ちょいさきトーク、あなたよりちょっと先を歩いてきた人の、Webと仕事の話。
この番組では、フリーランスでWeb制作をしている私、けいが、
上司じゃないけど、ちょっと気軽に話ができる隣の席の先輩のような立場で、Webと仕事について語ります。
今週は社会人の学びというテーマで、ChatGPTに考えてもらったおたより風の質問に答えています。
質問の内容が、仕事に関係する資格って取った方がいいのでしょうか?
持っていて意味があるのか?それともなくても大丈夫なのか?けいさんはどう思いますか?
ということで、資格取得についての話は、月曜日・火曜日まででしたんですけれども、
今日はそのまとめとして、資格取得に限らず、社会人が学びを楽しく続けるために大切にしたいこと、この話をしてみたいと思います。
まず資格を取るということに関しては、ゲーム感覚で続けられて、ゴールがちゃんと設定してあるので、成果が見えるのが良かったという話をしました。
目の前にある問題を一個一個やっつけていく、最終的に合格っていうご褒美があるというところの達成感っていうのがやっぱりありますので、
それを得ていく楽しさっていうのが本当に大きかったなというふうに思います。
スクールに通っていた時はですね、先生に質問できる安心感、その先生と話しながら新しいことを学んでいくっていう楽しさがありました。
一番ウェイトとして大きいのがやっぱり独学ですよね。自分のペースで深掘りができて、ちょっと孤独にはなりがちなんですけれども、
自分で今学ぶべきことを見つけてそれを勉強していく、その充実感っていうのが独学にはあると思います。
学び方それぞれに良さ、弱点がありますので、組み合わせて使っていくのがベストだなというふうには思っています。
一方でですね、やっぱり勉強する中で失敗の経験っていうのも結構たくさんあります。
漠然と勉強しても身につかないんですよね。やっぱり多いのが、なんとなく流行ってるからやっておこうっていうので試してみたこととか、
いつか使いそうだなーっていうので勉強したことって定着しないんですよね。すぐ忘れちゃいますし、結局必要になった時に学ぶのが一番効率がいいんですよね。
例えばお客さんにこれできないかって言われて、できませんって言えないので必死に調べてやってみたこととか、お金もらってるからちゃんとやらなきゃっていう責任感とか、
そういうので身につけてきたことがやっぱり多かったです。
昔会社にいた頃は四角球っていうわかりやすい目標があったので、勉強頑張れたっていうのもありましたし、
普段やっていく中で何か自分に対して問題点が見つかって、それの解消のために課題を設定すると。
その課題をクリアするために勉強するっていうのがやっぱり学びとしては理想的なのかなと思います。
ちなみに今ですね、問題点と課題っていう言葉を私使ったんですけども、問題点と課題の違いっていうのがあるんですけど、
これ考えたこと皆さんありますかね。私は全然今まで考えたことがなかったんですけども、中小企業診断士の試験の中でこれ初めて意識することになるんですね。
その試験問題で、課題を答えなさいっていう問題と問題点を答えなさいっていう問題が出るんですけど、
それ間違えると点にならないっていうのがありまして、そこで初めて課題と問題点は違うんだよっていうのを私知ることになります。
よく言われるのが問題点っていうのは、あるべき姿と現状のギャップっていう現象のことを問題点。
一方で課題は、そのギャップを埋めるための具体的なアクション、行動ですね。
っていうふうに私は教わりました。教わりましたって人に教わったわけではなくて、独学の中で知ることになるんですけど。
これに今まで私がやってきた勉強のうまくいった時のケースを当てはめると、
例えば会社員時代の資格試験では、まず問題点として手取りが少ない、給料がなかなか上がらないっていう現象がありますと。
で、あるべき姿は手取りが増えている状態ですね。そこのギャップを埋めるためにする行動として、資格給をゲットするために資格を取得するっていう行動があるという感じです。
あるいは問題点として、お客さんに相談された何かしらの要望が自分の今の技術では実現できなさそうという現象、これがまず問題点としてあります。
で、あるべき姿はその要望通りの実装を行えるスキルがある状態。
じゃあその私の課題は何かっていうと、その要望を叶えるために必要な技術を習得するという行動、これが課題になってくると。
そういう考え方をします。ここから言える学びの本質としては、問題点をちゃんと自分で認識をして、それに対する課題が設定されている状態での学びは身につくよと。
それがないままのインプットっていうのは身につかないなというところが、今までの私の経験からもありましたので。
だから良い課題設定こそが効果的な学びの鍵であるというのがまず今日のポイントの一つになります。
ただ一方でですね、必ずしもそういった実利を伴う、課題解決を目的とする勉強じゃないと100%ダメかっていうとそんなことはないんですよね。
勉強することそれ自体が楽しいとか、趣味みたいになるなら、それはそれで悪くないと思うんですよ。
私がこの中小企業診断士の勉強を始めた最初の理由っていうのも、時間の有効活用だったんですよ。
