2025-10-07 10:14

“真の決定権者”は最後に現れる…一言でひっくり返るWeb制作あるある #059

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「Web業界あるある」を教えて、という質問をいただき、1つ選んだのは「制作終盤で、決定権を持つ人の鶴の一声で手戻りが発生する」という事案。
皆さんいろんな工夫をされていると思いますが、Zoom時代になってかえって難しくなった印象があります。受注段階から巻き込む工夫は必要ですが、それでも防げないケースも多いものです…。

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#ちょいさきトーク #Web制作 #フリーランス #キャリア #仕事

サマリー

Web制作の過程において、決定権者が後から登場することが多いと語られています。特に、大企業やスモールビジネスにおける決定権者の不在や隠れた影響力に関する体験が共有されており、コミュニケーションの重要性が強調されています。

おたよりへの回答
ちょいさきトーク、あなたよりちょっと先を歩いてきた人の、Webと仕事の話。
この番組では、フリーランスでWeb制作をしている私、けいが、上司じゃないけど、ちょっと気軽に話ができる隣の席の先輩のような立場で、Webと仕事について語ります。
今日からの4日間は、いただいているおたよりへの回答をさせていただきたいと思います。
ラジオネーム、やきそば大臣さん。
けいさんは、このお仕事に疲れたとき、そもそも好きな仕事はなかった、といった趣旨のことをおっしゃられたように思いますが、
Web制作に興味があり、転職も考えています。
そこで、けいさんのWeb業界あるある、こんなシュラバがあったよ、こんな嬉しいことがあったよ、
Web制作のお仕事に未来はあるか、報酬に関するあれこれ、など、ぜひ、けいさんが感じている今のお仕事の魅力について、教えていただけると嬉しいです。
というご質問にお答えをしていきたいと思います。
昨日の雑談会の最後の方でも、このおたよりを読みましたが、
これをあげていただいたトピックの中で、報酬に関するあれこれに関しては、もっと時期を改めてしっかりお話ししたいというテーマなので、
これを外した残りの内容について、残りの4日間でお答えをしていきたいと思います。
決定権者の出現
今日は、Web業界あるあるについてのお話ですね。
Web業界あるある、結構いろいろあるかなと思います。
その中で、教官の言いやすそうな内容をどれにしようかなと思って悩んだんですけれども、
一つ選びました。
これWeb業界あるあるではあるんですけど、Web業界以外にもいろんな業界で起こるあるあるかなと思っています。
現実にすごく最近、私もまた体験したというテーマになります。
そのテーマがですね、決定権者は後から現れるという話です。
これ結構よくあるし、皆さんも見聞きしたこと多いんじゃないかなという気がしてるんですけれども、
例えば、担当者さんとWeb製作の話を進めていて、デザインも決まって、役員会とかにかけるからちょっと待ってって言われたら、戻ってきたフィードバックがですね、
結構もう最初の段階ぐらいまで手戻りするような内容だったみたいなことをよく聞くんじゃないかなと思います。
私も本当に、さっき言ったんですけど、つい最近似たようなことがありまして、
ちょっととある方から紹介していただいた方とですね、WordPressのサイトの移転の相談をお受けしていました。
その方のサイトではなくて、その方が支援している企業さんのサイトの移転話だったんですけれども、
詳しいことはもちろん伏せておくんですけれども、やり取りされていた方が本当の最終の決定権者じゃなくて、結局支柱になってしまったということがありました。
受注をいただく前の段階だったので、私の実稼働も特になかったので、そんなに痛みは私にはなかったんですけれども、
こういうことよくあるよなというのを本当に改めて身に染みて思ったという出来事がありました。
こういったことがよくあるので、それを防ぐために皆さんいろんなことを考えられていると思うんですよ。
例えば初期のキックオフミーティングとかで、経営層も入れて、いろんな利害関係者の方を巻き込んだ場を設けてプロジェクトを進めていくということをされている場合もあると思いますし、
私が元々勤めていた最初の会社だと、次のステップに進む前に必ず書類をいただいて、ここから先に進んだら手戻りにはお金がかかりますよというような確認書みたいな借りをもらってこないと次の工程に進めないみたいなルールがあったので、
そういうような対策を取られている会社というのもあるかもしれないです。
やっぱり担当者さんとのやり取りで社長さんとかが別にいる場合は、その肩書きをちゃんと確認して最終的に社長さんの確認を取れるように、それから先に進めるように念押しをするとか、いろんなことを工夫されていると思うんですよね。
もちろんそういったことはとても大事になってくると思います。
これはその相手にしている会社さんの規模によっても違ってくるのかなと思うんですけれども、特に大きい会社になればなるほどいろんなステークホルダーが増えていくので、そういった手戻りの難しさというのが多いのかなというふうに思います。
