1. Cra出しRADIO 工芸とカルチャー
  2. S3 ep2 儀式か科学かノスタル..
2023-09-05 48:37

S3 ep2 儀式か科学かノスタルジーか?あるいはただのフェチなのか?

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前回の薪窯で器を焼いた体験談を引き継いで展開するのは、なぜその方法を選ぶのか?という話。電気窯もガス窯もある時代になぜ薪で陶器を焼くのか?ストリーミングで音楽が聴ける時代になぜカセットテープで音楽を聴くのか?私たちはそこにある差を理解しているのか?理解はしていなくても感知しているのか?感知しているつもりでただノスタルジーに浸っているのか?仕組みが理解できていれば細かい違いに気付くことができるのか?なんだかんだ言ってフェチの話でしかないのか?そんな次々と浮かぶ疑念に、恐らく何一つ答えを出すことができない堂々巡りのエピソード。

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【今回の話題の関連リンク】
Roland TR-808(ウィキペディア)
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荒井由実/中央フリーウェイ
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secca inc. 株式会社雪花
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【ConCra Information】
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⁠パーソナリティ:岩田篤 蔡海 福原志保

00:01
クラ出しRADIOは、使わなくなった大切なものを様々な手法で生まれ変わらせるコレクティブ。
ConCRAのメンバーが、工芸を軸に物と人との関係、物を作ることについて皆さんと一緒に考えていく番組です。
ConCRAのうみです。
しほです。
岩田です。
よろしくお願いします。
前回、このお休み中何してましたか?の話から、巻き釜の話。
話ばっかりになっちゃった。
巻き釜の話ね。
うみさんが巻き釜を見に行くという段階で、ある種の答えとして、宗教的な何かしらの思いみたいなものによってそれをやっているんだろうなという。
冊子ですよ。周りの人の空気感を雰囲気にしてて、巻き釜なんか特別みたいなウキウキした感じを感じ取っていて、それって実際どんなものなのかっていうのをやってみたいっていう。
やっぱり準備の前に素焼きをするっていうのが入ったので、なんだかんだ言って1ヶ月半から2ヶ月ぐらいかけてみんなで作品作って、鞘作ったりとか。
最初から普通にいつもと違うものを作らなきゃとか考えちゃったりとかで、みんなウキウキしてる感じがやっぱり教室でも伝わってて。
先生もせっかく巻き釜だから今回はこういう土にしてみればって教えてくれたりとか。特別感がすごいある。
土をこね出すっていうか手前の段階で巻き釜で焼くからこの土がいいよとか。
こういうのとかどういうフィニッシュがしたいどういうものを作りたいかってざっくり聞かれるんで、ザラザラした感じとちょっとなんかテクスチャ変えたいですとか言えば、じゃあこれとこれとこれ使うとねこんな感じにはなるけれどどう?って言った通りにならないんですけど。
僕今塩さんの話聞いて面白いなと思ったのは、前提としてただ僕のある種確認作業として言うんだけど、巻き釜で何かを焼くっていうこと自体が焼き物相対で考えた時にすごい開古主義的だと思うんですよね。
簡単にその焼き物自体はできる時代に開古主義的なやり方でやりますよ。すごい面白い点はじゃあちょっとざらついた岩っぽい粒を混ぜた感じにしましょうっていうのも言ったらダメージジーンズを最初から設計して作るみたいな感じだと思うんですよ。
03:18
スチももうすごく今…
もうまさにそうで、当たりってあるんですよジーンズで。ひげとかわかります?当たりって英語になってるんですけど、ジーンズが当たる部分が白くなるんですよねだんだん。
あとはひげっていうのはシワがあるところも当たりやすくなるんで、それが猫のひげみたいにあるからひげって呼ばれてて、だから例えば膝の裏とか腰のあたりひげがよく出ますよ。
設計して実はデニムの場所どこにあるかによって足の長さとかが長く見えたりとか短足に見えたりとかすごいあるんで、デニムの設計者はそれをちゃんとやってるんですけど、私はそれを石を入れることでまた六角形に作ったっていうことは
当たる部分がツルッとしてるところ、もうガラス質でカーバーされちゃってツルッというところとザラッとした面、肺がかぶらなかったところはボコボコしてほしいと思って、そうやって
実際その枠どおりに仕上がりました?
100パートは言い切れないけどまあまあ納得って感じで
自然現象を操ったみたいなカタルシスなんですか?
