はい、今回はキメラアント編、宮殿突入後から話していきたいんですけれども。
はい。
気づけばとてもシームレスに今回取り上げるハンター×ハンターのカラー、キッチンも違和感なく、今回ですねってなってるので、我々にとって準備はできてます。
今回は東橋佳代先生のハンター×ハンターを取り上げます。
4回目。
いやー、逆に4回でよくここまで来れたね。
まだ途中からだもんね。
グリダイランドからだから。
そうそうそう。あれかな?
じゃあ、ヨークシンから。
ヨークシンからでね。
ヨークシン、グリダイランド、キメラアント全編で後編ってことか。
ここから選挙編とかもやっていきたいと思うんですけども。
早速コミックス持ってきますか。
はい、持ってきましょう。
はい、ということでね、ハンター×ハンターはキッチンもおそらくこの地球上で一番好きな作品です。
はい、さあさあさあさあさあさあさあ、どれを置きましょうかという感じなんですけども。
そうだね、まあでもこれか、一応、いや、むずいな。
いやー、ちょっとここからのね、後半はもう迷信尽くしですよ。
そうだね、やっぱりね。
ちょっとすごい、もう漫画史に輝く面白漫画だよね。
面白漫画を。
このキメラアント編単体だけでも。
面白パートだよね。
面白パート。
ちょっとさあ、どうでした。
いやもう、手が止まらない。
手が止まらない。
っていうか、なんだろう、ほんと、なんだろうな、すごい涙が出たな。
うーん。
なんか、涙の種類の中でもすごい涙が出た。
すごい涙ね。
濃ゆい。
濃ゆい涙でしょ。
なんか、相当濃ゆいポチャ。
スローでね。
そうそうそうそう。
波紋がもう出るようなやつね。
その涙を受けたら、なんか何か回復しそうなくらいの濃ゆい涙が出たな。
ちょっと古いアニメだよな、古いアニメは涙で染まりがちだから。
なんかさあ、今回ですね、私読んでみまして、やっぱり前回も触りましたが、
やっぱキルアのこと見ちゃうな。
あー、そこ。
やっぱキルアが変わっていってるな、が一番僕は目についたというか。
うーん、キルアの変遷ね。
そう。
いいよね。
で、なんかちょっと俯瞰してみたときに、このキメラント編の期間って、
ここのね、ハンターハンター世界に流れてる期間って、そんな長くないじゃん。
そうだね。
そうだよね。
そうだね。
そんな長くないんだけど、むちゃくちゃ濃い時間を過ごしてる、彼らは。
だからゴンとキルアが、このキメラント編を通して、ものすごい速度で成長してるって話をしたじゃん。
そうだね。
実践を通して。
で、それって一番最後、ゴンとキルアが、なんか言ったら、ゴンがピトーと行くところで、一緒に行かなくていいのかみたいな話になる瞬間あったじゃん。
あー、そうだね。キルアは一緒に行くのかどうかっていうね。
そうそう。だからキルアが、キルアとゴンの判断、シュンジの判断が、すごい調査棒をくぐってきた人間しかできない判断をする瞬間があったじゃん。
だからイカルゴたちがビビってるもんね、それに対して。
そう、ナックルがビビってるじゃん。これって異常な話だと思ったの。だってそもそもナックルの方が実践通しまくってるし、むしろゴンとキルアを導く側だったじゃん。
うん、本来ね。
で、今回のこのキメラント編のいろんなことを通して、彼らがそこまで進化してしまってるっていう。
そうね。その、ウェルフィンじゃないけども。
あー、そうだね。そうなんだ。
こう、短い期間ですさまじくこう、成人年齢とかも上がっていってるというね。
上がっていってる。もう、ふけまくってシワシワになるウェルフィンね。
小麦?
