SCOOの創業背景
OASIS RADIO、OASISファンドの橋田です。
OASIS RADIOは、スタートアップを立ち上げる上での疑問や、企業に関するトピックを取り上げ、
CEED 企業家や企業家予備軍に役立つ情報をお届けする番組です。
はい、ということで、今回のゲストは、株式会社SCOOの森健志郎さんです。
初めて見るよという方もいらっしゃいますので、簡単に自己紹介お願いできますか。
株式会社SCOO代表取締役社長の森健志郎でございます。
株式会社SCOOは、社会人向けのオンライン動画教育サービス、SCOOというサービスを運営しておりまして、
個人100万人、法人4,000社、自治体50自治体の方に使っていただいている日本で、
まあまあ有名でいいポジションを取れている社会人教育の動画サービスでございます。
素晴らしい。
去年上場いたしまして、よりたくさんの方に学び続けるという環境を作っていけるように、
チーム一郎が頑張っている、そんな14年目の会社でございます。
アイデアの発端
ありがとうございます。
今日は結構、創業期エピソードみたいな中心に、
この番組のリスナーが、そこに書いてある通り、
創業期、シード企業から企業から予備軍に向けての番組でございますので、
創業期の話を中心に、あとはそこからどうやってグロースして上場したのか、
どこまで軽く行きたいなと思っております。
なんですけど、森さん、
もともと僕ら実は同じビルにいたっていう間柄でして、
ご出演ありがとうございます。
森さんはこういうメディアに、動画に出るみたいなのはあんまりイメージないんですけど、
出てましたっけ?
そうですね、最近だと動画とかポッドキャストとかのご依頼も多いんですけど、
基本的にスタートアップに関するテーマは出ないようにしていて、
そうなんですよ、柱さんとか、上場の前からお世話になっていた方のご依頼であれば、
時間がいる限り受けるっていう風にしています。
ありがとうございます。
基本的にはまだまだチャレンジャーでございますので、
自分が何か話すというよりも、もっと教えていただきたいですし、
もっと皆さまに僕も助けてもらいたいと、
まだまだチャレンジャーというポジションでやってますので、
あんまり出ないようにしています。
ありがとうございます。
ということで、ちょっと貴重な機会をもらったので、
特に創業機の話にフォーカスして色聞いていきたいなという風に思っているんですけれども、
そうですね、もともと企業のきっかけみたいな、
すごい聞かれていると思うんですけど、
企業のきっかけとか、そもそも事業アイデア考えたプロセスみたいなのを聞きたかったんですけど、
双方向性の重要性
どんな経験からSCUというサービスを作ろうと思ったんですか?
そもそも原体験っぽいところからですね、
新卒でリクルートという会社に就職きまして、
2年目の終わりに、e-learningという動画で、
ロジカルシンキングとマネジメント。
いわゆる研修の一環で受けるやつですよね。
YouTubeみたいな動画みたいなやつ。
結構学びたい内容だったんで、楽しみにして、
再生してみたら、おじさんがカメラ目線でダサいパワポで延々と語り続けるという、
苦行的体験をいたしまして、
さすがにもっといいものを作れるんじゃないかっていうことを思い、
ちょうどその時、僕ニコニコ動画っていう、
動画にコメントがついて、
ユーザーさんと一緒に動画の中でコミュニケーション、
コミュニティ体験を作るっていうサービスにハマってたこともあって、
これをe-learning、教育の動画みたいなところに転用すると、
すごい儲かるサービスできるんじゃないかなっていうのを思いまして、
次の日に会社に退職登記出して、
資本金30万円で一人で作ったのがこのスクールですね。
そうなんですけど、
思いつくのは思いつくと思うんですけど、
それでそのアイディア一つで、
即会社辞めてやろうって普通あんま考えないですけど、
なんでできたんですかそれ。
タイミングめちゃくちゃ良かったんですよ。
良かったのか悪かったのかはさっきですが、
その時、東日本大震災があって、
15年ぐらい前って言うと。
僕が住宅情報のSUMOのクリエイティブ担当してたんですけど、
たまたま湾岸エリアのクリエイティブを
一点になって担当してたら、
液状化現象でマンションの開発が止まる。
なので僕がやってた仕事も一回全部ポシャるっていう、
大きい経験をしまして、
3週間ぐらい社内ニートみたいな感じだったんですよ。
その時にたまたまe-learning見て、
そういえばこんなに頑張って仕事してきたけど、
あんまりリクルートも給料上げてくれないしな。
24歳若気のいたり、自信満々だったんですよ。
俺だったらもっとすごいサービス作れるし。
いけてんの?作れると?
そう、作れるしっていうふうに思って、
勢いで辞めた。
それが2011年。
2011年ですね。
なるほど。
それでSKUっていうサービスになると思うんですけど、
最初から、名前最初からSKUだったんですか?
最初からSKUです。
なるほど。
名前の由来みたいなやつも教えてもらえますか?
