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2023-11-27 34:03

製品のプライシング(価格設定)

Mai
Mai
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今回は特にB2Bソフトウェアにおける最適な価格設定をどう考えるかについてです。


START/FMは、"はじめる"を応援するPodcastです!連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽と、起業家でラジオパーソナリティの関口舞が一緒にお届けします。

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00:08
始めるを応援するポッドキャスト、STARTFM。おはようございます。企業課でラジオパーソナリティの関口舞です。
テーラー株式会社の柴田陽さんと、企業や独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。陽さん、おはようございます。
おはようございます。
そういえば、舞さんが書いた本の評判はいかがですか?反応とかありました?
それがですね、結構、まず思ったよりも売れているというのが一つと、
なんかあれなんですよ。ネットもそうなんですけど、結構本屋さんで売れてて。
なんかツイートに書いてありました。
本屋さんに、そもそもたくさん置いてもらっていることもありがたいんですけど、
結構置いた本屋さんで、もちろんね、小じんまりした本屋さんが中心なので、ちょっとずつ納品してるんですけど、
結構もう3回ぐらい同じお店で売り切れたりとか。
すごい。
すっごいありがたいなあ。
嬉しいですね。
結構小説、私が書いた小説の感想とかを直接いただいたりとか、編集者宛に送られてきたりっていうのもあったりして、なんかすごい、何でしょう。
自分ではここがそんなに人に刺さると思ってなかったってところが刺さってる時があったり。
へー。
なんか文体を褒めていただいたりとか、なんかいろいろあって、もうすごい、あの一時期はちょっともうだいぶ疲れたから、
しばらくはいいかなと思ってたお気持ちがですね、なんかちょっとまた新しく違うものを、文章も頑張っていこうかなと思っている今日この頃です。
素晴らしいですね。
ヨウさんもね、買ってくれたので。
読みましたよ、もちろん。
え、嘘?本当ですか?
はい。
なんか全然あの、会社とかに、会社とかに置いてある。
昔から読書感想文めっちゃ苦手で。
大丈夫です、全然無理に全然、なんか飾っといて、なんかね、オフィスとかに佇んでるのかなと思ってたんで。
いえいえ、ちゃんと読んでます。
いえいえ、ありがとうございます。
もちろん、本読むの好きなので。感想文を書くのが苦手なだけで。
苦手なだけで。
ありがとうございます。
さて、今日のテーマは。
えっとですね、またこの間お便りくださった方から、再度お便りをいただいております。
ラジオネーム、パイソン大好きさん。
モート、競争優位性の作り方にて、モート構築に関して取り上げていただきありがとうございます。
事業運営の中で、何が短期中長期で顧客への提供価値につながり、かつ自社で強みが作れるかを常に問うこと。
そしてそれを実現していく組織体制、実行、それらがモート構築の鍵になるということを認識できました。
03:00
ようやくがうまいですね。
この問いを継続的に愚直に追求しようと思います。
今回は、B2Bのサービスにおいて、料金設定をどのようなプロセスで決めているのかをお伺いしたいです。
料金設定、何の名目で、どこの予算からいくら、どのように取るのかは、事業全体のインセンティブ構造を並びにターゲット層をも変えることにつながり、
良くも悪くも事業全体の方向性を大きく変えることになり、気軽に決められるものではないなと痛感したからです。
そこで、柴田陽さんは今までどのようにプロダクトの料金設定をしていたのか、
テイラープラットフォームではどのようなプロセスで料金を決めているのかを、ご教示いただけると幸いです。
