グッドジョブセンター、柏と最後柏が名前について2016年にオープンしたんです。
じゃあ別にグッドジョブプロジェクト始めた時点で、
いつかは拠点を作ろうみたいなことはあったわけ?
わけではないですね。
たまたまの寄附の土地のご寄附の話があって、
そうですね。
グッドジョブプロジェクトって言ってるぐらいだから、
仕事も作るし、
何かわからないですけど、
アートセンター花っていうのをそれまで応援してたので、
奈良市の方で。
なのでものづくりの拠点にしようということは決めていたというか、
ものづくりとそれを販売する流通の仕事をしようということは決めてたんですけど、
決めてたのはもうそのぐらいまでだったんですよね。
グッドジョブプロジェクトの展覧会をしている中で、
いろんなアートグッズとかクラフトとかユニークな場の運営をしている中で、
それはどこに行けば出会えますか、買えますかみたいなことはよく聞いたりして、
ここを作ったときに物や人や情報がハブとなって、
ここでお買い物もできたり、
いろんな福祉の世界で生まれているユニークな取り組みや情報に出会ってもらえるような拠点を作りたいということで。
それはすごい、この空間の雰囲気も表現されているなと思って。
まず、うっかり何のお店だろうと。
うっかり入っちゃいますよね。
普通にうっかり入りたくなる。
ちょっと分かりにくくて。
なんかオープンな感じで、太陽光がすごく窓が大きくて、
太陽光もいろんなところに入っていて、
入ったらまずカフェとかがあるから、一般の人とかもスッと入って、
お店もあるって言って見て、その奥の方にあれ、何か作業している人がいるぞと。
ついつい奥の方まで入ってしまうみたいな雰囲気が。
とにかくハッピーな雰囲気が入り口から順番に。
順番に出る感じがすごい。
楽しそうみたいな感じがしますね。
そうですね、楽しいです。
でも本当に働いてても、コーヒー入れていただくとか、
しかも愛情いっぱいですとか言って持ってきてくれたりするので、
すごい良い職場だなと思いますね。
タムちゃんのギャグではなくて、愛情いっぱいですって。
本当に持ってきてくれたりとか。
すごいなと思って。
すごいですね。
愛にあふれている感じがすごい。
かと思うと喧嘩したりとかもあるので、
仕事がしたくないって場合もありますね。
お腹が健在化するだけ健全ですね。
お腹痛いってさっき食べてたんじゃないかなとか、
いろんなことはあるんですけど、
でも大丈夫ですっていうか、いい感じですね。
そうですね。
それでグッジホブセンターを作って、
何か物を作って、
それを売っていこうっていうところまでは決めてたんですけど、
普通、陶芸をしようと思ったら鎌をスペースとして作るとか、
鎌を焼くのであればそういう厨房を入れるとか、
なんかあるんですけどそこまで全然あまり考えてなくて、
工房とだけ言ってて、
そんなに大きくはないのでスペースとして。
でも参考してた時に、
たまたま3Dプリンターとかを入れてみたらとか、
レーザーカッター入れてみたらって言ってくれる人とかがいて、
入れてやってたら、
強度玩具を作りませんかって話が来たり、
そこからですよね。
実際に作品を入れるのも、
2000年代くらいからこれまでは、
アート作品がギャラリーとか美術館に行っている、
いわゆる原作品が出る機会とか、
表記を受ける機会というのがあったんですけど、
そこからオンデマンドでインターネット上で、
いろんなアートグッズが作れるようになって、
作品から商品化する流れの中で、
圧倒的にプリント方法でできた商品が
多くて、これからそういったものが向かう先っていうのが、
プリントのグラフィックだけじゃなくて、
商品そのものの作り方とか素材とかにアプローチしないと、
福祉施設のものづくりとしても、
あまり展開が見えないんじゃないかっていうことを
見聞きするようになってきたっていうのが一つ、
きっかけですね。
今日入ってカフェのテーブルの上に、
ホットドッグみたいな、長い熊のような犬のようなのがいたので、
気になったんですけど、
実際に今日ツアーしてもらっているときに、
実際に作っているところを見せてもらって、
もともと作品であったものを、
商品化するのに、