はい。
SKUっていう学校の英単語の終わりのLを取ってSKUと。
全ての人から学校の終わりをなくす。
僕自身が体験したみたいに、
つまんないe-learningの体験とか、
お金ないとか、近くに先生いないとか、
いろいろ学び妨げる要因あるじゃないですか。
これを全部なくしていく。
我々のミッションが世の中から卒業なくすっていうミッションなんですけど、
それを実現していきたいって思いを込めて、
SKUの終わりのLを取ってSKU。
これちょっと僕の話を少し入れたいんですけど、
その頃、僕はまだスタートアップやってなくて、
SKUっていうサービスでできて、
全ての人から世の中から卒業なくすみたいなSKUです。
みたいなのできて、
すげえかっこいいと思ってたんですよ。
ありがとうございます。
僕が考えました。
いや、そうでしょうね。
はい。
そうでしょうね。
それで、
僕が最初にお会いしたのは、
若手起業家飲み会みたいなバーイベントみたいなやつで、
バーカウンターで喋った記憶があります。
覚えてます?
覚えてます。
あの時、僕まだ全然起業文字もなくて、
でも多分起業したいんですけどぐらいの感じは言ってたんですよね。
言ってました。
いろいろ教えてくれたんですよ。
早めについて、バーカウンターに座ってたんで、
SKUの森社長ですか?みたいな感じで僕話しかけたと思うんですけど、
それで、どういうターゲットでみたいな、いろいろ教えてくれたのをすごい覚えてるんですけど、
まさにその頃からやられていたっていうところで、
もともとニコニコ動画みたいなところが、
自分も好きだし、
やっぱり2010年前後ぐらいだと、
普通に結構見てる人も増えてきてたっていう時期だと思うんですけど、
どういうふうに影響を受けたんですか?
例えばコメントが出るとかもそうですけど、
双方向性みたいなこだわったポイントってどういうところでしょう?
そうですね。
1人で動画見るんじゃなくて、
みんなで見たほうが楽しいじゃんっていう。
これ、今の若い世代に伝わるか分かんないんですよ。
なぜなら、もうそれがスタンダードになってる。
そうなんですよね。
ライブ配信とか普通になってるじゃないですか。
もうどのSNSでもライブができて、
当然ライブってコメントをやりとりするもので、
動画とコメントがセットって、
10年前じゃありえなかったんですよね。
なかったっすね。
テレビも前世紀だし、
イーラーニングとかYouTubeとかも、
基本的には静的な動画を見るというのが、
当時の動画の体験だったんで、
そこにニコニコ動画は早くからやっていて、
すげえなと。
今考えるとむちゃくちゃ先鋭的だし、
僕とかもそうですけど、
いわゆるインターネット大好き勢みたいな人、
いわゆる世の中的にアーリーアダプターの人たちでいうと、
そういうニコ動だったり、
テレビ番組、生放送を見ながらツイッターで実況するとか、
そういうのとかも結構出会い見てたんで、
ただ、なかったですね。
なかったですね。
確かにツイッターとかは、
移行期間のちょうどいいサービスだった。
つだるっていう言葉があって、
つだる、懐かしい。
動画とかイベントとかに参加しながら、
今でいうXでツイートをするという営みを、
つだるっていう。
つださんっていう人が、
いたじゃない、いるんですけど、まだ。
あのつださんっていう人がね、
流行らせ、そういう行動めちゃくちゃしまくってたんで、
つだるって言われてましたね。
そうです、そうです。
やばいやばい。
あの時から何かをインターネットで誰かと共有するっていうのが、
すごい楽しいよねみたいなのが、
ちょっとずつできてきた感じですよね。
確かに。
それで結構最初のほうから、
そういう何ですかね、
いろんなゲストの人を呼んで、
講座をやるみたいなのをやってたと思うんですけど、
僕からすると、
当時、
有名企業家の人とか、
スクーも最初って、
イノベーター層、アリアダプター層に向けて、
スタートアップ系の番組を結構やってたと思うんですね。
そこに有名企業家の人が出てきて、
喋るみたいなのをやってもらってたと思うんですけど、
あの辺ってどうやって引き連れてきたんですか?
もう全然面識ないんですけど、
直接メールしたり、
SNSで連絡するっていうのをただやったって。
こういうのやってるんですけど、みたいな感じで言って。
サービスのリリースした2011年から12年ぐらいは、
2C、エンドユーザー向けに、
ライブ配信で無料で、
著名人の方の話が聞けますと。
超いいっすよね。
双方向でやり取りできて、質問もできる。
かつ、最初からいろいろ分散してもよくなかったんで、
僕自身が一番学びの効果を実感しやすい、
スタートアップとか企業みたいな、
それこそ10年前そんなにコンテンツがなかった時代に、
そういうジャンルに特化してやろうっていうので、
始めたんですよね。
僕も高宮さんとか出てた時、
多分見てたんですよね。
そうですね。
それで、うわ、すごいなんか、
コメント欄に質問書いたりとか、
あれ楽しかったですね。
当時最初だと古川健介さん、
ケンスさんとか、
家入カズマさんとか、
面白法人科学の柳沢さんとか、
確かにその時期か。
でも10年前ですからね。
10年前の皆さんに直接連絡をして、
スタートアップの始まり
そうすると皆さん面白いって言ってくれて。
へえ。
多分そのITのスタートアップとかをやってる人は、
多分そのニコニコ動画とかも触ってるし、
確かに。
動画とコメントって一体化するんじゃねって、
多分思ってたと思うんですよ。
思ってたと思います。
それを先駆け的にやろうとしてて、
自分も演者として体験してみたいし、
頑張ってる若い企業家を応援してやろうっていうので、
いいよって言って受けてくれたっていうのが、
結構サービスの入り口でしたね。
僕もなんかそれこそだから、
自分が起業する前からやってて知ってたサービスで、
僕起業した後、講師で呼ばれたんですけど、
めちゃくちゃ嬉しかったです。
ああ。
もう光栄みたいな。
まだ何も全然実績とかなかったけど、
いわゆる脱サラしてスタートアップするんや、
みたいなテーマだったと思うんですけど、
そういうのでやらせてもらったりとか、
あれ2014、15年ぐらいだったと思うんですけど、
やっぱりそういう、なんて言うんですかね、
それで演者としても出てみたりとかして、
まさに、そう考えるとね、
これに繋がっているのかもしれないですけど。
なるほど。
やっぱり当時、
すごくフレッシュな気持ちでやってましたね。
ちなみに最初って、
全然ユーザーがいない中で、
どうやってユーザーを獲得していったんですか?