小麦?あれ最高だよな。
よかったね。
なんかそれ見てて、やっぱこれ時間の密度って本当にあるなと思ったの。
はいはいはい。
まあ結構このキメラント編での描写ってさ、あの1秒をさ、ものすごい密度で描くじゃん。
そうだね。
あのナレーションっぽいのがずっと入って、モノローグが。
コンマ何秒、表示をずっとしてるよね。
それって、俺めちゃくちゃこのキメラント編において品質すると思ってたの。
うんうんうん。
時間の凝縮の話。
うん。
で、それがなんか、人との関係とか成長にも同じこと言えるなって思ったの。
うーん、それこそその、ゼノ、ね。ジンちゃんもすごい時間がね、ぎゅーとしたんじゃよみたいなのも言ってるしね。
で、キルア自身が、友人を獲得したって話したじゃん。前回。
うーん、そうだね。
イカルゴみたいな。
でも、この後パームとかにもそうだし、メレオロン、メレオロンもそうなんだよな。
聞かねえよみたいな。
言わねえし聞かねえよみたいな。
これってお前らと会ったばっかじゃんみたいな。
そうなんだよな。
関係だけど、命を賭して、お互いもう、まるはなかで、信頼関係を結ぶしかないやつらの、この時間の凝縮っぷり、これって俺すさまじいものがあるなと思ったの。
うーん。
その中で人っていうのは成長するし、この密度がいかに大事かみたいな。
ね、もう命を預け合った仲だから、一生もんなんだよね。
そうなんだよな。
完全に、戦友。
これってさ、部活動の3年間、これ例えがあれかもしれないけど、に近ええなと思ったの。
そうなんだよな。
密度の濃さ。
そうね。
自分らの人生にさ、彼らほど命を賭つ瞬間ないじゃん。
ないから、確かに部活ぐらいしか、出せなくない?
自分の命を賭けるってつもりでやってたわ、当時。
そうなんだよ。
あの時の繋がりってさ、強ええじゃん。
確かにね。
あれに近いんだなと思ったの。
あー、なるほどね。
ベンチャー企業とかもそうじゃん。
あー。
ベンチャー企業ってさ、朝晩なくさ、やっぱり働き方、価格なんか関係なくさ、やるしかねえって。
全てを賭けて、そこにね。
働くじゃない。
そこにいる人らの信頼関係の厚さって、やっぱりちょっとあるじゃない。
みたいなものなんだなっていう解釈しかできない。
命賭けてこなかったからさ、別に。
そうね。だからもう、仲間になったら礼はいらねえみたいな感じだったりとかもね。
礼はいるけどな。
そうそう。だから認め合う関係。
だからまだそこは、キルはもう、ちょっと中二病っぽさはあるというか。
なんか仲間とか友達に対しての憧れみたいなのが、ずっとやっぱ山にこもってて。
山にこもってて。
そうそうそう。
ソルディック家の。
ソルディック家の山で囲われてさ、友達なんかいらないってさ言われてさ、作れなかったわけじゃん。
あそこを山とらえんなよ。
ゴンドは違えんだからさ。
そうね。違う山だわ。
違う山。
面白いよね。
だからやっぱ友達に対しての憧れとか、そういうものがかなりあって、結構美化してる部分もあると思うの。
確かに。
でもそれはやっぱりリアルのゴンドの関係を経て、リアルの友達っていうものを知っていって、仲間っていうものを知っていって、
そこでイカルゴだったりとか、パームだったり、メデオロンだったりとかに、なんかいろんな肩と繋いでいく。
あれが俺一番好きかもと思った。もう何回も読んでるから。
今回の闇の中では、キルアのあの感じがとにかく良かったんだよね。
そうなんだよな。泣きポイント、僕いくつかあるんだけど、キメラ・アントに改造された後のパームに出会った後のキルアね、ここがさ、たまんないじゃん。
たまんないね。
だってさ、最初は視線を感じてみたいな、ロジックのやり取りなんだけど、ロジックのやり取りの中で、時間稼ぎのために、
自分を演出してさ、ゴンに会ったらまずはゴンと呼んでくれって言ってさ、で、言い始めたら、
分かる。
俺ではできないんだっていう、要はその言語化をしたんだよね。
その、フリをするために、フリをしたために言語化をした瞬間に、それがあまりにも本当の自分の心情だっていうことに気づいて腑に落ちてしまって、
こっちでね。
崩れ落ちるように、俺じゃダメなんだよって言ってさ、崩れ落ちて、うわーってなるのはさ、まだ子供なりの幼さみたいなのが出た瞬間でさ、
あそこまでさ、我慢してたもんな、キルアって。
世紀を切ったように、うわーってなってさ、その感情に当てられて、パームさんは、その感情と記憶、その切られてたのがバッて繋がるわけじゃん。
これってさ、僕、戸垣先生すげーなって思うのが、結構ハンターハンターってロジックで描かれていくことが多いのよ。