とのことです。
え、何、何、どこに
めっちゃ難しい。あ、ご質問ありがとうございます。
難しい。
いや、そうなんですよ。
質問が高度すぎて。
めっちゃいい質問、高度な質問をいただきました。
いや、ほんとこれな、マジでこれって感じです。
どうすりゃいいんでしょうね。
本当にどうしたらいいんでしょうか。
プライシングが大事なのはまず言うまでもないというか、
昔、金税者でプライシングだけを、プライシングの最適化だけでプロジェクトがあったのを思い出しました。
え。
結構当時流行ってたのかな、PCGからそういう本も出てきましたよね。
いかにこう、特にBtoBでこのお客さんごとに何かこう、値段を相対で、
例えばそのね、BtoBになるとどうしても繰り返し大口発注してくれる方、
くれてるお客さんとかは、いろんなこの交渉の過程だったり、
どっちかがポカやらかしたり、いろんなそう長い付き合いの中で、
相対の価格になってることがほとんどじゃないですか。
うんうん。
高値引きしますねとか、今年はちょっと予算厳しいんで頼みますよみたいなこととか、
そうやってお互いこう、なぁなぁというか、そういういろんな経緯の中で値段が決まってきて、
で、分析してみると、なんかその、全然最適になってないみたいな。
うん。
例えばその、大口のお客さん、一般に言うと大口のお客さんは、
ボリュームディスカウントで安くなってるから、量は多いけど利益率は低くって、
はい。
逆にその、小さいお客さんは正規料金みたいな高い料金を払ってもらって、
利益率はいいけど、量としては小さいみたいなグラフになる気がするじゃないですか。
うんうんうん、確かに。
アカウントの大きさと、あらり率みたいなものをプロットしてみると、
まぁ実際そう全然なってなくて、ほぼランダムになってるんですよね、どの会社さんも。
うーん。
プロットしてみると、バーッと、4商言全部に点が打たれてるみたいな感じになって、
これはなんか、いかにプライシングが適当かという、あれだみたいな分析があって、
06:05
そこでいかに価格政策をやるか。
価格のいいところは、値上げした分、基本的にはまるまるあら利益になるじゃないですか。
うんうん、確かにそうですよね。
50円の原価なものを100円で売ってたのを101円にしたとしても、
その1円分ってまるまる利益になるんで、
まぁ売上を1%、同じ売上を1%伸ばすのでも、値段を上げて伸ばした方が、
量を売るよりはるかに効率がいいっていう話があって、
それでなんかすごく大事だよね、みたいなことを言ってたのをちょっと思い出したんですけど、
おっしゃる通り、それより最適化の一歩手前のどっちかというと、
そもそもどういう価格体系、プライシングシステムにするのか、
というのがご質問の焦点だと思うんですけど、
それにしたって、これはもうCEOにしか決められない、
非常に重要な意思決定であるのは間違いないと思いますと。
で、じゃあどうすればいいのっていうところで言うと、
結局多分最適化っていうのは、なんか論理的には当然示されているんですけど、
それをどういうふうに模索するのかっていう方法については、
多分確立された答えがないというのが実態だと思ってます。
で、先にその論理的にはどういうふうにすればいいのかっていうところで言うと、
これは経済学の授業だったり、MBAでも教わると思うんですけど、
そのちょっと学問的な話の世界では、
相手がどのぐらいその商品に価値を感じていて払ってもいいと思っているのか、
ウィリングネストゥペイ、WTPって言うんですけど、
そのWTPがいくらなのかっていうのに応じて、
WTPの100%に値段設計するのが最適だっていうのが一応その論理体系になっていますと。
だから、たぶんこの今目の前にリンゴがあるとして、
マイさんがそれにいくら払ってもいいと思っているかっていうのを、
自覚的であるかは別にして一応あるわけじゃないです。
だからそれより高く値付けしちゃったら売れないし、
それより低く値付けしちゃったら機械損失が発生しているので、
それとちょうど同じに設定するのが一番いいというのが一応基本原理としてはありますと。
問題は2つあって、1つはそのWTPが分からないっていうのと、