ユーザー獲得は実はあんまり頑張ってもないし、
困ってもなくて、
ひたすら。
有名な先生、講師の方が出てくだされば、
その方が出ますっていうことが、
SNSで広がってユーザーさん集める。
マーケットプレイスのニワトリ卵問題に近いんですけど、
我々はいい先生、いい講師の方を頑張ってくどいていく。
出ていただけるようにお願いしていくっていうことに
めちゃくちゃ注力して、
それでユーザー獲得してきたって感じですかね。
やっぱりコンテンツプラットフォームの王道で、
今でいうとNetflixとかAmazonプライムが
いかにいいコンテンツを作ったり持ってきて、
資金調達の苦労
それで人を集めるかっていうところに
やっぱり尽きると思うので、
それをされてたのかなっていうふうに思います。
やっぱりここから大変な話を聞いていこうと思ってるんですけど、
それはいいコンテンツ作れば、
いいコンテンツがいいゲスト、
企業家の人とかだったり呼んだりしたら、
ファンだったりフォロワーの人が見ると思うんですけど、
お金かかるじゃないですか。
ブッキングというよりかは、
システムを作ったり運営したりするのに
お金かかるじゃないですか。
最初30万で起用したって言ってたと思うんですけど、
お金回りどうしてたのかなっていうのは
すごい知りたいんですけど、
最初の1年間とかどんな感じでした?
最初の1年間は本当に食べるものがなくて、
飴玉だけで3日間生活したり、
ユーザーさんに食べ物がなくて、
ガシそうなので何か送ってくださいって言って、
ラーメンとか米とか送ってもらって、
それで1年生活しました。
すごいニコニコっぽい感じもするんですけど、
やっぱり当時、
新しいものだったと思うし、
ゲストで出てくれた企業家の人も、
いいねって言ってくれる人が多かったということで、
コンセプトめっちゃいいね。
ただ、それでビジネスとして成り立つのか、
まだちょっと分からないっていう中で、
そういうふうに応援してくれる、
そもそもファンの人を獲得できてたっていうのは、
すごく良かったんじゃないかなと思っていて、
そういう人たちが本当にカンパしてくれたりしてて、
めっちゃいいな。
そこにつながる話でいくと大きく2つあって、
1個はそういう、
著名な方とか、何か話を聞きたいなって、
みんなが思うような人たちって、
やっぱり懐めっちゃ深いんですよね。
むちゃくちゃ覚えてるのが、
そういう最初の頃お金がなくて、
先生、講師の方を連れてくるためにコミュニケーションしに行ったら、
みんなランチタイムに入れてくれるんですよ。
で、飯食わしてくれるんですよね。
こっちが出演してくださいってお願いしてるのに、
食べたいもの連れてってくれて、
そういうので助けてくれるっていう。
本当に超一流の人ほど懐深い。
そういう人だけに行くっていうのは良かったなって。
これは良い。
リスナーの皆さん、視聴者の皆さん、
これは1つ良いハックかもしれない。
そうですね。
かなり意識した方が良いかも。
だって当時からやっぱりケンスーさんとか、
家入さんとかもすごかったですけど、
やっぱりこの10年、10数年でまたいろんな実績作って、
もっとすごくなってるじゃないですか。
そういう人っていうのは懐が深い。
これがまず1つですね。
もう1個が、とにかく尖ったことをやった方が良いと思うんですよ。
例えば今の時代に置き換えると、
YouTube出てくださいとか、
ノートの記事で対談しましょうみたいなのって、
結構ありふれてるから。
すいません、ありふれたコンテンツです。
いやいやいや、でもポッドキャストとかって、
結構新しいじゃないですか。
そうなんですよね。
今結局これ、ポッドキャスト200回やったんで、
動画もつけましたっていう経緯なんですよ。
やっぱりそのベースとなるフォロワー、リスナーの人たちがいて、
やっぱりポッドキャストだけだと、
もうちょっと視聴習慣がない人もいるんで、
そういう人たちにも伝えていきたいから、
YouTubeやったりとか、
そういう感じでやってます。
まさにそうだと思っていて、
その時代の先端を走ってるような発信方法だったり、
その時代の先端を走ってるっていうことを、
超一流の人にしか分からないようなものをやってると、
そういう人たちが面白いかもって反応してくれる。
なるほどね。
巻き込みやすい。
今、例えばケンスさんとかイエリさんのところとかには、
どんどん取材とか公演とか山ほど来ていて、
その中で選んでいただくの難しいんですけど、
なんかこの時代にライブ配信を、
教育でバカになってやってるやつがいるってなると、
ちょっと出てみたいなって、
一流であればあるほど思うじゃないですか。
そういう尖ったことをやり切るっていう、
スタートアップの当たり前のこと、
社会に媚びないみたいなことは、
すごい大事なんじゃないかなと今でも思ってますね。
かっこいいですね。皆さん聞きました。
社会に媚びない。
社会に媚びない。
決めにきた。
パンチラインを。
パンチラインをね。
でも本当に大事なことだと思っていて、
やっぱりこれも一般論になるんですけど、
スタートアップって別にみんなリソースがない中で最初スタートする。
まさに飴玉1個で暮らすみたいな。
本当にもう資本金30万円食べるものもない。
面白いことを突き抜けてやるっていうのが、
一番世の中を変える最先鋒というか、
になる可能性がある。
それで分かってる人にまず指示を得て、
それからファンが獲得できて、
その人たちも応援してくれて。
この後、資金調達もしていくと思うんですけども、
やっぱり最初はそういう部分なのかなというふうに思います。
そうですね。
ありがとうございます。
この後ですね、今ちょっと触れましたけど、
最初って30万円とか含めてやるじゃないですか。
でもやっぱりお金集められてるなら、
そりゃそれでいいわけじゃないですか。
実際どうですか?