完全に私はそっちです。私は化学的に実験みたいな感じの頭でいて、ただの巻き釜じゃなくて登り釜だから余計興味があった。
普通の巻き釜だと1個巻きで終わらないんですけど、上に熱が上がっていくっていう。
斜面を利用してね。
そうなるとやっぱり熱が渡り方が違うんだろうなとか、あとそもそも日本でできたわけじゃないよね、登り釜って聞いたら。
えっと朝鮮半島とか。
そうそう。
あれをカラーツとかちょっと僕もそのあんまり明るくないんですけど陶芸師とかっていうのは。
ただ日本人がどうしても生きたらなかった。なんでこんな風にできるんだが、わざわざその朝鮮半島行ったら登り釜を見てこれだってわかった。
それもサイエンスじゃないですか。
そうですね。
そういう興味、どっちかっていうと。だから開古主義というよりは多分私ただの自然化学オタク的視点っていう感じ。
歴史オタクの人が大河ドラマを見て、その頃そんな器がないよってツッコミ入れるんですよ。
06:01
釜的にただそこまで果たせそう。
そういうのもあるんですよね。
今のその巻き釜を使うことが開古主義なのか、何かしらの今の技術とは違う何らかの必然性があってそれをやってるのかみたいなことに
なんで興味があるのかというか、なんでというか、僕の自分の話でいうと、倉田紫ラジオのジングル、僕作ってたやつなんだけど、
さっきちょうど海さんに見てもらったんであれなんだけど、リズムの刻んでるやつが70年代のローランドっていう会社が出したリズムボックスっていうリズムマシーンなんですよね。
TR-808っていう、ドラムマシーンが生まれるよりも前の時代の、ちょっとアナログな、
一応そのテンポとかをつまみで調整ができるんですけど、今のDTMのパソコンの機器材にそのまま取り込むと完全にBPMのテンポが一定じゃないんですよ。
あ、そうなんだ。
なんか微妙に、ただあいつが癖があるだけなのかわからないけど。
それなんかでも、岸くんも、我々がTR-808がさっき海さんが迎えに行ってもらった、ちょっとちっちゃくなった今の現代のやつがあるんですけど、
我々のじゃないんだけど。
それ言うと話が長くなるんで。
で、それをアンプにつないで、ベースアンプにつないでベースアンプから出た音をマイクで拾ったやつを使ってるんですよね。
いや、なんか倉田氏ラジオっぽいジングルの仕組みが今かけ明かされるみたいな話。
これやる意味あるのかっていう話なんですよ。
この時代の70年代のリズムボックスっぽい音とかは、今僕はあんまり意識低い系の音楽をちょっと作ったりする人間なんで。
どういう音楽?
ロジックとかプロトゥールというか、その有料のDTMソフトって使ってなくて、Macに最初から入ってるガレージバンドで使ってるんですけど、
ガレージバンドのプリセットでも結構、
再現性の高い?
そうそう、それっぽい音とかあるので。
かつ、リズムがブレないから使いやすい。
09:01
後からエリットしやすいってちゃんとあるんですけど、
なんかそれをあえてやってるのも、正直僕はそれを音だけ聞いて当ててくださいとか言われると多分わかんないんですよ。
こっちがプリセット音です。こっちが70年代のリズムボックスから聞き取りしたやつです。
本当にわかんないよね。音源の精度になってるから。
なんだけど、それをあえてやるのは、ある種の宗教的な技術、みたいなものなのか、何なんだろうなっていうのは自分自身で。
今何か繋がったのが、印刷についての回あったじゃん。
そこで岩田さんがこのタイプ印刷のことを教えてくれて、
2色使ってない時の、あの時スライのフレッシュの話したっけ?
印刷の例に出して言ってたと思うんですけど、
あのスライのフレッシュのリズムの音なんですよね。
ざっくり言うとあの倉田氏ラジオのリズムの音が。
そこで僕が倉田氏ラジオの伏線を回収した感じが今日あって。
フレッシュの話してないかもしれないけど。
これもこのタイプ印刷?