一個一個手作り全部やっているというよりは、
家庭として3Dプリンターをやり、
そこから紙の張り子っていうんですか、
をやっていらっしゃっていたっていうのを見て、
すごくこの、さっきおっしゃっていた何かと何かを
ちゃんと組み合わせたりとかしているっていうのが、
ビジブルに出ている。
日用品も多いし、作品も多いし、
その中間みたいな人間的な作品っぽいし、
飾りにもなるし、
でもホットドッグの形なんだけどみたいな、
そういうポップさもあるし、
すごいそれは何か、
どうやったらこういう長いのになったのかなっていうのが、
今日お話聞いていて、3Dプリンターっていうのが
導入されたところから変わったのかなと。
これが東映だったらみんな一生懸命、
手でこねて、全部手作りで、
そうすると、
いろんな毎日やっても何個も作れない。
粉も出るし、粘土のロスとかも結構大変そうだなっていう。
焼くのだって釜のサイズだって決まっちゃうしさ。
手扱いとか、運ぶ過程で壊れちゃったりとか。
焼いてる間に壊れる。
ちなみに今のハリコと3Dプリンターの関係が、
多分聞いてる人、何のこっちゃって言うと思うんだと思うんですけど。
ハリコはもともとどう作るかっていう。
そこからですよね。
どう作るんですか、ハリコ。
そうですね、ハリコと出会ったのも、
2014年くらいですかね。
従来は木の型を原型として、
彫り師の方が型を彫って、
また別の工人さんが紙を貼ってっていうことで、
ハリコが作られているってことを聞いたんですけども。
長野メーカーさんで中川正商店さんが、
300年の周年を迎えるにあたって、
そういった商品を作りたいんだけども、
今言ったような課題があってということをお聞きして、
ちょうど我々も2010年過ぎくらいから、
デジタルファブリケーションと、
そういった人の商品や仕事を組み合わせることができる可能性があるんじゃないかということをお聞きして、
いろいろと試行錯誤をしていたんですけども。
そういった木型を彫る職人さんの技術の代わりに、
もしかしたら3Dプリントで作るハリコの型が作れるんじゃないかっていうふうに思うようになったり、
もう一つはハリコの作り方が何かの型に紙を乗り付けして成形していくっていうことは、
日本のいろんな地域で親しまれている手法なので、
商売の人の手仕事としても親和性があるんじゃないかということで、
商品化を進めることになったんですね。
最初は従来通りの木型に変わる3Dプリントの型で、
そこに紙張りして、その紙が乾くと中の型を取り出すっていう手法だったんですけども、
3Dプリントだと型自体をもっと自由度の高いフォルムで作れるんじゃないかっていうことで、
ちょうど16年にグッドジョブセンターがオープンするときに、
カフェで出すホットドッグに合わせて、もともとはクマ。
やっぱクマだったんだね。
赤ちゃんぐらいの大きな紙の人形で立体作品を作っている中村真由美さんっていう方がタンポポにいるアーティストでいて、
その方の原型は手作りされた紙の立体なんですけども、
その3Dで創作するんだったら、それをスキャンギングして、
彼女が作った手跡の形をそのまま3Dプリントのフォルムに活かせないかっていうことで、
ちょっと有機的なフォルムをしたホットドッグが生まれたんです。
クマなんだ。見たときにホットドッグだったり、犬にするにクマっぽいなとか思って、
でもダックスフンドにも見えるなとか。
ダックスフンドはデジタルの特徴で、たまたまスキャンしたものを胴の長さを引き伸ばしてみたんですね。
そしたらダックスフンドみたいになったと。
そのデータを2つ重ねてみたら、上にソーセージがついたっていうところで、
グッドドッグが生まれた。
面白い。
さっきの、あれ?北韓の方か。
北韓、こっち今南韓だけど、もう一つの方で、来年のエシーが、
エト。
エト。ごめん。日本語が。
エトは、タツ?
タツドシ。
タツドシ。
タツドシだから、竜で、ホットドッグ。
形は?
形はホットドッグだけど、
竜のコスプレじゃん。
コスプレをしているので、すごい二重のイメージになって、
かわいいやつを作ってらっしゃってた。
ハリコだと、エトのハリコっていうのが一年の中でもたくさん出るんですか?