投資家とか銀行とかって回りました?
もうめちゃくちゃ回りましたよ。
反応どうでした?
本当に全員にいろんな断り方をいただいて、
断り方の辞書が作れるんじゃないかと思いました。
どんな感じで断れるんですか?
まず銀行、行くじゃないですか。
創業支援融資みたいな。
そしたら、
大体こういうのは実務経験を積んで、
その実務経験を積んだ領域でお商売するものなんだよっていう
アドバイスをいただいたり。
提携文ですね。
提携文です、しっかり。
スタートアップの方は今でも覚えてるのが、
うまくいかなさそうなことの組み合わせだねって言われてて。
エドテック、儲かんなさそう。
インターネットの当時はC2CとかCGM的にコンテンツ作るのが当たり前の時代に。
ちょっと流行ってましたね。
自分たちでコンテンツ、動画作ってるっていうのを
ヘビーなアセットを持ってやってそうみたいなこととか。
コミュニケーション、2Cのサービスとかって多産多市だったんで。
そういううまくいかないことのてんこ盛りやってるねっていうので。
なんなら自分たちで動画コンテンツを作るとか、
スタートアップのやることじゃないよって、
当時コワーキングとかアクセラをやってた大企業の人とかに言われました。
いいですね。
一見狂ったアイディアなんだけど、
でも別に自分の中ではいけると思ってるからやってるわけじゃないですか。
しかも自分の中では、ニコニコ動画の話が今日何回か出てきてますけど、
これ別に教育に転用したら楽しく学べるプラットフォームを作れるやんっていうのが
すごいシンプルな自分の中での筋の通ったものであり、
それをただやってたっていう感じだと思うんですけど。
とはいえ、世の中的に見たらうまくいかないものを重ねてるから、
より失敗確率高いんじゃないかって思われがちみたいなことやってたわけですよね。
そうですね。
なので、僕が当時投資担当とか大企業の担当で、
僕のサービス見ても同じこと言ったと思います。
それが極めて合理的だし、
さっきちょっとネタっぽく言いましたけど、
別に正しい判断だと思うんですよね。
理解できないものとか分かんないものに投資する必要ないんで。
これ逆説的には、それを大企業の人が特にできないわけですよ、絶対に。
だからこそスタートアップがそれをやっちゃうっていう、
スタートアップにしかできないことであり、
もちろんそれで失敗する可能性は当然あったわけですけど、
それを乗り越えて大きくなったのが今っていうことなんで、
かなり勇気をもらえるエピソードかなって思いました。
社会に媚びない姿勢
そうですね。
半分成功者バイアスというか、
うまく言ったから言えるっていうこともあるんですけど、
これ見てくださっている方が企業家とか、
企業を目指している方っていうところでいくと、
周りから何か言われたとて、
やりきれるテーマを選択するべきだし、
自分やチームがこれでいくんだって思うことをしっかりやりきって、
それを応援してくれる人、
そういう人たちをちゃんと周りに増やしていくっていう、
もうシンプルにそれだけやっていく。
いろんな人たちにいいねとか、
うまくいきそうだねって言われることを選択するんじゃなくて、
自分たちが信じられるものをして、
それを応援してくれる人を探すっていう、
そういうプロセスで考えていったほうが良さそうですよね。
そうですね。僕今シードVCをやってるんですけど、
まさにこのスタートアップのアイデアは、
いや、狂ってるかもしれないけど、
本当にこれうまくいったらこうなるよねとか、
いいポイントを探すとしたらここだよねとか、
結構そういう議論になることもあって、
逆に普通のアイデア来ても多分あんまり、
そういう事実があることも、
森さんみたいな事実があることもわかってるから、
普通すぎても投資できないなって思うこともあるんですよね。
これは投資家の好みにもよるんですけど。
無料から有料へ
あると思います。
僕ら投資を受けたのが最初、
アンリーさんの1号ファンドと、
インキュベートファンドの和田さんだったんですよ。
今となっては超有数の日本を代表する、
トップティアVCですよ、本当に。
でもお二人とも当時はまだ20代。
駆け出しですよね。
駆け出しで、アンリーさんも1号ファンドです。
でもこれ傾向があって、
アンリーさんのところもインキュベートファンドのところも、
うち以外でしっかり良いポートフォリオを持ってたんですよね。
例えば、アンリーさんのところだったら、
ヘイとか、クラウドワークスとか、
ラクスルとか、ウームとか。
すげーな、今考えると。
そうなんですよ。
そういうところが投資決まってたんで、
ちょっと遊ぶ余裕があったんですよね。
だから変化球も入れるみたいな。
その尖ってるものとか、周りにあまり理解されないようなテーマで、
そういうトップティアのベンチャーキャピタルとか、
エンジェル投資家の方の方が、
手堅いポートフォリオとか、
もう良い投資先できてるし、
順調に伸びてるところもあるんで、
まあ、ボランティアだなみたいな。
ちょっと助けてやるかぐらいで、
投資していただける傾向もあるのかなというふうに思うんで。
意外とテクニカルに、
そういう部分もあるのかなっていうのは、もちろん。
これ、どうですか?