もう1つは仮に、これって当然みんな違うWTPを持っているので、
マイさんと他の人では別なWTPを持っているので、
本当に一人一人違う値段をつけることができるのかというと、
09:06
オペレーション的にそうでも、例えばスーパーマーケットで一人一人違う値段をつけるっていうのは、
オペレーション上難しいじゃないですか。そもそも値札っていうのがついてて、
それでみんな同じ値段で買っていくっていうのが、
ある種お店のルールというか、そういうビジネスモデルになっているので、
いくらWTPが分かったとしても、人によって、
人によってじゃないですね、値段を変えることができないので実現できないっていう、
大きく二段階の問題がありまして、
後者の問題をいかに解決するのかっていうところに、おそらくその価格体系の設計がありますと、
一番わかりやすいのが、航空機の、飛行機の、航空券の値段とかは、
これをどう実現しているかっていうと、ダイナミックプライシングっていって、
出発まで何日かによって、動的に値段が変わっていくじゃないですか。
そうですね。
で、あれってできるだけ安いのがいいと、いつになってもいいから安いのがいい、
みたいな風に最適化したい人は早めに予約するだろうし、
どうしてもこの日に行かなきゃいけないっていう人は近くに予約するだろうっていう前提のもとで、
いろんな値段をいろいろ用意しておいて、その数を事前に割り当てられた数を、
同じ東京からサンフランシスコに行くのにしても、
10万円と20万円と30万円をそれぞれ何個かずつ用意しておいて、
それを1個埋まって、10万円が埋まるともう20万円買うしかなくなって、
20万円が埋まると30万円買うしかなくなるっていう構造にしておいて、
もともと30万円払える人からは30万円できるだけ取るようにするみたいな構造になっています。
オークションとかもそれに似たような形ですよね。
オークションは1個しかない場合は一番高く払った人にあげればいいので、
オークションっていう仕組みになっていると。
あとはインターネット広告とかの世界ではビディングをリアルタイムにさせて、
一番お金を高く落札した人に広告枠を提供するみたいなことが、
ミリ秒単位で行われておりますよね。
だからこそみんな同じツイッターのフィードを見てても、
出てくる広告が人によって違う。
それは広告主によって同じお客さんの同じセッションで付ける値段が違うので、
一番高く払ってくれる人に落とすと。
そうするとこの広告枠は、
例えば1日いくらですよとか1インプレッションいくらですよって売るより高く売れる。
なぜならそのWTPが一番高い人にそれを売り付けることができるので、
12:04
機会ロスもないし安売りしちゃうこともないということで、
こういう風になっているみたいなことが、
そういう航空圏とかインターネット航空の世界だとそれができますよと。
そうですね。
じゃあ皆さん、数多くの人がやっているSaaSはどうなんだっていうところで言うと、
こうなっていることが多いかなと思っていて、
価格プライシングというページは大抵のサービスを用意しているじゃないですか。
そうですね。
そこに行くと、ざっくり言うとお試しプラン、
普通プラン、ビジネス的に使う商用プランみたいなやつ。
これは何段階か、2段階とか3段階とか5段階とかになっていることもありますが、商用プラン。
エンタープライズプランって書いてあって、お問い合わせくださいってなっているじゃないですか。
これが多分肝で、というのは大部分ウィリングネストゥーペイがすごい高い人っていうのに対して機械損失を発生させないために、
そういうエンタープライズの大口のお客さんに関しては別途、値段をあらかじめこっちから出すことはせずにゆっくり情報収集をして、
個別に決めたい。
相手の予算の、相手のお財布の量を、ウィリングネストゥーペイを厳密に計測して、きっとこのぐらいだろうっていうのを分かった後に後出しじゃんけんで、
これぐらい払ってくださいっていうのを出すということができるような仕組みになっているわけですね。
なので、まだ小さいうちとか、そういうふうないわゆる交渉っていうのができるぐらいのお客さん数の場合は、それが一番いいと思います。
