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2024-07-24 10:19

#746 毒のある生き物は、なぜ体色が派手なのか?

2024.7.24配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、毒のある生き物の体色についてお話しました。
それではまた。

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はいみなさん、こんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて、理系頭になっていこうということを目的に配信しておりますということで、
今日はですね、土曜の牛ですね。うなぎがですね、一番売れる時と言っても過言ではないぐらいですね。土曜の牛ということで、うなぎを食べる方もいらっしゃって、もう晩御飯のうなぎだったよという方もいらっしゃるのかなと思うんですけども、
今日からですね、ちょっと話が変わるんですが、パリオリンピックの競技が開始になる競技もあるということで、今日の深夜の2時頃からですね、日本のサッカー対パラグアイ戦が行われるということでですね、全然話題になってないと思うんですけども、
前回がですね、1年遅れでしたけども、東京オリンピックということで無観客でね、コロナ禍まっただらかだったので、ちょっとね、なんかあまり盛り上がりに欠けてたなという感じもしますし、時刻開催だったので、いやおなしにでもですね、放送がね、あったわけなんですけども、それに比べればですね、パリオリンピックほんまにあるの?っていうぐらいですね、全然ね、情報がね、入ってこないんですよね。
これ何かな?って考えてみたらですね、スポーツニュース見てみると、大谷翔平一触じゃないですか。何かって大谷翔平のニュースばっかりで、大谷さんのことばっかりやから、パリオリンピックとかね、他のスポーツニュースっていうのがですね、影を潜めてますよね。
他のね、鈴木聖弥であったりとか、吉田雅子もね、最近また調子を上げてきたのに、他のメジャーリーガーのニュースがほとんどないし、大谷さんばっかりで、大谷翔平の後半戦からの入場曲が、ジョジョの曲になって、ジョジョの奇妙な物語ですかね。
それはね、奥さんが、まみこさんが選曲したみたいなニュースがトップニュースになってて、いやいやいや、オリンピックのニュース、もっとせえへんのかと思ったんですけど、その入場曲が変わるのが別にどうでもいいなと思ったんですけどね、大谷翔平一触で、プライベートでもニュースになりますから、なんかちょっとバランス悪ないみたいな感じなんですけどね。
オリンピック、いつ開幕?週末ですかね。週末に開幕ですのでね、そっちの方でもちょっとね、ニュースの目を向けてほしいなと言ったところですかね。ということでね、今日のお話はですね、毒のある生き物、毒蝶とかね、カエルとか、あとはヘビとか、ハチもそうですけども、
この怖そうな、悪役みたいな感じで貼られている、毒のある生き物だとか、ちょっとね、そういった生き物が、なぜみんな奇抜なね、体色をしているのかも、蛍光色というかね、蛍黒色みたいな感じで、非常に奇抜な色はしてますけども、なぜね、毒のある生き物って体色が奇抜になるのかっていうね、ちょっとお話をしたいと思います。
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これはですね、ドイツ人のフリッツ・ミュラー博士という方がですね、研究をしたんですけども、この方はですね、ブラジルに住んで農業を営む傍らですね、生き物たちの不思議な暮らしに関する論文を書いてきた博物学者なんですね。
アマゾン川流域にはですね、ヘリコニウスと呼ばれるですね、細くて長い真っ黒な羽根に、鮮やかな赤や白や黄色の半紋や帯模様をまとった、いかにもね、毒ありますせみたいな、けばけばしい感じの毒蝶がですね、たくさん生息してるんですね。
何種類もいるこの味のまずい蝶たちはですね、見た目がみんなよく似ていて、けばけばしいというか、毒々しい色をしてるんですね。
なんでね、毒を持つ蝶たちが同じような毒々しい色彩をしているのかということなんですけども、それもですね、フリッツ・ミュラー博士が研究する前はですね、誰も説明できない謎だったんですね。
このミュラー博士はですね、派手な傾向色を持つ蝶の味のまずさを、鳥が覚えて避けるようになるにはですね、鳥の学習能力が必要なことに気がついたらしいんですね。
鳥はですね、最初から蝶の味の良し悪しを知っているのではなくて、成長の過程で何度もまずい蝶を食べて、その蝶の色彩を学習して記憶するらしいんですね。
味のまずい毒蝶たちはですね、大抵鳥に自らを吐き出させる別の化学成分を持っていて、その鳥が死んでしまうことはないんですけども、味がまずいよ、ということだけを記憶させれば良いんですね。
