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はじめるを応援するポッドキャスト、STARTFM。おはようございます。企業課で東京FMパーソナリティーの関口舞です。
連続企業課でエンジェル投資家の柴田陽さんと、企業や独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。
今日は、これからのSNSの必須要件について語ります。それではお楽しみください。
陽さん、おはようございます。おはようございます。先日、このポッドキャストが1周年をめでたく迎えたわけですけれども、
そうですよね。早い。早い。去年の今頃って、一体何を配信していたんだろうかと思いまして、ちょっと振り返ってみたんですけど、
3月15日の放送会がですね、メディアvsセレブリティというのを我々喋っておりまして、
そうなんですよ。ちょうど1年前、この頃クラブハウスが盛り上がってて、
でね、私、陽さんに招待していただいて、入ったりとか。確かに招待制だった。めちゃくちゃ初期ユーザーでしたもんね。一番最初の日本のグループだったんじゃないですかね。
いや、全然そんなことないと思うけど。そうでもないですか。まあまあまあ、そうですね、あれですね、多分メルカリ界隈から始まった。
山田慎太郎さん界隈から流行り始めたんじゃないかな、みたいな風に感じてましたけど。そういう感じでしたね。
で、そういうこともあって、3月15日はそのあたりのインフルエンサーとかセレブリティとか、クリエイターのトレンドなんかの話をしておりました。
懐かしいですね。インフルエンサー、この時のお話はインフルエンサー向けの、インフルエンサーがどんどん力をつけてきて、クリエイターエコノミーみたいなお話も、キーワードもあったと思うんですけど、
サークルって会社が調達したり、インフルエンサー、
そうね、クリエイターエコノミー来るんじゃね、みたいな。で、今までのマスメディア厳しいよね、みたいな話をしたんですけど、
1年経って、答え合わせとしては、
あれからどうなっているんでしょうかという、お話をしていきたいんですけど、ちなみにインフルエンサー、クリエイター市場自体は当然ながら伸びている
ようでございまして、インフルエンサーマーケティングハブっていうところが実施した調査によりますと、
世界のインフルエンサーマーケティング業界は、2022年に約164億ドルに成長する予定。
インフルエンサーマーケティングに焦点を当てたプラットフォームは、2021年だけで8億ドル以上の資金を調達。
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インフルエンサーマーケティング関連のサービス提供会社の数は、2021年だけで26%増加して18,900社に到達したとのことでございます。
なるほど、インフルエンサーマーケティングはインフルエンサーのクリエイターエコノミーの一部分というか、
あまり本質的じゃない部分かもしれないですけど、それでも何かしらインフルエンサーが盛り上がることによって伸びるマーケットではあると思うので、
多少そう緩和してますよねっていうことですね。 そうですねー。
ただあれから、インフルエンサークリエイター界隈、実際見ていてどうでしょうか?
そうですよね。インフルエンサー自体はめちゃくちゃ、インフルエンサーというかクリエイターの数はすごい増えていく一方で、
むしろなんかその、ほわするというか、例えばポッドキャストとかもすごい日本語のチャンネル増えてるじゃないですか。
増えましたね、本当ですね。
いいことだと思うんですけど、ある意味その参入がたくさんあると、何か2つのことが起きると思っていて、
一つはその何か、大衆化することによって参加人数が増えるんだけれども、その個々の
クリエイターのクオリティとか、 あるいはそのクリエイターのフォロワーの熱量とかっていうのが当然相対化されて薄まりますという問題と、
ただこれはね、市場が大きくなって、よりそのライトな人たちも参加してきているということで、基本的にはいいことだと思うんですけど、
もう一個は、これは別にインフルエンサーさんとかクリエイターの数が増えることによる問題というよりは、
何ですかね、その時間が経つことによって基本、ファンが飽きていく問題。
そういうのが多分あって、まあ後者の方がより切実なのかなというふうに思うんですけど、これどうしたらいいんですかね、クリエイターの人たちは。
そうですよね、わりとこうサロンビジネスなんかもね、わりとそのだんだんと会員の人が減っているみたいな人もね、発生し始めていると思うんですけどね。
そうですよね、西野さんのチャンネルとかすごい減っているよね、YouTube、かきんちゃんね。
そうなんですよね、なんでこう飽きてしまうのか。
いい質問ですね。
はい。
まあ飽きとはという。
飽きとは。
なんで飽きちゃいますかね。
