えー、なんかもう今のこういう時代って結局何をやったらどうなるかとかが読みにくいってことを最近たびたびこの番組でも取り上げてると思うんですけど、ちょっとそんな時代に就活をしているという、今の時代確かに就活ってどう考えたらいいのか、そういった方からちょっとお便りが来ているので取り上げたいと思います。
現在就活中の学生です。柴田さんはマッキン勢ご出身ですが、コンサルタントのご経験は企業にどのように役立っているのでしょうか。DNAのナンバさんは意味がないとおっしゃっていたように記憶しています。マッキン勢の皆さんはどんな進路に進まれたのか、スタートアップ関係者は多いのかも含めて教えてください。とのことです。
そうですね、まず端的に答えると意味はあったと思います。結構僕にとってはいいファーストキャリアだったなぁと改めて思っています。
理由はいくつかあるんですけど、一番大きい理由はやっぱりどこまで働いたらちゃんと働いたと世の中的に言えるのかっていう基準線を作ってくれたというのが一番良かったことですね。
基準線?
つまりここも別にマッキン勢が唯一の絶対的な基準線だとは思わないんですけど、やっぱり努力の量とか努力の効率みたいなのって相対的なものじゃないですか。
つまり自分がいくら頑張ったと思ってても人の方が頑張ってたらそれは頑張ったうちに入らないじゃないですか。
そう思われますよね。
子供は別ですよ。社会人として頑張りましたって言ってもAさんとBさんでAさんが頑張りましたって言ってでもBさんの方がもっと頑張ってたらお前頑張ってねえじゃんってなるじゃないですか。
なりますね。
だから非常に相対的なものだと思うんですよね。だからこそ何らかのリファレンスポイントがないとどのくらい頑張っていいかっていうのを決めることって難しいと思うんですよね。
確かに。
で、それがないとでも何かどのくらい頑張っていいのか親族分からないじゃないですか。
そうですよね。
仕事自体に終わりはないわけでどこまででもやれると。
あと別に頑張るっていうのは努力の時間の長さだけじゃなくて効率みたいなものを含めてどこら辺は手を抜いてよくてどこら辺はきっちり締めなきゃいけないのかみたいなのを含めたちょっと意味で使ってるんですけど。
そういう何だろうな、周囲の環境があって初めて何か定義リアルに定義できるようなものっていうのを何かそのそういうリファレンスポイントをたくさん与えてくれたっていう意味では何かすごい良かったなと思っています。
それはあれなんですか。周りを見ててこれぐらいやるのがいいんだなこういうふうにやったらいいってことなんだなとかが非常にそのインプットしやすかったってことなんですかね。
そうですね。一つはチームでやってるっていう特性と、あと3ヶ月おきにチームが変わるっていう特性で、それで結構サンプルポイントが取りやすいんですよね。
確かに確かに。
AチームBチームこういうところはこのぐらいまでやってたぞみたいなのがすぐわかるんで、それはその何か配属されたら3年間一緒みたいな環境よりは何か早くサンプルが集まる。
そうですね確かに。
あと一般にやっぱり世の中的に見てもハードワークとされている環境なんで、なるほどこのぐらいやると同期の1割に肺に穴が開くんだなみたいなのがわかると。
肺に穴が、なるほど。
そうですね。30分の3で肺気胸を起こしてたんで。
やばいですね。
それが一個と、あと実はこれ社内だけじゃなくてクライアントさんのところにも行けるんで、なるほど某グローバル家電企業Sはこんな感じで働いてるのかとか、某自動車産業Aはこんな感じで働いてるのかとか、
なるほどプライベートエクイティってこんな感じの雰囲気なんだねみたいなのがわかるんで、社会科見学が非常に効率的にできるっていうのもすごくサンプル貯めやすいから経験値上げやすいなとは思いました。
うーん、なんか実際のところその起業にどのように役立っているかっていうご質問でもあるんですけどなんか洋さんって最初の起業をしたときってそのあれ何でしたっけ、普段のマッキン勢で仕事してるときの何かでアイデア発見。