いいですね。
それがセオリーというか、いいと思いますというか、セオリーになっています。
なのでこういう時に、お客さんにこの商品はいくらなんですかって聞かれたら、別途の回答は、お客様のご予算の中でサービス提供させていただきますと。
それって大体どのくらいなんですかって聞かれても、再びお客様のご予算の中で最大限サービス提供させていただきます。
と答えるというのが、一応テンプレートになっておりまして。
買う側からしたら教えてもらいたい、早くね。
こちらから値段を言ってはいけないと。
そうですよね。
いくらでもそこのバント情報の、バント情報って言うじゃないですか、バントのBですかね、予算、バジェットですかね。
結局じゃあどのくらいなんですかとか、今使ってるシステムって年間どのくらい使ってるんですかとか、他見てる製品ってなんなんですかって聞けば、結局月5万円の話してるのか、月50万円の話してるのかってのがわかるじゃないですか。
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それがすごい大事で。
ウェブサイトに月5万円って書いちゃったら、もし50万円払いたいお客さんからすると、受注できたとしても損してることになるし、内向けじゃないのかなっていうふうに思って、逆に機械損失になっちゃうってこともあり得るじゃないですか。
確かに。
なので大体のSaaSのページってのはそういうふうに書いてあって、なんならその大企業から、大企業のIPからアクセスさせたときにプライシングページの表示を変えるSaaSみたいのも僕見たことありますね。
それだけ出しちゃいけないっていうか、お財布の大きい人には下手に安売りしちゃいけないっていうのはどれだけ大事かっていう。
そうか。面白いですね。
そうですね。
そもそものスタンダードプランとかお試しプランなどに関しては、私実はそこの決め方もちょっとどうするんだと思ってて、それはあれですかね、イメージ的には似たようなサービスはこんぐらいかみたいな感じで決めるんですかね。
そうですね。これもちろんいろいろあって、本来はバリューベースドプライシングといって、これによってどのぐらい例えば時間の節約ができるとか、一番わかりやすいのはこれを使うとクラウドのコストが下がりますみたいな製品に関しては、これで100万円いくんだったら50万円にしても向こうは50万円得するんだからみたいにできますよね。
これが一番バリューベースドプライシングがやりやすいケースなんですけど、必ずしもそうじゃない場合もあるじゃないですか。
その場合は競合を見て決めるとか、あとはあれですよね、当然最初はやっぱり実績とかもないので交渉力が低いので、安め、安いなと思う、試してもいいなと思う価格から始めてどんどん上げていく。
いろんなプライスティア作って上げていくっていうやり方もできますし、あとこういうのをやったことある人は逆に上げるのってすごい辛い。
なぜならいきなりプランをなくしちゃうわけにもいかないんで、例えばこっちのプランの方がいいですよって言ってマイグレートさせていくんですけど、どうしても別に今満足してるんで上位プランに変えたくはないです。
このプロセスですごい辛いっていう話もやっぱりやったことある人からはよく聞きますね。それが嫌であれば最初は高いところに設定しておいて、ちょっと痩せ我慢をしてっていうところ。
うーん、あれですか、今までとかもしくは現在の量気の、量産の量気の決めるプロセスとかもどういうふうにしてますか。
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なので我々は今、テイラーは全部見積りベースになっています。まあそのちょっと有生地ベースってこともあって、結局あんまりこう事前に角度の高い値段提示ができない。こういうことやったらこんくらいになりますよっていうのの角度の高いやつが提示できないので、今のところ全てを見積りベースになっておりますと。
で、他の過去にやったサービスとかで言うと、結構適当にえいって決めちゃって、そこからちょっとイテレーションしていくっていうケースがありまして、例えばスマホのときはチェックインしたら最初いくらだったかな、1チェックイン10円くださいっていう契約だったんですよ。