じゃないですけど、今持ってきてもらった。
それは特色ずりのフレッシュのジャケなんですけど。
あれ、合間に喋ったのか。
特色ずり、基本的には2色で、1色黒とグレートーンだけでやってるんだけど、
特色を1個か2個入れるだけですごい。
もう売っちゃった。
特色じゃない印刷のCDを元々持ってたんですけど、
紙ジャケで再発された時に買い直したら、こんなジャケットやったんやっていう。
だから印刷の網店まで細かく見る岩田さんは、
このフレッシュの元々の印刷とかの特色を味わい深く鑑賞するであろうところを
もう売ってしまったっていうことが今判明してる。
そこのリズムボックスが倉田氏ラジオの使ってるリズムなので、
ちょっと伏線が回収されましたっていう。
以上でした。
宗教性ですよね。
だから、わざわざもっと手軽な方法で出すテクスチャーなり音色なりを
なぜわざわざ人は手間をかける昔ながらのに回帰するのかという。
まだ言葉、僕らせっかくに言語化できてないけど、なんとなくあるでしょう。
最近ほらテープ、カセットテープハマってるじゃん、みくんが。
僕ね。
あれもちょっと開講主義だなと思って見てて。
12:01
CDプレイヤーもあるのに関わらずわざわざ、レコードプレイヤーもあって、
別にサブスクもある音源。
カセットテープじゃないですっていう曲じゃなくて、
わざわざ買うんですよ。ネットからオーダーして。
それはなんですか?カセットテープで買うって。
なんて言うんでしょうね。やっぱり手軽さがすごいあるんですけど、
手軽さも説明しないといけないですよね。
めんどくさいで、いちいちA面B面、いちいちペッて回転させてやるんだよ。
レコードもそうだし。
レコードもそうだけど、僕やっぱり運転しながら音楽聴くことってすごい思うんですけど、
今のカセットプレイヤーをちっこいやつがあって、
電池を一応6個くらい入れてモバイリーに使えるのを、
ダッシュボードって言うんですか?ポコンって乗っけておいて、
そこでLINEで繋いで出してるんですけど、
それが結構そのスタイルでカセットを聴くっていうのが気に入ってて、
一時期ヤフオクとかで、
昔サービスエリアで売ってたような変なオムリバスみたいなのが安く売ってて、
今それ買うと発見があるって、
ユーミンとシーナーザロケツとかYMOが全部同じ一色体に入ってる。
ごったりみたいなのがたまにあって、そういう味わいがあるんだけど、
そのユーミンの中に中央フリーウェイっていう曲があるんですけど、
中央フリーウェイをそのカセットで聴いて、
実際の中央道を走るときの哀愁がちょっと違うような気がするみたいな。
CDとかではわかんないっていう。
どっち側か忘れたけど、右に見える競馬場とかそういう歌詞があったような気がしたけど、
そういうのを実際に右側の競馬場、調布あたりで、
そういうのをやると、
普通にサブスクでユーミンの中央フリーウェイをかけるよりはちょっと違うような気がするとか、
僕のカセットのやつとかはコレクションというか、
一応僕の中でテーマ性じゃないけど、
なんか決め言のようなものがあって、
やっぱりカイコ主義的なマイルドなんですよね。
今の新しいアーティストのやつも全然カセットでわざわざ買ったりしてるんですけど、
それもなんだろうな、
一番新しい人は、
ニールフランシスっていう人がいるんですけど、
15:00
これを本当に音楽ならしていいのかって言うのがあるんですけど、
今の人なのにめちゃめちゃ音作りがカイコ主義的な人なんですよね。
オルガンとか、
エレクトリックピアノとかギターの音とかも70年代っぽい音とかを使ってて、
そういうのをカセットで聴くと相手があるような気がするみたいな、
そういうある種の信仰みたいな、
フェイチっていうこととも違うのかな。
音質とは違う。
多分デジタルリマスターしてるものをわざわざカセットにして売ってると思う。
スピーカーがそんなに良くないから、あんまり音は良くないんでしょうね。
でもね、カセットの音質が明らかに違うんですよね。
アナログとCGとストリーミングは正直僕みたいな耳にはほとんど同じに聞こえるというか、
アナログだから音が良いってあんまり思わないんですけど、
カセットは明らかに劣化してる。
中央音域のところがボワンってなって、
最後が聞こえなくなるっていう感じで、
今このデッキにもテイラーする人の
テイラーする人のテープ?
めちゃめちゃ車で言うと現行車。
テイラーする人2020年のアルバムとかが入ってるんですけど、
カセットで聞くと音違うんですよね。
これはもうカセットの音でしかない。
どういうことだ。
テープとして劣化しちゃってるっていうんじゃなくて、
新品で買ったテープで、
言ったらCDとかアナログと同じシステムで、
同じスピーカーで聞いても、
カセットだけは全く音が違うんで、
儀式的なものよりは明確に音質にものすごい特徴があるんですよ。
あとMDとかも。
MDの圧縮のされ方とかも。
MP3。
今の技術より1個前のMP3であるとか、
その前のMDの圧縮の方式なんとかっていうの忘れましたけど、
今聞くとMDっぽい音やなみたいな、
カセットっぽい音やなみたいなのは確かにある。
それちょっと儀式みたいなのが明確に違う。
テクニカルな話だよね。
話したいネタが。
おそろおそろ。
ソニーの初創業者の息子さんとたまたまご飯を食べたことがあって、
その人が言ってたのが、
喋っていいネタですか?