まずね、それをね考察するにあたって私あの面白いツイートを発見したんですけれども、なんとあのちょうど洋さん、以前にですね、クラブハウスがきっとみんなが飽きてしまうんじゃないかということをね、予言していたんですよ。
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そのツイートを。
マジでそう。
そのツイートを私発見したので読み上げさせていただきたいんですけど。
洋さん、2021年1月24日、クラブハウスについて思ったこと。フォーモによりユーザーを駆動している度合いが強い。成長、速度成長、しかし短命になる可能性があるので、運営が長期的にどう領理するか見どころ。プライベートSNS的に広げていくのかなと個人的には予想と。
なるほど、全然わけわからない、何言ってるかわかんないツイートですね。
わかりやすく噛み砕いていただくと。
フォーモをね、フィアオブミスイングアウト。これはねフォロワー増えないよね、こんなこと書いてたらね。
フィアオブミスイングアウトにより。
取り残され不安みたいなね。
そうですね、あの人がやってるから自分もやらなきゃいけないみたいな。これやらないとまずいんじゃないかみたいな。
昔ね、あの小学校の時に、我々の時代はテレビをある番組を見てないと、なんか次の日の話題についていけないんじゃないかみたいな。
今はないと思いますけどね。
それのせいで極選見てました。私も見たくもないのに。
そうですよね。
それは良いとして、そういう感情を湧き立てることによって、さっきもいみじくも前さん言ってましたけど、なんか招待してもらいたいみたいなね。
感じのもので、そういうユーザーを集めているということなので、
高速成長だけど、すごく早く成長するけど短命になる可能性があるんじゃないかと。
で、だから運営がどうやって料理するか見物ですよねっていうことを言った後、
なんかプライベートSNS的に広げていくんじゃないかなと個人的には予想って書いてあるんですけど、この予想は見事には外れていますね。
そうですね。
未だにプライベートSNSにはなってない。パスみたいにすればよかったのにねってすごく思うんですけど。
あとですね、これ興味深いのがPS。追記でちょっと書いていらっしゃるんですけど、
経営人はグロースを優先するためにあえてユーザー体験が加熱気味になるようターボチャージしていると想像。
1億ユーザーくらいまで達してから少し冷ますようなゆっくりな機能やUXを導入してくるんじゃないかな。
グローバルでSNS競争に参加するための入場チケットをまずは手に入れよってことかと。
なるほどね。いいこと言いますね。
いいこと言いますね。
この時ってみんなクラブハウスのUIめちゃくちゃすごいよねみたいな話をスタートアップのプロダクトマネージャー界隈の人たちはみんなしていて。
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確かにすごいハマる感じのUI、オンボーディングとかも含めてなっていて。
なのですごいみんな深夜までずっとつけてるみたいな感じになって。
それは意図的だったんじゃないかなって僕は当時は思っていて。
1月25日の段階で思っていて。
逆にそれだけみんなが熱中していると熱量がすごく大きくなるのでガンガンユーザーグロースするというのもあえてしてるんじゃないかと。
逆に今の秋の話に戻りますと、ユーザー体験があまりに熱量が大きすぎると疲れちゃうみたいな。
よくあるお腹いっぱいになる問題みたいな。
っていう話がありますよね。
だから本質的にはどういうことなんですかね。
飽きるってことは、刺激を感じられなくなるっていうことなので。
よくそのお腹いっぱいっていう表現を使いますけれども。
たくさん刺激を受けすぎると慣れちゃって反応しなくなるっていう状態のことを飽きるというんじゃないかと。
そうですね確かになんか結構個人的には飽和状態になって自分が摂取できるコンテンツの追いかけられる量を圧倒的に超えちゃったりすると。
供給型みたいな感じになっちゃうと全部が把握できなくなってくるので。
そのコンテンツとかインフルエンサーに対する理解度が下がって。
なんかこれ知らないなとこれまだ見れてないなみたいなのが続いてくるとだんだんとそのついていけなくなり。
かつ。
もういいやってなりますよね。
ついていけなくなっても別に大丈夫なんだじゃあもういいやっていう感じで冷めちゃうっていうパターンがあるかなと思ってて。
確かに確かに。
特にそのサロンビジネスなんかは結構人によっては金額もねちゃんと払ってたりするケースも多いので。
それであんまり終えてないんだったらもうやめよっていう。
通ってないジムをいい加減開薬するみたいな感じにやっぱりなってくるかなと思いますね。
そうですよねそのなんか最近これ使ってないじゃんっていうのが可視化される瞬間って。
まあそのよくサブスクリプションを大会するチャンスる典型的なこうシーンだと思う。
まあその。
そうですね確かにこの人のことを理解できなくなった把握しきれなくなってるけどまあ別にそれでも困ってないよねって思っちゃうっていうのは。