全く違います。バーコード科学スキャンアプリなんで全然1ミリも関係してないですね。
そうですよね。
それは関係ないと思います。
事業のネタが見つかるかっていうと、まあ見つかったケースもね、あの周囲にもありますけどそれは別にあんまり関係ない。僕の場合は関係ないですね。そういうやっぱワークエシックとかそっちの方がですね。
あとはこれはその素直に認めるとやっぱりレジュメが綺麗になるっていう効果やっぱあるかなと思いますね。
そうですね。
今実際アメリカで働いているクライアントさんもXマックの人だし、今商談中でクロージングできそうなお客さんもXマックで、そうするとまあなんか話が早いですよね。その信用を獲得するまでの時間が短くて済むんで。
そうですね。
ああお前もかみたいな感じになります。そういうのはまあこれはまあビジネス作るとかも同じかもしれないけど、そういうのはまあ良かったんじゃないかなと思ってます。
そうですね。人生を変えるほどのあれではないですけど、まあ多少楽している部分はあるのかなと思いますね。
なんかいろんな組織にその例えばクライアントさんもそうですしいろんなチームとか経験して何でしょうそれをこうよそから聞いてると自分が起業して組織を作っていくときのマネジメントとかなんかチームビルディングとかに何らか参考になったりするのかしらとか思ったんですけどそこってどうですか。
なんかもしかしたら逆かも。
むしろ。
余計なバイアスがかかってるかもしれない。結構アンランする方が大変かも。やっぱり特殊な環境だとは思うんですよ。
はい。
だからそのみんな生きている人みたいだっていう前提であの会社作ると何だろう現実から有利無茶言うなみたいなとか。
まあ確かに。
ハーハラになるんじゃないかなと思いますね。
うーん。
だからそうですね。まあいいことでもあるし悪いことでもあるというかまあ要するにかなりどこの会社もねそれぞれそのユニークな部分あると思いますけど。
必ずしもそのいや組織の作り方真似したくなるような組織作りっていうことで言うと例えばサイバーアジェントもいいと思うしリクルートもいいと思うし光通信もすごいいいと思うしキーエンスもいいと思うんですけど。
ただその出身の人がそれで何か同じものを再現できるかって言ったら別にそんなことはないし。
何ならそのそう自分だけ光通信出身で他の人が全く光通信出身じゃない人で光通信やろうとしても無理だと思うんで。
確かに。
そうだからなんか普通にそれは正直みんなイーブンに自分自身のなんかこういうのやり方っていうのを構築していく必要があるのでなんか別にプラスでもないしマイナスでもないかなと今思いました。
なるほど。
ちなみにマッキン勢の皆さんはどんな進路に進まれたのかスタートアップ関係者は多いのかというところも質問にあったんですけどこちらってどうですかね。
私が卒業した10年以上前は多くなかったですが今は多いんじゃないかなと思いますね。
また最近減ってるかもね。
減ってるんですかそれは何ででしょうね。
分かんない分かんない僕ちょっと予想で言ってる。
皆さんそのマッキン勢にそのまま勤められてたりとかじゃない場合洋さんの周りの人とかってどんな進路が多いですか。
大別して事業会社のその経営幹部かそのプライベートエクイティ中心とした金融系の基本はこれが2大メインストリームなんじゃないですかね。
だからそのいわゆるいわゆるプロ経営者ルートですよね事業会社のまあ君社内のコンサルみたいで問題解決できるんでしょうみたいな感じの雇われ方をするか。
どのぐらいの経験を積んでいるかによると思うんですけどどのポジションで入るかはっていうケースかプライベートエクイティになって投資先の事業を良くしてくださいみたいな感じの期待値になるかのが一応2大メインストリームでした。
で前者とか事業会社ルートの多くの理由はやっぱりあくまで正直その何でしょうね見方によってはさ人事じゃないですか自分のクライアントさんなので結局最後に決めるのはクライアントさんっていうそこにフラストレーションがあるから事業を自分でコミットしてやりたいっていう動機で事業会社に行くっていうパターン。