なのでですね、鳥が生まれた時から親にね、あれまずいから食べない方がええで、というね、教えられるわけじゃなくてですね、実際に自ら食べてって、これまずい、何これ、この色の蝶めっちゃまずいやん、というのを経験上覚えていくわけなんですね。
まあ毒持ってますけども、死に至らしめるほどね、強い毒は持ってないということなんだけども、このミュラー博士はですね、味のまずい蝶がそのアピール効果を上げるためには、食べられないようにするためにはですね、まずいことを鳥たちに思いさせるだけのある程度の数が必要であることを示したということがわかったということなんですね。
味がまずく似たような蛍光色を身にまとった蝶の個体が増えれば増えるほど、鳥に襲われる個体の割合は減って蛍光色の効果は増すということなんですね。
その効果は同じ種類の蝶だけではなく、よく似た他の似たような毒を持っている蝶と、種類は違うんだけども、ケバケバしい感じが似ているという蝶にも及ぶので、蛍光色を持つまずい種類は互いに見るようになるというわけなんですね。
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これはですね、数の理論ということなんですね。数が多くて食べられちゃうんだけどまずいというのを覚えてしまえばですね、あの色まずいから食べらんとこ。
これちょっと違う種類やけど似たような色してるから、これもどうせまずいんやろうなみたいな感じでですね、そういったものが積み重なっていってですね、数が大きくは大きいほど生き残る可能性が高くなりますから、
生存戦略上、毒々しい色の蝶というのがですね、優先的に生き残るから、毒々しい色を発生させる遺伝子が残っていくから、生き延びていくということなんですね。
数うちは当たらないみたいな感じで、数の理論で、だから毒々しい色の蝶は毒を守っているということもそうなんだけど、残っていくということなんですね。
これはAmazonの話なので、我々の身近で置き換えてみるとですね、スズメバチとかね、恐ろしいカリバチの種類の多くがですね、どれもこれもですね、黒と黄色のストライプの虎模様をまとってブンブンと飛んでますよね。
これもですね、このミルア博士が考えた特徴と同じで、この黒と黄色のストライプのやつは狩りませんみたいな、怖いで危ないでっていうのがですね、相手に知らしめることができるから、その色の違う種類だけども、
どれもね、カリバチはだいたい黒と黄色、世界中に住んでますけども、カラーリングが似てくると。それも数の理論で、そういったやつは危険だっていうことを感知して、食べられないから残っていくということなんですね。
さらにですね、毒々しい色をしたツワモノっていうのはハチだけではなくてですね、蛍光色をまとったカエルにも言えるということなんですね。南北アメリカ大陸で、青や黄色や黒や緑といったですね、様々な派手な模様に進化した神経毒を持つ野毒ガエルの仲間が、これに当てはまるということなんですね。
皮膚に強烈な毒を持つので、鳥に襲われることがない野毒ガエルの仲間は、みんな派手な色彩の皮膚模様をしてるんですね。結構ペットショップで売られてたりするし、非常にカラーリングが綺麗ですので、見た目は綺麗ですよね。色んな色してるからね。
だから結構人気なんですけども、その毒を持つツワモノのカエルがですね、違う種類なのに同じような毒々しい色をしている。野毒ガエルの仲間の色いっぱいいますけども、どれもね、黒地にピンクとか緑とかね、綺麗なんだけど、本当に毒々しい、絶対何か持ってますぜ、みたいなね、色してますぜ。
だからこのカザキの蝶と一緒で、鳥にね、この色は毒あるから食べやんとこ、まずいぜっていうのが積み重なっていくと、これも数の理論で、鳥の学習能力が続いていって、学習記憶が蓄積されて、あの色のカエルは食べやんとこってなるから、あの奇抜な色の、毒々しい色のカエルが生き残っていくということなんですね。
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この論理はですね、このさっき言った毒の蝶とか、あと蛇にも当てはまるんですけども、蛇とかこの野毒ガエルであったりとか、蜂などね、すべての傾向色を持つ生き物同士が似る現象にも当てはまるんですね。
今ではですね、博士の名前を関してミュラー型擬態というふうに呼ばれているということなんですね。ということでね、毒々しい色をね、みんな似たような色をしているのは違う種類なのに、数の理論で食べるとですね、毒ありますぜっていうね、鳥に覚えさせるためにこういった色をしていると。
だからそれで、毒々しいものが食べあるところって学習で蓄積されていくと、その世の中は毒々しい色の生き物が残っていくというね、進化って本当にね、進化生物学って本当におもろいなと、言ったところですね。ということでね、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。
10:19

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