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2023-11-14 09:02

#574 みかんの実のとんでもない秘密

2023.11.14配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、みかんの構造についてお話しました。
それではまた。

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サマリー

寒い冬にみかんを食べながら、みかんの実の秘密についてお話しします。みかんの皮には油封があり、洗剤の成分や漢方薬としても利用されることがあります。また、みかんの白い筋に含まれるビタミンPは注目の健康成分であり、腸脳の中の毛から果汁を楽しんでいます。さらに、みかんの構造や成分について一連の秘密を解説しています。

みかんの皮と利用価値
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。ということで、相変わらず今週はね、寒いですね。寒いスタートとなりました。
まだね、体がね慣れてませんので、この寒さこたえるなぁという感じなんですけども、こういう時にね、風邪って引きやすいので、
暖かくしてね、対策していただければと思うんですけども、こんだけ寒いなっていう時にですね、食べたくなる果物ってありますよね。
冬といえばこれといったところなんですけども、やっぱりみかん食べたいですよね。みかんをね、こたつに入って食べてね、
紅白を見るっていうのがですね、昔ながらの日本の冬の風景かなっていう感じがするんですけども、今日はですね、このみかんについてね、
お話ししたいなぁと思うんですけども、みかんのね、実のとんでもない秘密というかね、みかんの構造にスポットライトを当ててお話ししたいなぁと思うんですけども、
みかんね、オレンジ色をしておりますよね。オレンジ色の皮でこうね、まとってますよね。で、このね、みかんのこのオレンジ色の皮をですね、
フラベドと言います。日本語でね、外科皮って言うんですけども、このね、外側のね、皮ね、
まあ、侮ることなかれ、結構いろんなものにね、利用されてるんですよ。で、このフラベドにはですね、油封がたくさんあります。油の袋ね。
油の細胞の棒と書いてね、油の袋がたくさん含まれてるんで、まあ、そこの中にリモネンなどの精油が含まれておりまして、油ですね、
ぴゅってなんかこう、つまむとですね、ぴゅってなんか飛びますよね。このリモネンが含まれていて、まあ特有のね、匂い、香りを持っております。
はい。で、それでまあ、感じつけのいい匂いするなっていう感じなんですけども、このリモネンはですね、洗剤の成分としても非常に使われておりまして、なんか通販番組とかね、
汚れ落としますよみたいな、そういった製品の中に、このオレンジのね、配合みたいなね、こと聞いたことある方もいらっしゃると思うんですけど、
このリモネンがですね、非常に油汚れを除去する、非常にそういった特有のね、反応しますので、よく掃除用具とかに使われておるということですね。
で、みかんの皮をですね、刻んで乾燥させた陳皮と呼ばれるものは、漢方の生薬としても知られておりますし、薬味などとして料理にも使われているということでですね、皮もね、非常に利用価値があるということなんですね。
で、このね、オレンジ色の皮を剥いていきますと、まず最初に目にするのが白い筋ですよね。
みかんの白い筋とビタミンP
この白い筋ね、取る派、取らない派に分かれると思うんですけど、私は取りません。取らずにそのまま食べちゃいますけども、この白い筋ね、これ何だみたいなこと思いません?
で、このね、まず剥いて目にする白い筋をですね、アルベドって言います。日本語で中華皮って言うんですけども、このね、侮ることながらアルベドにはですね、ビタミンPが豊富に含まれているんですよ。
このビタミンPのうちの、特にね、ヘスペリジンと呼ばれるものが、みかん由来のポリフェノールで健康維持のための栄養素として、最近ね、非常に注目されているということなんです。意外にあの白い筋、実は結構すごかったということなんですね。
実験ではですね、様々な薬理的な効果が観察されておりまして、民間企業の研究所ではですね、ヘスペリジンを含んだドリンクを開発したということでですね、非常に注目されている健康成分という感じでですね、注目されているわけなんですね。
で、そもそもね、この白い筋なんなん?アルベドの正体なんなん?って話なんですけど、これですね、胃管束なんですね。胃管束ね、中学校の理科で習ったと思うんですけど、道管ね、水の通り道の道管と栄養部の通り道の歯管、これ合わせて胃管束って言うんですけども、あれ胃管束なんですよ。
で、この白い筋はですね、胃管束でみかんのヘタを通して葉っぱや根につながってますので、栄養分とかですね、水をですね、その果汁の中というかね、そのみかんの中にまで送り込んでですね、成長していくということですね。
胃管束にケスペリジンというポリフェノールが含まれていると、すごいよねということで、ぜひね、まあ確かにね、口に引っかかるしね、なんかちょっとあんまりね、いいイメージはないかもしれませんけども、健康食品と思って食べればね、まあいいですから、取らずに食べる方がですね、まあいいかなっていう感じはしてるんですけども。
で、白い筋出てきました。取る方もいらっしゃると思います。で、みかんって一個一個、一粒一粒、小分けにできますよね。この小分けにできるんだけど、この小分けにできるその部分っていうのは腸脳って言うんですね。
で、さっきのこのアルベド、さっきの胃管束ね、この腸脳に小袋につながってるんですよ。で、そこからね、まあ栄養分をその果汁の中に、どんどんその腸脳の中にね、あの水とか栄養分を送り込むんだけど、このね、腸脳の中をピューって咲いてみるとですね、みかんの粒々がたくさんブワーってね、涙型のね、袋のようなものがびっしり詰まってますよ。
で、一つ一つに果汁が満ちておりまして、それをバクッと食べてね、食べると果汁がはじけ飛んで、まあみかん特有のね、まあ甘さというか甘酸っぱさが口に広がりますよね。
で、この腸脳一個一個にこう小分けにできて、腸脳の中に涙型の粒々がバーって並んでますけども、じゃあこの涙型のこの一個一個の粒々って、みかんの構造上何にあたるのかということなんですよ。
ここにね、とんでもない秘密が含まれてるんですけど、これね、毛なんですよ。毛。みかんの毛なんですよ。で、さっき言ったようにアルベドがつながってます。栄養分とかが腸脳の中の一粒一粒に巡り渡すために巡り行ってね、行き渡すことによって、その毛が果汁を含んだ毛になるんですよ。
なので我々はね、一番おいしいその粒々であれね、みかんの毛を食べてるんですよ。毛の中に入っている汁を味わっているということなんですよ。これを聞くとですね、みんな驚くと思うんですけども、
腸脳とみかんの毛
グレープフルーツとか他の柑橘系とかも、細いね。ひょろひょろひょろってしたよね。糸状のものが見えて、その時は下が膨らんでるみたいなね。よりね、オレンジとかグレープフルーツとか、他の柑橘は割と紐状の毛が残っている様子がね、割と観察されると思うんですけど、
もともとは細い細い毛なんです。それがね、果汁を含むことによって毛が膨らんだ、毛の中に入った汁を我々が楽しんでいるということなんでございますね。ということでね、実は毛なんだということなんですね。
それを聞くとね、みんなびっくりすると思うんですけども、それ以外にもね、外側のフラベドもアルベドも非常に利用価値がありますし、そもそも果汁が美味しいですから、それで幸せな気分になりますしね。そもそも毛が膨らんで果汁になっている毛を我々は楽しんでいるということなんでございますね。ということでね、どんどん寒くなってきますしね。
みかんのこれからね、時期になってきますからね。みかんを食べながら暖かくして、風邪に備えると。感染症もまだ流行っておりますからね。みかん効果でですね、それを吹き飛ばすぐらいですね、みかんをしっかり食べていただきたいなというふうに思っております。ということで今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。
09:02

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