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2024-07-23 11:30

#745 白い服は涼しいのか?〜科学的に見た猛暑に適した服装〜

2024.7.23配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、科学的に見た猛暑に適した服装についてお話しました。
それではまた。

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はいみなさん、こんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、
今日も暑い!毎日言っておりますけども、今日も37℃を超えてましたよ。もうね、体温よりもね、高い気温でですね、毎日毎日暑いモーション、熱中症、警戒、アラート、外には出ないでください、みたいなね、そういったアラートが出ておるんですけども、
まあ、こんだけ暑いとですね、何着ていこうかなっていう風に、悩みません?薄着は薄着なんだけど、日焼けするの嫌やしなぁとかね、でも暑いし日焼けするから長袖やったらいいのか、長袖やったら暑いしなぁということで、薄着は薄着でいいんだけど、建物の中入ると寒いみたいなね、スーパーとか寒いんですよね。
なので、意外に夏ほど、冬は冬でね、いろんなこと着込んだりだとか、服装に意外と迷うと思うんですけど、夏場も冬場と同じぐらいですね、何着ていこうって悩みますよね。
今日のお話なんですけども、この猛暑、めちゃくちゃ暑い夏に適した服装は?というのと、白い服ってほんまに涼しいの?という猛暑に適した服装をですね、科学的に考えてみたいと思います。
これはですね、アメリカジョージア工科大学材料工学部のサンダレさん、ジャラヤマン教授はですね、暑い日に薄着になるメリットはあるというふうに言ってるんですね。
4月になると短パンや半袖シャツが売られるようになるのは、暑い日にはそうした服装の方が快適だからだということですね。
一般常識としてそのような認識があると思うんですけども、直射日光を徹底的に避けられるのであれば薄着はいいということなんですね。
しかしですね、肌が直接日差しを浴びると日焼けを起こしますし、体もホテって不快感の原因となるということなんですね。
それにですね、タンクトップがですね、歓迎されない場所も少なくないということでね、
ドレスコードが必要な場所とかですね、薄着そのままいいかって効果があるから、暑い日にはね。
そういうドレスコードが必要なレストランだったりとかは、タンクトップあかんよみたいなね、ビーサーあかんよみたいなところがありますよね。
なので、着る場所を選ぶということなので、薄着あったら薄着で、確かに効果的かもしれないけども、場所を選ぶということなんですね。
このジャラヤマン教授によるとですね、露出の少ない服装を選ぶときは素材とフィット感が重要ということなんですね。
この教授が勧める服装はですね、ゆったりとした服、オーバーサイズみたいなゆったりとした服がいいということなんですね。
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なぜかというと、風の通りが良くてですね、熱がこもりにくいためなんですね。
体から出た汗をスポンジのごとく吸って、強発させて、生理的なクーラーを補助してくれる服も暑い日に最適だということも言っているんですね。
逆にですね、体に張り付いてベタつき感がいつまでも残る服は絶対に避けなければならないという風に言っているわけなんですね。
なのでこのね、体が発生します、暑いと汗かくから放射熱が出ますから、その体流がですね、うまいこと起こるような服装がいい。
要はゆったりとした服だと、体流が起きやすいので適しているということなんですね。
あとはですね、スポンジのごとく吸い、蒸発させて、生理的なクーラーを補助してくれる服も暑い日に最適だということですけども、
これは登山の服であったりとか、モンベルとかね、ノースフェイスとかが出しているですね、速乾性のある服みたいな、ユニクロとかにもありますよね。
これも汗かいたらすぐ乾いて、冷やしてくれるようなですね、そういった服装がいろいろありますよね。
そういったものもオススメということもおっしゃってるんですね。
体に張り付いて、ベタつき感がいつまでも残る、ピッチリした服装、放射冷却であったりとか、
そういった体流を起こすような登山服であったりとか、スポーツのドライ素材のやつはいいかもしれないけども、
コットン素材とかでピッタリするやつだと、熱に逃げにくいし、体流も起こりにくいし、モーションにあまり適していないということなんですね。
服の素材としてはリネンが一番でしょう。リネンは麻の一部ですけども、このジャラヤマン教授は言っているわけなんですね。
吸水性と速乾性に優れて、汗をかいてもさらりと乾いたままだ。
また、通気性が良くしっかりとした生地なので、肌離れがいいということなんですね。
ただし、シワになりやすいという欠点はあるということですけども、リネン素材がいいということなんですね。
薄手のコットンは通気性も吸水性も良いけども、乾きにくいので、気温や湿度の高い日は肌にまとわりつく恐れがあるので、
熱いものがべっとりして残っているので、あまりお勧めではないということなんですね。
さらに従来のポリエステル生地は、高温多湿の環境下では汗を吸い取らず、非常に不快に感じるけれども、
しかし繊維化学の進歩で状況が変わったということなんですね。
現在、ナイキのドライフィットというスポーツウェアに使われている超極細ポリエステル繊維には、
