00:26
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教授のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?ということで、
ジャニーズはどうなるんでしょうか?ということでね、会見のNGリストとかですね、まだまだ落ち着かない感じなんですけども、
社名がスマイルアップっていうことで、公募をするみたいですけども、今の段階ではスマイルアップということで、略してスマップなんですけども、
スマップといえばですね、世界に一つだけの花ですよね。代表曲がたくさんあるんですけども、世界に一つだけの花がね、もうめちゃくちゃ売れましたよね。
で、その世界に一つだけの花の歌詞でですね、「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」っていう歌詞がありますよね。これね、当時の人たちにもすごい響いてですね、
牧原範之さんが作ったんですけどね。牧原は元気なんですかね。ちょっといろいろありましたけども、そのスマップのね、世界に一つだけの花のそのね、「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」。
この歌詞ね、いろんな解釈があると思うんですけども、一つはね、この歌詞の言う通りですね、「オンリーワンであることが大切」という意見とですね、「何もナンバーワンにだけ価値があるわけではありません」ということで、
私たち一人一人が特別な個性ある存在なのだから、それでいいじゃないかっていうね、これは最もの意見だと思うんですが、一方別の意見もあると思うんですよ。
そうは言ってもね、この人間社会ですね、世の中は競争社会だから、オンリーワンでいいと満足してしまっては、努力する意味がなくなってしまうから、世の中は競争社会とすれば、やはりナンバーワンを目指さなければ意味がないのではないかというね、これは最も納得できる意見だと思うんですけども、
今日のお話になるんですが、オンリーワンでいいのか、それともナンバーワンを目指すべきなのか、あなたはどちらの考えに賛成するでしょうかということで、これをですね、自然界の生き物に置き換えるとですね、オンリーワン、ナンバーワン、これのね、どちらがいいとかないんですけども、明確な答えがですね、出してくれてますから、
自然界からの生き物からオンリーワン、ナンバーワンを考えていきたいと思います。この話をしたいがためにスマップを出しただけなんですけども、実はですね、この生物界、生物たち、自然界に生きる生き物たち、動物、植物ね、この問いかけに対してですね、明確な答えを持ってるんですよ。持ってます。オンリーワン、ナンバーワン、明確な答えを持ってます。
03:07
これはですね、自然界の生き物にしてみれば、ナンバーワンしか生きることができません。ナンバーワンしか生きられないんですよ。これがですね、生物の世界では鉄則なんですね。このナンバーワンしか生き残ることができないっていうのはですね、よくね、これね、生物の教科書にね、出てきてます。ナンバーワンしか生きることができないという法則を証明するですね、ものが生物の教科書に載ってます。
それをガウゼの実験と呼ばれる実験がですね、生態系の単元に必ず出てくるんですけども、旧ソビエテの生態学者ゲオルギー・ガウゼが行った実験なんですけども、どんな実験をしたかというと、水槽内にゾウリムシとヒメゾウリムシという2種類のゾウリムシを1つの水槽で一緒に飼う実験をしたんですね。
するとどうなったか。はじめのうちはね、ゾウリムシもヒメゾウリムシも共存しながら増えていくんですけども、やがてゾウリムシが減少し始めて、ついには全滅、いなくなってしまうんですね。そして最後にはヒメゾウリムシだけが生き残ったっていうのがグラフに書いてあってね。
最初は共存してるんだけど、どんどんどんどんヒメゾウリムシが増えていってですね、ゾウリムシがもう本当にゼロに近づいていく、ゼロになるのか説明するんだけど、そういったグラフが書いてあって、1週間の生き物は共存できないよ、みたいな感じで書かれてるんですね。
これがナンバーワンしか生きることができない。これが自然界の厳しい鉄則で、それを証明する実験として、もう生物の教科書にも書いてあるんですね。自然界は弱肉強食、激しい競争や争いが日々繰り広げられている世界なので、それをうまく表す実験としてですね、ナンバーワンのゾウをめぐって競い合い、争い合ってるわけなんですね。
ここで不思議なことがあるんですよ。皆さん、最近外に出ましたか?散歩してみましたか?外に出て、いろんなこの自然界、自然を見渡してみるとですね、たくさんの生き物がいますよね。たくさんの生き物がいるし、たくさんの種類の植物や鳥とか動物とかを見かけると思います。
もしもこれがね、ガウゼの実験が当てはまるならば、自然界ね、ナンバーワンしか生きられないのであれば、一種類の生き物しか生き残れないことになりますよね。自然界はナンバーワンしか生き残れないんだから。
