3エピソード連続でお送りするコロタイプ印刷編。印刷の歴史をざーっと振り返ったところでようやく本題のコロタイプ印刷の話へ。
世界唯一のカラーコロタイプ印刷を行う京都の会社「便利堂」で岩田が見たものは!?
※いち見学者として見たり調べたりしたことを元に語っているので、誤りなどがあればご指摘いただけると嬉しいです!(岩田)
今回の話題:
オフセット印刷が今後どれほど発展してもコロタイプ印刷には敵わない?/網点によって一度分解されてしまった色はもう元には戻らない/網点は発想がデジタル/色を分解して点にして並べる発想はモニターなど映像メディアでも発展/世界唯一のコロタイプ専門印刷会社「便利堂」/便利堂のオープンファクトリーに行ってみた/コロタイプ印刷の仕組み/ゼラチンが硬化する仕組みを利用して無断階の階調を印刷できる/日本では昭和30年代頃までは卒業アルバムなどに利用されていた/便利堂が開発したコロタイプ/浮世絵のように色を塗り重ねていく/顔料の含有量が高く褪色しにくい印刷であることで文化財のレプリカ分野に強み/マルセル・デュシャンは自分の作品をコロタイプで刷っていた?/最先端の機械技術だったものが時代を経て見直すと工芸のように見える/素材の性質と現状を理解して利用する=バイオロジー/有毒なものも存在する顔料/新しく発売されたグリーンのiPhoneがなぜすごいのか/ラジウム、鉛、ヒ素、有毒性を知らずに使われてきた人工顔料の歴史/ナポレオンは緑色の壁紙の部屋で寝ていたから早死にした?/コロタイプのような色再現はありえたかもしれないもうひとつの未来?/人間の認知能力を超えて映像を記録・再現する8K技術/クリムトのレプリカに感じたアウラとはなんだったのか?/複製技術なのに唯一性(アウラ)を感じるパラドックス/再現されたものが本物を超える?/8Kで見るジャグリングとコロタイプ印刷によるレプリカは近い?/デジタル技術による感覚の拡張/ヴァルター・ベンヤミンはアウラという概念で何を言おうとしていたか?
コロタイプ印刷によるクリムトのレプリカに衝撃を受けた岩田が当時書いたnote
https://note.com/mesco/n/n85fc025165ce
株式会社便利堂
https://www.benrido.co.jp
ConCraプロジェクトの詳しいコンセプトは公式サイトへ。
https://concra.jp
そしてここに掲げているコンセプトのもと、実際にモノを作っていこう人が集まるオンラインコミュニティであり実験場 ConCra Collective(コンクラコレクティブ)が2022年3月1日にオープンしました!
興味のある方はぜひお気軽に参加してください。
https://basic.motion-gallery.net/community/concra/
#concra(twitter)で感想、質問、リクエストなどお待ちしています!
パーソナリティ:岩田篤 蔡海 福原志保