喋っていいネタです。
テープで録音するとちゃんとステレオとして録っているのにも関わらず、
18:05
CDの方が絶対に良いと思っているのは何でだみたいなことを酒飲みながら言ってて、
私意味わからないので聞いたんですよ。
結局デジタルだとステレオ的にはマイクは録ったとしても、
その後デジタル的にもう一回して2Dか1Dみたいになっちゃってるっていう。
ステレオじゃなくなっちゃってて、
でもそれをアウトプットするときまたデジタイズでデジタルに聞こえるようにしてるから、
あれはコンサートをデジタルで録るなんて何事だって彼は怒ってたんですね。
だからテープで録った方がちゃんとチャンネルも分けられるんだっていう話をしてて。
LとRのチャンネルが元々のテープで別チャンネルで録ったものを別チャンネルで流すのが仮説テープだけど、
CDの場合は一回その左右のバランスも含めたデジタル情報に変わる。
そうなんですよ。だからカラヤンとか聞きに行ってね、
どこに座るかって重要じゃないですかと。
そこの左側に座ってたのか右側に座ってたのか全然違うし真ん中です。
真ん中がやっぱりカラヤンの場合はすごい良いっていう話らしくて、
それをカラヤンは背中でなんか…
その話、黒田志夫の前回でも言ってた。
言ってたね、真ん中のあれ。
だから真ん中が良いのにわざわざそうなCDでよくしなくしてるっていうか。
それ僕的には言っていいのか分かんないなって思ったのは、
ソニーって一方でめちゃめちゃハイレゾーをしてるところでもある。
売り方としてはコンサートホールで真ん中に中央の周音系のマイクを置いて、
ハイレゾーでやると、要はコンダクターが実際よりもさらにデジタルにした方が
一応良くなって聞こえるみたいな、そういうプロモーション僕聞いたことがあったので。
だからコンフリクトだったってことですよ、実際に。
だから多分ヤンヤン言ってたんだと思う。本人は納得してないかっていう。
いやー、まあ分かんないけど、ちょっと話添えたんですけど、
その儀式か実際に明確に差があるのかっていうのはなんか面白い話だなって思って。
なんかどっちもな気がするんですよ、結局。
違いがないわけではないのでやっぱり。
そこがちょっと、科学って結局何なんだろうって思うところでもある。
科学的に解明すると、ああ違いますねっていうから違うものなのか、
感覚的に違うから、それを説明するために科学がなんか、
ああだこうだ言って理論過ぎてるけど絶対音してることなんかいっぱいあるはずなっていうね。
21:03
人間の感覚的に何か違うはまだ多分科学だけでは絶対説明できないわけじゃん。
脳みそが悪さっていうか本当はいいことなんだけど、
欠損した情報を保管しちゃうんですよね、視覚情報なり聴覚情報なりを。
だから実際のものは僕らは認識してるかどうか実際分からないっていうのはあるんですよね、前提としては。
ここ2年ぐらいちょっとやってることが、英語を喋るときに顔の筋肉とかをすごく意識して喋ってるんですよ。
それは元々?