そうすると、街を歩いているときに、桜しかないとかね、スズメしかおらない、植物もコスモスしかないんだよね。そういったナンバーワンしか生き残れないのであれば、いろんな生き物を目にすることはない。でも自然界はいろんな生き物がたくさんいますよね。それを多様性と言ったりしますけども、
あれ、なんでこんなに厳しい世界でナンバーワンしか生き残れないのに、なぜたくさんの種類の生き物がいるのかということなんですよ。ゾウリムシだけを見てみても、ヒメゾウリムシ、ゾウリムシとか、いろんなゾウリムシの種類がいますよね。なので、いろんな生き物がいるのに、なんでナンバーワンしか生きれないのかということなんですよ。
06:18
それを追求していくと、先ほどのガウゼの実験には続きがあって、この実験が大きなヒントとなっているんですが、続きの実験ではガウゼはゾウリムシの1種類を変えて、ゾウリムシとミドリゾウリムシ、さっきヒメゾウリムシとゾウリムシだったけど、ゾウリムシだったら絶滅しちゃいましたよね。ゾウリムシとミドリゾウリムシという2種類で実験をしてみたんですよ。
そうするとどうなったかということに驚くことに、どちらのゾウリムシも滅ぶことなく、2種類のゾウリムシは1つの水槽の中で共存したんですね。これどういうことなのかというと、ゾウリムシとミドリゾウリムシとは違う生き方を知るんですね。
ゾウリムシは水槽の上の方にいて、浮いている大腸菌を餌にしているんですね。これに対してミドリゾウリムシは水槽の底の方にいて、コウボを餌にしていたんですね。そのため、ゾウリムシとヒメゾウリムシの時のような争いは起きなかったんですね。生活空間が似てたとか、食べる野菜が被っちゃうと共存になっちゃうんだけど、
ゾウリムシとミドリゾウリムシは、上の方と底の方とで、住み分けをした。生物学で住み分けと言うんですけども、ナンバーワンしか生きられないっていうのは間違いなく自然界の鉄則なんですけども、ゾウリムシもミドリムシもどちらもナンバーワンの存在として生き残ったんですよ。
これをどんどん深掘りしていくと、ゾウリムシは水槽の上の方でナンバーワン。ミドリゾウリムシは水槽の底の方でナンバーワンだったんですね。このように同じ水槽の中でもナンバーワンを分け合うことができれば、争い合うこともなく共存することができるんですね。
これを先言ったように住み分けと言うんですけども、たくさん生き物がいますよね。自然界で歩くと散歩すると。それはですね、すべての生き物はうまく住み分けをしながらナンバーワンを分け合っているということなんですね。
なので自然界に生きる生き物はすべてがナンバーワンなんだけど、その中で自分たちのオンリーワンの場所でナンバーワンに輝ける、ナンバーワンになれるオンリーワンの場所を住み分けて探しながら生きているということなんですよ。
自然界でわかっているだけで、こいつは何なのかという名前がわかるのが190万種いるんですね。なので少なくとも190万通りのナンバーワンがあるということなんです。
その図とオンリーワンなんですよね。なのでナンバーワンになれるオンリーワンの場所を住み分けて探して一生懸命生きているということなんですよ。なのでナンバーワンになる方法はいくらでもあるということなんですね。
09:17
なので我々もこれ面白くないなとかナンバーワンになれへんとか向いてないなと思うのは、それはあなたのオンリーワンのポジションじゃないということなんですよ。自然界が教えてくれてるんですよ。ナンバーワンしか生きられないんだけど、それは争いを避けてオンリーワンのポジションを見つけてナンバーワンになってるんですよ。
なので我々も何か合わないなっていうのは、輝けないなっていうのはそれはあなたの土俵が違うオンリーワンじゃないということなんですよ。なのでここはやめちゃってもいいし、ナンバーワンになれる価値なんで別に場所は必ずありますから。あなたが輝ける場所はたくさんありますのでオンリーワンの場所でナンバーワンになれる、自分が最も得意とするオンリーワンのポジションを見つけるということが自然界からの答えというかフィードバックなのかなと。
そういうことなんですね。多種多様なものが生きてますけども、それはオンリーワンの場所で輝けるとオンリーワンの場所でナンバーワンになれるみたいなね。そういった住み分けをしているということが自然界の面白いところかなと。
それは人間の機会でオンリーワン、ナンバーワン、そういった考え方があるかもしれないけども、あなたが輝けるオンリーワンのポジションを見つけましょうよと。必ずその子には輝けるナンバーワンのことがあるということを私は自然界から教えてもらっているのかなと思いますので、ぜひ皆さんもオンリーワンのポジションというものを見つけるのが一番いいのかなということですかね。ということで今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆さんさよなら。バイバイ。