はいみなさん、こんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっとちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、
今日のお話は、皆さん、人間、人、ホモサピエンスですよね。ホモサピエンス特有の体の形態特徴についてお話したいなというふうに思うんですが、以前から配信で直立二足方向、人間特有の特徴なんですけども、それについてお話したりとか、
オーバースローできるのは人だけとか、肩こりになるのは人だけ、いろいろお話したんですけども、今日着目する我々だけが持っている、我々特有の特徴として挙げられるのは、なぜ人間には毛がないのかというところに注目してみたいと思います。毛というか、体毛ですね。
体毛が、我々ほとんどないですよね。他の哺乳類見渡してみても、犬とか猫とか熊とかリスとか、みんな体毛、毛むくじゃらですよね。哺乳類って、毛物ですから、毛物って毛がありますよね。例外はいくつかあるんですけども、だいたい毛が生えてるし、我々の近い仲間であるルイジンエン、チンパンジーやゴリラやオランウータンも、
体毛、ぼうぼうですよね。我々って、一見、つるつるですよね。でも、ドイツ人の研究者が、人間には本当に何本毛が生えているのかということを一生懸命調べた研究者がおりまして、実は人間はゴリラやチンパンジーよりも遥かに生えている毛の数が多いそうなんですね。
でも、その一本一本の体毛、スネ毛、腕毛が濃い人もいますけども、その一本一本の毛が短くて柔らかいので、ちょっと見た目的には毛がまるで生えていないように見えてますよね。
でも実際、あまり生えてないですよね。他のルイジンエンとか、犬とか猫とかを比べると、体毛っていうのは非常にほぼ生えてないように見えますよね。
なんでこんな風に体毛がなくなっちゃったのかというところをひもといていきたいなと思うんですけども、結論から言うと、なんで我々が体毛が全然生えてないのかというのは、実際よく分かってないんですけどね。
全然よく分かってないんですけども、いろんな説があるので、皆さんとこれなんちゃうかなということを考えていきたいなと思うんですけども、
我々の祖先、チンパンジーとエダワカリして、人というものが誕生したのはだいたい1000年前から700万年前と言われているんですね。
我々の祖先、ホモエルクトスとか、パラントロプスとか、アウステロピテクスとか、いろいろいるんですけども、彼らはまだ体毛があったわけなんですよ。
なんでなのか知れませんが、20年から30年前に、アフリカ中央部で我々ホモサーペンスが誕生した頃には、体毛というものがないんですよね。
先ほども言ったように、我々に最も近い祖先であるルイジンエンのチンパンジーゴリラオランウータンには体毛があって、ボウボウですよね。
なんで我々に体毛がないのかなと言ったところで、3つの説を皆さんにご紹介するので、信憑性のあるものを皆さんに考えてほしいなと思うんですけども、
まず、のみ・しらみ説ですね。いろいろ言われている理由があるんですけども、毛が生えてた時にはのみやしらみがいっぱいいて、すごく困って、
こんなに痒くて生きるのもしんどいなという時に、そうや、毛を全部なくしちゃえばいいんだということで、のみ・しらみに苦しめられてたから、毛がなくなった、体毛がなくなったという説があるんですね。
でも、我々の近い仲間のルイジンエン、ゴリラとかチンパンジーには、しらみとかのみがいないんですね。ゴリラじらみとか、人じらみとかはいるんだけど、チンパンジーじらみ、シンパンジーのみとかっていうのはいないんですよ。
ゴリラとかチンパンジーにつくしらみとかのみとか、いないんですね。サルには多少ならしらみはつくらしいんですけども、基本的にのみ・しらみ規制みたいな感じで、その生き物をターゲットにしてつきますから、そういったルイジンエンはいないんですね。
なので、我々になって、人になって、なかなかのみ・しらみ説っていうのは、なかなか信憑性が薄いと言われてるんですね。
のみの生活史を考えるとわかってくることなんですが、うさぎのみっていうのみがいるんですね。親うさぎについて、親うさぎが子供を産むときに、自分の毛を抜いて、ベッドみたいにして、子供を産むという特徴があるんですね。
のみっていうのは、髪の毛を栄養分にして食べていって、卵を産んで、生活サイクルがしていくわけなんですね。