子供が2歳ぐらいになりますと、だらだらとスマホやテレビを見ているような小紛れの時間がかなり発生していることに気がつきまして。
で、なんかもったいないな、じゃあ勉強しようっていうふうに思い立ちまして。
というのも思い立ったのがお正月ぐらいだったので、その頃ってゆうきゃんのCMをテレビでいっぱいやる時期なんですよね。
私もそれを見て、勉強しようっていうふうになったっていう。
ゆうきゃんはやってないんですけど、結構その学びのきっかけにゆうきゃんのCMがなったっていうことがありました。
究極的には暇つぶしから始まった勉強なんですね。
ただそのやっていく中で自分の仕事に活かせる内容が色々見つかって、どんどん楽しくなっていったっていうことがあります。
最初の話と矛盾するかもしれないんですけど、興味のままに学んでみるっていうことも時には有効だなというふうに思います。
そんな時におすすめな本がありまして、荒木ひろゆきさんという方が書かれた独学の地図という本。
これ東洋経済新報社さんから出てる本なんですけど、これがすごく良かったですね。
これも私もオーディオブックで聞いたんですけれども、これ本の紹介に関してはリンクを概要欄に貼っておくので、興味ある方はぜひチェックしていただきたいんですけど。
これ、生涯学ぶことを応援してくれるような、学びを楽しくしてくれるような本ですね。
実利だけを求めるような学びではなくて、好奇心とか好きっていう気持ちに由来する学びを大切にしていきたいなっていうのをこれ読んで私思えたんですよ。
さっき私が失敗した学びの例として、なんとなく流行ってるからとか使いそうだからやっておこうみたいな漠然とした感じだと定着しないよっていうふうに言ったんですけど、
この本に照らしてみると、その時必要でなくても興味があったり楽しそうっていうポジティブな感情がそこにあればOKっていうことになるんですね。
自分を振り返って定着しなかった学びっていうのは、どこか本心からの興味ではなくて、建前だったり周りの空気感でやらなきゃなっていう義務感を持ったものだったのかなっていう気がしました。
ですので、今週のテーマのまとめとして、良い学び。1つ目は自分に見つけた課題を解決するもの。
2つ目は自分の素直や好奇心や知りたいっていう欲に沿ったもの。この2つのパターンかなというふうに思います。
普段の生活の中でこの2つに常にアンテナを張っておくと、学び続けることができるんじゃないかなっていうふうに思います。
最後にですね、この独学の地図のこの本によると、学びとは何かっていう話がありまして、学びとは経験の前後の差分だっていうふうに書いてあるんですね。
つまり、学んだ後にちゃんと実践してるかどうかっていうのに目を向ける必要がありまして、それっぽい知識の確認や感想だけで終わってしまうのは学びとは言えないよっていうふうに言ってるんですよ。
なので、学びの後に自分の行動が変わってるかどうかっていうのを自分でチェックするっていうのが大事になってくるかなって思います。
例えば私の場合ですと、中小企業信頼区の勉強後にお客さんに提案する内容がそのウェブだけに限定されなくなったりですとか、
例えば創液分岐点を考慮したツール選びの視点が生まれたりして、こういうのはいい学びの例だと思います。
一方で最近流行ってるツールを試してみたけどそれだけで終わったっていうのは成功例とは言えないと思いますね。
試したこと自体はマイナスではないと思うんですけど、その後の行動につながってないと。
こういうのはあまり良い学びじゃないという話です。
ただ今形にならなくても数年後に生きてくる可能性はあるんですよね。
だからその1個目の実理の勉強だけではなくて、2つ目の興味に沿った勉強っていうのもやっていくと良いと思います。
最近ITメディアさんの方に出てた興味深い記事がありまして、これも概要欄にリンクを貼っておくんですけれども、
日本人の働いている人の半分以上がスキルアップのための勉強を何もしていないっていう調査結果が出てました。
学ばない理由として時間がないとか必要性を感じない、何を学べば良いか分からないなどがあるみたいなんですけど、
これつまりですね、何かしら勉強するだけで上位半分に入れるってことなんですよ。
さらにこの調査の中に自分のキャリアについて考えたことがないっていう方が大体3割以上いるというのが出てまして、
これ欧米に比べて3倍以上と突出して高いというような調査結果が出てました。
ですので、何かしら学ぶだけで半分に入れて、さらにキャリアアップに対する意識を持つことで上から3割ぐらいには入れるっていう、そういう調査結果が出てるんですよね。
これチャンスだと思うんですよ。周りがみんなやってないっていうのが明確に出てるので、ちょっとやるだけで本当に先に行けるはずです。
このポッドキャストを聞いてくれてる方ってきっと向上心の強い方ばっかりだと思うんですよ。
じゃなかったらわざわざこんなに聞かないと思いますし、それだけできっと世の中の大多数よりも先に進めてると思うんですよね。
それだけでも励みになる調査結果だなというふうに思いました。
この調査自体はもっと日本人危機感持てよっていうものなのかもしれないんですけど、私はこの調査結果を見てチャンスだなって思いましたので、
おそらくこれを聞いてくださっている皆さんにとっても同じかなと思います。