に参画した方が、企業のネタを見つけるっていう意味では見つけやすいのかなというふうに思います。
確かに会社だけじゃなくて職種、そこ行って何を自分がやるのかってめっちゃ大事ですよね。
そうですね。だからできるだけネタ探しでやるんだったら、その会社の強みになっている職種っていうところに行かなきゃいけないんじゃないのかなというふうに思いますね。
それらを踏まえて入りたい会社が決まったとして、いざ転職しようと思っても、人気な企業だと採用されるのも難しいと思うんですけど、
結構能力があるっていうのは前提として、経営者目線でどういう人を採用したくなるのか、逆にどういう人はもったいなかったのかみたいなのを聞きたいなと思うんですけど、
洋さんってめっちゃ面接した経験はありますよね。面接を実施した経験。
そうですね。多分1000人は絶対面接してると思いますね。
でもこれ多分ね、何年か経営してる方はみんなこのぐらいの数字言ってると思います。
そうなってきますよね。
多分一人取るのに一時面接で会ってる社長であれば30人ぐらい会うと思うので、30人取ると900人になるので、みんなそのぐらい会ってるんじゃないかなと思いますね。
逆にこういうぐらいやってない人って多分本気で採用してないと思うので、
もしあなたが受ける側で社長面接の時に、社長って年間どのくらい採用とか組織面談とかに時間使ってるんですか?って言って、
僕月50時間下回ってたらダウトだと思いますね。
もちろん人数ベースで30人ぐらいのイメージで今喋ってたんですけど、30人いて月に1回面談すると30時間じゃないですか。
採用も月に1人採用するんだったら30人と面接しなきゃいけないんで、それで30時間足して60時間でしょ。
今別に1回だけじゃなくて何回も会うかもしれないからとか、評価の時期とか評価制度を作る時間とかそういうのを考えていくと多分多い人は100時間ぐらい行くんじゃないかなと。
なので社長が月に100時間働くとすると半分ぐらいですかね。
今の既存組織と採用に足して50から100時間使うっていうのがいわゆるシードステージの成長している、組織規模的に成長しているファウンダーは普通そのぐらいになるんじゃないかなと思います。
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一番大事ですもんね人ってね。それだけ面接を実施してきた量産的に。
そういう意味じゃなかったんですけど、そうですね。
こういう人は良かったとか何て言うんでしょうね。
これ難しいですよね。
入りたい会社に面接に行こうとしている人にこうすると魅力がアピールしやすいよとか逆にこういうふうにするのは良くないよっていうのがあったらズバリ教えていただきたいんですが。
逆にでもそのすごい初期のステージってどっちかというともうこっちがお願いしているような感じで。
まあそうですよね。
だから別にあんまり選べた立場じゃないっていうのはありつつも、今すぐに活躍してくれる人っていうのをどうしても取りがちだなというふうには思いますね。
最初の30人ぐらいのイメージで今しゃべってますけれども、やっぱり3年後に活躍しそうみたいなのってなかなか予算的にも時間軸的にも3年後に会社があるかわかんない確率の方が高いので、そういう気にはあんまり慣れなくて。
そうですよね。大企業だったらいいですけどね。
そうなんですよね。だからその人にとって本当に成長する余地が大きな企業に比べて高いのかっていうと結構その人によりけりだなと思って。
飲み込みが早くて瞬発力高い人とかはすごくいいと思うんですけど、やらなきゃいけないことが山のようにあって、バサバサさばいていってどんどん。
逆にちょっと飽きっぽい人とか、そういう人は多分10人目とか一番楽しいと思うんですけど、じっくりじっくり詰めていきたいみたいな人だと、2、30人の会社だといろんなことを押し付けられすぎて無理ってなっちゃうかなと。
なのでちょっとさっきのご質問に戻ると、やっぱり今この会社の課題は何っていうことをちゃんと教えてもらって面接科の人に。
それができそうかどうかっていうのを正直ベースで擦り合わせるっていうのがお互いハッピーなんじゃないかなっていうふうに思います。
