1. ちょぼっとサイエンス
  2. #277 ガンになりたくなければ○..
2022-09-06 08:58

#277 ガンになりたくなければ○○になれ!

2022.8.31収録。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、昆虫とガンについてお話しました。
それではまた。

🔸リンク集🔸
https://lit.link/chobosensei


○人気の過去放送○
日本の新型コロナ新規感染者数が激増した理由を考えてみた
https://stand.fm/episodes/6304817ff51214585d0f8a7a

ゾウはガンにならない!?
https://stand.fm/episodes/62e0fc4357a5ef50e2dc050e

■note
ちょぼ先生@note学校
https://note.com/chobosensei86

#はじめまして 
#ホームルーム #学校 #先生 #学校つくりたい #科学的思考力 #科学 #サイエンス #生物 #理科 #勉強
#知的好奇心
#ガン
#健康
#夏休み
#アウトドア
#雑学
#教室
#レター募集中
#ちょぼ先生
#ちょぼ
#昆虫
00:25
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょんぼ先生です。
ちょんぼ先生の教室、2022年8月31日、水曜日のホームルームの次回になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうかということで、本日が8月ラストの配信となりましたね。
明日から9月になりますけども、そろそろね、秋の足音がっていう感じなんですけど、今日めっちゃ暑かったですね。
季節は巡っておりますので、引き続き頑張っていきましょうという感じでしょうか。
今日のお話はですね、以前ですね、ゾウはガンにならないみたいなお話をしたと思うんですけども、
気になる方はアーカイブの方ね、聞いていただきたいんですけども、
今日はですね、ゾウはガンにならないっていうね、ゾウよりも、ゾウよりもガンにならない、
なりようがない生き物がね、いますね。そちらの紹介をしたいと思います。
なりようがない。科学の世界は絶対はないですからね。絶対と言い切れないんだけど、でもなりようがないからね。
という生き物がいますので、ちょっとご紹介したいと思います。
それは何かというとですね、昆虫の性虫なんですね。
昆虫の性虫はですね、ガンになりようがないっていうね、どういうことかというとですね、
昆虫の体の作りとかをですね、ちょっと詳しくね、おさらいも込めてですね、学校の勉強の復習みたいな感じですけども、
どういう形を、体を形作っているのかというのをちょっとね、深掘りしていくとですね、
昆虫というのはですね、幼虫からサナギになって、生虫になる。これはですね、形が変わりますから、これ完全変態って言うんですね。
バッタとかはですね、卵、若虫、生虫と成長して、若虫と生虫の形態はそれほど違わないっていう生き物ですね。
サナギを変えないものを不完全変態って言うんですけども、この完全変態の昆虫の性虫はですね、ガンになりようがないんですね。
このサナギの時にですね、細胞がですね、リシャッフルする、アポトーシスって呼ばれるものなんですけど、
細胞死、プログラム死って呼ばれるものを行ってですね、体が形から変わっているわけですね。
サナギから、例えばカブトムシとかクワカタとかも、サナギの時から生虫の時って全然なんかもう違いますよね。
03:00
幼虫の時とも違うし、全然形変わってるよね。ポケモンで言うなんかね、ポケモンみたいな感じですよね。
あれは細胞をプログラムされた死で、形をリシャッフルしながらですね、形態が変化していくわけですね。
我々もアポトーシスやっておりまして、我々の手なんかもですね、指と指の間が水かきみたいなものができるんだけど、
その水かきを細胞死、細胞を殺していって、この指を形作っているので、とりあえずバンって作っておいて、
細胞と細胞の間を殺していきながら指が形成されていくということで、
我々もアポトーシスって呼ばれる細胞死、プログラム死と呼ばれるものを行いながら、体を形作っているんだけども、
