ちょいさきトーク 〜あなたよりちょっと先を歩いてきた人の、Webと仕事の話〜。
この番組では、フリーランスでWeb制作をしている私、けいが、上司じゃないけど、ちょっと気軽に話ができる、隣の席の先輩のような立場で、Webと仕事について語ります。
今週はですね、私がつい最近、岐阜県さんのですね、企業支援の事業の一環として、Webマーケティングの講座に登壇をしたという経験がありまして、
それの登壇を振り返って感じることをお話をしています。
昨日は、私が10年以上前に、初めて仕事として人前で登壇をした時にですね、なかなかうまくいかなかったという苦い経験がありまして、
その時の私と今の私を振り返って、そもそもの準備の量が足りなかったという話をしました。
一方で、準備の質っていうのも、当時の私は全然甘かったんですけれども、
今回はその準備の質を高めるという点で、どういうところを私が意識をしたのかというところを振り返ってお話をしてみたいなと思います。
過去の登壇で私が話す内容を決める時に、私なら何を話せるのかっていうところを起点にして考えてしまったというところが、やっぱり反省点としてあるんですね。
今回は、どういう方たちが今回参加するターゲットになるセミナーなのかというところの確認をして、
じゃあその人たちが何を知ったら役に立ててもらえるのかというところを逆算して考えていったというところが、当時の準備と大きな違いになります。
そんな中でですね、私がすごく実感したこととしては、やっぱり登壇するにあたって、自分が経験していないことってなかなか身をもって話すことができないので、
経験として自分が持っているものを話すっていうのは大前提としてあるんですけれども、
じゃあ自分が経験していれば、そのままパッと話せるのかっていうと、全然そんなことはないんですよね。
自分が持っている知識、スキル、体験、そういったものって、普段やっている仕事の流れとか判断基準とかって、そんなに何か意識をしてそれをやっているってことはありませんよね。
なので、じゃあそれを教えてくれって言われても、どうかなっていう風に固まってしまうものだと思います。
なので、普段自分がやっていること、知っていること、それをそのまま教えるっていう形に変換する、また別の作業っていうのが必要になってくるんです。
この考えの骨組みを作るっていうんですかね。
普段何気なくやっているから、そのままパッとアウトプットできるかっていうと、全くそんなことはないなという風に感じました。
そこで何をしたかなんですけども、やっぱり一旦インプットし直すっていう作業をやりましたね。
例えば今回ですと、割とローカルビジネスとか、企業もない人に向けたビジネスの始め方とかを書いた本ですとか。
あと、割と初心者向けのウェブマーケティングの本なんかも、結構読み直したりしましたね。
今回とは別に、7月に中小企業診断士の内輪の勉強会っていうのがあったんですけども、そこでSEOの話を私したんですけども、
その時もSEOの書籍をかなり数、新しく買って読んだりしました。
ですので、そこでインプットして何か新しいものを皆さんに伝えるっていうわけではないんですけれども、
自分の知ってるものを体系的にまとめるためにも、今一度外部の情報、書籍なんなりでインプットし直すっていうのは、まず真っ先にやりました。
それによって、もともと自分が知ってることであっても、こういうふうにまとめると伝わりやすいなぁとか、
あと、自分としては無意識にやってることで、伝えるにしては心のトピックが抜け落ちてるなぁとか、そういった細かいところを色々気づくことができたので、
何か自分が専門で伝えるのはこれって決まってることがあっても、インプットをし直すっていうのは大事なことかなというふうに感じましたね。
あとは、今回ウェブとSNSの活用っていう大きなテーマがあったんですけれども、ウェブの方は割とずっとやってきたんですけれども、
SNSの活用っていうところはやっぱりウェブに比べてちょっと私も経験少し浅いところでありましたので、そこは一つ知識を保管しておく必要があるなぁと思いまして、
ウェブ解析士協会さんがやってるですね、SNSマネージャーという講座と資格があるんですけれども、
それを受講して初級SNSマネージャーの資格を取ったり、そういったこともやりました。
やっぱり自分の経験したものを学んできた知見っていうのが、もちろんベースにはなるんですけれども、
その外部の体系的な知識、書籍やこういった資格の講座とかでまとまった体系的にまとまったテキストとか、
そういうものがあることによって、自分の体験を言語化するっていうところに対して、
うまくガイドを引いてくれるというんですかね。だいぶ助けてもらったなぁという印象があります。