ハッと目覚めてしまう瞬間なのかもしれないですね。
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そうなんですよね。
なんか結構私ノートの連載とかを買ったりとかノートの記事買うことってあるんですけど。
好きなクリエイターさんのノートの記事を個別に100円200円で個別単位で買っていて楽しく読んでいたのになんかこんなに買うんだったらもう月額サブスクした方がいいなと思って。
サブスクしたら下で追い切れなくなってなんかあれなんか個別に買ってた時の方が読んでたなみたいなそのやっぱり追い切れなくなるとちょっといいやってなるってのはありますよね。
確かにね。
難しいのはそのやっぱり人によってその人をフォローし始めた時期とかがとかその人にかけられるそもそもの箇所分時間とかが違うから結構人によってはまだまだもっともっと欲しいもっと欲しいってなってて
人によってはもういいよいいよみたいなそんな細かいことまでいらないかなってなっているっていうことが起きるじゃないですか。フォロワーの中でも濃度が濃淡がある。
でもよくそのためにそのコミュニティをこうティア分けするっていうか、サロンの会員はまぁこんなこともあったオフラインイベントみたいなもあってでまぁ youtube チャンネル登録している人はこういうアップされると通知が来てそうじゃない人は単にツイッターでもフォローしとけばみたいな感じでこうねコミュニティをティア分けしていったりよくしますよね。
そうですね。確かになぁ。やっぱりでもその辺ってなんかこうなんでしょうそこらへんの設計はやっぱりうまいことサービスというかプラットフォーム側で頑張れば管理できるような気もしなくもないかなと思うんですけど。
一方でそのそもそも飽きさせないためにでうまくその飽きさせてない。
一家生の人となかなかこう長生きの長い人っていうのを比較すると特にインターネット上だと基本的にはもう流行るとすぐ無法する人が出てくるじゃないですかだからあんまりこう一発芸的な同じテンプレートでやるみたいだとか
なんでしょうわかんないですけど港区女子あるあるみたいなっていうアカウントが流行ると結局それをこれ流行るんだって言ってみんなやってきちゃうからもうなんか別に面白くなくなるし
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そうですね辛い感じになるみたいながあるんで
まあそこの自分をこう訴求ポイント変化させ続けられるかっていうところとか
今みたいに無法対策だけじゃなくて時代とか例えばねえびちゃんの往年のファンって今アラフォーなわけで
モテファッションとか言ってても刺さんないから
ままたれ的な感じにこうちゃんと訴求ポイントをユーザーニーズに合わせて変化させていってちょっと延命できてるかわかんないですけど
延命させようと一定程度できてるような気がしますがみたいな感じで訴求ポイントを変化させ続けられるか
それはなんか結構あれですねマネジメントする人がいるならその人だし本人も当然ね自分自身もマネジメントする
本人の才能がかなり左右されちゃいますよね
多分個性の強さだけじゃなくていわゆるメタ認知能力というか
そうですよねまさにまさに
なんか自分って今こうだよなっていうのを冷静に分析して変化させていく力そこですよね
そうですねだからまあそういうファンアナリティクスみたいな当然あるんだけどやっぱそれ分かったところでなんかその
広報と分析してなんか去年の紅白歌合戦の時に捕まえたユーザー層最近すごい勢いで離れていってますみたいなこと言われても
どうしたらいいんだっていう
なっちゃうよねっていうのはありますよね
そうですよねそこでねなんかじゃあちょっと違うことしなきゃってあんまりね新規獲得に走りすぎると既存の人になんかがっかりされちゃうしとかのバランスもすごい難しいですよね
そうですねそうそうだから一方で飽きるってことは前提にしてファンはいつか卒業例えば3年で卒業するみたいな感じの前提平均的に3年卒業してますっていうのを前提にして
チャンレート一定と仮に確定して
なんかやっぱすごくこういう流行りものというか
人気商売をすると新規と既存のファンのリソース配分が結構バグっちゃうっていうか流行ってるタイミングだとほっといても新規感が入ってくるから
あえて新規を獲得しに行こうっていう行為をしなくなるんですけどそうするとだんだんファン層が
古くなっていって
よくある住宅会社とかで案件増えると新規営業のリソース配分が下がって
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いつの間にかその今既存案件が終了すると仕事なくなるみたいな
そうですよねそうなりますよね
だからクリエイターも常に意識的に一定卒業していくことを前提に常に
2割は新規開拓に割こうみたいな感じで
既存の仕事を削ってでもそれをやるみたいな徹底したディシプリンが必要なのかもしれないですね