この昆虫なんですけど、サナギを経て完全変態のものが成虫になりましたということで、
昆虫は幼虫の時は細胞は分裂するんだけど、ひとたび変態して成虫になると、もはや細胞分裂は起こらないんですね。
もう細胞分裂してないの、体。これ何を意味するかというとですね、
昆虫の成虫の体は一度壊れてしまうと元に戻りません。
どういうことかというと、カブトムシの足は取れてしまったら、そこから再生することはないんですよ。
ガーとか蝶とかも羽がボロボロになっても、その羽をもう一回再生して作り直すっていうことがないんですね、昆虫は。
細胞分裂を行わないから、分裂して成長するっていう概念そのものが昆虫の成虫には存在しないんですよ。
例えばイモリとかが足が取れても再生してくるし、昆虫と同じ接触動物のザリガニ。
ザリガニもデカいハサミがポーンと取れてしまったら、またハサミが再生していきますよね。
人だって爪切ったら伸びてくるし、髪の毛だって切ったら伸びてきますよね。
それは各個それぞれの構成している細胞が細胞分裂をして成長したり大きくなるからこそ、そういうふうに再生してくるんだけど、
昆虫っていうものはですね、傷を負ったりしたり足取れたりとかした蝶の羽がボロボロになってももう再生しないですよ。
しようがない。細胞分裂してないから再生するっていうものがないんですよね。
この再生するしないは動物学的に見てどういうことなのかなって考えてみるとですね、
我々ね、例えば皮膚ケガして血が出ました。カサブタできます。またカサブタ取れたら傷前の皮膚が戻ってますよね。
なので我々その再生能力を有している動物にとってみれば、ちょっとやそっとのケガで死んでしまっては困るわけですよ。
なので再生能力を持って繁殖能力を持って子孫を残していくわけです。
ちょっとやそっとのことで死んじゃったら繁殖できないから再生能力を有しているわけなんですね。
でも昆虫っていうものは寿命短いですよね。
06:01
なのでこの足が取れちゃった。カマキリのカマが取れちゃったとかね。羽がボロボロになった。
その再生している能力を有する。再生している暇があれば生殖して子供残した方がいいよねみたいな。
そういった再生したりするのエネルギーいるから、エネルギーいりますし資源も必要だから、そんなことに使っている暇はない。
だから繁殖期間も短いし寿命も短いからこの短い期間内に生殖能力だけに特化した。
そこのものは全部削ぎ落として生殖能力を高めて繁殖するために資源をすべて費やそうっていう生存戦略なんですね。
だから修復するための資源は使わずに子孫を残すために生きているという感じなんですね。
生虫になれば繁殖して子孫を残すということが昆虫の一番の一番の大きな目的なんですね。
爆発的に増えるから繁殖能力が最強なんですよ。他のものの資源に使ってないから子孫を残すためだけにすべてのエネルギーを費やしているからですね。
あんだけ繁殖能力も強いし他の能力はもう削ぎ落としているという状態なんですね。
なぜこれがガンに関係するかというとですね。
ガンというものは体細胞分裂というか細胞が分裂しますよね。
分裂していって再生したりとかそういった分裂によってあるんだけど、
この分裂がコントロールできなくなって分裂が止まらなくなってずっと分裂しっぱなしみたいな、
こういった体細胞分裂分裂の制御はできなくなったものの細胞をガン化したって言うんですよ。
だから昆虫の生虫は分裂をしないからそういったコントロールできなくなるっていうリスクが全くないですよね。
だからガンになりようがないんですね。
我々ガンになりたくないけどもじゃあ虫になりたいかって言われたら別に虫にはなりたくないよねみたいなね。
ガン化するものとか発願するものとかいろいろありますからそういったことをコントロールしながらね。
食生活に気をつけながらとか規則正しい生活をするということがガン化を抑えることにもつながりますからね。
ということで今日は昆虫の生存戦略とか体の作りとか体細胞分裂しないからガン化しないよねというお話でございました。
ということで今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさんさよならバイバイ。
08:58

コメント

スクロール