七夕の雑談から本題へ
ちょいさきトーク 〜あなたよりちょっと先を歩いてきた人の、Webと仕事の話〜
この番組は、フリーランスでWeb制作をしている私、けいが、
上司じゃないけど、ちょっと気軽に話ができる 隣の席の先輩のような立場で
Webと仕事について、おたよりにお答えする形で語ります。
それでは今日も、肩の力を抜いて始めていきましょう。
実はちょっとしまったな〜と思っていることがありまして、
これ7月8日の放送分で事前収録をしているものなんですけど、
本当は七夕の昨日の分で話したほうがいいなっていう雑談のネタがあるんですが、
もうちょっと撮っちゃったんで、1日遅れですけど、その話を今日したいと思います。
私の2人の子供たちが通っている保育園では、毎年七夕の前になると
笹の葉につける短冊を、1人3枚ずつ持って帰ってくるんですよね。
なので毎年お願い事を複数考えることになるんですけど、
これがなかなか難しいんですよね。
正直、大人になって短冊につけるお願い事を考えるのって結構難しくないですか。
自分の心の中で何か願うっていうのではなくて、
保育園の笹に吊るされるんです。
不特定多数の方が見るところに書くお願いって、
無難なことを書くしかないですよね、とは思うんですけど、
それでもちょっと遊び心を入れたお願いを、毎年書きたいなって思うんですけど、
こんな大喜利みたいな、くすっと笑えるような短冊を書けるセンスは私にはないので、
毎年この時期、無駄に悩むっていう、そんな話です。
皆さんは七夕で何かお願いをしたでしょうか。短冊を書いたりしましたでしょうか。
七夕は過ぎちゃいましたけど、こんなお願い事をしたよっていうのがもしあれば、
おたよりやハッシュタグで教えてもらえると嬉しいです。
フリーランスになるきっかけ
さて、ちょっと雑談長くなったんですけれども、本題に入っていきたいと思います。
まだ番組を始めたばかりで、本物のおたよりがありませんので、
しばらくは20代の頃の私が実際に先輩に聞いてみたかったことをベースに、
チャットGPTにおたより風の質問を作ってもらって、それに答えるという形で進めていきます。
では今日のおたよりです。
フリーランスとして働いていて、この働き方でよかったなと思うのはどんな時ですか。
Aさんが実感しているありがたさなどがあれば聞いてみたいです。
とのことです。
今週はウェブの仕事を選んでよかったこととか、前向きな話を中心に話していく予定なんですけれども、
今日はフリーランスのこの働き方だからこそ救われたと感じた話をしたいなと思います。
先週の放送で私がウェブの仕事をするに至ったざっくりとした経緯みたいなのを話したんですけれども、
その中でいろいろあってフリーランスになりましたっていう、いろいろで片付けちゃったんですけれども、
フリーランスとして独立したきっかけの一番大きなものが、母親が病気になったということなんですよね。
2010年の夏だったんですけど、私はもう結婚して母親とは一緒には暮らしてなかったんですけれども、
仕事中にいきなり祖母から、おばあちゃんから電話がかかってきまして、何事かなと思って出たら、
お母さんが倒れたからちょっと帰ってきてって言うんですよね。
えーどういうこと?と思って急いで当時いた会社に事情を話して、その日は帰らせてもらったんですけど。
脳出血っていう病気だったんですよね。脳の血管が切れて出血してしまうっていう病気だったんですけど、
緊急手術になりまして、結構大手術だったと思うんですけど、幸い一命は取り留めまして、
ただどうしても脳の病気なので、後遺症が残るっていうことになり、
右の脳の出血だったので、左側、左半身に麻痺が残ったんですね。
手術後もしばらくは入院が必要ですし、ある程度落ち着いた後はリハビリ専門の病院に転院をして、
体がある程度動くようになるためのリハビリを専門の病院でするっていうことになりまして、
当時実家には私の父と母と祖母と妹が住んでたんですけど、妹も仕事をしてましたし、
祖母も当時80代の後半ぐらいだったと思うんですけど、父、祖母にまかせきりにするわけにもいかないので、
なかなか私も手伝いに行かないと難しいだろうということですね。
それでいろいろ考えたときに、フルタイムでこのまま働き続けるのは難しいだろうと思ったんですね。
どうしようかなって考えたときに、フリーランスっていう選択肢を現実的に考えるようになりました。
これって、このウェブ制作っていう仕事だったからこそ選べた働き方だなというのを今つくづく思っています。
今はいろんな職種でテレワークとかリモートの勤務っていうのは、コロナの後はかなり浸透はしてきていますけど、
当時2010年ってまだそんなことないですね。
もちろん職種によっては本当にその場にいないとできない仕事だってたくさんある中で、
場所を問わず関わることができるっていうウェブの仕事だからこそ、
フリーランスになって続けることができたのかなっていうふうに思います。
もし他の仕事だったら、もう仕事を辞める以外の選択肢がなかったかもしれないなって思うこともありますね。
働き方の選択肢
フリーランスの良さって、自由とか縛られないとかって言われることが結構多いんですけど、
やっぱり私にとって一番ありがたかったのは、働く時間、場所を自分で決められるっていうことが一番良かったなって思います。
自由といえば自由なんですけど、フリーダムっていう意味の自由というよりかは、
自分で設計できるっていうそういう面が一番ありがたかったなって思います。
組織に縛られたくなくて、フリーランスになったっていうことでは決してなくて、
本当に自分にとって必要な選択だったから選んだっていう、そういう側面が強いです。
この仕事を続けてこられた理由として、やっぱりこの環境の柔軟さっていうのが一つ大きな要素になっているなと感じています。
もしかしたら今だったらフリーランスっていう選択肢ではなくても、
どこか組織に属していても似たような働き方ができる可能性もありますし、
当時と状況は多少変わってきているのかなと思います。
なので誰にでも自分の好きな時間、好きな場所で働きたかったら、
フリーランスになった方がいいよっていう、薦めるわけでは決してないんですけども、
こういう形でフリーランスになった人もいるよっていう一つの参考として聞いてもらえればなと思います。
ウェブという仕事のおかげで、いろいろな困難があっても続けられるっていう選択肢があったっていうところは、
ウェブの仕事でよかったなと思うところです。
あと一つ付け足したいこととしては、
まず当時の私がフリーランスで働くっていうその働き方があるんだっていうことを知ってたっていうのが一つ大きかったかなと思います。
それは当時ツイッターを始めて、自分よりも先に活躍しているフリーランスのウェブ制作者の人を何人もフォローして、
そういう働き方があるなっていうことを知ってたっていうことがやっぱり一番大きかったなと思います。
やっぱり一番大切なのは、知ってたから選べた。知らなければ選べないっていうことなんです。
なのでこれを聞いてくださっている方の中で、将来フリーランスになりたいっていうことを思っていなくても、
こういうふうに働いている人もいる、ああいうふうに働いている人もいるんだっていうことを知っておくっていうことは、
将来自分がどうなっていくのか、世の中がどうなっていくのかわからない中で、後々大事な一つのピースになってくる可能性はあるのかなと思います。
長くなりそうなのでこの辺でまとめますけど、フリーランスとして働いていてよかったなと思うのは、
働き方を自分で設計できるっていう点が一番大きいかなと感じています。
2つ目に、いろんな働き方があるんだよっていうことを知っておくっていうことが将来その選択肢を選ぶために絶対必要なことなので、
今自分がそうしたいと思わなくても、自分とは違ういろんな働き方をしている人の姿を見ておくっていうのはとても大事なことだなって思います。
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