自分の体毛を抜いてベッドにして、そこにうさぎと同じタイミングでのみも産卵して卵になって、赤ちゃんが生まれる頃に孵化して赤ちゃんにくっついていって、赤ちゃんが成長するに伴って自分も成長していって、
赤ちゃんを産むときに、また巣に、また孵化してっていうサイクルをしてるんです。髪の毛につく、体毛につくっていうのはそうなんだけども、
チンパンジーとかゴリラとかも体毛あるから、のみとかしらみとかいてもおかしくないですよね。でもゴリラとかチンパンジーってその日暮らしな感じなんですよ。
寝ようかってときに、そこらへんの木材をバキバキ折ってて、ベッド作って寝て、また移動するわけですよ。
だから定住っていう概念がないんですよね。でも人は定住することを選んだので、のみとかしらみとかがついたということで、
だからそれが痒くなって、のみとしらみ説で体毛がなくなったのかっていうのはそうじゃなくて、人間の祖先、ホモサピエンスの最初の頃、
のみやしらみに苦しめられてなかったと言われてますので、のみとしらみ説で体毛が薄くなったっていうのは、信憑性が薄いと言われてるんですね。
最後ですね、もっと信憑性がある説なんですけども、最初ホモサピエンスも森に住んでました。アフリカね。
その当時は緑あふれる森だらけだったんですけど、ヒマラヤ山脈ができて乾いた空気がやってきて乾燥したって森がどんどんどんどん少なくなっていっちゃったんですね。
モサが集まるライバルがいっぱいいる草原に出ざるを得なかった。草原に出ていくと、森だったらホカゲとかもあるし、果物もあるから野菜中心だったんだけども、
食べるものがないでと。草原に出てったらどうしたかというと、ハンターになったわけなんですね。他の小動物とか哺乳類とかを狩りをして食べていった。
食べ残しを食べてたっていうこともあるんだけども、肉食に変貌していったというところなんですね。
ハンターになったということが、大猛がなくなったということに繋がってるんですね。どういうことかというと、
他の類人猿を例に挙げると、ニホンザルとか動物園にいるときに体調管理するときとか、捕まえたりするわけなんですね。
タモを持って飼育員さんを追いかけ回ると嫌がりますよね。嫌がって、体温が上がってバサッと倒れて、そのまま死んじゃうニホンザルとかもいるみたいなんですね。
なぜかというと、動き回って動き回ることによって熱がこもって、体猛があるから、熱がこもってこもって、そうすると体温が上がりすぎてバサッと倒れちゃうわけなんですよ。
他の犬とか狼とかは、そういった追いかけ回したりとか狩りするときにバサッと倒れることはないんですよ。
なぜかというと、犬とかって暑いとハッハッハッハッして口開けて舌を出したりしますよね。あれが非常にキーポイントになってて、外に出た舌、外の外気温の方が冷たいから、冷たい血液を脳とか心臓に送ることによって、血液の温度を下げてるわけなんですね。
だから、そういった他の肉食獣っていうのは、ぶっ倒れることはないんですね。
日本猿とか、そういったチンパンジーも含め、ゴリラも含め、基本的に平和主義者で追いかけ回したりとか、ハンターじゃないんですよ。
だから、そういった追いかけ回されると、熱を冷めさせる機能がないと。舌出してハッハッハッして、犬や狼みたいなことができないんですね。
そこで、ハンターになった人が草原に出ざるを得なかった他の小動物を食べるハンターになったからこそ、対魔王が亡くなったってことなんですけども、
追いかけ回したりとか、狩りをするのに体温が上がってぶっ倒れてたら、自分の命ヤバいですし、次の子孫もバトン繋げられませんよね。
そういう時にどうしたかというと、どうしても走り回って体温が過熱するので、熱くなりすぎると。
熱交換をする装置、メカニズムを作るには何百万年という時間がかかりますよね。
だから、そんな時間がない。犬とか狼みたいな、熱交換、ハッハッハッして冷ますようなシステムがなかなか構築できない。
そうすると、もっと簡単に何とかするにはどうしたらいいか。それは、毛を落としちゃおう。
対魔王を亡くしちゃおうということになったわけですよ。
対魔王があると熱こもってぶっ倒れるぐらい、追いかけ回ると倒れるぐらい熱が上がっちゃうから、
対魔王を亡くすことによって、うまく熱交換をすることによって、熱くなるのを防いじゃおうということにして、
森から草原に行ったら、対魔王が減ってたら、ハンター説で熱交換がうまくできないから毛をなくしちゃおうという説があるわけなんです。
今まで3つありましたけど、のみしらみ説、水中生活説、ハンター説、いろいろ説はあるんですけども、これといった決め手はまだいないらしいですね。