元々はしてない。
最近の迷子ですね。
2年ぐらい。それで出せなかった音が出るようになったって勝手に自分で思い込んでるんですけど、
それが何が分かったかって言って聞こえなかった音がもっと聞こえるようになったんですよ。
今まで単語でその単語とこの単語ほとんど同じに聞こえるぞみたいなのがあったやつが明らかに違うなって分かったし、
あとちょっと休み中の話に戻しちゃっていいですか。
最近中国語始めたんで、それで全然みんな同じ音に聞こえる現象がまた戻ってきちゃって、
この4つの音が全部同じに聞こえるみたいな。
それは多分自分が音を出せるようになるから頭が補完して聞こえるようになるってことが。
自分の音を出せないと聞こえないんですよ。
劣化した無線の音とかあるじゃないですか。
例えば柳澤慎吾のネタとかセロマで、
あれって不完全だけど僕ら頭で補完しますよねって感じのことだと思うんだけど。
そうだし、あと多分自分の出してる音っていうのもあるじゃないですか。
脳みそって多分自分が言ってることをちゃんと聞いて騙しているというか、
言霊じゃないけど。
だから自分が発音できるようになるとその音を認識しやすくなるっていうのはあるんじゃないのかなと思って。
でもその音を出すには顔の筋肉とか下の使い方とか、
どこに舌を重ねれるかとかをちゃんと調べてやらないとその音は出せないんです。
楽器と同じみたいな。
だから例えば楽器やってても岩田さんは差がわからないけどって言ってたけど、
今日その話聞くまで完全にソフトシンセでやってると思ってた。
だけどさ、もしも自分がその楽器を作ってたり、
24:02
もしも自分が常にそれだけやってたら多分聞こえるようになる。
違うなってわかるようになるんじゃないかなってさっき言ってて思ったんですよ。
あのあれですよね、炊飯器作ってるカーの人がご飯の炊き方の差をめっちゃわかるみたいな感じ。
あとバスクリーン作ってる人がお風呂入ってこれは違うとか。
岩田さんのボーコルの年代によって網手の形が違う。だいぶそれですからね。
だいぶそれだと思います。
それです。
自分が理論っていうか、どうしてこういうものが出来上がっていくかっていうのを解剖学的にわかっていると違いがわかるっていうことなのかなっていう。
そんな話してると、でも例えば今のさ、認識とか、理論化されてないものとかって言ったら、
僕らの時代だといかにパラメーターにしようかとかって考えるわけじゃないか。
コンピューターとほとんどの人が一緒に生活してる中で。
生成系AIのシーズン2の岩田さんの丁寧な解説もありつつ、
僕らはほとんどの人が生成系のAIと向き合うか共存して暮らしていこうってなった時に、
とはいえ生成系AIのマシンラーニングするネタみたいなもので、
せいぜいデータ化されたものがネタになるわけであって、
データ化するってことはパラメータ化してるってことだと思うんだけど、ざっくり言うと。
僕らはまだパラメータ化できないことがむちゃくちゃあるんじゃないかっていうのを
うすうすどっかで同時に気づいてるわけじゃない。
パラメータ化っていうのは、
がっつり適当に言うと数値化みたいなことだと思うんですけど。
あとは量だよね。
あるいはあらゆるマシンラーニングをさせ、
大量の知識を載せたところからのパラメータの差。
そうそうそうそう。
ただパラメータだけだってあんまり今と変わらないけど。
そういうことです。
そこまで最近それやってるな。
結構恐ろ恐ろ、
倉田氏ラジオとかで喋りながら喋ってると、
結構開古主義的なこととかと、
現代とかとガチャってなったら結構不思議な感覚があるんですけど、
ナウシカの話を恐ろ恐ろしていいですか?
なんで恐ろ恐ろなの?
なぜ私たちが怒らなきゃいけないの?ナウシカの話。
27:02
この話長くなったらまたあれだなと思って。
この間一緒にある大学の授業行った時に、
SFの早川か何かの編集者の方。
ある大学とか格差の方?
千葉大学。
いいじゃん別に。
その方とのナウシカはどういう時代かという捉え方が、
その巻き釜の話につながるんですけど、
ナウシカの世界はセラミック時代って、
呼ぶものなんですよっていう話があって、
あの世界では基本的にはエンジンは開発できないよと。
エンジンは基本的に、
火の七日間戦争っていう世界が終わる戦争の前に残っているエンジンを発掘して、
自分たちでエンジンは作れないけど、
動き方を何とか研究して、
飛行機とか作ったりとかしてるっていう時代で、
基本的にはもうセラミックっていう物質的な。
何で作れなくなったかっていうのを説明した方が、
技術的にって言うと結構それって手とか知識って思っちゃうかもしれない。
素材が取れなくなったからじゃない?
そもそも。
金属が取れた?
金属とか自然的に資源がないから。
固達するとかそういうことなの?
そうです。
ちょっとそれは詳しい。
あれ自身はナウシカの砂漠に見えるところって全部セラミックの粉なんですよね。
なんからしいっすね。
それのせいで。
前時代の火の七日間以前の文明で、
結局物質としては粉々にはなっても消えないから、
それが砂漠化したみたいな。
なんか人神星的な話ですね。
マフニングと。
なんかオイルも枯渇しちゃって、
燃料が枯渇してるから。
燃料はなんかあるんじゃない?