水分を逃す化学的な処理が施されているものがあって、ジャラヤマン教授によると、
このような素材は皮膚が熱を逃がす機能を助けるため、体にぴったりとした服であっても問題はないということなんですけども、
ジャラヤマン教授の論文であったりとか、一気に抜粋して言ってるんですけども、
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当たり前な感じですよね。それはわかってるよね、みたいな感じだと思います。
ぴったりするけども、速乾性があって汗がすぐ乾いて、ベタつかないような素材であったりとか、服装であったりとか、
ギュッとした服を着ることによって耐流が生じて、熱がうまく耐流させることによって熱を逃がすので、モーションが適していると。
教授のやつを引用せんでも、みんな肌感覚として、なんとなくわかるじゃないですか。
それは科学的にも証明されているから、皆さんのそういう風に思っているという感覚は、科学だけにも立証されているから、
そういった服装は適しているということなんですね。
色については、結構科学的にも揺れているというか、なかなか複雑らしいんですね。
白は、太陽の光を反射して濃い色は吸収するということは、皆さん広く知っていると思います。
薄い色の服の方が涼しいと考える人は多いんだけども、
しかしですね、白い服は着ている人が発する熱も反射する一方、濃い色の服は吸収してくれる。
なので、白い服で暑さをしのげるかもしれませんけども、ゆったりとした服のように常に効果が期待できるかどうかわからないということなんですね。
これはなぜかそういうことが言えるかというとですね、
色っていうのは、そこまで暑さによって逃してくれるとか、暑さしのぎによって白い色とか薄い色っていうのはあんまりね、どうなのって言われてるんですよ。
なんでかというとですね、1980年に学術士ネイチャーに発表された灼熱の砂漠で、ベドウィン族がなぜ黒いローブを着ているのかっていうですね、そういった論文があってですね。
ベドウィン族っていうのは、北アフリカであったりとかイスラエルであったりとかエジプトとかですね、そこら辺住んでる方なんですけども、このめちゃくちゃ暑いのに黒いですね、ローブをまとっているんですね。
なんで、灼熱地獄の北アフリカとか中東とかですね、過酷な環境のいるのに黒いローブをまとっているのかということなんですね。
この研究結果はですね、黒い生地が太陽の熱を余計に吸収していても、ゆったりとした黒いローブでは服の内側でより帯流が起こっているらしいんですね。
なので、皮膚の部分の温度は白も黒も変わらないことが明らかになったということなんですね。
この研究論文なんですけども、何をしたかというと、鳩の白い羽と牛の白い毛とかはですね、灼熱、疑似太陽の強い照射した場合ですね、
黒い鳩の羽よりもですね、白い鳩の羽毛を通してより多くの熱が流入したというふうに言われてるんですね。
白と黒の毛の牛、白と黒の羽の鳩を比べると、白い色の羽毛と牛の黒い毛並みのやつだと、白いやつの方がですね、より多くの熱が流入したということなんですよ。
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これは一見して、これはもう黒いローブ、白いローブとか、服の色ってあんまり関係ないよっていう結果に置き換えられるということでですね、
黒いローブを着ていると熱は吸収するんだけども、より当たっている中にこもっている熱の温度差が生じて、より耐え流が起こりやすいということなんですね。
さらにゆったりとした服をしているから、より体にまとわりつかなくて、ある程度余裕があるから、黒いやつを着ている方がより耐え流が生まれてゆったりとしているし、
吸収した熱と反射した熱とかね、こもっている熱とかがより耐え流が起こりやすくなるということなんですね。
なので、ベトウィン族、灼熱のところにさらされているけども、黒いローブで別に熱くないのはより耐え流が起こるから、黒いローブ着てても熱くないよということなんですね。
黒の方がですね、白よりも有害な紫外線を通しにくいという一面もあるので、色の選択、チョイスというのはですね、
わりと少々複雑で、まだはっきりはしていないんだけども、黒を着とったら熱いというわけでもないということで、
色は涼しく過ごせるかどうかのポイントは、色はちょっと複雑なので、まだちょっと答えは出ていないんだけども、
色は素材とサイズ感ですね。ゆったり着れるということと、肌にまとわりつかない。あと素材、そこを面倒において、そこをメインに考えて服をチョイスするといいんだよと。
黒と白は、さっきの1980年のNatureに発表された実験もそうですけども、あんまり関係ないんじゃないかというふうに言われているわけなんですね。
めちゃくちゃ暑いところで黒いローブ着てるから、黒の方がより対流起こりやすいし、ゆったりとしてるから、そっちの方がいいんじゃないか。
だから黒をチョイスするんじゃないかということも言われている。なかなか色はまだ答えは出ていないんだけども、素材感とサイズ感、ここを重視してやってもらえるとですね、
今後もどんどん暑くなってきますから、そこをちょっとメインに考えて服装のチョイスをしてもらったらいいかなというふうに思います。
まだまだ暑い日が続きますねということで、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さようなら。バイバイ。
11:30

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