このどういう経緯で、どういう心のロジックでここでなっていくかっていうところを、感情の物語の側面でもここで描いてくれてて、
で、キメラアント編って、実は感情の側面というのがすごく大きい話になってて、だからこそ人間らしさとかの話でもあるし、人間の複雑さっていうのを描いてるし、
だからこそ人間を取り込んだキメラアントが、いかにシンプルじゃないのか、人間の複雑さ、残酷さとかを、
虫としてのね。
だって本来キメラアントっていうのは、上からの直接の命令で軍隊として描かれていく話だったのに、それが、
自我を持ってね。
自我を持って、人間ぽさを描くことによって複雑さを獲得して、ありえないことが起こり続ける話になってるんだよね。
確かに確かに。本来のキメラアントでは起きえなかったことが、人間が混ざったからね。
そこで僕は今回このキルアのそこでめっちゃ感じたんだよね。
確かに。そうだね。
なんかさ、その人間が混ざったっていうところで言うとさ、このウェルフィンに対して言ったメルエムのセリフがさ、
あっち側に、人間側に、として生きろみたいなことを言うシーンがポッとあるんだけど、
あるね。
なんかその感覚、メルエムあったんだと思って。
うんうんうんうん。
自分が揺らいでるってことを理解したんだと思ったの。
ね。揺らぎの中にちゃんとあるっていうね。
ね。
たぶんその、ネテロ会長と戦うまでは会長は気づいてたんだよね。
うん。いつだね。
キメラアント側とその人間側の揺らぎの中にある。
でも本人は気づいてなくて、で、戻ってきてから、なんかだんだん気づいてきてるというか、
その夫婦の能力を得てさ、
そっか。
そう。凜ぷんというか、オーラとかで感じるようになって、
はいはいはい。
より他者性みたいなものをより感じるようになってるんだよね。
確かに。
そこもあるんじゃないかなと。
なるほどね。取り込んだもんね。
そうそうそうそう。
あー確かに。なんかそれすごいおもろいなーと思って見てたの。
読み返したら、なんかそういうふうに思ってたんだ自分のことみたいな。
てか自分たちはその、どっちも混在してるから、どっちを生きるかを選べるってことで、
そっち選びなよって言えてる。メレはすげーなーと思ったし。
あの時点でメレも選んでたんじゃないかっていう。
うーん。
あのセリフの裏には。小麦によって思い出した後だから、
自分がこの後すべきこと、この後の残りの時間を過ごし方っていうのを決めてんだみたいな。
なんかあそことがすげーよかったよね。
よかったよねー。
すごいさ、やっぱり漫画とかさ、もちろん映画とかもあるけどさ、
ものすごく誰もがわかる当たり前のこととかを、いかに描くかってのがあるじゃん。
みんなが知ってる、愛は大事だとか、人との関係はこうだ、みたいな。
なんか授業で道徳で習えそうなことっていうのを、ものすごくドラマチックに描いていって、
これがいかに大事かってことを、感じさせるものでもあるじゃん。
そうだねー。
この漫画とかの物語という装置は。
この中で生まれてきてよかった、この瞬間のために生まれてきたっていうとこに、
この決め難題がたどり着くとは、誰一人思わなかったよな。
思わなかったよー。
思わなかったよな。
思わなかったよー。
いやもう、そうねーよ。
というか、ハンター×ハンターがその概念にたどり着くとは、予想だにしなかったよな。
普通の少年漫画の、面白すぎる少年漫画の延長として考えて読んでたのに、ここまでいくんだっていう。
そうだよ。
すごいよ。
だって、爆発、ミニチュアローズの後にボロボロになったメルウェームを抱きかかえてさ、
それで自分を液体にしたりとか粉にして食べてもらうっていうので、
慈愛、母親のような感情を獲得してさ、二人が、
ホワァーってなってるね。
ホワァーみたいなさ。
涙が流してる。
あれ、当時大学生の時にコンビニで8読みしてさ、おしっこ漏らしそうになっちゃってさ、
あれを読んでさ。
湿菌を?
もう、なんてすごいんだって、漫画表現の極致に至ってる。
なんてことだって。
どうしたどうしたってね、幸せ。
でもなんか、もう笑いの向こう側にいたんだよ。
確かにね。
すごすぎてさ。
あの記憶を一生忘れないと思う。
なんかさ、今話しながらふと思ったけどさ、
グリードアイランドまでさ、人間ドラマ的なことって濃く描いてないよな。
そうだね。
濃ゆめには。
そうね。
はしばしに出てきてはいるが、
そのキャラクターごとのちょっとした感じ、人間関係とかはあるけども。
なんかここまで内面、さっき感情の話って言ったけど、
内面の成長とかを描くことなかったんじゃなかったもんな。
壮大な愛の物語じゃない?