最初からそのビュー、持ててました?
いやいや、ないですよ。
これは成功者バイアスだし、
結果論というか、
俯瞰して思うこと。
もう1回自分があの当時に戻って気をするなら、
もう少し今話したみたいに、
やり方でやるかもしれないですけど、
基本的にはそうですね。
実際に、
今投資家の話が出たんで、
アニさんとかワラさんから投資を受けたのって、
どのタイミングぐらいですか?
2012年の後半ぐらいだと思いますね。
でも、秋とか。
じゃあ、もう1年半ぐらいは、
金融機関からもお金ほぼ借りれず、
なんかその、
自己資本で頑張るみたいな。
そうですね。2011年10月創業で、
1年ぐらいか。
そうですね。1年はもう、
飴玉とかんぱで、
生き延びる。
心優しい方々のランチアップ。
ランチ、ランチアップ。
え、その時ってメンバー何人ぐらいでした?
えっと、
創業した時は僕1人で、
その後半年後にもう1人入ってきた。
じゃあ、ほぼ2人みたいな状況で、
そうですね。1年間。
2012年の後半に資金調達する時に、
元々、
スクーのチームって、
僕と、あとその、
僕の友達たちが、面白い。
当時企業、このぐらいの世代で
企業する人自体が少なかったんで、
面白がってくれたデザイナーとかエンジニアとか、
みんな手伝ってくれてたみたいな感じなんですよ。週末で。
めっちゃわかる。
その子たちの何人かが、
もうなんか面白くなっちゃって、
ヤフー辞めてきたみたいな。
なんで雇用しなきゃいけないとなった時に、
受け入れないとみたいな。
雇用できるお金がないっていうので、
まあ調達しないとなっていうので、
めちゃくちゃ頑張ったっていう感じですね。
いやー、すごいいいですね。
だからやっぱそういった、ちょっと苦労しつつ、
資金調達をして、
でも、ずっと無料だったんですか?
それも含めて。
そうなんですよね。
調達した時はずっと無料で、
その後2013年とかに、
アーカイブが、
月額500円で見放題になりますっていう。
確かそう。
サブスクサービス始めたみたいな。
そうですよね。
当時、森さんなんかすごいもう、
生放送しか勝ちないと思ってた時期あるじゃないですか。
ああ。
でも、
マネタイズもちょっとやらないとなっていう感じですか?
そうですね。
ご飯食べれないと。
食べれないことには。
でも、マネタイズ、
僕ら振り返ってみた時に、
この通信向けのサブスクやったり、
その後に弊社の基幹事業である
法人向けサービス始めたりとかもするんですけど、
全部一緒で、
お客さん、ユーザーさんが、
これやってくれたらお金払うっていうことを
愚直にやっただけなんですよ。
通信向けの時も、生放送めっちゃ楽しいんですけど、
もう一回見返したいとか、
どうしても参加できなかったんで、
金払うからアーカイブ見たいってお客さんの声が
多かったんで、そのプランを作った。
いやー。
法人向けサービスも、一般のユーザーの人が、
めちゃくちゃいいコンテンツたまってきてるから、
企業のみんな、
うちの会社のみんなで使いたいんで、
全体で契約できるプラン作ってくれっていう声を
めちゃくちゃいただいたんで、
法人向けサービスを始めたっていう。
サービスの軸はずっと変わってないんだけれども、
お金の取り方は、お客さんの声に従ってきたっていうのが、
サービス作りの基本です。
文化形成とコスト管理
美しい。
そういうと美しいですよね。
なんか、とはいえ、
裏っかは、やっぱり
キャッシュがなくなることとの戦いじゃないですか、
結局、もっと早くマネタイズ
したくなっちゃうっていう気持ちは
あったとは思うんですけど、
それをグッと耐えて、
本当にそのユーザーのバーニングニーズが
上がってくるところまで、
耐えるっていうのが、
こう言っちゃうと、今の話聞くと
そうだなって思っちゃうんですけど、
本当に大変だと思うんですよ。
それこそ本当に。資金調達してるけど、
なるべくバーンレートを
落としたりとか、
そういう工夫って結構されてたと思うんですけど、
実際どうでした?
数千万円調達してるんで、
食えないってことはないと思うんだけど、
そういうふうに給料も払わなきゃいけないし、
どうやって
コストを
圧縮したりとかしてました?
