もう一個気になってたのが、やっぱりテーマが歌舞伎っていうのが気になってたから、
今なぜ歌舞伎をテーマにして映画作るの?っていうところがちょっと不思議だったんだよね。
確かにね。
歌舞伎はやっぱり歌舞伎。
能でも狂言でもなく歌舞伎。
歌舞伎見に行かないのに映画だったら見るって不思議だなと思って。
それあるよね。
南座に行って席がっていうふうにちょっと苦言を仰ってた。
舞台から見ると南座の席はああいうふうに見えるのかみたいなことはちょっと映画を見ながら思ってた。
答え合わせみたいな。
僕が座ってたあたりはあんな感じに見えるのかみたいな。
僕らね、東銀座のそれこそ歌舞伎座しか行ったことない。
南座まだ行ってない。
もともと歌舞伎ってああいうシアターなかったでしょ?最初の地点が。
市城から出雲の奥にまで辿ります?
そこまで辿ると沼になるんだけど。
私は知らないから知りたいんだけど、
もともと外だったのが屋根付きになって歌舞伎座みたいな風にすっとばすとそういうことになる。
大徳寺の男とかの人が保護したとかいろいろ江戸時代に権力者に保護を受けてみたいな話は読みかじったんですけど。
普通に映画の本編の一番冒頭も親切な字幕で歌舞伎が最初は女性も舞台立てたけど風紀の乱れで男性だけで演じるようになってみたいな解説も出てきた話だよね。
ちょっと不思議なのが風紀が乱れてがちょっとよくわからなかった。
あれは僕らの感覚だと絶対想像できないんだって。
今大阪梅田に行くんでよく阪急行くとポスターで女性が男性演じてるあのシアターが。
だからとか。
あっちはどうなの風紀的にどうなのってなっちゃうじゃん。
女性が男性演じたら風紀乱れますとか言われるとえってなっちゃう。
歌舞伎の創始者って言われてる出雲の奥人のパートナーとか夫とかって言われる名古屋さんざぶろって人がいるんですよね。
聞いたことない。
僕も聞いたことなかったんですよ。
武将の息子なんだけどずっと武士なんだけどとにかくこの人の質が置いておいてビジュアルがやばいらしいんですよ。
ビジュアルがやばい。
美男子。
ビジュがやばいらしくてとにかく。
男もそうやって言ってて。
美少年っていう。
出雲の奥には女だけど男装する。
この名古屋さんざぶろは女装するっていう。
めちゃめちゃ美女がやばい奴が女装してそれでちょっとイチャイチャする演技が頭の中がおかしくなってその盗作感がやばいっていう。
あれらしくて。
僕らは絶対想像つかないのはどっちかっていうと法権主義的な社会で男が政治的にもいろんな発言力がある中でその男の人たちってしばしばバイセクシャルだったりとかするじゃないですか。
日本の歴史とかってそういう人たちが見た盗作感って今の僕らにはちょっと想像つかないじゃないですか。
どうしても。
セクシャリティ的にも。
やばーってなったからめちゃくちゃ人気になって爆発的に急に人気になってこれコントロールできんぞっていうのを風紀を乱すってこと?
風紀いいんですか?
よくわかんない理由だな。
司法さんは風紀が乱れた状態がわからない。
どれを乱れた状態って言うのかがわからない。
それは想像にお任せするとして映画本編の話。
風紀が乱れる。でも風紀乱れそうだね。あの映画でまたちょっと。
え?風紀乱れそうだって。
風紀はちょっと思った。あの映画を通して。
美男子たちがイチャついてるっていう。
わちゃわちゃしてるっていう。
奇妙な顔をした男の子がわちゃわちゃするっていう。
映画ですって。
映画ではやっぱり風紀はちょっと無無と。
乱れてるのかこれが。
とはちょっと思ってたけどね。
だからあれですよね。ざっくり言うと歌舞伎の一家がいて。
これは別にストーリーに書いてあるからだけど。
作座のせがれがちょっと見どころがあって。
そこに妖子みたいな感じで入って。
そこにいたもともといる直系の乳筋の男の子たちと
わちゃわちゃしながら歌舞伎を。
わちゃわちゃやめし。わちゃわちゃやめろ。
ちょっと長い。ちょっと長い。
手伝ったくましながら一緒に育っていく話ですね。
喧嘩したり仲直りしたりいろいろしたりするっていう。
ホドモドした。
喧嘩したり仲直りしたいって言っちゃうとホドモドした感じですけどね。
なかなか波乱万丈という感じの。
映画もう一個見たかった理由が
女優で寺島忍さんが出てる映画を
映画館でちゃんと見たことないわと思って見たいと思って。
実は私会ったことあって何度も。
子供の時。大人になってから会ってないんだけど
学宿一緒だったの。
え、何が?
子供学宿で。
学宿?