確かになあと結構ファンコミュニティの管理とかもしっかりやっていかないと空気づくりというか結構よく
なんかね推しとかみんな言うのがありますけど
その界隈が怖すぎて新規が参入できないとかですねなんか聞いたことがあって
既存の人たちがあまりにもその特殊な空気感を作りすぎてしまうと
新規の人たちがなんかもうファンが怖いからやっぱりやめようみたいになっちゃうみたいな問題も結構聞きますね
そうですね今の話はファンを濃度を濃くしすぎたことによって
色が上がっちゃったって話ですけどその逆で色下げすぎても
例えばちょっと日が当たらないけどすごい才能あるみたいなその人が好きだったにもかかわらず
いきなりテレビとかすごい人気になっちゃうと
別のターゲット層に露出していくことになって
例えばその別のターゲット層っていうのはテレビ見てるような人たちは
そこに強い人ってもうすでにたくさんいるからそこでは競争力なくて結局そのチャンネルが間違ってるっていうか
っていうのもあるから必ずしも特にインターネットでファンが取れるようになってきてるから
いわゆるだんだんメジャーになっていくっていう
昔の最初はその路上ライブやって小さい箱埋められるようにして大箱埋められるようになって
スカウトされてインディースでCD出してメジャーデビューして最後ミュージックステーションに出るみたいな
そういう階段が昔はそれとその獲得というかオーディエンスが対になってたんで
一歩道だったんでそれはそれで良かったのかもしれないんですけど
今ってこうもっと複雑化してるので今みたいなステップで進化させていくと
テレビ見てる人って別に夜遊び聞いてもなんとも思わないみたいな感じになっちゃうと
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どんどん出ていってチャンネルを広い方に持っていくんだけれども
あれあんまり刺さらなくなってきてるぞみたいな獲得率すごい下がっていくと
本来はずっとずっとウェブやってればよかったみたいな
そういうのもありますよねその人に適した場所ってのがやっぱり
再分化されて
昔は多分一種類しか攻略法がなかったんですけど
攻略がたくさん出たことによって逆に
なんかその墨分けみたいなものすごい発生してるっていう説もあります
確かにな
結局個人でそう考えるとちょっと唐突ですけど
Twitterとか
TwitterはちょっとあれかなTikTokが分かりやすいと思うんですけど
TikTokみたいなプラットフォームレイヤーで
今の飽きるから訴求ポイント変えてかなきゃいけないとか
デモグラごとに刺さる人が違う
デモグラっていうかユーザーごとに刺さるものが違うから
最適化しなきゃみたいなところで
全体が見えちゃってるし
クリエイターの種類自体はすごいたくさんいるから
そこできちゃうじゃないですか
例えばTikTokとかってめちゃくちゃアルゴリズムになってるから
この人こういうの今これが見たいのねみたいな
今この瞬間猫が見たいんでしょって言って
10枚見たらだんだん猫でもスキップするようになってきてて
じゃあ今これって反流のイケメン見たいんでしょってやって
本当に秒単位でその瞬間瞬間に
最適コンテンツステージをアルゴリズムでやっちゃうから
クラブハウスはそれがなかったんですよね
だからダメだったんじゃないですかね
そうですね確かにな
結局その空き問題にプラットフォームとしてではなく
クリエイター自身が対応しなきゃいけなかったんですけど
当然そんなのはすごい難易度高いから無理で
一方で今のユーザーはもうそういうTikTok的な
アルゴおまかせ脳内刺激最適化に慣れてるから
わざわざ自分で面白いやつ探しに行ったりとかしない
音声ってそもそもそういうのやりづらい
我々のポッドキャストやっててあれですけど
ディスカバリーすごい弱いから
お試しみたいなすごいやりやすいですよね
確かにそうですね
ポッドキャスト自体は本当にコアなファンに向けて
ひたすらリテンション高くなるように
長い間息長くやっていくみたいな
プレイスタイルしか勝てないと思うんですけど
それだとやっぱりSNSとしては弱いということなんでしょうね
やっぱりアルゴリズム最強ってことですね
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今の時代にCGMというかユーザーコンテンツ
ユーザージェネレーテッドコンテンツの
メディアをやろうと思ったら
アルゴリズムない限り無理っていうことですね
たぶんね
そういうことですね
ちょっとまた1年後とかしばらく経って
この辺がどうなっているかは再度見ていけたらと思います
スタートFMではあなたからの質問やメッセージを募集しています
ポッドキャストの概要欄から送ってください
そして最後まで聞いてくださったそこのあなた
チャンネル登録高評価よろしくお願いします
今回も聞いてくださりありがとうございました
ありがとうございました
それでは素敵な1日をお過ごしください