コストの圧縮、
どうなんだろうな、
コストの圧縮に何かこだわりを持ってたというよりは、
もともと
1回エンゲル係数めちゃくちゃ下がってるじゃないですか。
確かにね。ほぼほぼ
生活コストゼロみたいな。
かつそれが、自分自身の
生活コストだけじゃなくて、
お金ない創業期間を1年ぐらいやってたので、
そこに入ってくる人たちの
期待値とかも低いんですよ。
確かに。金ない会社だし、
お金に余裕があるんだったら事業に使いたいよね、
ユーザーさんに使いたいよねっていうのが、
基本的な会社さん、
うちの会社の文化になってるんで、
あんまり派手に
お金を使ったり、
オフィスにむちゃくちゃお金かけたりってことを
今でもしないんですね。
常にお金のないときに、
いろんな人たちに助けていただいて、
サービスや会社をここまでしてきたっていう、
いろんな人ありきの
会社であるっていうカルチャーが、
その時から根強くあるんで、
お金を使わない会社なんですよね。
そういう
最初にできた文化みたいな。
多分、いろんな
コミュニケーションとかのカルチャー以上に、
どういうものにどれぐらい
お金を使う会社なんだみたいなことも、
文化形成上すごい重要なんだと思う。
確かに。
例えば、オフィスとかにお金使わないんだけど、
何かを達成した時のパーティーには
しっかりお金を使う文化にしようとか、
会社によってお金を使うポイントって
様々じゃないですか。
経営者の趣向性、創業者の趣向性が出るんですけど、
この辺りって多分文化になっていって、
意外と自分が意識しなくても、
そういう財布の紐になるんだろうな
っていう感じがします。
今言ってたことっていうのも、
結構最初から意識できてたのか、
これも後から振り返って、そういう感じなのか
どっちですか?
後者です。
僕の場合というか、
橋原さんとかもそうだと思うんですけど、
僕らが起業した時って、こんなノウハウなかったじゃないですか。
ないないない。
ノウハウとかスタートアップっていう
生き様が、形とか
ノウハウになってなくて、
大企業とか
普通の会社の中では、
うまくやっていけないとか、
自分の中、
有り余るエネルギーを
抑えきれないみたいな、
変な人とパワーある人が、
勝手に弾け飛んで、
外でオノオノやってたみたいな。
そういう時代でしたね。
そういう時代だったんで、
言語化してたっていうよりも、
僕はそういう音楽性でやってたっていうだけですね。
ありがとうございます。
その後、シリーズAで
1.5億円ぐらい調達すると思うんですけど、
そこまでに達成したマイルストンって
どういうのがあったんですか?
1.5億円調達するって当時結構すごいと思うんで、
どういう状態だった
っていうのは知りたいですね。
当時は2Cサービスオンリーだったことと、
あとは世の中がやっぱり
2Cのすごいサービスを生み出したいっていう
そういう機運があった時代だったんで、
会員数とアクティブユーザーと、
あとはその、
弊社で言うと動画でのコメント率とか、
ユーザーがどれくらい
熱狂的にエンゲージメントしてるか
事業の成長と戦略
っていうことを表す指標を
主要なKPIとして立てて、
それがシードラウンドの時より
伸びているし、
それと連動してアーカイブを見るっていう
マネタリズム始まりましたよね。
バリエーションを上げてちょっと入れてください
っていうのがストーリーだったと思います。
ありがとうございます。
この後はグロースの話なんで、
さらっと触れていきたいんですけど、
その後、
プロダクトも
法人向けを主にやり始めたり
とかしていて、
そこの
ユーザーの声があったからっていう話だとは思うんですけども、
個人向けと法人向け
両方やってる中で、
それぞれの違いみたいなものとか、
あとはその戦略的な部分での
違いみたいなのちょっとあれば教えてほしいんですけど、
伸ばし方っていう意味ですか?
そうですね。
我々のサービスは、
2C向けに基本的にコンテンツとか
ソフトウェアを中心的に作っていって、
それをB2Bに販売するっていう、
2Cがバリューエンジン、
2Bがマネタリズムエンジン
っていう構造なんですね。
これはマーケットの特性もあって、
企業研修のマーケットが基本的に
与えられるだけのつまんない研修が多い中で、
最初の話に戻ってきた。
そうなんですよ。
企業とか人事がこれを
従業員に見せさせておけばいいやっていうものが
プロダクトとして横行してたマーケットだったので、
エンドユーザー向けに
一般の社会人とか従業員たる人が
面白いと思うコンテンツや
プロダクトを作り続けて提供することが
一番そのボトムアップ的に
指示を得て、
我々が企業研修のマーケットの中で
取れている理由なんですね。
今もそれが特にキャリアオーナーシップとか
働き手に
寄り添った
生き方とかを
支援していかなきゃいけないっていう機運が今来てるじゃないですか。
そうですね。まさに時代来ましたね。
そうです。その流れに勝ちあったっていう構造ですと。
だから
2Bと2Cもちろん切り分けて
投資分配したり、
戦略を変えたりってこともしてますが、
基本的にはもう表裏一体。
2つで1つだっていう解釈で、今も
そういうことをしてますね。
組織文化の変化
分かりました。ありがとうございます。
そうですね。
組織の話とかも少しだけ触れていきたいんですけど、
やっぱり当時、
数人でやってた、
アメ玉とカンパでやってた時代から、
今10人どれくらいですか?