そう。彼女のお姉さんだったかな。ちょっと数年上で。
優しくしてくれって。私結構いじめられてたから変わった子なんで。
学宿でもいじめられて。いじめられてっていうか。
いじめられる?
いや、誘われなくて一人でポツみたいな系だったんですよ。
変わってないですね。
変わってないです。
それを声かけてくれたりとかしてたお姉さんがいたなと思って
うちのお母さんに言ったんですよね。優しいお姉ちゃんいてその人が好きだみたいな。
お母さん大きくなって、あの人はお父さんとお母さんが女優と歌舞伎役者あって
実際に小っちゃいから親が連れてきたりとか迎えに来るから
お母さんも日本人たち見たことあって
子供の時優しかったっていうのはめちゃくちゃ私の中で芸能一家じゃん。
お父さん歌舞伎役者、お母さんめちゃめちゃ有名な女優みたいな。
全然偉そうにしてないっていうイメージがあったから
そういう人が頑張って演技してる。しかも歌舞伎の話じゃないかみたいな。
彼女女性だから後継ぎできなかったんだよね。歌舞伎。
その映画の中に出てると結構なんかすごいエモい。
だって彼女はその映画の中では父筋を大事にしたそうなお母さんの役を演じてるもんね。
本人実際どう思ってるか知らないんだけど
何の因果かそういう役をやってる。
でもその時点で生まれた時点で告げないとわかってんわけだからさ。
どういう思いでやられてたんだろうって。
それ言うと本当になんで女性歌舞伎やっちゃダメなのか。
いまだに。なんでってやっぱり。
その話に戻っちゃった。
戻っちゃったよ。この時代になぜみたいな。
それは難しいですよね。
だからどっちかっていうと相撲が女性がいないスポーツなのか
親父なのかちょっとよくわかんないことはありますよ。
女性の相撲をやる人もいるっちゃいるから
一応トーナメントとかには出れないけど
そういうスポーツとしているじゃん。
歌舞伎なんで。
じゃあ宝塚も男女いじまじてやろうってなったら宝塚じゃないしな。
そこを私すごくもやもやしてて
どっちでも良くなりですかっていう方としてダメかと。
そういうのがあってもいいんじゃない?
そこはジェンダーじゃなくて性別格的な
切り分ける性がこことここにありますよっていう
それがあることは自由やから
誰も知ってないですからね。
そこに絶対に見に来いとも入れとも言われてないんでね。
それはあっていいと思いますけどね。
宝塚がまさかの驚愕かみたいな。
宝塚は自然やってないじゃん。
そこはね。
私が引っかかるのもやっぱり
歌舞伎はそこ全然違うな。
自由に誰でもやっていいよっていうのが基本型だったら
相撲も別にやりたきゃ
ちょっと調べたんですけど
10代の有名な大会って
わんぱく相撲とかだと思うんですけど
ありました?
わんぱく相撲女子全国大会
あるんですよ。
女相撲は結構明治時代とかがありますよね。
そうなんだ。
スパッツとかなんだ。
ただあそこに入れませんよっていうと
両国の国技館には
っていうところだよね。
女相撲の映画もあったもんな。
そのやっぱ血族っていうのに拘るっていうところが
すごく私は見ててめちゃくちゃもやついた。
工芸の話とかで言うと
例えば何代目何々とかめちゃめちゃある話じゃないですか。
人間国もそうだし
どの分野のところでも。
血族が継ぐことのいいことと悪いことが
僕は思うんだけど
基本的に工芸的なものづくりの仕組みとかって
法権時代の職業の自由がない
異動の自由がないっていうところの前提にしてる
システムを現代にやってるから
矛盾が当然多いんだよね。
現代のものに合わせようとすると
最低賃金を設定しなきゃいけないとか
労働が8時間のうち
1時間は休憩で
30分は休憩取らなきゃいけない
とかいろいろあって
その理不尽さを
受け入れてでもやるのって
血族ぐらいしかそれを押し付けられないんだろうな
っていうのも思ったりするっていうのは結構ありますね。
例えば工芸じゃなくてもいいんだけど
お寿司屋さんもあるし
なんか秘伝のたれとかもあるじゃん
何々やのとか
あれも結局何かを守るためなのか
自分たちを守るためなのか
情報があんまり外に漏れないように
外の人だと
やっぱりいつ辞めてっちゃうかわからないしとか
結構ショッキングなことが起きるわけですよ
現代だったらさ
最近とあるデザイナーさんのところで
若い子が働いてたら
その子がデザインとか作り方を丸パクして
他の所で売ってたってことが
わかったりとかしたっていうのを聞いて
家だったらさ
丸パクりして売ってたって別に問題になんないんだよ
息子が頑張ってますってなるじゃん
のれうま気をします
そこは何なんだろうっていう
他人だとやっぱり盗まれ
家だと盗まれてないっていう線引き
でも歌舞伎とかって