だってエンジン。
なんかでも違う話だった気がするけどな。
いずれにしてもエンジンとか動力系とかが作れないんですよ。
だからちょっと不思議な。
だからクラダッシュラジオやってる時に、
巻き釜もそうだけど、
全然知ってないけど、
失われた技術とかをもう一回ほじくり直してるような気持ちというか、
例えば、わからないですけど、
伊賀さんがガレージバンドのソフトでリズムボックスの音を出せれば出せるのに、
わざわざ失われた技術というよりはフェチに近いかもしれないですけど、
わざわざそこのブレとかも含めて音を出しして確認作業するじゃないけど。
それをゾンビメディアと呼んでるわ。
ゾンビ、デッドメディアっていうのがもうプレイヤーとかもなくて、
例えばカセットプレイヤーとか、
30:01
例えばベータとか、
昔家にあったけどもうないじゃないですか。
でもベータカセットを大事にとっておいても、
もう家にプレイヤーないから、
どっか特別なとこ行かないと見れませんよ。
それってある意味もうプレイヤーどんどんなくなったらデッドになっちゃう。
情報が残ったとしても再現プレイできないから、
もうそれは死にましたと。
ただカセットプレイヤーみたいにまだ家にあるとか、
ソフトもそうだし、
そのハードのプレイヤーもあるとなると、
死んでないけど生きてるみたいな感じでゾンビメディアってその差。
例えば回転するものってなぜか残るよなっていつも思ってて不思議で。
例えば?
レコード、カセットプレイヤーとか、
なぜフラッシュディスクはなったんだろうとか。
そういう意味で言うと僕は、
ソニーディスクの代わりになっちゃう。
ヤバいぞこれは。
iPod視聴環境とかを維持しようとしてるのは、
割かしナウシカのセラミック時代で、
ガンシップとかを頑張って維持してるような感じに近い感覚だけどね。
サポートも終わり、供給ももちろん終わり。
理論を言っていい?
回転するものは人間が好きなんじゃないかなって思ったんだよ、ただ単に。
遺伝子も二重螺旋で回転してる形だし、
地球も回転してるし、
回転しているものを見たりとか、
回転しているもので何かを体験するっていう、
人間が何かしら癒されてるんじゃないかなって勝手に思って。
だからフラッシュディスクをバシッとしても、あんま嬉しくない。
あんま嬉しくない。
実際、ギリギリなんとかディスク、あれなんだっけ?
ビデオのディスクがあったじゃん。
レーザーディスク。
レーザーディスクギリ。
でもCDは回転してる。
でも回転してるとこ見えないですからね。
回転して見るのが好きなんじゃないのかっていう。
見せるやつあるけど。
カセットテープとかは、
オートリバースのやつとか売ってたし、
今は逆にオートリバースのデッキとか少ないんだけど、
いちいち買えるんだけど、
今言われて気づいたのは、
一周したなっていう感覚はある。
時間の経過ね。
もうそうだけど、テープが。
あと何分っていうのがこれで見れる。
テープの真ん中の窓とかであと何分って分かる。
いちいちYouTubeにしても、
このビデオあとどんぐらいかなって、
33:02
つい確認するときにいちいち操作しないと。
そう思ったらスマホの画面上で回転するもの見ることあんまないですよね。
ないっすね。
無理くり探そうとしてる俺がいるってことはないんだわ。
分からんけど。
これ多分どっかでZ世代とか、
回転興味なくなる世代みたいなのあるんじゃない?