で、プラスでポイント払ってもらうんで、実際のお客さんからの懐から出ていくのはもうちょっと多いんですけど、それをやってたら、なんかそのあるときから今度日用品、例えばドラッグストアとかスーパーマーケットにスマホを導入していこうってなったときに、今度そういったお店って週に何回もお客さんが来るので、毎回毎回チェックインされたたびに10円かかっていては、それはまあ集客として微妙だみたいな話になって。
インターネットの他のアナリティクス系のサービスとかでよくあると思うんですけど、同じ月の中で複数回チェックインしてもそれは1回としかカウントされませんよ、月間ユニークユーザー数みたいな感じで、それで50円ください。
50円か80円か忘れちゃったんですけど、その月あたりいくらっていう風な価格体系にして、そうすると何回もチェックインしてもらってもお客さんとしては広告費が出ていかないし、我々としてもユーザーのエンゲージメントが高くなるので、それがちょうどバランス良かったみたいな感じで、途中でお客さんの層を広げるときにプライシングを変えたっていうのもやったことがあります。
なんか、そもそもの最初のエイヤで決めた、1チェックイン10円っていうエイヤ。
それで他の反則手段との比較、例えばチラシでチラシって作るのに1枚、もちろんあれによるんですけど3円くらいかかってて、さすがにチラシ3枚で1人は来ないでしょうみたいな。だからこれってチラシ3枚分だったら安くないですかみたいな値段設計。
なるほどなるほど、それは分かりやすいし、なんか私が思ってたのは、なんか今まで既に払っていた、お金払ってたもののお財布は開けやすいなと思ってたんですけど、なんかその、そうですよね、でもなんかスマホが。
そうですね、お財布があった方がやっぱ開けやすいですよね。財布がないところから作るのは結構大変ですよ。
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確かに確かに、なんかちょっとスマホとかの新しい取り組みに対してお客さんが高いか安いか判断するのが難しそうだから大変そうだなと思ったんですけど、確かにその既にやってる既存のチラシのような施策と比較してそうやって言ってもらったらね、お客さんもなんかあれじゃなんかこっちの方が、しかも実際に来てくれなかったらお金払わなくていいんだし、いいなみたいな感じです。
今聞くといいように感じてるんですけど、当時はなんかそんなあんまり、そこまでスッと理解されたかっていうと、多分そのクリック課金みたいな考え方が広まったのってやっぱりインターネットのおかげ、インターネット広告のおかげで、今となってはリアルの店舗の人とかもその辺の仕組みが納得づくでわかってると思うんですけど、
昔はなんかその、チラシってあくまでその印刷費用みたいな感じで、コストと連動してる感があるじゃないですか。うん、確かに確かに。チェックインなんて思われれば別にコストかかってないだろうチェックインにみたいな。
あーそうに思われちゃうのか、そっかそっか確かに。何に対してお金を払ってるのかっていうのが、本来集客に対して払ってるんでしょうけど、やっぱり現場の担当者レベルの方だと、あれですよね、いわゆる2チャンネル的に言うと原価中ってやつですよね。
いやいやそっかそっか、なんかね、無形物というかね、そのインターネットじゃんみたいなね。そう、それまああの、UBAとかではコストベースドプライシング、でさっきのバリベースドプライシングと、あとはその競合ベースのプライシングの3種類あるよみたいな感じで分類になってるんですけど、コストベースで考えるのが一番その自然っていうか、納得感は得やすいですよね。しょうがないよねみたいな。
うん、確かにね。
バリベースが一番その説得するのが大変っていうか、その儲けすぎじゃないかみたいな風に、感情的にはなんか思われやすいのかなと。一方でビジネス的には多分それが一番メイクセンスしてるというか、別にいくらチラシ配ったって客が来なかったら、そのリスクは自分が被ってるわけなので。