ライフワークバランスも場合によって良くなることが多いのでそういう理由か給料をもっと上げたいってなるとプライベートエクイティとかに行くしかなくなるんでそこで行くっていうのはまあそのすごくざっくり言うと見たくだったんですね。
そこに多分起業するとかスタートアップの幹部クラスにとしてジョインするみたいな選択肢が2010年代半ば以降ぐらいから増えてきたという感じではないでしょうか。
なるほど。
また起業するとかねもちろん。
いいですねなんかきっとこのご質問くれた学生さんは起業とかを検討していて一旦その就活で末金税に入ることも検討してるってことなんだと思うんですけど、じゃあズバリどちらかというとオススメってことなんですかね。
なんか結局最近すごいそのAI仕事奪われる文脈の議論ですごくだよなと思ったのがキャリア選びにも関係するなと思ったんですけど経済学の結構基礎的な概念の一つに皆さんも名前は聞いたことあると思うんですけど比較優位コンパラティブアドバンテージっていう話があって
これそのどういう概念かっていうと皆さんこの例を聞いたことあると思うんですけどマークアンドリューセンがマークアンドリューセンという人はベンチャーキャピタリストですけどタイピングもすごい早いですと。
だからマークアンドリューセンはタイピングに時間を使うっていう選択肢とVCベンチャーキャピタリストとして投資したり資金調達ファンドレイズしたりっていうのに時間を使うという2つのチョイスがあるとしましょうと。
彼はどっちもすごい日出てるので彼の秘書のメアリーという秘書がいるとしてメアリーのタイピングはマークのタイピングより遅いし当然メアリーのベンチャー投資の成績はマークの成績より悪いですと。
なのでどっちともマークが強い。メアリーがどっちともマークよりしょぼいってなってるとしますと。ただマクロ的なマークの機械費用を考えると当然だからタイピングしてるよりVC投資した方がいいじゃないですか。
そうするとこの2つしか彼の仕事がないとしたら100%の時間をVC投資に使ってタイピングはメアリーにやらせるっていうことが一番最適な時間の使い方になりますと。そうするとメアリーはマークよりタイピングが遅いにもかかわらずメアリーはタイピングをすることになりますと。
それが経済全体としても最適な資源の配分になりますということですね。これのことを比較優位と言って、つまり競争優位っていうのはマークとそのメアリーのタイピングを比較してマークの方がタイピングに競争優位があるっていうのが競争優位。
コンパラティブアドバンテージっていう概念なんですけど、コンパラティブアドバンテージ比較優位っていうのはマーク&リュウセンはどっちの仕事をやった方が彼の機械費用から見て最適化されるのかっていう概念で、結局彼の場合はタイピングの価値が低いんでVC投資をするっていうのは最適化になる。
これによってタイピングもしなきゃいけないからタイピングをした方がいい人っていうのをメアリーが肩代わりすることになるっていうこういう風な公式になっていますと。
で結局もちろん今は機械費用っていうお金っぽい話だけをしましたけど、これっていろいろ人間が職業を選ぶ上でここの今の経済学の枠組みの中に機械費用っていうところに例えばそれをやっててやりがいを感じるかとかみんなに感謝されてハッピーな気持ちになれるかとか
自分が求めるワークライフバランスをできるかとか、人生のいろんな局面のフレキシビリティがあるかとか、どこに進む必要があるかとかそういう全部のパラメーターを入れてその機械費用じゃなくて工業全体で機械費用っていうのに含めることできるじゃないですか。
そうすると結局のところ僕はもうに職業選択って結局このコンパラティブアドバンテージが一番強いところに寄っていくことが最適になるじゃないですか。それをやった方が自分が一番幸せってことになるわけですよね。繰り返しますけどそのお金だけじゃなくて全部のパラメーター入れたとしたら。
そうですね。