回転モノに興味なくなっちゃった。
観覧車とかメリーゴーランドとか。
子供のときに。
さらに倉田氏ラジオの過去の話で言うと、
回転に抗う話が、
確か須藤さんあたりのあれだって、
作業の効率化はモーターの回転だったんですよ。
それでできない角の形っていうのがあるっていう。
あれは逆に回転との戦いじゃないけど、
人間らしさと回転との戦いみたいな話だけど。
飛びがんは完全に回転がなければいけない。
あーそっか。
飛びがんはロクロワリキだもんね。
基本的には。
ナウシカの話は途中じゃないですか。
ただ倉田氏ラジオのあれになぞらえてるだけなんですけど、
さっきの巻き釜の話だけど、
ナウシカはそうなってはいないけど、
エンジンのことを掘り出して、
もう一回再稼働とかさせることとか、
そういうことが、もしかしたら宗教的な儀式だったり、
ある種の哀愁とか、
そういうものを帯びることって結構あるのかなと思いつつ、
どっちかっていうとでもあれだな。
いきなり共感軸が幅が狭くなるんですけど、
プレイステーションにあった
ホライゾンゼロドーンとかっていうロールプレイングゲームがあって、
基本的にナウシカみたいな感じなんだけど、
ただそのロールプレイングゲームが未だに
フィジカルな槍とか剣とかそういうもののほうが
話が進めやすいからそうなってるんだけど、
基本的にはそういう世界にいて、
過去の人間の科学が発達したところの限られた情報、
あ、でもストレーとかもそうだけどね。
ストレーはね、猫の、野良猫になってゲームする。
要は一回世界が終わった後の主人公みたいな、
結構ゲームのシチュエーションだとよくあると思うんだけど、
36:01
ああいう感じに近いっていうかね、
なんで釜なんかやるんだっけみたいなものとか、
なんでリズムボックスでわざわざやろうと思ったんだっけみたいな、
なんかそういうことが、
僕らが完全にそれを認識してるか意識してるかわからないけど、
詰まるところ、人間の感覚ってどういうもんだったっけっていうことを
思い出したい要求があるのではないかという話という感じですよね。
なんで多分、工芸に軸を置くっていう風な感じで始まってる倉田施良用だけど、
さらにこう、それはなんか乱暴に言っちゃうと
産業革命以降の自動化した、工業化した現代の世界観と、
時に対比的にちょっと位置づけながら、
いろんなところを見渡していくっていうところの中に、
僕らの会話の中にカルチャーだったり、
デジタルテクノロジー、トレンドとか、
いろんな漫画の話も結構あったりしてるんだけど、
ボワッと現代を見つめてる世界観があって、
あとは僕らが、
価格の発達によって手が出しやすくなった加工方法とか、
CADであるとか、
3Dプリントとかもそうだけど、
っていうものは引き続き僕らが、
基本的には人間って何かを生み出す生き物だっていう、
僕の勝手な前提があるんですけど、
そういう中で、
僕らの人間のクリエーションはどういう風になっていくのかっていうのが、
ちょっと倉田氏ラジオっぽいテーマかなと思っているっていう。
俺の話ってやっぱり分かりにくいよね。
なんで自分で言ってると。
いやいや、
ていうか、
めちゃめちゃここまでとこれからの倉田氏ラジオの、
総括をしてもらった感じはあるんですけど、
めちゃめちゃ。
今でも話聞いてて思い出したのが、
この前見に行った展覧会でさ、
カナダの人たちなんだけど、
SECCAっていうグループ?会社?
もう彼らのコレクティブのようなことを言ってた。
ちょっと今度確認しよう。
何が言いたいかっていうと、
彼らはアディティブって言って、
削ったりとかいうのをやるけど、
どっちかというと3Dプリントで足していくっていうものの作り方からスタートしてて、
どうしても手びねりだったりとか、
ろくろだと物理的にその回転ちょっとつくの無理よねみたいなのを、
3D CADとか3Dソフトウェアで作って、
39:03
それをプリントするっていう先生の方法。
最初そういう風に知り合って、
10年前にスタートしたのかな?
知り合った頃はそうだったんですけど、
最近は割と面白いことやってて、
バウムクーフェンみたいに棒に、
アクリルをちょっとずつ積層させて、
毎日ちょびっとずつ垂らして?
垂らして、それに灰を混ぜて、
そうすると木の粘りみたいになっていくんですよ。
それだけでも2ヶ月すごいお疲れ様なんだけど。
太陽光の紫外線に当てて?
そう、太陽光の紫外線に当てて、
それをまたさらに真ん中をくり抜いて、
それも多分すごい大変よね。
CNCとかでピューっていっちゃうのかな?
磨いてたからすごい大変、またお疲れ様なんだけど。
木の粘りっぽくできてるアクリルと、
あと木の灰でできたその線みたいな。
アディティブの人たちの違う路線に行き始めたなと思って。
それはアートピースとして?
何だろうな。アートピース扱い。
茶器として作ってた。
茶器ってアートピースと木の両軸の視点がある気がするんだけど。
結構彼らどっちかって工芸コンテキストだもんね。
身のままにあるものを使うものを作るという意味では工芸的で、
あとギターとかも作ってるもんね。
確かにその回転のさっきの話でも言い出したんだけど、
僕そういえば陶芸やりながら、
決定的に何かやってるルールを僕思い出したんだけど、
電動ろくろを使わないっていうのを思い出した。
知ってる。
それは何か儀式的なものじゃないですか?