今250くらいですかね。
やっぱり
大きい会社になってきた中で、
最初に設定していた
カルチャー、
それからさっきのお金の使い方の部分も含めて、
変わらなかった部分と、
それから変わってきた部分と、
両方ちょっと教えて欲しいんですけど、
根っこのカルチャーは多分変わってない。
けど、
大きくなるにつれて変わってきたことって何ですか?
大きくなる、
やっぱり企業の仕組みとして、
50人、100人、
250って増えていく中で、
階層はできるじゃないですか。
階層ができると、やはり情報の隔たりとか、
一定のセクショナリズムは
生まれやすくなるので、
調整的な業務であったりとか、
1人1人の
用いている情報の範囲は小さくなる。
それに伴う
カルチャーが、いわゆるちょっと官僚化
していくみたいなことは、
どんな会社でも避けられないし、
弊社もそこは
変わらず、一定影響は
出ているのかなと思います。
文化って薄まるものなので、
その薄まるという影響は出ている
と思うんですよね。
基本的な我々の思想である、
世の中から卒業を
無くすというミッションドリブンであることで
あったりとか、周りの人を尊重して、
1人1人の人として捉えて、
その企業が与える
強制研修を面でまくのではなく、
1人1人のキャリアオーナーシップに向き合う
というサービスにも通ずる、
我々の組織思想というのが、
やや薄まっている側面はあるものの、
変わってはないと思うんですよね。
これ結果だから、
他の会社とかスタートアップも僕近いんじゃないかな
と思っていて、文化は変わっているんじゃなくて
薄まっているんだと思います。
起業家へのメッセージ
なるほどな。
確かに。薄まっているという表現が
一番フィットすると思うんですよ。
僕も4、50人くらいまで
組織をやっていたので、
そういう意味でいうと、創業期の本当に
数人から
一桁みたいなところから比べると、
大事な部分は残りつつ、
例えばサービスとして今みたいに
大事にしている部分であったりとか、
会社のカルチャーとして、お金の使い方も
そうですけど、それは残りつつ
やっぱり回想化してくるので、
そうですね。
薄まるという表現がちょうどいいんですよね。
そんな気はしてますね。
決定的に
表だったものが裏になる
みたいなことってあんまりなくて。
そうですね。大きく
会社が傾きそうになるとか、
ピボットするとかでない限りは、
基本はそこまではないんじゃないかな
という感じですよね。
あとはもう気合い入れて裏返しにいくかですね。
経営者とかリーダーが、
役員が変わったりとかし、
買いに行くという意思がない限りは、
裏返らないとは思いますね。
そうですね。森さんみたいに、
創業者が今残って
十数年間やってきているというのは、
そこはすごく大きいかなと思いますね。
ありがとうございます。
ちょっと最後なんですけれども、
今、
今日いろいろ喋っていただいたんですけど、
今振り返って、
特に
今見ている人が
企業家、予備軍、シールド企業家の
人たちなんで、振り返って
今やるならこういう風にした方が
いいんじゃないかとか、そういったメッセージがあれば
お願いします。
正直、今と
昔って全然時代違うじゃないですか。
いやー、もう全然違いますね。
だから、
普遍的なアドバイスって難しくて、
今って本当に
起業するっていうことが
優秀な大学の当たり前の選択肢、
大学生の当たり前の選択肢
なんですよね。
東大で起業するやつ多いみたいなのが普通にニュースになってたりしますもんね。
そうなんですよね。
かっこいい仕事になりつつあるじゃないですか。
ちょっとそれ言うんですけど、
嬉しくないですか。
僕は結構スタートアップ支援を
やってる人なんで、割とこうやってきて、
多分自分にとっては当たり前に
やってたと思うんですけど、
僕も20代サラリーマン
だったんで、
起業するって決断するとき、
その日にやめてるとかじゃないんで、
そこそここう
半年ぐらいとか、
いやなんか
どうするかなみたいな。
僕もインキュメイトキャンプに出て、
投資家さんから
投資したいって言われた瞬間に
決めれたんですよ。
だからやっぱりそういうきっかけ必要なんで、
普通の人だったらそういうきっかけ必要だったりするんですけど、
いやなんか
その辺り含めて、
今だったらどうですかね。
普遍的な部分
なんかさっきおっしゃってた
自分が続けられるテーマ
をやった方がいいよっていうのは
絶対そうだと思うんですけど、
今だったら環境の違いで言うと
なんなんすかね。
でも今の環境あんまり知らない
僕っていう前提でしゃべると、
多分もっと尖り切らないと
無理なんじゃないですかね。
要はプレイヤー増えていって、
ロジカルなゲームだと大人がどんどん
入ってくるし、
コントロールプレーナーみたいな無茶苦茶な人たちも増えてるじゃないですか。
その人がやるって言うだけで
お金がついて、
いろんなファンドが
そこに出しちゃうから、そんな重要なサービスを
始めても、後から入ったりとか
調達力がない若手は
VCが
強豪に投資できないんで。
そもそもそのゲームに参加できないんですよ。
僕もVCやってて、
たまにあるのが、
これ初手から調達めっちゃ必要じゃん
みたいな。
それって、
シリアルっぽい人がやる事業だよね
みたいなフィードバックする時もあるんですよ。
だから、
その企業家の人が
調達、例えば
1回目の企業家の人がシードで
3000万とか5000万
とか調達する。
でも本当は、1億くらいないと
立ち上がらないんじゃない?