で、ちょっと思ったのよ。
これ今の現代の我々から読むことによって、
これが愛でありAIの話だなと思ったの。
アルファベットで愛、おなじみAIですけど。
なので、これキメラアントっていうものがそもそも人間から大量に学習してるんだよね。
取り込んで。
で、さらにそれを全部吸い上げた存在っていうのがメルエムなんですよ。
で、メルエムが人間性とか愛情を獲得していく話になっている。
これがなんか今のAIにちょっと重なるものもあるんじゃないかっていう気がしてくるんですよね。
そうですね。
まあ、というとこの3人だよな。
はいはいはい。そうだね。
この3人が一番それぞれの場所で、それぞれの人間を対峙してもらってるもんな。
そうそうそうそう。
それで言うと、ピトーが一番関わってないかもね。
あ、そうだね。
そうだわ。
人と。
プフとユピか。
ユピが一番関わって変わってるもんな。
確かに。
ナックル。
ナックルたちのね。
かっこいいよ。
やっぱあれはさ合理性を一番描いてる行動じゃん。
ナックルでやっていくことって冷静に判断すればとか、もう結果を求めたらこの判断絶対しないでしょって判断を全部してんじゃん。
で、おーいって瞬間もあるじゃん。
もうモラはさ、おーいって感じじゃん。
でもそれがユピにとってのニューなことっていうか。
なんか、それを認めてしまうと負けてしまうかもしれないゆえにこいつらの尊敬、敬意を表するみたいな感じだったりとかね。
ことがあったりしてとか。
確かにそうだね。
プフもものすごい、一番さ、頭でっかちくんじゃん。
策略家であり、その3つ切り分けた感じがあるとしたら、一番その人間的であるじゃん。
そうだね。一番ね。
ユピが一番動物的というか。
魔獣を一番取り込んでるみたいなね。
その対局にある2人がそれぞれ関わったことによって。
でピトーはなんか、それで言うともっとシンプルだもんな。
そうなんだよなー。
かなりずっとクレバーというか冷静なんだよね。
まあちょっと自分勝手でもあるじゃん。
そうだね。やっぱちょっと猫っぽさ。
猫っぽさがあってっていう。
だからなんか今回のこの後編は特にプフとユピがそういうふうに関わっていって変化してるさも描く。
ことによって人間たちのキャラクターもなんか表出するというか、やっぱナックルのピュアさ。
ピュアさね。ナックルが絡むとヤンキー漫画になっちゃうなと思ったんだけど。
っていうそのヤンキー漫画の中にユピが入っちゃってるんだよね。
はいはい、あーなるほどね。世界観にね。
そう。これってさ、マジですごくない?
確かに。
もうだってシュートがボロボロになって、それをさ、でももうやることもないってことで、ユピはさ通り過ぎちゃったりするわけじゃん。
一回チラッと見てさ、それに対してもうナックルをめちゃくちゃ怒り狂ってさ、一発顔面に入れてやるーっつってさ、わーっつって。
でもなんかあまりにも強くてわーって逃げたりとかしていく中で、でも結局殴って入れたりとかして、でも拳で殴り合うことで要は語り合うんだよね。
それってめっちゃヤンキー漫画の文化だと思うの。河原で殴り合ってわかり合って仲良くなるみたいな。
で、今回それによってそのユピとナックルが最終的にどっかわかり合って尊敬し合って、で、そのモラウさんを殺さないっていう選択をしてくれてさ、念を解いてっていう、わかり合ってる、うわ、めっちゃヤンキー漫画だってなるんだよね。
ってことは、コロキベランド編、ロクデラシュ・ブルースとハチクロと、みたいな感じで。
あ、そうだ。
そういうこと?
うん。
いろんな要素が、いろんな漫画が入ってたってこと?
そういうことです。
アハハハハハッ。前回ハチクロが入ってますよねって言うので、キッチンも言ってますけど、今回はロクブル入ってますか?
ロクブル入ってます。
アハハハハハッ。大したことだ。
ヤバい。ヤバいっす。
アハハハハハッ。で、そういうことだよね。
そういうことですよ。
だから、やっぱり人間を描くっていう時に、ヤンキー的なある意味、拳で語り合うって話もあれば、恋愛的な男女、心を通じるっていうものを描くもあればっていう、とにかく人間ドラマを描きまくろうっていうショーなのかもしれないね。
そうそうそう。だから本当、いろんな漫画文脈の、いろんなジャンル漫画をこのストーリーに乗せて、それのある種最高峰の表現みたいなのを引き出そうとしてる感じをすごく感じてる。
確かにね。ドラゴンアッシュだ。ミクスチャーだ。
だから今までトガシさんが吸い上げてきたものを、全部ここに。
全身全霊でぶち込んでるという作品だ。
それこそ、しぐるいの語り口なのよ。
うわ、確かに。手法そうか。確かに。
うん。すごくない?
