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2022-04-29 09:26

#198 温度によってメスとオスが変わる!?爬虫類のおもしろい生存戦略

2022.4.222収録。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、爬虫類の性決定についてお話しました。
それではまた。

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00:25
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年4月22日金曜日のホームルームの時間になりました。
皆様いかご過ごしでしょうか。ということで、来週金曜日、お休みですよね。
いよいよゴールデンウィークがスタートするという感じですけども、皆さんご予定はどうでしょうか。
コロナ前の水準ではないけども、去年よりは78%増の人出が予想されているということでね。
高速道路も新東名、東名も最大で43キロぐらい渋滞するんじゃないかというふうに言われておりますけども、皆さんご予定は決まったでしょうかということですけども。
はい、今日お話しする内容はですね、性決定についてお話したいと思います。性別の決定ですね。
我々ね、人間はどのようにしてね、オスとメスが決まるかということですけども、染色体ですね。
女性の方はX染色体というものを2つ持っております。
私、男性ですけども、オスはですね、X染色体とY染色体を持っているということで。
Y染色体を持っているとですね、男性、オスになるということで。
これは遺伝子による、染色体による性決定ということなんですけども、中にはですね、面白い戦略を取って性別を決定していると。
性別が決まるという生き物がいますので、そちらをですね、紹介したいと思います。
これね、ワニなんですけども、ミシシッピーワニですね。
米国南西部に広く生息するですね、ワニ、ミシシッピー、赤耳ガメというのは有名ですけどね、ミシシッピー川に生息するワニ。
広く分布しているみたいですけども、そのワニがですね、なんとですね、温度によって性別が決定するというね、面白い特徴があるんですね。
卵を温めて、卵を返すことですけども、フランした時の温度がですね、高温だと。
詳しく言うとですね、大体33.5℃から35℃未満ぐらい、33℃付近で卵が返ると、みんなオスになるんですよ。
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オスの出現率100%ですよ。33.5℃ぐらいでフランすると、卵はすべてオスになったと決定するんですね。
温度が低い、35℃以上になるってことはなかなかあんまりないんですけども、33℃未満、要は30℃付近だとフランすると卵が返ると、みんなメスになるんですね。
オスの出現率は0%ということで、卵を返った時、卵を温めた時に気温というか温度が高いとオスになって、低いとメスになるっていうね、これ面白いね。
戦略をとっているんですね。さらにワニガメとか赤耳ガメとかカメは逆に低温の方が25℃前後でオスになる。
要は気温が低いとワニの場合はメスになるんだけど、カメ、ワニガメとか赤耳ガメは温度が低いとオスになるんですね。
同じ爬虫類ですけども温度が低いとオスになるのがカメ、温度が高いとオスになるのがワニってことね。
これね面白い特徴ですよね。
これね、なんで温度によってオスメスが決まるのかっていう詳しい理由っていうか、そういったものはまだ全然わかってないですよね。
結構性別って謎が多いんですけど、なんでこんな温度によって変えるのって言ったらわかんないですよ。正直まだわかりません。
なぜこういう風に温度によって性を分けているのか。
どうなんですかね。温度が低いとメスの方が出てくるということは、どういう戦略なんですかね。
高いとオスになると活発に動きやすいからオスが増えてより産卵しやすいのか。
偏りがありますからね。オスとメスがいないと我々は優性性色を持っているから、性別がいないと子孫を残せないから。
偏りがあると子孫戦略、子孫を残すための戦略って不利になっちゃうような感じがするかもしれませんけど、まだ謎は解明されていないらしいです。
この温度が高いとオスになるというワニの特徴があるんですけども、それが卵の中でどんな変化が起こってオスになるのかっていうのは、
これ最近2015年の論文で発表されているんですけども、そのメカニズムはなんとなく分かっているんだけど、なぜそうするのかはまだ分からないです。
メカニズムは解明されております。
このミシシッピーワニの性決定の仕組みには、TRPB4のタンパク質が関わっているみたいです。
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TRPBタンパク質というのが関わっているらしいですね。
このTRPBタンパク質というのは、チャンネルなんですね。
チャンネルって言われてもよくわからないと思うんですけど、我々は細胞膜がありますよね。
細胞1個って数えられるのは、細胞膜っていう外側の膜があるから仕切られとって、これ1個やなって数えることができるんですね。
細胞膜っていうのは、どんな生き物も、バクテリアも、植物も、我々動物も、みんな細胞膜を持っているんですね。
細胞膜の一番端っこに、タンパク質がモザイク状にはめ込まれているんですね。
これもモザイクモデルって言うんですけど、なぜこの細胞膜の一番外側にタンパク質があるかというと、
これはゲートみたいな感じなんですよ。通行手形みたいな。
必要な細胞内にとって必要なものを取り入れたりとか、細胞内で作ったものを外に出したりするために、ゲートがあるんですよね。
そのゲートを開いたり閉じたりしながら、物質のやり取りを制御しているんですね。
このTRPBタンパク質、チャンネルって言うんですけど、流れるっていう意味でね。
温度が高いとTRPBチャンネル、TRPB性欠点に関わるタンパク質がパカッと開くらしいんですよ。
パカッと開くと、オスになるための因子が入ってきて、オスになるための遺伝子が発現して、遺伝子が活発化してオスになっていく。
要は清掃を形成するためのトリガーとなる物質が、TRPBがパカッと張り開くことによってオスになるってことなんですね。
ちょっと難しいですけどね。なので温度が高いと、要はゲートがパカッと開いてオスになるための物質が入ってくるってイメージなんですね。
でも温度が低いと、このチャンネル、このゲートは閉じちゃうので、オスになる物質が細胞内に入ることができないとなると、清掃が作られずに乱層が形成されてベスになるってことなんですね。
要は温度が高い低いで、そのゲートが開いたり閉じたりをするということなんですね。
なのでそういった温度が高いとTRPBがパカッと開くというメカニズムはわかっているんだけど、なぜ温度が高い低いとで性を分けているかっていうのは謎のままなんですね。
面白いよね性別ってね。
ということで今日は性別の決定、性決定についてお話をしました。
我々はXYの染色体を持っているので、それが持っているYが2つかXが2つでメス。
Yを1つ持っているとオスってなるんだけど、温度によって性別を決定する生き物がいるよというね、面白い性別のお話でございました。
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ということで今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆様さようならバイバイ。
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