それは儀式的なものを排除する意図が僕にあったか分からないけど、
ある種の回転によって効率が上がるものを一回ちょっと距離を送っていく。
あとは手の感覚がもうちょっとゆっくり起こせるから、
手で回すろくろを使ってるんですよ。
だから完全に全く手びねりでやってるわけじゃないんだけど。
あとやっぱり3Dキャドの影響が多分あると思うんだけど、
3Dのキャドとかだと今断面図をパスデータで描けば
完全に回転物とかって造形ができると思うんだけど、
それじゃできない形を作ってやろうって多分あると思うんですよ。
僕の中に。
しかももう一個現代的に言うと3Dスキャンっていう方法があるんで、
42:03
その3Dスキャンもしにくいくらいちょっと中が入れ込んで、
センサーが入りにくい感じにしたろうとか、
表面だけだったら絶対3Dスキャンでできるんだけど、
その器の中とかの削った感じの薄さとかそういうところまで、
まだ現段階のデジタルファブリケーションでは追いつかなそうな形を
イタチゴッコンのようにチャレンジしようという謎のあれはあるわ。
でも一応360度スキャナーとかもある。
内側もセンサー入ります?
入るっていうかカメラでデプス撮ってるのかな。
あ、でもデプスはわかんないか。
でもレーダーで撮ればいい。
レーダーで撮ればいいのか。
うん。
そこまでやる必要。
そこまでしてスキャンするって国宝級のものをスキャンするって。
東大とかでなんとか教授がやってそうな研究だなと思って聞いてたよね。
リキューが作らせたラク初代の黒い茶碗をやるとか。
天目ヨメ茶碗だっけ?
ヨヘ天目の?
言えない。ヨヘ天目茶碗とかを再現した芝生とかみたいな。
そういうものだったらわかるけど。
でも手びねりは簡単に言うとデジタルファブリケーションの反応だと思うんだよね。
そこで何かやったんだろうみたいな。
そうか。
確か同じアクリル使う時も私もなぜか手作りにこだわって型取りでやってるもんね。
なんでか知らん。
なんだかんだみんな思うところがある。
そう、喧嘩になったことあるんですよ。
私パイパイ細胞を大きく作るんですけど、台を自分でそこまでせっかくパイパイ細胞を手で作ったなら台も作れと。
四角くきれいにピシッてやるのはこの小さいサイズだと結構反りが出ちゃったりとかしてすごい難しいから。
シリコン型がすぐダメになったりとか。
すごい生産性悪いし、見た目も悪いでしょ。
じゃあもう頼みたいとアクリルをカットするだけだから。
カットにしても小口がちゃんとつるっとしてないと買った人はガッカリするから。
磨けとかものすごいうるさくて。
結局ガチャガチャに入れるものだから僕らもコスト意識がすごいあって。
45:00
ガチャにある送料が原価500円以上いかんようにとか台にいくらかけられるんだとかシビアな話を。
そうすると寄付できる、そういう作品だったので。
寄付できる額が減っちゃうので。
結局自分で小口とかアクリルでぬるはめになってこんなのだったら自分でやったほうが早いわみたいな。
クオリティ下がってもシリコン型でやったほうが早いわとか喧嘩になって。
早いというか美意識的に許せるかどうか。
歪んでても工業生産品じゃないほうがいいのかみたいなそういう議論がある気がする。
私は歪んでてokって言ったらダメだったんですよ。
物の立ち上がりが悪いって言われて。
物の立ち上がりというのは彫刻作品の足の部分が悪いと。
なんで悪いんですか。ダメな立ち上がりが悪い。
これまた音声メディアでこの話していいのかわからないですけど
立体物とかを地面の設置から舐めるように見る癖が僕にあるんですけど
要は物が台に置かれているあるいは立っているという物は
ある種の重力と付き合っているわけですよね。
彫刻っていうのはある種のアートワークって考えた時に
人の目を引くために多少重力に逆らった形とかもちょっとチャレンジするわけなんだけど
それが地面の設置からの形の立ち上がりを見ると
地面と置かれている物とか彫刻を周りを取り囲む空気に緊張感を感じるんですよね。
この話大丈夫かな。
そこに立体物をアーティフィシャルに作った人の意図が出やすいから
そこを僕見る癖が職業病かもしれないけど
このエピソード総括するとフェチの話みたいな
そんなフェチなプログラムですけど終わりでいいかな
最後はなんだって
フェチの話は今日はここまでにして
また来週も3人でお送りしようと思います。
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48:01
シーズン3も決まってないところも多いので
こういうの取り上げてほしい意見がほしいです
俺出たい
そういう人いたら嬉しい
俺にしゃべらせろもの関係です
コレクティブの事態もありますので概要欄からチェックしてください
毎週火曜をお送りしておりますので来週もぜひ聞いてください
ありがとうございました
48:37

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