そうですね。毎年春先からこの11月ぐらいにかけて、
半年ぐらいデザインをメンバーのみんなに募って、
イラストで表現をする人がいたり、
あえて和紙と新聞紙で交互に。
これってちなみにどのタイミングで、どなたからそのアイディアが出てきたんですか。
最初中山最小展さんと共同する際に先方のアイディアとして、
普通は和紙だけで使うところを新聞紙も折り混ぜると、
交互に視覚情報として白くなったり文字だらけになったりするので、
いわゆる職人さんだったら、指先の感覚で厚みを判断していくところを
視覚的に判断できるんじゃないですかっていうのがいわゆるアイディアだったり。
山下最小展さんからアイディアが出して。
それはやっぱり工程をよくわかっているからこそ出てくるはずだよね。
そうですね。数えやすいんですよね。
だって誰もが100回やりました、1000回やりましたってやったらできるかって言ったって、
一般人だろうができない人はやっぱり苦手だから、
それを一旦ルール化というか、ビジブルにシステマチック化したことっていうのもあるデザインだなって。
貼りやすいところにだいたい溜まりがちじゃん。
本当に。
それで、貼りにくいところが手薄になっていく。
僕なんか、ああいう作業だよ。
ありそう。
横でちょっと斜め後ろから見せてもらってたら、
すごい楽しそうにやってて、いいなと思って。
見てて私もちょっとやりたいなって思ったんですよ。
ちなみにやっぱり貼り子っていうものの工程として、
まず木型でやってやったやつを3Dプリンターに置き換えました。
その出力をここの工房の中でやって、
その上に紙を貼っていく仕事、それに色をつける。
その工程としてはそんだけですか。
5分を挟みますかね。
5分か。
そうですね。
5分っていうのが、いわゆるお雛様、日本人形とかって白い仕方してると思うんですけど、
その下地を塗って、さらに絵の具でカラリングしていく。
それはやっぱりその工程が好きだったり苦手だったり得意だったりみたいなことを、
それぞれの人の好きなところ、得意なところみたいなところに行ってもらって。
スタッフを含めて誰もが貼り子をしたことがなかったんですね。
やったことない。やるぞという。
グッドジョブセンターに来ている今50人ほど利用されている方がいらっしゃるんですけども、
その方々はもう貼り子っていうのはほとんど経験をされたことがない方が多くて、
50人いると本当に特性が様々で、
ノリで紙を貼るっていう行為が好きな人もいれば、
それは手が汚れたり質感が嫌だから作業したくないっていう人がいたり、
そもそもものづくりじゃないところで働きたいみたいな多様な人がいるので、
自然と得意なことを見つけていくと、Aさんは紙を貼るのが好きで得意だったり、
Bさんは塗るっていう作業がすごく好きだったり、
Cさんは梱包っていう手順が分かりやすい作業的なところがやりたいっていう。
自然と工芸の世界も色々と、例えば布地を染める人がいたり、
織る人がいたり、それを服に仕立てる人がいるみたいなところが、
福祉施設の中でも自然とそういった分業の中で仕事を作りやすい状況を見せているところがあるのかなと思います。
さっきこういう思いでグッドジョブセンターを立ち上げて運営されて来られたっていうことを言葉でおっしゃってたんですけど、
そんなに言葉でおっしゃっているほど順風満帆ではないって想像してるんですけど、
例えば今おっしゃっていただいてた、これは僕の思い込みかもしれないですけど、
作ったものをどうブランディングして、さっきおっしゃってたような、
それが障害者の方を作ったやつというよりは、プロダクトとしての純粋な価格でいったらいいんですかね。
それで価格設定をしたりとか、あとはその作り手の報酬をできれば上げていくっていうようなことで、
例えば何年かやりきって、どういうような変遷があるみたいなのってあるんですか。
よく聞かれるのは、営業しているところを探しているのか、
広告通り見学に来る方に聞かれたりするんですけど、
実はそんなにまだしてないって言ったら変なんですけど、
それこそ2016年にグッドドッグをここのオープンで作ったのが9月で、
そのとき初めて200個とか250個くらいを作ったんですね。
お客様がそれだけ来るからお土産で渡そうっていうので。
そしたらそれが2016年だったんですけど、
2018年が犬年だったんですね。
それでそれを見た人が、無印良品の福冠っていう、
お正月に缶詰に郷土玩具を詰めて販売されてるっていうものにご採用いただいたっていうのは、
それは本当にたまたまだったところですね。
犬年だったときの2年前に作ってたっていう。
でもそこの無印良品の方はグッドジョブアワードに応募してくれてたことがあって、
うちのことを知っていたみたいな。
それが偶然だったんですけど。
グッドジョブアワード。