激光仮面も大好きです。
もうやっぱそのいろんな、多分トガシさんが本当に好きで吸い上げてきたもの。それこそやっぱ念能力っていうのはジョジョから来てるんじゃないかとかも言われてるけど、それのいろんな本当に吸い上げてきたものを全部最高峰のものとして全部表現してるなっていうのは思ったんだよね。
これでもさ、そっか、なんかさっきグリードアイランド編とか考えたら別に深く人間ドラマを描いてないんじゃないかみたいな話を俺知ってたじゃない。
それってもしかすると人間的成熟の話もあんのかなっていう、トガシ先生の人生的な話を描けるようになったというか、人として。
確かに。連生中に子供二人目生まれましたとかね。
なんかその豊かさ、自分が感じたいろんな感情、もちろん良いことも悪いこともあったはずだし、だけどこれを全部ひっくり返って落とし込んだ。この瞬間しか生まれなかった作品なのかもしれない。
そうだね。完全に狙ってかけないっていうか。
今そう言って思ったけど確かに子供ができたっていうのはかなりでかいと思ってて、キメラアンとかそもそも女王アリが子供を産む話なんだよね。メルエムという。
確かに。 そのメルエムに対して今回プフとユピが自分の体を分けてあげて、それも母性みたいなさ、親子みたいな。
確かに、その循環だしな。 それってやっぱ人の親になった人にしか結構欠けないものでもあったんじゃないかっていう気がするよね。
確かにね。しかもその最後、この瞬間のために生まれてきたとメルエムと小麦が思うじゃない。あの感動って多分それに近いんじゃないかっていう。
そうだね。 なんかもう理性とかでは理解しきれないものが全身に広がってるって感覚ってあるわけよ、生きてて。この瞬間のために生まれてきたかもしれないとか、やべえみたいな感動って。それをものすごいちゃんと漫画表現に渡し込まれたなっていう。
そうなんだよね。だからあのさ、夫婦が、そのメルエムが小麦って聞いた瞬間、聞いちゃった瞬間に広がる感情を全部感じ取ってたじゃん。共有してるから。で、ああもうこんなにも、こんなにも。
こんなにもっていうね。そうなんだよ。 いかにやっぱ愛っていうものがすべてを凌駕するでかい感情なのか、すべてを投げ打ってても、それを獲得しに行きたいもの。
だから、こそその小麦を獲得するためにパームの元に行くじゃない。行って、もう頭を下げようとすらする。土下座しようとしてたよね。
これそうなんだよ。土下する感じがあって、それをパーム止めんじゃん。自分もありの、はいっていうかさ、もう無理だと。それをしちゃいけない。
受け入れらんない。 らんないよっていう。いやあそこちょっと痺れたね。
痺れたよ。 土下しようとしてるみたいな。
でももうさ、直感的にわかってんだよね。その残り少ないって寿命、もうこの毒でやられてるってさ。
そうね。 だからもうなりふり構ってないんだよ、愛の前で。
でもさ、やっぱあそこでさ、ずっと淡々としてるメリエムが王だよね。
王だね、結局。待つ輪ができや。 絶対躊躇ないじゃん、いろんなことに。もうやること決まってるから、そこに向かっていくので別に土下はしますみたいな。
うん土下。 ね。で最後の最後、やっぱりあの、もう歴史に残る演出。
いやすごいよ。黒バッグにさ、セリフだけが浮かんでさ、ポンポンポンってさ、小麦いるか?ってさ。
これで30巻変わるって。 あれ、そこの考察だけちょっと話。 これもう有名な話。有名な話ですけど、
小麦いるか?で最後の方にさ、あの手を握っててくれるか?ってさ、でそこから小麦が一回返事しないんだよね。
うんうんうん。 で、てんてんてんが続いてるんだよ。そこで小麦を初めて知るんだよ。
人間じゃないって。 おお! 初めて、
あ、ほんとだ! 王様にくれるのよ。
すごっ! 小麦いるか?って聞くもんね。
そこで初めて触って、手を握って、指の本数が違って、体の構造が違って、人間が違う、人間じゃないんだ。
ないんだって気づくわけね。 で、僕ここでさらに気づいたの。小麦がなぜ鼻水垂れてるか。
気づいちゃった。これは、