加えて今の時代ですと、生成AIと壁打ちしながら、こういうアウトラインどうかな、こういう切り口もあるよみたいなのをAIから出してもらったりとか、
そういう対話を繰り返していったり、あとは問いを作ってもらったりとか、どういう事例を入れたらわかりやすいかとか、そういう壁打ちもかなりやりましたので、
その良いアウトプットをするためにインプットをするというところの大切さを身にしみて感じた準備期間でしたね。
もう一個自分が感じているのが、やっぱりこの十何年間ですね、私がセミナーを受ける側として本当に上手なスピーカーの方のセッションとか講義とか、
数多く聞いてきたんですよ。加えてそのセミナーやイベントの運営側をやる経験というのもかなり多かったので、
有料無料問わずですね、質の高いスピーカーさんの登壇というのをこの十何年間、かなりシャワーのように浴びてきたという経験はかなり生きたかなと思いますね。
自分として登壇をした経験というのはそんなにないかもしれないんですけども、すごく良い登壇者の人たちをものすごくたくさん見てきたぞっていう自信だけはすごくあったので、
そういったものをかなり今まで経験して良かったなぁと思うところを真似させてもらいました。
昨日お話しした私が初めて登壇して、ちょっと準備不足だったよーっていう私がメモしたものを振り返って少しご紹介したんですけれども、
その続きとして、その時一緒に登壇をされた先輩のこういうところを真似したら良かったんだろうなぁというメモもありましたので、
その内容を少し紹介しますと。
話し始めの掴みの部分から参加者の皆さんに問いかけをする間、
あとグループでの話し合いタイムを入れるタイミングなどは見習うところが多かったというふうに、当時の私のメモが残っています。
これは本当に今言った、私が今まで見聞きしてきた数々の受講者側、運営側で体験してきた良質なセミナーを振り返ってみても、
やっぱりこの掴み、タイミング、参加者同士のコミュニケーション、この辺はやっぱり揃ってるんですよね。
なので今回私も自分の講座の中で、ここはもう存分に真似をさせていただきました。
例えば第1回の講座の冒頭で、まだちょっと場が当たってない時にですね、少し一番前列にいる方にこれどう思いますかっていうふうに聞いてみたりとか。
あと前のそのうちわの勉強会でSEOの話をした時には、冒頭にあの○×クイズを入れたりとか、
まあそういったこの場を作っていくっていうところなんかは工夫をしましたね。
途中に隣の人と相談しながら進めるタイプのワークを入れたりとか。
こういうのは昔、運営側として参加したワードブレスのカンファレンス、それでグループワークの世話役みたいなことをやった経験がそのままいきましたし、
何よりも時間に収めるというところの意識、ここもかなりグループワークを入れることによって調整ができたというところもあります。
ちょっと第2回だけですね、5分だけちょっと溢れちゃいまして、そこすごい反省をしてるんですけれども。
それでもバタバタするっていう、終わらなくてどうしようって後半バグバグ焦るみたいな、そういったことはなかったので。
やっぱり今までのインプット、今回の登壇のためのインプットに加えて、
10何年間私がいろんなセミナーやセッションに参加してインプットしてきたものが、やっぱりすべて生きてきたのかなというふうに感じています。
今日のまとめとしましては、人前で何かを話すとき、準備が大事ですよということなんですけれども、その準備の質として改めて自分が知っていることであっても丁寧にもう一回インプットをし直すというところが大事だなという点と、
普段からですね、やっぱり上手な登壇、それをしっかり見ておくと、自分で取り入れられそうなところがあればどんどん盗むと、それが何より大事なのかなというふうに感じました。
さて、これをお聞きくださっているリスナーの方は、自分の経験を何か言葉にするときに、うまくまとまらなくて苦労したという経験はありますでしょうか。
そういった時はどういうふうに対処されましたでしょうか。
私みたいにインプットをとにかく量こなす、みたいなことをされた方もいるかもしれませんね。
もしそういった経験がありましたら、ちょいさきトークのハッシュタグやおたよりフォームからお寄せいただけると嬉しいです。
明日も登壇の準備の話になるんですけれども、もう少し具体によったところ、スライドの作成とか当日のタイムテーブル、ここの工夫なんかを話してみたいなと思います。
今日も最後までお聞きくださりありがとうございます。
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