すごい勘弁してる。
そうなんです。
なのでそれでその後、エトっていうののニーズがあるんだっていうことが初めてそこで分かったりとか。
でもそのときに初めて無印の福冠に収めるときに3000個ぐらい作るってことになって、
それまでやっぱ50個とか100個200個だったので、
正直な話1週間最後ものすごい頑張ればできたみたいなところが、
3000個っていう単位になったときにできないんだっていうのは初めてそのときに分かって、
なんでこんなに残業ばっかりしてるんだって。
やっぱり同じ法人の田んぼポネーの人たちの時間管理してる方からすると、
何をしてるんだっていうのがちょっと。
そんなことは起きない。
でもそれで初めてこれは1週間とかじゃなくて半年ぐらいかけて、
計画を立てないと3000個っていう単位はできないんだなってことを初めて分かるっていうことに、
今言ったら苦労ではないんですけど、やってみて初めてそういうことに気づくことがやっぱり。
だから良くも悪くもいろんなことをしてるので、
そこの人が縁で持ってきてくれて嬉しいサプライズもあれば、
やってみてそうなんだっていうことを初めて気づくことも実は結構あったりはするっていうのは今でも、
もしかしたらでも多少経験値は上がってきたところもあるというか。
藤井さんもそうですし、いわゆる伝統工芸の世界に仕事を出したくても、
職人さんがいらっしゃらなくなってきたりとか、
いない手が少なくなってきたり、キャパが今受けれないみたいなことをちょくちょく聞くことがあったりして、
仕事があっても受け入れないっていう現状と、
一方で福祉の世界ではすごく仕事を求めていたりとか、
勢力的に働ける人が少なからず人がいるっていうところだったり、
職人さんの世界も高齢者の方で年金をもらいながらと、
そのものづくりをして生計を立てているっていう状況と、
障がいのある人も障がい基礎年金をもらって施設の給料とで働くっていうところが、
状況としてすごく重なるようなところがあったりするなっていうのを感じるようになりましたね。
確かに作ってみないと、数の限界がわからないっていうのは本当にそう思うし、
作ったことがある人がいればやめとけと、いいとこ数個ぐらいにしておけみたいな、
言えたんだけどいなかったっていうのは、
だからやっぱり工程っていうものと、
あとはそれができるかって実際人がいるかっていう、
やれる人が一人だけいたとしても、やっぱりそれだけでは成り立たないなっていう。
その辺はタンポポの絵でやってた、絵を描く後のアート作品を作る人が一人で最後まで仕上げるのとはちょっとやっぱり違うんだなっていうこととかも改めて感じたりしましたね。
でもとはいえその時々で自分たちだけでやろうとしなくて、
最初ここをオープンして2年くらいはデジタルファブリケーションとかを分かる人に週2回くらい契約できていただいていたりとか、
あとそれこそいろんなデータを使ったり、作品を扱うので著作物のこととか著作権のこととかを勉強するときは弁護士さんとか弁理士さんと勉強会を開くとか、
なんか都度都度プロジェクトチームみたいなので専門の人には意見をちょっと、そこそこは大学で研究している方にも聞くときもありますし。
なんかデジタルの良さで最初記念品から無印さんの福冠に200個から2000個になるときに3Dプリンターごと大阪の施設に貸し出して、
そのプリントする方のデータをシェアして、その方の製造から紙張りまで遠隔でものづくりをご一緒したりとかいう形で、
そこはデジタルならではのシェアの仕方で、例えばYouTube上で作り方のレシピを動画に撮ってシェアするとかですね、そういったこともしたり。
他の福祉施設との共同、でもそれもどこでもいいわけじゃなくて、あのときは大阪でファブラボ北河原の人が行けるところに福祉施設を探そうと思って、
北河原さんの方にもちゃんとお仕事としてご依頼して行っていただくので、ご相談をするのにそこで探すとか、そういう組み合わせとかをちょっと考えたり。
3Dプリントで作っているおもちゃのガチャガチャの中に入れるミニトイですか?病院シリーズ?
そうです。ガンのサバイバーの方が入院中にお世話になったものとかをトイにしてというか、いろんな人に伝えたいという。
それをすごい大量に作っているのを見て、私もちょっと実はそんなことを手作りでやったことがありまして、さっきの500個は限界だったんですね。
家庭内製手工の限界だって。最初そんなに売れないって思ってたんですよ。誰が買うねんと自分で思ってたら、50個最初でもうこれ作りすぎちゃったかもと思ったらオーダーが毎週来て、最終的に500個になっちゃったんですけど。
結局はそれを私が誰かに甘えればいいのに、自分のガンのデータをばらまく作業の中に人を巻き込んでいいのかみたいな。
商品というよりはアートワーク?