いいですね。つまりは自分は今すぐこういうことができますってことをアピールするのが、2、30人規模のスタートアップに入りたい場合は良さそうっていう。
2つ採用側としても別にそんなに日本でそれに、例えば僕がHR系のSaaSを売りたい。
それの営業を今まで1人でやってたから営業組織10人くらいのチームにしたいって思ったときに、スマートHRでフェーズのそれやってましたみたいな人を見つけられる確率ってすごいこっちとしても少ないと思ってるので、
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別にドンピシャであることを全然期待していなくて、むしろそれをやりたいと思ってくれるとか、いろいろ筋よく模索してくれるっていうのだけで全然ありがたいんですけどね。
その活躍できるかみたいなのを過剰に考えてしまうと、いや私なんてみたいなやったことないしみたいな感じになるんですけど、やったことないのはこっちも一緒なので、そこはそんなにっていう感じですね。
やれそうかとか、やりたいか、やりたいと思ってくれるかみたいなところでいいかなと思うんですけど、まいさんは質問者さんが、この新参のような方が転職する先はお勧めなんかあるんですか?
いやー、私も転職経験はないんですけど、やっぱりすごい、一応半年だけ新卒で会社員をやって思ったのは、さっき洋さんも言ってましたけど、職種超大事だなと思ったんですよ。
自分の動かせる材料の大きさとかですね。その会社に例えば3年間いて、3年後に自分は何ができるようになっているのかっていうところを、職種とかを見つめ直してめちゃくちゃ考えないといけなくて。
なので、どんなスキルを身につけたいかをまずイメージした方がいいと思うんですけど、私失敗事例で言うと、クリエイティブな仕事をしたいと思って企画できるようになって将来は独立して、フリーランスの広告系のPRパーソンとかになりたいと思って代理店に入ったんですが、営業に配属されたので。
私なんか今の10倍ぐらい配属が良かったんで、とにかく営業でこいつをやっときゃ感じがいいだろうみたいな。それをいくらやったところで一生企画力を身につかないっていうことに速攻で気づいて、企画会議に本当に地べたに座っててもいいんで出させてくださいみたいな、私結構熱血なんでそういうめちゃくちゃうざい新人みたいなことをやればやるほど面倒くさい感じになっちゃって。
営業たるもの、あるイベントを開催しますっていうことをクライアントに言われたら、そのイベントだったら例えば規模としてトラックが3台ぐらい必要なのでこれぐらいの予算ですねみたいなことがパッと出るようにならないとダメだってことを怒られて、そんな風になりたいと私は思っていないと思ってすぐ辞めたんですよね。
なので、先ほど陽さんが言ってたブランドが高い会社とか、その会社自体がやっている目立つ事業内容はすごく私は好きだったけど、いざ自分が配属された部署はまたちょっと違ったので、結構初歩的なアドバイスになっちゃいますけどそこは割と落とし穴なので気をつけたほうがいいなと。
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なので会社の規模とかどの会社かっていうよりもね、そこ行って自分が何するかでこれやりたいなと思ったらそれはもう転職にぴったりってことなんじゃないかなみたいに思いますね。
それな。
それな。
一方で採用側からすると、企画やりたいとか言うけど本当にろくな企画出すんだろうなみたいな。
そうなんですよ。
そういう立場もありますよね。
だから私も一応面接の時に企画とかやりたいって言うと、うわ出た出たまた何もできない新卒が自分がクリエイティブだって勘違いしてみたいな。
普通そう思いますよね。
だから企画職でやりたいって言うと通んなかったんですよ、面接に。
しょうがないじゃん。
経済卒ですとかだったらいいんですけど。
だからしょうがないから営業やりたいですって言ってたんですよね、そうじゃないと取ってもらえないんで。
でもその結果当たり前ですけど営業の仕事しかできなくて。
だから転職しようと思って。
なんか若手にもいろいろ任せますみたいなベンチャーに当時応募したんですけど。