なんですけど、やっぱなんかその、そこはやっぱり面白いというか、なんですかね、認知心理学的な感じなんですけど、結局その相手と自分でどっちがどのぐらい儲けるかみたいな風に、やっぱりこうバリベースドプライシングすると、なんかそういう風な感情になって、大して働いてもいない広告屋のお前らがなんで半分も持ってくんだみたいな感じにやっぱ思ってしまいやすい。
まあ心理的になんかどうしてもそうですよね。なんかそれは、こんなにね、材料費がこんなにかかってて、なんかこういう建物を作るんですみたいなことに比べたらね、ちょっと一見わかりづらいっていうのは間違いなくありそうだなと思ったんですけど、なんか今のそのバリューベースドプライシングかどうかみたいな件って、結構その自社サービスの価格設定だけじゃなくて、結構受託案件の場合も、
24:07
関わってくる話かなと思ってまして、というのもですね、私結構今まで業務委託だったり、もしくは何だろう、なんかこうふわっと企画コンサルとかですね、
やったことがあるんですけど、結構やったのに、何件も何件もやったのに、本当にその価格設定はもう永遠に悩んでまして、なんとなくバリューベースドプライシング的な雰囲気で、
もう月、例えば100万とか何ヶ月で何百万みたいな話を言ってくる人もいれば、いわゆるそういうなんて言うんですか、労働時間で見る時給いくらみたいな話もあったりして、別にどっちがいい悪いじゃないんですけど、なんかそのどうしたらいいんだろうなっていうのはね、すごい実は困ってるんですよね。
そうですね、まず一旦お客さん側の立場になって考えてみると、社内でやりたい、実現したい、あるいは解決したい課題がありますと、お客さんにとっての第一選択肢はやっぱり自分の中にいる社員でやることなんですよね。
もちろんそうですよね。
なんですよね。
で、それができないときに、一応第二選択肢として、じゃあ誰か新しく採用して、中途採用とかでその能力、その課題に対して能力がある人を採用して割り当てるか、あるいはそれが時間がかかりすぎるとか、リスクが高いとかっていうところで難しいのであれば、
仕方がないから第三の選択肢としてコンサル会社とかに頼むかと。
うん、そうですよね。
っていうお客さんから見たときの優先順位構造になってるんですね。オプションCなわけですよね。
うんうん。
で、そうすると当然だからオプションABとの価格差の比較になる。
うん、絶対そうですよね。
オプションAとBとCを比較してるっていうのがお客さんから見たときの構図なので、そこに対して、例えばそのスキルを持ってる人がおそらく1000万ぐらいの年収であれば採用できるだろうと思ってるときに、なんか年間3000万ですみたいな言われると、
多少リスクがあっても正社員の人とっちゃった方がいいんじゃないの?みたいになっちゃうので、そこに対してアンカーが働いているので、ベラボーの値段はつけづらいっていうところはあります。
27:00
逆にどうしても来週から始めないといけないみたいなときって、オプションAもBも取り得ないので、そういうときはものすごい交渉力がコンサルティング会社側にあって、もし来週から稼働できるんだったらじゃあちょっと高いんですけど、まだ緊急なんで月300万でどうですかみたいなのでもしょうがないかってなる可能性が出てくる。
逆にいつ始めてもいいんだよねみたいな案件だったら、そのAとかBとかのオプションの方がやっぱり強くなるので、シビアにすごくなるっていう、そういう構造になっていると思います。大前提として。
うーん、まあそうですよね。
そのサービスじゃないんですよっていうのをずらすかみたいなことはすごく大事なんじゃないかなというふうに思います。
うーん、いやここ本当にそうですよね。なんか結構、まあこれはちょっとねテーマが若干また違う話が混ざっちゃうかもしれないんですけど、難しいなと思うのがそのバリューベースとプライシングっぽく、少なくとも雰囲気というかをそういうふうにしておかないと、
例えば月額とかで決まった価格があった時に、なんかこう、月何時間のコミットみたいな雰囲気に思われると、
これでも本当にね、こんなヘマは皆さんはやらないかもしれないんですけど、私すごいよく経験があるのが、この部分とこの部分が私の担当ですとなっていて、