ただ一方でですね、私がよく相手にしているスモールビジネス、中小零細企業の場合ですと、肩書きだけで測れない難しさというのが本当によくあります。
社長さんに全部コンセンサスをとっていたので、これでOKって思ったら、実はそんなことはなくて、実は奥さんが裏ボスだった。奥さんの鶴の一声でひっくり返るというようなことも過去に何回か経験をしています。
これも結構あるあるなんですけど、社長さんと進めていて、もうこれで最終段階になって、ある日突然社長さんから知り合いのデザイナーに見てもらったんだけど、こうした方がいいって言われたんだよね、みたいな流れになるということ。
これ何回か経験してますね。わー、デザイナーパターンきたかって思うんですけど、その知り合いのデザイナーさんというのが何のデザイナーかというのはもうこちらは分からないんです。
コミュニケーションの重要性
自分のことはあんまり知らないグラフィックデザイナーさんだったっていうパターンも結構ありますし、昔ちょっと美大に行ってデザインかじってたけど、今は違う仕事してるみたいな人だったりとか。
実際にはその方にお会いしてないので分からないんですけど、ある日社長の口から突然出てくる謎のデザイナーの存在っていうのは、これは長くやってらっしゃる方だと私以外にも結構あるんじゃないかなという気がしています。
あるあるっていう方もしいらっしゃれば、何かリアクションをいただけると嬉しいです。
これですね、今までのお客さんのところに対面で打ち合わせに行って進めていくスタイルだと、やりとりなんかを見てて、肩書きは社長さんだけど奥さんの方が強そうだなってこっちの意見も聞いといた方がいいなとか、
その方はちょっと優柔不断で迷われるタイプの方だな、結構いろんな方に意見聞いて迷われる可能性あるだろうなーみたいなのを感じ取ることっていうのはある程度経験を積んでいくとできたりしたんですけど、
今ってオンライン時代になっちゃったので、裏の決定権者の存在っていうのが見えづらくなったなーという一つデメリットだなと最近感じてます。
現場に打ち合わせに行く場合は、社長さんと打ち合わせしていてもバックヤードでいろんなスタッフさんとかご家族の方とかが動いているので、その動いている姿を見ていろいろ感じ取ることができたんですけど、
Zoomとかオンラインの打ち合わせって、わざわざ家族の方出てきたりしないので、社長さんだけとしかお話ししないっていうケースが最近は増えてきているので、
そうなるとこういう後から決定権者という立場の方だったりとか、裏ボスみたいな方が出てくるっていうパターンは、かえって増えてるんじゃないかなーという気がしています。
皆さん体感どうでしょうか?こういったことって本当に完全に防ぐっていうことはもう不可能かなって思うんですよね。
それでもなるべく少なくなるようにするには、地道に丁寧にコミュニケーションしていくっていうことしかないんじゃないかなと思いますね。
よくその相手の方のことをお話し聞いて、言葉だけではなくてちゃんと観察をして、ちゃんと提示したものを納得していただけているのかどうかっていうのをちゃんと見極めていく。
しっかりと誠意を持って説明して、手戻り難しいよっていうことを前もって説明しておく。
気になることがあったらなるべく前に出していただくっていうのを徹底していくしかないのかなというふうに感じています。
これ生地ウェブだからっていうのがあると思うんですよね。
例えば建築とか印刷物とか、すっちゃったり立てちゃったら終わりっていうものだと、
発注側もある程度諦めということは悪いかもしれないんですけど、仕方ないよねっていうふうに思われたりとか、
そもそもできないと思ってるから言ってこなかったりとかっていうことはあると思うんですけど、
ウェブだと直せてしまうっていうところがあるので、やっぱりこういう手戻りになるようなご要望っていうのって安いのかなというふうに感じています。
後から直せるっていうことはメリットでもあるので、一概にそういう後から直せちゃうから良くないっていうことはないと思うんですけど、
そういったウェブの特性をちゃんと理解した上でお客さんとも接していく、
ちゃんと説明していくっていう必要があるのかなというふうに思っています。
この問題はもうなくなることはないのかなと思いますし、
私も長らくやっていてもやっぱりありますので、そこは皆さんそういうものとして受け止めつつ、日々いろんな工夫をして頑張っていけたらいいのかなというふうに思っています。
さて、これをお聞きくださっているリスナーの方は、こういった手戻りを防ぐために何か取り組まれている工夫はありますでしょうか?
もしくは、今までこんなパターンがあったんだけど、一番最後にこういうボスが出てきたんだけどちょっと聞いてよみたいな、
そういった話でも結構ですので、もしありましたら、ちょいさきトークのハッシュタグやおたよりフォームからお知らせいただけると嬉しいです。
明日はこんな修羅場があったよ、修羅場ではないかもしれないんですけど、
ウェブの世界のちょっと厳しいところっていうのも転職を考えているということなので、お伝えしておいたほうがいいのかなということでお話ししてみようかなと思います。
最後までお聞きくださりありがとうございます。
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