なんだっけな、ランサーズとかレッティとかオンテトリーでなんか応募したのかな。
なんか結構スルーされて。
新卒、第二新卒みたいな。
新卒で半年とか3ヶ月ぐらいしか働いてないよくわかんない人が給料応募してきても意味不明じゃないですか。
そこはねむずいよね。
でもさ、アメリカで言うとメールルームから始めるみたいな、いわゆる新聞配達、新聞じゃねえか。
お手紙を社内で配達する、一番要するに下っ端の雑用係から始めるっていうのも一定真実でもあるからね。
でもやっぱりそれで私思ったのが、もう正規ルートは無理だわと思ったんです。
マーケットに出てる仕事って必ずそういうふうに連れが取れていて、スキルがない人にはスキルがないポジションしかないし、スキルがある人にはスキルがあるポジションしかないし、給料が高いポジションは面白くないし、面白いポジションは給料が安くて人気もあるから入れないっていう。
これはフリーマーケットなので必ずそういうふうになっているじゃないですか。
だから確かに美味しい話って基本的にはクローズドなものでしか転がってないですよね。
お互いにとって美味しい話ってね。
ほんとそうなってきますよね。表に出てる時点でそれにちゃんとふさわしい人たちがどんどん応募してきちゃうんで。
ブーストをかけるしかないなと思って、自分の人材としての価値に。普通にやっても無理だから。
なので自分がやりたいのが物事のPRとか企画して世に出すってことなんだったら、きっとそういう仕事を与えてもらえる会社に転職ができそうにないので、自分で起業した。
そういう手もありますね。
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何らかの方法で最初の一歩みたいなものって、むしゃらに働くでも、運よく誰かに引っ張り上げてもらうでも、手段はちょっと人それぞれだと思うんですけど、
最初のきっかけみたいなのって、ここは何かの力で自分で掴まなきゃいけないんでしょうね。
ほんとそうなんですよね。
運もあると思いますけど。
そういうわけでいろいろ話してきましたけれども、質問に戻り、これから起業をする上でどんな会社に転職したらいいんでしょうかというのにアドバイスするとしたらどうでしょうか。
そうですね。いつ起業したいのかという時間軸で、すぐ起業するんだったら暇な会社とか有名な会社とか、すぐに起業するネタ探しなんだったら仕事が厳しい会社とかフロンティアに近い会社ということを申し上げたんですけれども、
もう一個軸があるのを思い出して、起業するためにはできればやっぱりファウンダーがいた方が心強いですよね。
ファウンダーを探してすごく難しくて、ぽっと会った人と一緒に会社するってなかなかリスクが高いので、仕事ぶりとかその人がストレスがものすごいかかった環境下でどういう人になるのかとかっていうのをできれば知っている人が良くて、
そういうことを、そういう人に巡り合うチャンスとして転職を捉えるという捉え方もできるかなと思っていて。
確かに。
同僚と起業するのが一番確実ではあると思うので、そう考えるとやっぱり起業している人が多い会社、起業志向の人が集まっている会社っていうのはすごい良いんじゃないかなと思いますね。
良いですね。
なので、ぜひ応募するときに、御社のOBで起業した人を教えてくださいって聞いてみましょう。
いや多分ね、特にスタートアップって心よく教えてくれると思いますね。僕もスポットライトとかって最初の入社した7人中、多分5人ぐらいは起業しているので、
おーすごい。
そういう会社であることに多分起業家は誇りを持っていると思うので、その質問って結構印象も良いんじゃないかなと個人的には思います。
ぜひ参考にしてみてください。
スタートFMではあなたからの質問やメッセージを募集しています。
ポッドキャストの概要欄から送ってください。
そして最後まで聞いてくださったそこのあなた、チャンネル登録、高評価よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
エピソード20、聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは素敵な1日をお過ごしください。