けど意外と集中力をめっちゃ発揮して思ったよりも早く終わったみたいな。
っていうかなんか、自分の、わりと私相手に喜んでほしいんで、すぐ出しちゃうんですよね、アウトプットを。
一生懸命やって。
したら、なんか時間残ってるやんみたいな、その稼働時間お前あんまやってないじゃんみたいな感じで、
じゃあこれもやれこれもやれみたいな、その契約してないことをですね、どんどん言われるとかが、
当然それはね、ちゃんと事前に握りをやっておけとか、いろんな対策があるかと思うんですけど、ただどうしてもそういう雰囲気になりやすい。
これ僕が考えついたわけじゃないんですけど、とある某バック成長しているコンサルティング会社の創業メンバーの方がおっしゃってて、
営業的には本当その通りだなって思ったんですけど、
30:03
よく、自宅とかコンサルティングの見積もりの時に、
単価×日数だったり、あとパーセンテージ、
例えば、そのディレクター職は単価150万で、ただこのプロジェクトに50%稼働させるんで、
75万円です月、みたいなやるじゃないですか、その見積もりの時。
で、このパーセントで調整するんだと、単価は絶対に下げちゃダメで、
単価の150万のところをやるんじゃなくて、その稼働のパーセントのところを調整する。
例えば、予算150万は無理だよって言って、うちだったらやっぱり70万とか75万とかが限界だよって言われたら、
じゃあわかりました、50%っていうことにしましょうと。
実際はもうちょっと稼働させるんですが、そしたら総額で一緒なんでいいですよね。
それはいいってなることが多いんですよ、向こうとしては同じだなって思うんで。
確かにありがたい雰囲気すらあるっていうかね。
で、十分に成果出してるっていう大前提の元なんですけれども、
最初いろんな本社の予算家もあるっていうことなので、50%っていう風に始めて今なってますけど、
実際はもうちょっと稼働しちゃってるんですよね。
だから、75%つけてもいいですか?っていう。
すげー。
そうすると、ある種向こうからすると稼働減るのやだなみたいな感じになるんで。
確かに十分効率的にやってるし、確かに50%以上稼働してるよなみたいな感じになって。
かつ倫理もそれだと、稼働が変わった時って倫理いらないこともあるんですよね。
よく業務委託で稼働ベースの請求するような場合って、最初15日の契約で入ったけれども、
結果的に20日間働いてもらいましたって言って、20日分を請求してくる時って、もう一回倫理とかにならないじゃないですか。
確かに。
さっきのパーセンテージまで似たような感じで処理できる会社さんのケースもあって、これは稼働が変わったんです。
特に大規模にコンサルティングのチームを雇ってる場合って平気で稼働が変わるので、あくまでこれは稼働が変わっただけですという感じで、
向こうの社内手続きも簡単。値段を上げるよりは。値段を上げるのって説明するのすごい難しいのよ、社内的にも。
33:00
そうですよね、そっか。後々の調整しやすくするためにも、ベースの単価は絶対下げず。
単価を譲らずに稼働を変えるっていう。
それはめっちゃ具体的でいいですね。
はい、TIPSだっていう話をされたことがあります。
へー、面白い。
え、なんかめっちゃこの価格の話ちょっと本当に私も困ってますし、皆さんもね困ってると思うんで、聞きたいことがまだ他にもあったんですけど、なんか30分を超えてしまったので、
この間もちょっとまたこれも回を分けて別途続きをやらせていただきたいと思います。
はい、ありがとうございます。
スタートイフェムではあなたからの質問やメッセージを募集しています。
ポッドキャストの概要欄から送ってください。
そして最後まで聞いてくださったそこのあなた、チャンネル登録、高評価よろしくお願いします。
今回も聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは素敵な1日をお過ごしください。
34:03

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