アートワークって思っちゃったから一人でやるみたいな。
ちなみに補足すると、しおさんの乳がんの、パイパイ最後っていうのがデータが入っているっていう、私の切り抜かれたおっぱいと乳首が彫像になっている。
そういうことは本当誰が買いづらいそうな名前だし、誰が買うのみたいな。
名前もちょっとやばいしとか思ってたら意外と消えていったんで、ひぃーってなってたんですけど。
全然はりこより工程少なめなんですよ。
工程少ないからなんとか一人でやったけど、そこでやっぱりうみくんと議論になって、これはアートワークだから、どっか私が3Dプリンターでいいやんって気をかけたら、アートワークって言われて、えーみたいになったっていうのは思いましたね。
台座の小口のフィニッシュワークのクオリティで喧嘩するみたいな。
私工芸人ではないんで、小口の荒さがやっぱり出ちゃうんですけど、工芸の人から言われたら小口が汚いとか、こんなものを売り物にするなみたいな言われたけど、全部手作り。
この2人のうみさんとしおさんと、グッドジョブセンターの問題解決の仕方のうまさと、やっぱり関係性の中でいろいろ、障害のある方と親切の方っていう関係性の中で、障害者だからみたいな風に線を引かないっていう姿勢が、
他の施設にうまいことデジタルの良さを利用して、そっちにもやってもらうみたいな軽やかさが、そういうところにすごく出てるなっていう。
自分たちのセンターでやってることだから、自分たちだけで頑張らなきゃいけないっていう。
なりがちですよね。
なりがちなんじゃ。完全になってた。
やっぱり、ニューチャーディショナルって名前とかも聞いたときも思った。ホッと頭を噛んだんですけど、何かの交差点みたいな感じがすごくしてて。
人と人の交差点だし、新、新、新しいと伝統、新旧の交差点もあるし、人との愛と愛の交差点っていうか、物を作った思いと受け取る人の思いの交差点というので、
名前の字体を見たときにロゴがありますね。
NとDがくっついた。
バランスをとってて、測りも見えるし、道路の交差点にも見えるし、面白いなって。
まだニューチャーディショナルのコンセプトとかの話、ようやくここでたどり着いた感じですけど。
まだこれから聞きますけど、今ここまでの話で自然にこっちに流れていくなって感じはしますけど。
まさに今藤井くんの説明はそのままニューチャーディショナルにつながってきた。
明確にニューチャーディショナルっていうコンセプトを掲げてスタートしたのがいつ頃かな?
2019年、コロナの直前でした。
なんというタイミングですね。
覚えてなかった。
それはハリコの一連のアドバイスでした?
グッジョブが始まって、手仕事というか、それまでプリントモノだったりイベントカンパニー、あるいはタンポポの家でやってた。
アートの仕事化っていう時に、著作権にじりようっていうのが可能性あるぞとは思ってたんですけど。
逆にグッジョブが始まったことによって、自分たちで作るっていうことを取り戻すっていうんですかね。
手を動かすってことの大事さに気づいたっていうのが、ニュートラルを始めるひとつのきっかけにはなってたんじゃないかなと思います。
その辺もすごい聞きたいんですけど、もうひとつキーワードとして気になってしょうがないのは著作権の話も。
すごいね、書籍も出されてますし。
あと気になったのがカルタじゃなくて、カードゲーム。
あれ買って帰ります。
すごい大事なのが、作り手もわかった方がいいよって言って、もちろん文科賞もダウンロードできるPDFで、
わかりやすく著作権とかIP、Intellectual Property、日本語でなんだっけ。
知財、知財の話とかを作り手が自分を守るために覚えようねっていうのは確かに大事なんですよ。
私、日本の理大がなぜコピーライトとか知財のことを授業で絶対に必修にしないのかが、
必修ではないし、教えてる学校があったらフォームにうちは教えてるかなと。
必修だよと言ってください。
そうなんですけど、それだけでもなーっていうのが最近自分の身に降りかかってくるようになってきて、
作品が貸してくださいってちょっとお金払ってもらって契約書もあって、
で、貸すんですよ。それをうっかり気づいたら違うのに3次利用されてたりとかして、2次じゃなくて3次元になっちゃって、
そうやってある意味事故なんですよね。アクシデントです。完全に。思いもよらない。
お互いそれを意図としてやってたわけじゃなくて、私は私でもっと勉強してれば自分の作品も守れて嫌な思いもしなかったのにっていう後悔と、
多分それをちょっと事故ってやってしまった方たちも、わざとじゃなくて広がればいいな、私の作品がみんなの目に触れればいいなって思いもあって事故っちゃったっていうのがあったんですけど、