このキャラクターを作る上で、目が見えないキャラクターは耳と鼻が良いのが定石なんだよ。
ああ、なるほど。確かに。 で、鼻水を垂らしてる、要はマンセイビエンによって、匂いがわからないんだよ。
ああ。 つまり、人間じゃないものの匂いっていうのに気づけないんだよ。
ああ、すげえ。 っていう業者なんだよ、これおそらく。
すげえ、確かに。 だからずっとこの鼻水垂らしてる。
ずっと鼻水なんだ。ああ、すげえ、確かに。 っていうとこを、僕はここに来て、読み返したことによって気づいてさ。
確かに。うわ、本当だわ。 そういう仕掛けだったんだよ、これ。
なんで鼻垂れなんだって話だよな。 そう。
うわ、すげえ。 なんだ、なめさせるためというか、キャラとしてさ。
っていうのかなと思ってたの、最初は。なんか鼻垂れのバカみたいな人間が。
吉川さん、これ一番最後のところ、もう垂れてませんね、鼻水。
はい。 ってことっすよね。 ってことかもしれないです。
これまで、本当このシーンの前まで、鼻垂れなのよ。ここまで。
そうだね。 最後もう、理解している、鼻垂れてね。
おめえさ、目も開いててさ、あっぱれだね。
あっぱれだよ。軍儀の時にしか目開いてなかったんだよ。
で、なんで目開くのかって、なんかそっちの方が見えてる気がするみたいなこと言うじゃん。
最後も、メルエムに対しては目開いてる。 開いてる、ずっと。
すごっ!
あっぱれ!
ちょっとさ、とがし先生。
とがしよしひろさん!
すっごすぎるぜ!
確かに、なぜ鼻垂れなのか。
うん。
あー、ありがとう。 この秘密。
気持ちがいいね。
そこにたどり着いてしまいました、我々は。
そういうことだな。
でも本当、ハンター×ハンター、何度読んでも新たな発見があり、新たな喜びがあります。
このあと、選挙編に入りまして、ここから、キルはライジングです。完全に。
俺が助ける。
あー、しびれるね。
かつ、本当に、イルミが怖いです。
そうですね。弟のために。家族を助けるために。
とんでもないです。激愛。
というか、イルミって何なんだと思ってきちゃうね。選挙編見ると。
そうね。イルミは別の形で愛がでかいんだよな。
愛なのか。
盲修というか何なのか。
何なのか。だって、キルを愛してる理由って何なんだろうって思ったら、ゾルディック系をよくする最善だからってことなのかな?
まあ、やっぱりコマとして見てる感じもあるよね。
だから、そういう形でのいびつな愛。
愛だよな。これはね、やります。選挙編も。
選挙編やりましょう。
やりましょう。これはやっぱりここからというか、連載再開に向けて、吉川キッチョウさんが丁寧に皆さんにこの連載再開タイミングで気持ちよく読めるように構造を教えてくれます。
多い継承線のところまでどうにかみんな連れてきたいよね。
私、やっぱりその、複読本として吉川キッチョウも持ってますので。
本当だと連載してるときの、一緒にジャンプ配信をしてるときに、マジでわかりやすくて、確かにそうだったなとか、あれがあるかないかで全然違うんで。
選挙編からは若干その縁が強くなるじゃない。
そうだね。結構複雑になってくんだよね。
うん、話が悔やかなってきますし。
青年漫画っぽくなってきますね。
まさにこのキメラント編が人間ドラマ感情の話だったところから、すごく複雑なんだが、複雑でいて人間ドラマを描くという、より複雑な形に。
またすごい挑戦だよね。
うん。とんでもなく濃密な時間になるので、そこに向けてのまずは選挙編。レオリオが出てきますし、レオリオが後悔します。
うん。
あのね。
だし。
センズリこう言ってることを後悔します。そうなんすよ。結局。
そこはね。まさか、そう、やっぱセンズリって。
センズリって言うことが出てくるとは思わなかったか。
ね。やっぱその後に、あのー。
そうよ。
ね。やっぱ秘かが。
マスベー。
マスベーが出てくるぐらいだから、そういうワードが出てくるんだったね。
だからだいぶ青年史の方に寄ってきますからね。
はい。
ということで。
はい。
こっからね、また楽しみになっていきますが、キメラント編その2でございました。