そういういろんなミクロの選択肢を何回も繰り返していくと結局この自分が比較有意義あるやつをやるっていうことに落ち着くんじゃないかなと思って。
だから企業家が比較有意だったら最終的には企業家になるし、スポーツ選手が比較有意だったら最終的にスポーツ選手をやるっていう。そうなっちゃうんじゃないかなと思ってて、自然と。
なるほど。なんか自分で選んでいるようで結局実際は選んでいるんですが環境とかそういう周りからのリアクションやら何やろうが多分自分の中でも意識的にでも無意識的にでも分かってきてそちらに引っ張られていくと。
そうだと思うな。
確かに。
だから今の自分の意思がどこに入ってるかっていうとさっきの今のモデルで言うと、紅葉の紅葉、紅葉関数って言うんですけど紅葉を要するに例えば自然が豊かなところに住むっていうのにも例えば紅葉が振られているわけですよね。
だからそれって自分の主体自分の好みじゃないですか自分の主観なので。例えばすごくそのミーハーだからなんか芸能とかと関われる仕事がしたいあるいはそういう仕事がすると紅葉が上がるっていうのはこれはもう完全に主観じゃないですか。
結局自分の意思っていうのはそこに反映されていて。意思のウェイトさえ決まっていれば後は勝手にその人生のいろんなところであちこちからこづかれて最適な最適点に落ちていくっていう。
結局そうなってるんじゃないかなって気はします。
えー面白いなぁ。なんかそれで考えるともちろんその未来やりたいことから逆算することももちろん大事だとは思うもののそっちの意外と素朴な自分の好みみたいなところを一旦よく考えてみた方がいいんですかね就活性だったら。
そうですねっていうかやっぱりその比較優位ってすごい直感に反しててさっきの話だとメアリーから見ると私がタイピングなんかしちゃってていいんだろうかって思うじゃないですか。
自分の遅いんですからタイピストとしてもですね。マークがやった方が早いじゃんって思うじゃないですか。
そういう状況ってやっぱり人間の直感に反してると思うんですよね。
でも私はこれをやった方が世界として最適なんだっていうのって見えづらいと思うんで。なぜならそのマークのタイピングとベンチャー投資のどっちが彼にとって最適かっていうのはやっぱりメアリーの立場から見ると見えづらいんで。
相手の中のさらに自分の知らないスキルと自分の知ってるスキルの比較になってるんで。
ここが多分誤解というかミスリードされる要因なんだと思うんですよね。
だから結局就活とかしてると周りの人めっちゃ優秀でこういうことを私がやっても勝てないんじゃないかみたいに思うんじゃないですか。
でもそうやって競争有意な話をしていて客有意な話をしていないのでそれはわかんないんですよね結局。
たとえ仮に優秀な人はでももっと給料の高い別の仕事するかもしれないじゃないですか。
そしたらそこ悪じゃんみたいなことが実際に世の中起こるんだと思うんですよね。
そうじゃなきゃいけないこんなに多様な職業にみんなばらついてる理由が説明できないんで。
だって全ての業務を大谷翔平がやったら終わりって話になるじゃないですか。
ポッドキャストも大谷翔平がやった方がいいじゃん。僕らはポッドキャストやる意味ないじゃん。
大谷さんがやった方が聞きたい人多いでしょうね。
でも大谷は野球やった方がいいんですよ。
そうですよね。
だから野球やってるわけですよね。
確かにだから我々がポッドキャストを肩代わりしてあげてるわけですね。
世の中ってそう動いてるわけよ。
そうですよね。
これだからもともとの理論はあれだよね。
途上国が服作るみたいなことやって先進国がハイテク機械作るみたいなことやるよみたいなことを説明するために。
先進国が服作る方が上手なんだけど先進国は機械作った方が儲かるから服は作んないみたいなことが起こるわけですよね。
っていうのが人間社会でも個人レベルでも当然起きているだろうなと思っていて。
ここからそのなぜAIは人間を代替しないかっていう理論に発展するっていう論法をちょっとこの間目にしたのでこの話を思い出したんですけど。
その話はちょっと別の機会にとっておくとして。