それはなんかそういう本とかをクリエイターとかだけじゃなくて、こうやってグッジョブセンターの方がたまに勉強会で復習されてるって聞いたりしてて、
これすごく両方がやるって大事な話だなっていうのが思ったというか。
あとは広告の人たちとかも作家さんとのコラボレーションとかやるんで、そのもの作ってるだけではなくて広める、伝える側、出版の方たちもそうですけど、
そういう人たちもやっぱりこう、知ってそうで意外と知らないというショッキングな状況が最近あるから。
あとはそのクリエイティビティをストックしてアーカイブしていくっていう作業をしたい人とかが、それをじゃあ自在としてどう扱っていいのか。
そこもなんかその公開、非公開みたいなところ、ちょっとあれなんですけど、そういうところのエラーではあったんで。
悪気はなくて引用している。
どこまでが引用なのか、無断利用なのかみたいなのももちろんあるし、印刷物とかは結構そういうのが多いじゃないですか。
さっきほど言ってた、このまま二次利用だけやってて、印刷物でどんどん広めていくと、思いもやらない本人の作品が、
私は靴下場でOKって言ってたのに気づいたら帽子はカバンになって、
あとは自分の好きじゃないサッカーチームの応援グッズになってたかわからないけど、
なってた場合ですよ。どんなふうな気持ちになっていくのかなとか。
それは多分エブラートカンパニーで、そういう知財の。
結局は広めていく時に知っておきたい知識ですよね。
守るというよりは広めていくための権利だったりとかルールなんですけど、
エブラートカンパニーで企業さんと契約をするとか、デザイナーさんと約束をするって言った時に、
私たち自身が全然知財も著作権も知らないので、書かれてる書面の意味はなんだろうっていうところから始まって、
もちろん専門の人にも聞いたりはするんですけど、
すごく原点に立ち戻るとすごく単純な話ですよね。お互いの信頼がそこで取り交わされていて、
約束は守る上で広めていくよっていうことなんですけど、
でもやっぱり分からないことは不安になるし、不安になることはやりたがらないし、
結局それでしょうがない人の作品を広めるっていうことがやりづらくなるのは良くないなと思って、
もう少しそれはカジュアルにというかオープンに考えられることだし、
知れば知るほどグレーゾーンが多い世界っていうのもやっぱり分かってくる。
ネットで検索し始めるといろんな考え方があるし、
結局最終的には自分たちである程度考えられるようなベースを作っておこうっていうのが、
この知財のプロジェクトの大きなところですよね。
専門的なことを学ぶというよりは、生活の中で分かる範囲の知識だったり経験点を積んでおこうっていうのが、
この知財プロジェクトの大きなポイントかなというふうに思っています。
なんか結構知らないがゆめに自己規制しちゃうことも多くて、
それがすごい残念で、別に書くことはどこまでも自由であってもいいんだけれども、
こういうのはキャラクターを書いちゃダメなんだということで、
例えばNHKのアニメに出てたキャラを障害になる人が書いたのに、
それを規制してしまう職員がいてしまうとか、
またそれを大々的に商品にしておろうとするって話は違うけど、
好きなものを書くっていうのはどこまでも自由であっていいはずなのに、
もしくはまたそれを商品化したいときも、
だったらその原著作者に確認を取るってこともコミュニケーションの始まりと思って、
その人の好きなことを認めてもらうって言ってみてもいいんだけれども、
それをする前に諦めてしまうとか、知識を間違って知っているがゆえに、
規制をしてしまうっていうのがすごいもったいないなっていうことはあって。
確かにそのグレーゾーンを北巻の作品群を見たときに僕も思いました。
どの辺の境界にあるんでしょうね。
実際確かに作家とか制作した会社とかに、
これをやってみてもいいですかって聞くのって、
すごい良いアイディアだと思うんですけど、
作った側からしてみたら、好きになってもらったんだ、
それから創作意欲を感じてもらったんだ、
だったらどんどんやってくれっていっぱいの作家だったり会社はあるはずなんだよね。
でもそれがやっちゃいけないって思っているからなかなか来ないっていうのは、
実際すごくよくある話だろうなって思った。
あとは本当に悪気なくってさっきおっしゃる通りで、
福祉施設とかでも悪気なくその人の作品を職員が良かれと思って、
確に戻らずに展示しちゃったりとか、
発信していくっていうこともやっぱりあったりして、
ある意味とても表現ってその人の大切なものなので、