無理ゲーなんですよ。
難しいですね。
そう考えると、
めっちゃ儲かんなさそうな事をやるしかないんじゃないですか。
普通はやんないだろ
これみたいなやつ。
絶対これ言われる人いると思うんですよ。
スタートアップのテーマ、シードで
会社作って調達する時に、
これ儲かんなさそうだよねとか。
よく言われると思います。
僕もそういうフィードバックする時ありますもん。
僕も13年前、最初シードとか
アーリーの時めちゃくちゃ言われたんですけど、
今なって振り返ってみると、
マネタイズの方法って、やっぱりこう
頭の良い人たちがどんどん
P2Pサースとかって言ったり、
最近だと
IEOとか
仮想通貨とかトークンでとか、
収益の方法って、
頭良い人が世の中、
世界中でどんどん作っていって、
それを自分がやりたい事とか、
自分が解きたいテーマと
うまく掛け合わされば、一気にマネタイズで進むものだから、
実は
儲かんなさそうって思う事って、
シードの段階ではそれほど
難しい問いではないし、
テーマを変える理由に
してはならないと思うんです。
多分、僕も大体合意で、
今儲かんなさそう
というよりかは、例えばスクーの例も
そうなんですけど、とにかく熱狂的なユーザーを
めっちゃ集められたら、マネタイズって
そんな難くないっていう話ですよね。
もうそのポイントにおいては、
この会社が詳しいとか、
この会社が大事なものを
握り切ってしまっているっていう、
それがニッチでもいいんですけど、
マネタイズは後から意外と何とかなるので、
そういうこう、
熱狂するテーマの重要性
自分が取り組みたい深掘れるテーマを見つけて、
もう周りに何言われようが、
もう狂ったようにやり続ける。
オフィスのお金もないだろうから、
オアシスに行って、
タダでオフィスを借りて働く。
なんかありがとうございます。
これしかないですか?
本当にそうなんですよ。やっぱりここは結構そういう
シード機、プレシード機の企業家の人が
出入りしてオフィス側に使っている人もいるんで、
どんどん使ってください。
で、僕これはいつも言ってるんですけど、
僕は創業機に欲しかったものを作ってるんですよ。
なるほど、なるほど。
だからこそ、別にそういうのは、
今別にここに限らず、
何とでもなるんで、
やっぱり熱狂できるテーマ、
自分自身が熱狂できるテーマに、
とにかく取り組んでほしいって思ってます。
橋田さん、最初の話に戻りますけど、
僕らコワーキングで一緒だったわけじゃないですけど、
シリーズABぐらいの時に、
同じオフィスのビルに行って、
それで仲良くなったじゃないですか。
同じビルメイトでした。
結局そういうものが、
今となっても縁になっていくし、
そうですね、たまに年間数回、
そのビルメイトの社長飲み会みたいなのがあるので、
飲んでるんですよ。
利害関係のない交友って、
そういう場を共有することで
生まれるってした時に、
それをもっと作りやすいのが、
こういう話なんだろうなと思って、
存在意義はすごく感じますし、
こういうものがあったら、
もっと友達増えたかもしれないですね。
ありがとうございます。
でもやっぱり、
自分が熱狂できるテーマに取り組むっていうことと、
あとは今だったら、
支援する側の仕組みとか、
こういう場所も含めて、
10年、15年前よりいっぱいあると思うので、
そういうのをどんどん使いながら、
没頭できるテーマにやりましょうっていうのが
結論でいいですかね。
長期的な事業の視点
そうですね。
どうやって儲けるかとか、すぐエグジットとか、
もう言わないでいいと。
確かに。
1個だけすごい覚えてるんですけど、
解説すると、
VCファンドって10年の満期があるから、
今絶対にこれ、
VCとかには言えない話だと思うんですけど、
エグジットとか、
ずっと先でいいですみたいな、
昔言ってて森さんが。
結果ね、
本当に上場しておめでとうございますなんですけど、
僕当時思ったのは、
数年前にそう言ってて思ったのは、
この人この事業というか、
この領域ずっとやり続けるつもりなんだっていうのを
すごい感じたんですよね。
やっぱりまさに今日のテーマで、
没頭できるテーマ、
ずっとこれやり続けるんだなこの人はって本当に思いました。
なんかすごい失礼な言い方なんですけど、
そういうところも資本主義って
頭のいい人めちゃくちゃいて、
新しいスキーム考えてくれるんですよ。
セカンダリとか言い出して、
満期とかじゃなくて、
それを買って繋ぐみたいなことを、
頭のいい人たちが考え始めてくれるじゃないですか。
だからそういうことを、
企業から考えることで脳みそ使うんじゃなくて、
その人、この社会とか世界の中で、
そいつしか追求しないであろうテーマを定めて、
そこにめちゃくちゃ詳しくなる。
間違いないですね。
頭のいい人はね、
味方につけておけばいいんですよ。
株主もそうですし、
周りに手伝ってくれる人もそうですけど。
ということで、
ありがとうございました。
いやー、
今日本当に色々、
普段から色々話してる間柄ではあるんですけども、
結構この部分とか色々聞けたんで、
良かったです。ありがとうございます。
本当に橋本さん応援してます。
頑張ります。
ということで、
オアシスレディオでは、
企業に関するトピックを取り上げ、
SEED企業会や企業会ウィグに役立つ情報を投下する番組を
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そして今日の森さんの会、
めっちゃ良かったよ。
ちょっとふざけてる。
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それでは、ありがとうございました。
またお会いしましょう。
ありがとうございました。