グラスの種類と特徴
さて、本日も飲食を言語化するラジオをやっていきたいと思います。
日本酒に合うグラスをあれこれ探していたら、コレクションで食器棚がパンパンになってしまいました。
ソルクラの黒沢がお送りいたします。
今回のテーマは、おいしく飲めるグラスの角度について言語化していきたいと思います。
突然ですが、ご自宅にお酒用のグラスどんなものがありますか?
お茶状の冷酒用グラスなのか、それともまっすぐストンと落ちたコップのような小さなグラスなのか、
それともワイングラスのような足つきのグラスなのか、
それともとっくりとおチョコなのか、もしくはひらはいなのかなどなど。
この中からお酒に適したグラスで飲むと、2倍も3倍も日本酒をおいしく飲めるとしたらいかがでしょうか。
2倍も3倍もおいしく飲んでみたくなってきましたでしょうか。
グラスといっても素材がいろいろありますよね。
陶器、ガラス、鈴、木製などなど。
このように手機といってもとにかくたくさんの種類があります。
そしてありすぎて困っちゃう。何を選んだらいいかわからない。
そんな声も多いかと思いますし、私自身、グラスがありすぎるとどれがいいのかと困ることもありました。
今回は飲食を言語化するラジオ、香りについてということで言語化しているので、ガラス製のグラスの角度について、特に深く言語化していきたいと思います。
このガラス、グラスの角度ですが、大きく分けて2種類あればいろいろなお酒がおいしく飲めるのではないかという提案です。
その2種類とは、1種類目、飲み口がラッパのように開いているグラス。
少し飲み口が開いているような印象のグラスが1種類目。
次に2種類目、ワイングラスのようにすぼまっているグラス。内側に傾いている、すぼまっている形のグラス。
この2種類のグラスがあるとお酒のいろいろな楽しみ方ができるのではないかと考えています。
この傾きが何を意味するのかというように考えてみたいと思います。
このグラスの傾きによって何が変わるか。
例えば、ラッパ状に開いているグラスでは、飲み口が開いていることによって、香りやアルコールを放出して軽やかにする働きがあります。
一方でワイングラスのような形、すぼまっている形には、飲み口のプチで内側に帯流が起きて、香りをため込んで強めるという働きがあります。
これは角度が開いている、それとも角度が閉じている、すぼまっていることによって、香りやアルコールがちりやすいのか、それともたまりやすいのかというとても大きな差を見ます。
それぞれどんなお酒に合わせたら、お酒をおいしく飲めるのかというところが一番大事かと思うのですが、それぞれ得意不得意があります。
例えば、いわゆる辛口と言われるようなお酒を飲むとき、もしくはキレが強い、鋭いキレ、そんなワードのあるお酒に合うグラスはどちらか。
これは飲み口がラッパのように開いているグラスが合うと思います。
先ほど、香りやアルコールを放出することによってすっきり飲める、そんなお話もしましたが、
このアルコール感というのは一歩間違えると少し激しすぎる性質を持つことがあって、
口が開いていることによって、このアルコール臭がちりやすいことによってすっきり飲めるという性質があります。
逆に、じゅんまい銀錠酒、じゅんまい大銀錠酒のように華やかな香り、フルーティーな香りがとても特徴的である日本酒の場合、
ワイングラスで香りをため込むことによって、その香りを存分に楽しめるという効果があります。
ただ、このじゅんまい銀錠酒、じゅんまい大銀錠酒、ラッパ状のグラスでおいしくないかというと、全然おいしく飲めるものも多いと思います。
このグラスを飲み比べることによって、2倍3倍と楽しめる、そんな形違いを2種類持っているととても楽しめると思います。
お酒に合ったグラスのおすすめ
じゃあ、こんなお酒はどちらに合うのか、そんなお話もしてみたいと思います。
いわゆる新酒の時期、真冬にお酒が出来上がってくる時期によく出る生酒、これはフレッシュな香りに持ち味があるので、
個人的にはワイングラスでおいしく飲めるお酒が多いのではないかなと思います。
他にも、例えば酸、酸っぱい味に特ちょうがあるお酒の場合、どんなお酒かというと、
白麹で仕込んでありますとか、レモンのような酸をテーマにしたお酒とか、そんな酸をイメージするようなワードがある日本酒、
こちらはワイングラスで酸をおいしく飲めるという効果があるので、ワイングラスがおすすめです。
実際のワインを飲むようなシーンを想像してみるといいと思うんですけど、ワインってだいたい酸味がありますよね。
この酸を実はおいしく飲めるのもワイングラスの特ちょうという形になっています。
他にも、銀錠酒や本錠蔵、例えばアルコールの添加をされているお酒なんかは、錠蔵アルコールが添加されていることによって、
きれいなんだけどアルコールのきれいは増えているというところもあるので、ワイングラスだとアルコール臭をため込みすぎる傾向があると思っています。
錠蔵で飲むのもおすすめです。
ここまで話したことをまとめて言語化してみたいと思います。
きれいや辛口、アルコール添加などのワードがあるお酒は、香りやアルコール臭を放出する開いたグラスで飲むのがおすすめ。
一方でフレッシュ感、華やかな香り、もしくは酸の美味しいお酒なんかは、ワイングラスで楽しむのがおすすめ。
大きく分けて2つのグラスの使い方、おすすめ紹介してみました。
実際にどちらのグラスがお酒に合うか、もしくはもっと他のグラスの方が美味しいかみたいなものは、日本酒を飲むときにぜひ色々飲み比べてみると、また2倍3倍4倍5倍面白くなってくるのかなと思います。
そんな味が変わる瞬間も体感してもらえたらと思っています。
本日はグラスの角度について言語化してみました。いかがでしたでしょうか。ぜひやってみてください。ありがとうございました。